みなさんこんにちは。
今回は、カリシア・レペンスについてまとめていきたいと思います。
カリシア・レペンスはツユクサ科カリシア属の多肉植物・つる状植物として知られており、非常に旺盛な成長力を持ちます。
その反面寒さには非常に弱く、冬には細心の注意を払い育てなければいけません。
ただ病気や害虫に侵されることもほとんどなく、基本を飲み込めばすんなりと育てることが可能であり、多肉植物の入門種とも呼べる優良種です。
今回は、カリシア・レペンスについてのポイント、
以上8個の点についてお伝えします。
まずはカリシア・レペンスの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
カリシア・レペンスの育て方は?
カリシア・レペンスは南米大陸の温暖な地方に生息しているので、非常に寒さに脆い面があります。
そのため冬季は必ず室内で育ててください。
氷点下はもちろんですが、0〜4℃ほどの環境に晒され続けると溶けるように呆気なく枯れ果ててしまいます。
カリシア・レペンスの冬場の耐寒性は5℃が最低ラインとなります。
霜が張ったり降雪下では呆気なく枯れ果ててしまいます。
また日の光を強く好みますが、真夏の直射日光下に長時間置き続けると、耐暑性を持つカリシア・レペンスでも葉焼けを起こし枯れてしまいます。
真夏には室内の窓際等に置くか、半木陰など直射日光を避ける場所に移動させて下さい。
カリシア・レペンスの好適温度は15〜25℃です。
屋外に置く場合はこの気温を頭に入れ、なるべく早めに暖かい場所に移動させた方が、カリシア・レペンス本来の姿を楽しめるでしょう。
この基本さえ守ればカリシア・レペンスは年間を通して安定して育ち、観賞用の多肉植物として見応えのある姿を皆さんに見せてくれるでしょう。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、カリシア・レペンスが好む環境についてお伝えします!
カリシア・レペンスの育て方!環境はどうする?
前述しましたが、カリシア・レペンスは真夏の酷暑と真冬の極寒期に特に注意を払う必要があります。
南米原産種ということでついつい油断しがちになりますが、意外にも酷暑の続く炎天下に晒されると呆気なく弱ってしまい、最後は枯れてしまうことさえあるのです。
極端な高温には弱いのですが、困ったことに日照量はふんだんに要求するので、室内の窓辺など日差しの良い場所に置いてあげましょう。
真逆の季節の真冬・極寒期には特に注意が必要です。
カリシア・レペンスの耐寒性の最低ラインは既にお話ししたとおり5℃が下限となります。
特にこの時期の降雨・降雪、そして地面の霜などは確実に5℃を下回るので冬季は室内に取り込んでしまうのが一番良い選択です。
面白いことにカリシア・レペンスは日の光を好むのですが耐陰性も持つ植物です。
もちろん植物である以上日光に当てるのがベストですが、日陰で育ててもすぐに弱り枯れてしまう事はありません。
ただ本来は日光を浴びるのを好むので、日陰への退避は一時的なものに留めてください。
次は、カリシア・レペンスに適した用土についてお伝えします!
カリシア・レペンスを育てる際の適した用土は何?
カリシア・レペンスは特に自身の用土には拘りません。
最も手っ取り早いのは市販の“多肉植物用培養土”や“草花用培養土”を使用することです。
カリシア・レペンスの用土を自作する場合は、水捌けの良さを最優先・最重視してください。
自作の混合用土は「赤玉土」や「鹿沼土」をベースに「ピートモス」「バーミキュライト」などを使ったものが適しています。
これはいずれも水捌けが良く比率等は任意で構いませんが、なるべく数種類の元土で混合用土を作り上げるのがコツです。
それぞれの元土は酸性・アルカリ性、撥水性などの顕著な特徴を持ち合わせるので、単一ですとどうしても不自然になってしまうからです。
次は、カリシア・レペンスに必要な肥料についてお伝えします!
カリシア・レペンスの育て方!肥料はどうする?
カリシア・レペンスは元々かなり痩せた土地に生息しています。
そのため追肥などは過剰な栄養を与えることになるので、一切必要ありません。
どうしても心配な方は、植え付け時に適度な緩効性肥料を施すだけで問題なく育ってくれます。
では次は、カリシア・レペンスの水やりポイントについてお伝えします!
カリシア・レペンスを育てる際の水の量はどうする?
カリシア・レペンスは乾季・雨季のある熱帯性気候下の植物なので、水やりは少し複雑になります。
まず梅雨期に入る前の3〜6月の春期は土に乾きが見られたら、1週間に一度鉢底から水が溢れ出るくらいの水分を与えてください。
梅雨に入ればその1/2、2週間に一度程度で構いません。
7〜8月の真夏時は、これもまた2週間に一度を目安に春季の半分程度の水量を与えます。
秋から初冬にかけての9〜11月は春季と同じように水やりを行いましょう。
真冬の12〜2月は最も水分を必要としない休眠期に当たるので、月に一度表土を僅かに濡らす程度に留めておきます。
この様にカリシア・レペンスが要求する水分量は各季節ごとにガラリと変わるので、この点は特に注意を払って育成してください。
以上で基本的なカリシア・レペンスの育て方については終わりです。
次はカリシア・レペンスの写真(画像)をお見せします!
カリシア・レペンスの画像(写真)!特徴は?
上記の画像がカリシア・レペンスとなります。
カリシア・レペンスは北限がメキシコであり、南米大陸を南下するように幅広く生息しています。
自生種は約10種類ほどで、植物としては少数のグループと言えるでしょう。
カリシア・レペンスに代表されるカリシア属の花は花弁が3枚であり、これは植物の花としてはかなり少なく珍しいものとなります。
花の形は三角形に近い形になり、その花を咲かせるのも非常に見応えがあるでしょう。
カリシア・レペンスは年間のほとんどは葉の状態がメインとなりますが、一株ごとの葉もかなりランダムな形状を取り、班入り・裏表の色合いの差…そしてごく稀にですが紅葉をすることさえあります。
爆発的に増えるのもカリシア・レペンスの特徴の一つであり、一本の挿し木からあっという間に鉢からはみ出るほどに増殖します。
その反面、耐寒性はほぼ皆無なので冬場は一休みの休眠期を取りますが、暖房が効いた室内に置けば一年中楽しめることも可能です。
次に、カリシア・レペンスの開花時期や季節についてお伝えします!
カリシア・レペンスの開花時期や季節はいつ頃なの?
写真がカリシア・レペンスの花となります。
カリシア・レペンスの開花時期は温暖な春から、残暑が残る初秋の3季にまたがります。
月で言えば概ね4月ごろから9・10月までの半年間と言えるでしょう。
お住まいの地域にも依存しますので、あくまで参考にしてください。
国内でも南下するごとに開花時期は長期化する傾向にあります。
それでは次は、カリシア・レペンスの値段や販売価格についてお伝えします!
カリシア・レペンスの値段や販売価格はいくらぐらいなの?
カリシア・レペンスはその株の大きさに値段が比例します。
小さな苗の状態で約300円、十分育ちきった大株でおおよそ900円前後の値段になります。
次は、カリシア・レペンスの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方についてお伝えします!
カリシア・レペンスの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
カリシア・レペンスの苗の植え付け・植え替え時期は共通して5〜8月が適季です。
冬場には寒さで枯れてしまいますが、庭植えももちろん可能となります。
カリシア・レペンスの鉢植えの際は、多量の水分を要求する季節があるので必ず鉢底にネット、もしくは軽石等を敷き詰めてください。
その後は用土を敷き詰めカリシア・レペンスの苗を植えたのち、たっぷりと初期の水やりを施しましょう。
植え替えは鉢内で根詰まりを起こしたら随時行います。
その際は一回り、もしくは二回りほど大きな鉢を新たに用意し移植してください。
カリシア・レペンスの庭植えは必ず冬季には鉢植えに移行する必要が生じます。
庭植えの方法ですが、まず庭土を掘り起こし水捌けの良い用土に改良しましょう。
庭土を取り除き各種の育成用培養土や自作した混合用土を、掘り穴に投入して植え付ける形が最善です。
冬季に差し掛かったら、上記でご説明した植え替え手順に倣って鉢に植え替え、必ず室内育成に切り替えてください。
次に、カリシア・レペンスの増やし方や挿し木の時期と挿し木のポイントについてお伝えします!
カリシア・レペンスの増やし方!挿し木の時期と挿し木のポイントは?
カリシア・レペンスは「挿し木」で増やし育苗する植物となります。
挿し木の適期は5〜8月であり、この温暖な季節にかけて行いましょう。
まずカリシア・レペンスの親株から育ちの良い枝・茎を選んで切り取り、数分水につけたのち水揚げし「挿し穂」の状態にしてください。
その後は挿し穂を親株同様水捌けの良い用土に挿し、根が出るのを待つだけです。
この際に切断面に市販の発根剤を塗りつけると、より成功率が増します。
カリシア・レペンスはかなり丈夫であり発根率も群を抜き高いので、想像以上に容易に増やすことが可能です。
次は、カリシア・レペンスの花言葉についてお伝えします!
カリシア・レペンスの花言葉はなに?
カリシア・レペンスの花言葉は「感謝」です。
その発育の良さ、手間をかけずに増える様子からこの言葉が名付けられたとされています。
最後に、カリシア・レペンスの種類や品種、ゴールデンなどについてお伝えします!
カリシア・レペンスの種類や品種は何があるの?ゴールデンなど!
写真左が「カリシア・バリエガタ」右が「カリシア・ロザート」です。
カリシア・レペンスは原種である本種の他に全部で約12種類の品種が存在します。
品種により開花時期や花の色は様々なので、ぜひお好みの種類を見つけ育ててみてください。
カリシア・レペンスの代表的な品種として、以下の代表的な品種が挙げられます。
◎ カリシア・ロザート
葉は原種に近い緑色ですが、時折り桃色の斑が入るのが特徴です。
寄せ植えなどに多用される品種となります。
◎ カリシア・エレガンス
メキシコに分布するカリシア・レペンスの一種です。
葉が細長く鋭利な上に白い筋が入り、一見カリシア・レペンスとは全く異なる植物の様相を呈します。
その歴史は長く国内には昭和30年代に持ち込まれ、観葉植物として長い歴史を持ちます。
◎ カリシア・バリエガタ
何と言ってもそのピンク色の葉が強く印象に残る品種です。
やや鋭利な葉や花弁が極めて規則正しく等間隔に茎につくという、一目見れば印象に残る独特の形状を持ちます。
◎ 桃色カリシア
通常は緑色の葉を持ちますが、紅葉時には一面ピンク色に染まり、その姿は圧巻の一言です。
その名の通り日本国内での流通が非常に多い改良品種となり、非常に手に入れやすくなります。
その他にもカリシア属にはカリシア・レペンスを含むレペンス種、そして伸長するランナー・光沢のある大葉を持つフラグランス種に分けられます。
フラグランス種はランナー先の子株で増殖し、こちらもまた数多くのカリシア属の人気種として幅広く流通しています.
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
カリシア・レペンスのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①カリシア・レペンスの育て方(環境、土、肥料、水やり)
日当たりを好みますが真夏の直射日光に当て続けると弱るので、木陰に置くか室内に取り込む必要があります。
耐寒性は5℃が限界なので冬季には室内に取り込んでください。
用土や肥料の選り好みは少なく、水捌けの良い用土や元肥の緩効性肥料程度で問題なく育ってくれます。
乾季・雨季を持つ亜熱帯気候下の植物なので、国内の四季ごとに水やり量は大きく変動します。
②カリシア・レペンスの画像(写真)!特徴は?
花弁が3枚で三角形に近い形を持つ花を開花させます。
その葉もかなり多様で、部分的に色づいたり、斑紋が生じバラエティーに富みます。
③カリシア・レペンスの開花時期や季節はいつ頃なの?
開花時期は4月、9・10月の春と秋にかけてです。
④カリシア・レペンスの値段や販売価格はいくらぐらいなの?
初期苗が約300円、十分育った親株が900円ほどとなります。
⑤カリシア・レペンスの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
植え付け・植え替え共に5〜8月が適期です。
水分を多く要求する季節があるので、鉢底には園芸ネットや軽石等を敷きましょう。
どちらも容易で植え付けは容易した用土にそのまま植え込むだけです。
植え付け初期のみたっぷりの水を与えましょう。
植え替えは根が伸び過ぎたら随時行い、一回り大きな鉢に移植してください。
庭植えも可能ですが5℃を下回る場合は鉢植えに移行し、室内に取り込まなければまだ枯れ果ててしまいます。
⑥カリシア・レペンスの増やし方!挿し木の時期と挿し木のポイントは?
葉が多く頑丈そうな茎を切り取り5分ほど水につけ、水捌けの良い用土に挿し植えしてください。
繁殖力旺盛な種なので、発根にはさほど時間はかかりません。
⑦カリシア・レペンスの花言葉はなに?
カリシア・レペンスの花言葉は「感謝」です。
⑧カリシア・レペンスの種類や品種は何があるの?ゴールデンなど!
カリシア属はカリシア種とフラグランス種に小分類され、後者は鋭く慎重した葉に白い筋が入り、見た目はまるで別種です。
カリシア・レペンスが属するカリシア属には約12種類の品種が存在されると言われ、代表品種は「カリシア・ロザート」「カリシア・エレガンス」「カリシア・バリエガタ」「桃色カリシア」が最も有名です。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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