【日本桜草(ニホンサクラソウ)のまとめ!】育て方(植え替えや地植え)と花言葉等7個のポイント!








 

みなさんこんにちは。

今回は、日本桜草(ニホンサクラソウ)についてまとめていきたいと思います。

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)は江戸時代から育種が行われ、数々の品種が産み出されました。

日本人との付き合いも長く、月日を重ねて親しまれ続けている植物です。

 

今回は、日本桜草(ニホンサクラソウ)についてのポイント、

①日本桜草(ニホンサクラソウ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
②日本桜草(ニホンサクラソウ)の画像(写真)!特徴は?
③日本桜草(ニホンサクラソウ)の開花時期や季節はいつ頃なの?
④日本桜草(ニホンサクラソウ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?
⑤日本桜草(ニホンサクラソウ)の地植えや鉢植えでの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
⑥日本桜草(ニホンサクラソウ)の花言葉はなに?何日の誕生花なの?
⑦日本桜草(ニホンサクラソウ)の種類や品種は何があるの?

 

以上7個の点についてお伝えします。

まずは日本桜草(ニホンサクラソウ)の育て方からお伝えします!

 

目次(クリックで飛べます)

日本桜草(ニホンサクラソウ)の育て方(栽培方法)は?

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)は古くは江戸時代から育成が始められた「古典的植物」と呼ばれています。

元々は国内の山野や河川域の草原・湿原付近などに自生しており、様々な品種が知られています。

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)は多年草であり、元々の由来が国内ということで、その育て方は外国産のそれよりハードルが低くなります。

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)は地植え(庭植え)・鉢植えの両方の方法で育てることが可能です。

あまり日光を必要とせず、日当たりが良すぎる場所は適していません。

庭木の陰やひさしの下など、半日陰になる場所で育ててあげましょう。

 

開花期イコール成長期なので、この時期にたっぷりと水やりをするのがポイントとなります。

反対に開花が終わる休眠期には、乾燥を防ぐ程度の水分補給で構わないという特徴を持ちます。

 

また日本桜草(ニホンサクラソウ)は他種のように、緩効性・遅効性肥料をほとんど必要としません。

開花期などに液体性の速効性肥料を与える程度で事足ります。

 

ただし地植えの際は、導入時の「土づくり」が最重要課題となります。

土を耕し堆肥や牛糞・腐葉土などを適量入れた後、十分に醸し発酵させ、日本桜草(ニホンサクラソウ)が生育できる環境を構築する必要が生じます。

 

そのため日本桜草(ニホンサクラソウ)の地植え・庭植えは極めて難しく、初心者はまず、鉢植えから育てた方が良いでしょう。

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)を育てる際には「増し土」という行為が欠かせません。

これは鉢植えの際の特有の現象です。

 

開花期の終わりから夏季にかけて、日本桜草(ニホンサクラソウ)は翌年に備え、茎根や新芽を土中に張り巡らせます。

鉢やプランターなど限られた体積ですと確実に土中から露出してしまい、根幹が弱り始め遂には腐ってしまいます。

そのために茎根などを隠すために土で覆わなければなりません。

これが「増し土」と呼ばれる行為です。

 

そして元々は山野草である日本桜草(ニホンサクラソウ)は、その芽や茎が細く、風雨などに弱い面があります。

状況に応じて室内に取り込める、鉢植え飼育が好まれる理由の一つでもあるのです。

 

この様に気を配るポイントは多々ありますが、日本桜草(ニホンサクラソウ)に限らず他の植物でも避けては通れない事柄です。

日本桜草(ニホンサクラソウ)は江戸時代を起源に持つ国内改良品種ですので、古く先代の育成技術を学べるということも、魅力的な部分と言えるでしょう。

 

ここからさらに詳しくお伝えします。

 

最初は、日本桜草(ニホンサクラソウ)が好む環境についてお伝えします!

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)の育て方!環境はどうする?

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)は本来、水辺や湿地付近・山の麓等に自生していた草花です。

 

当然原種の血を色濃く引き継いでいるので、本来暮らしていた場を人間側が再現する必要が生じます。

国内由来の品種ですので要所を守れば日本の風土に馴染みやすく、決してその育成は難しくはありません。

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)の基本的な環境は、日影が多く雨風が直接当たらないような場所です。

 

開花期は多くの水分を求めますが、その後の休眠期は乾燥しない程度の環境と、かなり両極端な面が見られます。

ただ開花期の終盤がちょうど梅雨明けに重なり、その後に過酷な夏期を迎えるので、日本の四季に見事に合致しているのです。

そのため地植えを行えるプロの方などは、一度環境が整えばほぼ放ったらかしの状態を維持するほどです。

 

鉢植え時も同様で、耐寒性が非常に強く冬場でも屋外に置いておけるほどです。

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)育成のポイントは「日陰に置くこと」「(地植えの際)十分に発酵させた土壌をつくること」「鉢植えの増し土」と、かなり注意すべき点は絞られます。

 

次は、日本桜草(ニホンサクラソウ)に適した用土についてお伝えします!

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)を育てる際の適した用土は何?

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)は地植え・鉢植え共に可能ですが、地植えのハードルが高く専ら鉢植えが主体となります。

地植えはある程度、日本桜草(ニホンサクラソウ)の育成に慣れてから試した方が良いでしょう。

参考までに地植えの用土(土づくり)もご紹介します。

 

まず最初に地植えの際は植え付ける場所周辺の土壌を作り直します。

 

クワなどで十分に土地を耕した後、庭土に「腐葉土」「牛糞」「川砂」を混ぜ合わせた混合土の状態にし発酵するまで時間を置きます。

この混合土の比率・発酵に要する時間…両者がかなり難関であり、地域や気候・元々の庭土の状況により大幅に変動してしまうのです。

そこを見極めるスキルを持ち取り組むことが必須なので、初心者や不慣れな方にはお勧めはできません。

 

それに反して、鉢植えの用土づくりは非常に簡単です。

 

「赤玉土(小粒)」「軽石(小粒)」「鹿沼土(小粒)」を当配分した混合土を用い、乾燥が顕著であれば少量の「腐葉土」を混ぜ合わせます。

後は日本桜草(ニホンサクラソウ)の休眠期に適宜、増し土を行えば簡単に育てることができます。

 

次は、日本桜草(ニホンサクラソウ)に必要な肥料についてお伝えします!

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)の育て方!肥料はどうする?

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)は基本的に肥料を必要としません。

地植えの際の牛糞、そして開花期に元気がなければ「速効性肥料」を与える程度で構いません。

 

他の植物で用いる緩効性・遅効性肥料などはほぼ不要であり、こと肥料の面では全く手間がかからない植物です。

 

では次は、日本桜草(ニホンサクラソウ)の水やりポイントについてお伝えします!

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)を育てる際の水の量はどうする?

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)の開花期、主に春になりますが、その時期には毎日たっぷりの水やりを行います。

 

開花期が終わると翌年のため、地中で茎根や新芽を育て始めます。

その際は土表面に乾燥が見られれば、水やりを行う程度に留めます。

休眠期に過度の水分を与えると、地中で育ちつつある茎や根がダメージを受け、根腐れに近い状態になるのです。

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)は開花期・休眠期に於いて、水やりの水分量が両極端に変わる植物ということを覚えておいてください。

 

以上で基本的な日本桜草(ニホンサクラソウ)の育て方については終わりです。

次に、日本桜草(ニホンサクラソウ)の画像(写真)!特徴についてお伝えします。

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)の画像(写真)!特徴は?

 

自生している日本桜草(ニホンサクラソウ)です。

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草です。

 

国内の北限は北海道南部、南限は九州と広範囲に渡り分布します。

国外では朝鮮半島・中国東部に生息していましたが、近年はあまり見かけなくなりつつあります。

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)の特徴は春の開花期に向け、地中の根茎で新芽や茎を作り上げることでしょう。

春季の4〜6月という僅かな期間を開花時期に当て、その後の大半は葉と僅かな茎を外に出した状態で休眠期として過ごします。

 

原種は高さ約20〜40cmの「花茎」を真っ直ぐに伸ばし、最大10輪ほどの花をつけます。

花の大きさは直径2〜4cmほどで赤みがかる深い紫色、時には純白の花を咲かせることもあります。

花弁状部位は5個の合弁花であり、各部位がかなり鋭利に避けており、非常に繊細に見える花を咲かせます。

 

江戸時代は主に武士により育てられており、自然下の原種も十分な自生地が残されていました。

明治維新や戦時下という時代も乗り越えた日本桜草(ニホンサクラソウ)ですが、近年は大規模河川工事や宅地開発の影響で、その生息地が急速に減少しています。

その後の保全活動が身を結び多少の回復は見られますが、環境省レッドリストでは「絶滅危惧II類」から「準絶滅危惧」に回復した段階で評価が止まっており、早急な保全が望まれています。

 

昭和31年には日本桜草(ニホンサクラソウ)の愛好者により「さくらそう会」が設立されています。

同会による認定改良品種は実に322品種に昇り、2022年現在は色とりどりの花を咲かせる日本桜草(ニホンサクラソウ)が各地で販売されています。

 

次は、日本桜草(ニホンサクラソウ)の開花時期についてお伝えします。

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)の開花時期や季節はいつ頃なの?

 

画像は鉢植えされた日本桜草(ニホンサクラソウ)です。

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)の開花時期は春季の4〜6月にかけてです。

多年草であり、毎年必ずこの時期に開花期を迎え、残りの約10ヶ月を休眠期に充てているのです。

 

開花が終わったら、来年の新芽のために各花を全て摘み取ってください。

この手入れを怠ると、翌年の日本桜草(ニホンサクラソウ)の開花が見られなくなることもあります。

 

次は、日本桜草(ニホンサクラソウ)の値段についてお伝えします。

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)の販売価格はさほど高くなく、身近で手軽に手に入れることが可能です。

そのほとんどが苗からの販売であり価格は300〜900円の間といったところです。

 

改良品種は多少高くなりますが、それでもよほどの珍種でない限り、1,000円札で確実にお釣りがもらえる価格帯です。

 

それでは、日本桜草(ニホンサクラソウ)の地植えについてお伝えします!

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)の地植えや鉢植えでの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?

 

休眠期の日本桜草(ニホンサクラソウ)の蕾です。

 

既に前述しましたが、日本桜草(ニホンサクラソウ)は地植え・鉢植え共に可能です。

土地に直接植え込む「地植え(庭植え)」については既に述べましたが、花壇等に植える形の地植えも可能です。

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)の植え付け・植え替えは秋から冬にかけての10月〜翌年2月にかけ行います。

 

植え付け時はまず、購入した苗を取り出し、根についた土をよく振り払ってください。

地植えの際は西日が当たらない場所を選び、広葉樹の根元近くに植え付けると良いでしょう。

 

鉢植えの際は前述した用土に、根をやや広げる形の「浅植え」を行います。

 

休眠期に当たるので苗自体が黄色味を帯び、一見枯れているようにも見えますが、早合点せずじっくりと春の開花期に向けての準備をしておきます。

とはいえ、特別なことはする必要はありません。

休眠期といえど水分が枯渇してしまうと確実に苗が死んでしまうので、土の表面に乾きが見られたら水やりを行うだけです。

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)は植え替え時期も植え付け時期と同じタイミングで行います。

 

花壇等の地植えの場合は、植え替えを行う必要はありません。

鉢植えの植え替えも、苗の植え付けと同様の手順で行います。

その際、株の成長に応じ鉢やプランターのサイズアップを適宜行ってください。

 

植え付け・植え替え後は風通しの良い涼しい場所に移動します。

この際も日が当たり続ける場所は避けて、間接的に日の光が当たるような軒先や広葉樹の根元、場合によっては園芸用のパラソルなども有効です。

 

それでは次に、日本桜草(ニホンサクラソウ)の花言葉をお伝えします!

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)の花言葉はなに?何日の誕生花なの?

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)の花言葉は「純潔」「初恋」です。

 

一見各部位が独立した花弁に見える本種ですが、実は各部位が繋がっている合弁花です。

花言葉はこの花のように、互いに寄り添い合う清楚な姿から名付けられました。

 

誕生花としては2月1日・2月5日・4月28日・5月18日を表します。

例外的に日本桜草(ニホンサクラソウ)の赤い花のみ2月4日を示しています。

 

最後に、日本桜草(ニホンサクラソウ)の種類をお伝えします!

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)の種類や品種は何があるの?

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)の白変種です。

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)は江戸時代から脈々と繋がれる愛玩植物であり、その品種は認定されているものだけでも322種に昇ります。

全てを紹介することは難しいので、一般的に流通している代表的な品種を調べてみました。

 

◎ ニホンサクラソウ

北海道南部から南下し、九州地方にかけて自生する原種が本種となります。

花の色はその大部分が赤みがかった濃紺色であり、稀に白色の花を咲かせます。

レッドリスト入りするほどその数を減らしつつあり、その大半が自生地の消失に起因します。

 

◎ 南京小桜

サクラソウの品種の中で最も小さな花を咲かせることで有名です。

花の色も独特で、濃いピンクに白い縁取りを持ちます。

現存する改良品種の中で最古種と呼ばれており、その作出は享保にまで遡ります。

 

◎ 青葉の苗

江戸時代中頃に作出された伝統的園芸品種です。

この品種の特徴はなんと言ってもその花の色につきます。

開花時の花の全てが純白となり、その美しさから人気が根強い品種です。

 

◎ 三保の古事

その花の色は全体が濃いピンク色に染まり、花弁の根本には薄いぼかしが均一に入る印象深い品種です。

花弁部位の切れ込みがかなり鋭く、全体的にシャープな印象を受けます。

その人気の高さから類似種が数多く存在します。

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)は異なる品種でも容易に交雑することから、開花期が終わると花はもちろんその種も摘み取ることが育てるポイントの一つとなります。

実際に個人で育てていても容易に交雑してしまうので、品種系統の維持という点でも注意深く育てる必要がある植物なんです。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

日本桜草(ニホンサクラソウ)のまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは7個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①日本桜草(ニホンサクラソウ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)

日当たりの良い場所を嫌うので、木陰など間接的に日光が当たる場所を選びましょう。

用土は赤玉土・軽石・鹿沼土の小粒を等比にした混合土を用います。

開花期の速効性肥料以外に肥料を使う必要は一切ありません。

開花期とその後の休眠期で水やりは正反対になり、開花期は毎日ふんだんに…休眠期は乾燥しない程度に留めます。

 

②日本桜草(ニホンサクラソウ)の画像(写真)!特徴は?

20〜40cmほどの花茎に花弁が5つの合弁花を咲かせます。

春の開花期に向け地中の根茎で新芽や茎を作り、4〜6月を開花時期に当てます。

一年の大半は葉と僅かな茎を外に出した状態で休眠期として過ごします。

高さ約20〜40cmの「花茎」に10輪ほどの直径2〜4cmの花をつけ、大きさは直径2〜4cmほどで赤みがかる深い紫色・稀に純白の花を咲かせます。

 

③日本桜草(ニホンサクラソウ)の開花時期や季節はいつ頃なの?

春の4〜6月ごろが開花時期になります。

 

④日本桜草(ニホンサクラソウ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?

苗での販売が多く300〜900円ほどと安価で手に入ります。

 

⑤日本桜草(ニホンサクラソウ)の地植えや鉢植えでの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?

植え付け・植え替えは秋から冬にかけての10月〜翌年2月に行います。

植え付けの際は根についた古い土は入念に落としましょう。

地植えは西日の当たらない半日陰の風通しの良い場所で行います。

鉢植えの際は根を広げる「浅植え」をしましょう。

植え替えは地植えの際は不要です。

鉢植えの場合は一回り大きい鉢を用意し、新しい用土を入れ植え付けの際と同手順で行います。

 

⑥日本桜草(ニホンサクラソウ)の花言葉はなに?何日の誕生花なの?

花言葉は「純潔」「初恋」です。

誕生花としては2月1日・2月5日・4月28日・5月18日を表します。

例外的に赤い花のみ2月4日を示します。

 

⑦日本桜草(ニホンサクラソウ)の種類や品種は何があるの?

流通する種類・品種は主に「ニホンサクラソウ」「南京小桜」「青葉の苗」「三保の古事」が代表的なものになります。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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