クサギは日本原産の小高木なので、全国どこでも育てることができます。
暖地では対策をしなくても、戸外で越冬することが可能です。
独特のニオイはありますが、葉や花、実はさまざまな使い道があるんですよ。
上手に育てるポイントと一緒に、クサギの利用方法や害虫対策などもご紹介しますので、どうぞ最後までご覧ください。
今回はクサギについてのポイント、
以上8つの点についてお伝えします。
まずはクサギの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
クサギの育て方は?
クサギは全国各地に自生する落葉小高木で、丈夫で育てやすいのが特徴です。
ほとんどの地域で地植えすることができますが、雪の多い地域では冬に対策が必要になります。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、クサギが好む環境についてお伝えします!
クサギの育て方!環境はどうする?
クサギは日当たりがよく、程よい湿度のある環境を好みます。
午前中はよく日が当たり、午後には日陰になるような、半日陰の環境が好ましいです。
明るい場所で管理することで、しっかりとした花芽が付きます。
用土もクサギに合ったものを用意して、株や茎も丈夫に育てましょう。
次は、クサギに適した用土についてお伝えします!
クサギを育てる際の適した用土は何?
クサギは、水はけのよい土を好みます。
「赤玉土5:ピートモス3:川砂2」の配合土がおすすめです。
地植えにする場合は、庭土に腐葉土をよく混ぜ込んでおきましょう。
土が準備できたら次は肥料です。
適した時期に施して、きれいな花を咲かせてみませんか?
次は、クサギに必要な肥料についてお伝えします!
クサギの育て方!肥料はどうする?
春と秋に2か月に1回を目安に、緩効性の固形肥料を施します。
夏と冬は株が弱ってしまうので、肥料は控えましょう。
肥料は花を咲かせるために大切ですが、過肥は逆効果です。
時期と分量を守り、クサギの状態を見ながら与えましょう。
肥料などのほかにも、クサギを上手に育てるポイントに「水やり」があります。
次は、クサギの水やりポイントについてお伝えします!
クサギを育てる際の水の量はどうする?
土が乾いたらたっぷり水やりを行いましょう。
クサギは乾燥が苦手です。
生育期である春~秋は水の吸い込みが早く、とくに夏は水切れに注意が必要です。
鉢植えにする場合は、過湿にも気を付けてください。
土が乾いているのをしっかり確認してから、水やりを行うことで、根腐れを防ぐことができます。
冬は水の吸い込みが鈍くなるので、乾燥気味に管理します。
完全に葉が落ちたら、休眠期に入ったサインです。更に水の量を減らして越冬させましょう。
以上で基本的なクサギの育て方については終わりです。
次はクサギの苗の植え付け方についてお伝えします!
クサギの苗の植え付け方は?
クサギの植え付けに適した時期は4月頃です。
明るい半日陰の場所に植え付けします。
寒冷地では鉢植えにして、春~秋は戸外に出し、冬は室内に入れると寒害の心配がなく安心です。
環境が整っていると、クサギはきれいな花を咲かせます。
クサギはどのような花を咲かせるのでしょうか?
次はクサギの花についてお伝えします!
クサギはどんな花が咲く?開花時期は?
クサギの開花時期は8~9月です。
白や淡いピンク色の小さな花を、花茎の先端に密集させて咲かせます。
花はユリのような甘くてとてもよい香りがするのが特徴です。
しかしそのよい香りに負けないのが、葉の香りです。
次はクサギの葉の特徴についてお伝えします!
クサギの葉の特徴はなに?
クサギの葉や枝を摘み取ると、薬品のような臭いニオイを発します。
このニオイは収穫後、徐々に収まっていき、葉は山菜として食べられたり、お茶などに使われます。
好みが分かれますが、この独特な香りが好きという方も多くいます。
香りは山菜を楽しむ理由のひとつですよね。
クサギを香りごと楽しむために、おすすめの食べ方をいくつかご紹介したいと思います!
では次ではクサギの食べ方についてお伝えします。
クサギの食べ方は?クサギって食べれるの?
クサギの新芽や若葉は山菜として食べることができます。
茹でて和え物にしたり、炒め物にもおすすめです。
花びらは、湯がいて和え物や酢の物に加えるとおいしいですよ!
朝鮮半島や中国では「ソクズ」と呼ばれて、お茶として飲まれています。
香りが独特なクサギですが、これがクセになる味です。若葉の時期には、ぜひ試してみてくださいね。
クサギには花とはまた違った印象の実がなります。
クサギの実は染料として使われ、淡い藍色に染めることができるんですよ。
次はクサギの実で染色する方法についてお伝えします!
クサギの実で染色する方法は?
クサギの実は、星形に開いた真っ赤なガクの中心にあります。
1・濃い青色に熟した実を収穫して、鍋に実と水を加えて煮詰めていきます。
2・色が出たら実をこして液体だけにし、染める布を入れましょう。
3・そのまましばらく煮詰めてから火を止め、数時間置きます。
4・色が出なくなるまで水洗いをして、よく乾燥させてください。
2~4を繰り返すことで、どんどん色が濃くなります。
お好みの色合いに染めてみてくださいね。
クサギを育てる際に注意が必要なのが害虫です。
とくに「クサギカメムシ」に悩まされる方も多いのではないでしょうか?
次はクサギカメムシの対策についてお伝えします!
クサギカメムシの対策はどうする?
クサギカメムシは全国に分布して、室内にも入り込み、春~夏に発生しやすい害虫です。
5~6月頃は産卵時期なので、葉に卵がついていないか確認してください。
幼虫や成虫は葉や茎の汁を吸って食害するので、見つけ次第すぐに駆除しましょう。
完全防虫することが難しいので、カメムシ用の薬剤散布で防虫・駆除して、なるべく寄ってこないようにすることが大切です。
クサギは葉や枝に臭いニオイをもつことから「臭木」という字が使われています。
では花言葉にはどのようなものがあるのでしょうか?
次はクサギの花言葉についてお伝えします!
クサギの花言葉はなに?
クサギの花言葉は「運命」「治癒」です。
クサギの葉や花が薬用として使われたことから「治癒」という花言葉がつけられました。
また、クサギ属の学名「Clerodendrum」には「運命の木」という意味があり、このことから「運命」という花言葉が付けられたと言われています。
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クサギのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8つありました。
覚えているでしょうか?1個づつ振り返っていきましょう!
①クサギの育て方(環境、土、肥料、水やり)
クサギは日当たりがよく、程よい湿度のある環境を好みます。
午前中はよく日が当たり、午後には日陰になるような、半日陰の環境が好ましいです。
水はけのよい土を好みます。「赤玉土5:ピートモス3:川砂2」の配合土がおすすめです。
春と秋に2か月に1回を目安に、緩効性の固形肥料を施します。
夏と冬は株が弱ってしまうので、肥料は控えましょう。
土が乾いたらたっぷり水やりを行いましょう。
乾燥が苦手です。生育期である春~秋は水の吸い込みが早く、とくに夏は水切れに注意が必要です。
②クサギの苗の植え付け方は?
植え付けに適した時期は4月頃です。明るい半日陰の場所に植え付けします。
寒冷地では鉢植えにして、春~秋は戸外に出し、冬は室内に入れると寒害の心配がなく安心です。
③クサギはどんな花が咲く?開花時期は?
クサギの開花時期は8~9月です。
白や淡いピンク色の小さな花を、花茎の先端に密集させて咲かせます。
花はユリのような甘くてとてもよい香りがするのが特徴です。
④クサギの葉の特徴はなに?
葉や枝を摘み取ると、薬品のような臭いニオイを発します。
このニオイは収穫後、徐々に収まっていき、葉は山菜として食べられたり、お茶などに使われます。
⑤クサギの食べ方は?クサギって食べれるの?
クサギの新芽や若葉は山菜として食べることができます。
茹でて和え物にしたり、炒め物にもおすすめです。
朝鮮半島や中国では「ソクズ」と呼ばれて、お茶として飲まれています。
⑥クサギの実で染色する方法は?
濃い青色に熟した実を収穫しましょう。
収穫した実を鍋に入れ、水を加えて煮詰めていきます。
色が出たら実をこして液体だけにし、染める布を入れましょう。
そのまましばらく煮詰めてから火を止め、数時間置きます。
色が出なくなるまで水洗いをして、よく乾燥させてください。
⑦クサギカメムシの対策はどうする?
5~6月頃は産卵時期なので、葉に卵がついていないか確認してください。
幼虫や成虫は葉や茎の汁を吸って食害するので、見つけ次第すぐに駆除しましょう。
完全防虫することが難しいので、カメムシ用の薬剤散布で防虫・駆除して、なるべく寄ってこないようにすることが大切です。
⑧クサギの花言葉はなに?
クサギの花言葉は「運命」「治癒」です。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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