【ツレサギソウのまとめ!】栽培方法や分布(高尾山)について等7個のポイント!








 

みなさんこんにちは。

今回は、ツレサギソウについてまとめていきたいと思います。

 

ツレサギソウ属の植物群は上位分類がラン科となる野生欄の一種です。

日本国内に多くの種が自生していますが、ほとんどの地域で「絶滅危惧種」と認定している地方自治体が多いのが現状です。

やや見栄えの悪い緑色の花をつける他種とは異なり、ツレサギソウは野生ランでは珍しく白色の花をつけることから、かなり人気の高い種となります。

 

今回は、ツレサギソウについてのポイント、

①ツレサギソウの育て方(環境、土、肥料、水やり)
②ツレサギソウの画像(写真)!特徴や分布は?愛知県や岡山県や高尾山に自生している?絶滅危惧種なの?
③ツレサギソウの開花時期や季節はいつ頃?多年草なの?レッドデータに載っているの?
④ツレサギソウの値段や販売価格はいくらぐらいなの?
⑤ツレサギソウの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
⑥ツレサギソウの花言葉や名前の由来はなに?
⑦ツレサギソウ属の種類や品種は何があるの?似た花は何がある?ヤマザキソウとの違いはなに?

 

以上7個の点についてお伝えします。

まずはツレサギソウの育て方からお伝えします!

 

目次(クリックで飛べます)

ツレサギソウの育て方(栽培方法)は?

 

ツレサギソウの最大の弱点は、その耐暑性です。

 

自然下では湿地帯に自生するとも言われますが、保湿性のある用土・水やりを欠かさなければ鉢植えでも心配する必要はありません。

日当たりは好みますが、直射日光は避けて半木陰での育成が最もうまくいくでしょう。

夏場の暑さなどには非常に弱く、長時間酷暑下に晒されたり30℃以上の気温では枯れ落ちるので、園芸用遮光カーテン…あるいは鉢植えの場合は室内に取り込みエアコンをかけた方がいいでしょう。

 

ここからさらに詳しくお伝えします。

最初は、ツレサギソウが好む環境についてお伝えします!

 

ツレサギソウの育て方!環境はどうする?

 

ツレサギソウは本来湿度の高い湿地帯付近に自生すると言われています。

 

実はこれは一例に過ぎず、その様な環境ももちろん好みますが、鬱蒼とした森林内や風通しの良い林縁も自生地として選びます。

ただし、常に用土が湿り気を持つ状態を維持すれば、問題なく普通の植物に倣った栽培が可能です。

 

気温は耐暑性にやや欠けており、春・秋・冬は申し分ないのですが、夏場の酷暑時・直射日光等には何らかの手を施さないと呆気なく立ち枯れしてしまいます。

その反面、日光量は大変好むので半木陰など間接的に日差しが差し付ける場所に置きつけてください。

 

国内には沖縄以南を除く各地に生息するので、ツレサギソウ栽培のネックとなるのは、夏場の高温対策…そして水分・日光を絶やさないことです。

 

次は、ツレサギソウに適した用土についてお伝えします!

 

ツレサギソウを育てる際の適した用土は何?

 

ツレサギソウは水分をなかなか逃さない保湿性の高い用土が最も適します。

 

湿地帯に生えるツレサギソウの方が巨大化し草丈1mにまで達する事もあれば、森林内・林縁のものは40〜50cmになるのでお好みに合わせ用土を選びましょう。

もし巨大化を狙うのなら、腰水で栽培して下さい。

 

まず共通項は保湿性の良い赤玉土を使用することです。

 

ピートモスなどを混合しても良いのですが、貧栄養土壌に適した草花なので、100%赤玉土でも構いません。

その他にも“山野草用培養土”など市販の培養土が使用可能です。

本来は保湿性以外の条件を求めないので、栽培に慣れてくれば様々な用土を試してみてもいいかもしれませんね。

とにかく要は水分となるので、これらの用土より寧ろ、頻繁な水やりと適度な日光がツレサギソウ栽培の最大のコツとなります。

 

次は、ツレサギソウに必要な肥料についてお伝えします!

 

ツレサギソウの育て方!肥料はどうする?

 

ツレサギソウは基本的には光合成で自身の栄養を補う『湿性植物』です。

 

そのため化学肥料などを与える必要は一切ありません。

どうしても元気がない場合はまず、用土や日照量をまず疑って下さい。

安易に肥料を撒くのは根腐れなどの逆効果となってしまいます。

肥料が必要な際は速効性液体肥料や緩効性化成肥料は絶対に避け、自然由来の有機物を少しづつ加える様にします。

 

与える肥料としては『油粕』そして『完熟腐葉土』程度に留めて、くれぐれも株の様子を見ながら少しづつ少しづつ施す様にしましょう。

 

では次は、ツレサギソウの水やりポイントについてお伝えします!

 

ツレサギソウを育てる際の水の量はどうする?

 

前述しましたが育てたい大きさにより、水分は多いか?やや多いか?の2択であり、確実に切らしてはいけません。

 

湿性植物として栽培する際は『腰水』を使うのがベストです。

あくまで湿性植物であり水草ではないので、常に根株が水分に接触する形ですと根腐れを起こし枯れ落ちてしまいます。

 

また完全に山野草として育てる場合は、常に土壌が湿っている状態を保ち続けてください。

 

ツレサギソウ栽培のコツはマメな水やりにかかっていると言っても過言ではありません。

水やりはお住まいの地域や気候・栽培方法により左右されますが、少しでも樹勢が落ちたらまずは水やり不足を疑う様にしましょう。

 

以上で基本的なツレサギソウの育て方については終わりです。

次はツレサギソウの写真(画像)をお見せします!

 

ツレサギソウの画像(写真)!特徴や分布は?愛知県や岡山県や高尾山に自生している?絶滅危惧種なの?

 

画像が開花した状態のツレサギソウになります。

 

ツレサギソウは地生の多年草です。

 

野生のランは葉色と同じ黄緑色で総じて目立たない種が多いのですが、ことツレサギソウは白い花を咲かせる人気種です。

冷涼な森林内や湿地帯に自生しますが、暑さに弱い面があり国内では沖縄県以南には分布していません。

草丈は50cm前後ですが、湿地帯に生えるツレサギソウは最大1mにも及びます。

諸外国では東アジアの朝鮮半島・中国にまで分布域は及び、日光がよく当たり湿度の高いジメジメとした地域が好適環境となるのです。

 

ツレサギソウの分布地は東京都も重なりますが、残念ながら環境省レッドリストでは唯一『絶滅』が確認されています。

 

そのため国の指針ですと、東京都にある高尾山には生息しないことになる…と思いますが何故か?ツレサギソウは高尾山に自生しています。

おそらくは…八王子市という立地が関係するのか?あるいは首都圏には存在しないデータなのか混乱しますが、仮に人為的に植え付けられたツレサギソウなのか?個人的には人の手による“移植”が考えられる可能性が大です。

 

その他にも愛知県・岡山県では、絶滅の一つ下のカテゴリー『絶滅危惧I類に指定されており、両県に生息はしますがかなり希少な植物となります。

 

全国的に見ても『準絶滅危惧種』以下の都道府県は一切存在せず、ほとんどの地域でツレサギソウは絶滅の危機に瀕しているのです。

 

次は、ツレサギソウの開花時期や季節、多年草なのか、レッドデータに載っているのかについてお伝えします!

 

ツレサギソウの開花時期や季節はいつ頃?多年草なの?レッドデータに載っているの?

 

写真がツレサギソウの花の拡大図です。

 

ツレサギソウの開花時期は7〜8月の夏期となります。

越冬をしない多年草であり、絶滅危惧種ながら太い根幹を持ち、かなり旺盛に増え続けるという習性を持ちます。

 

ツレサギソウは前項でお話しした通り環境省レッドデータに記載されており、その生息地のほとんどが絶滅寸前で、唯一北海道全域が『準絶滅危惧』に指定されており、かろうじてですがツレサギソウの最後の砦となっています。

 

次に、ツレサギソウの値段や販売価格についてお伝えします!

 

ツレサギソウの値段や販売価格はいくらぐらいなの?

 

写真はオークションサイトで販売されていたツレサギソウの苗です。

 

ツレサギソウの保護基準は諸外国各都道府県の条例に委ねられており、保護活動は国単位で一貫してはいません。

 

ごく稀なケースですが、栽培品種として市場に出回ることもあります。

 

その際のお値段は初期苗1株で2000〜3000円ほどでした。

ただ店頭や園芸店を探し回りましたが取り扱う店舗は生活圏では皆無であり、AmazonなどのECサイト等でも同じ塩梅です。

あくまでこのお値段はオークションサイトでリサーチしたものであり、盗掘・密猟の可能性も否めません。

 

事前によくツレサギソウの出自を出品者から聞き、慎重な購入を強くお勧めします。

 

次は、ツレサギソウの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方についてお伝えします!

 

ツレサギソウの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?

 

ツレサギソウはあまり用土に依存しないので、その植え替えは一年に一回ほどで十分です。

 

用土に依存しないとはいえ、ある程度その太い根から土中の栄養素も吸収します。

その根株が球根と見紛うほど太く、そこから細い根を伸長させます。

他の植物同様に根株を傷つける事はご法度なので、必要以上に古土を丁寧に取らないで新しい用土に植え替えをし、その後はタップリと水を与えましょう。

 

植え付けに関してですが、こちらも植え替え時に倣いましょう。

 

もちろん根株ばかりでなく伸長する根も切らない様に気をつけ、古土ごと用意した鉢や庭先に注意深く植え抜けて下さい。

苗の時点は非常に脆弱なので、季節によりけりですが、植え付け直後は2ヶ月ほど20℃ほどの気温設定をした方が上手くいきます。

もちろん日の光は必要不可欠です。

この3点がスムーズに行けば苗はぐんぐんと育ち、その白く見応えのある白い花を咲かせてくれるはずです。

 

次に、ツレサギソウの花言葉や名前の由来についてお伝えします!

 

ツレサギソウの花言葉や名前の由来はなに?

 

写真はツレサギソウの花となります。

 

ツレサギソウの花言葉は『高潔』です。

 

ツレサギソウ自身の名前は花と花のつき方から名付けられています。

無数の花を順番に咲かせ、それに伴う様に多くの花が次々と開花し大小さまざまな部分…そして花自体がサギ類の羽ばたきに似ていることから『連れ鷺草(つれさぎそう)』と名付けられたそうです。

 

最後に、ツレサギソウ属の種類や品種、似た花は何があるのか、ヤマザキソウとの違いをお伝えします!

 

ツレサギソウ属の種類や品種は何があるの?似た花は何がある?ヤマザキソウとの違いはなに?

 

ツレサギソウ属の仲間は北半球を中心に約200種類もの数を誇ります。

本項では国内のツレサギソウ属についてご紹介していきたいと思います。

 

⚫️ トンボソウ

トンボソウの写真です。

 

ラン科ツレサギソウ属で最も有名な種が本種となります。

ツレサギソウと同じく暑さに弱く、分布域は全く同一です。

分布地も似通りますが、草丈が30cmほどしかないので判別は容易でしょう。

 

⚫️ オオヤマザキソウ

上記写真が開花時のオオヤマザキソウです。

 

最もツレサギソウと誤認しやすいのが本種です。

ただ下方の2枚の葉に光沢が入ること、そして湿性植物ではなく山地の樹林の麓に分布するので、かろうじて判別できるでしょう。

ちなみに花の色は白色ではなく黄緑色なので、開花時期の差が最も顕著になります。

 

⚫️ ヤマサギソウ

やや地味な花色を持つヤマサギソウです。

 

ツレサギソウ属の中ではかなり小柄で、20〜40cm程度の草丈しか持ちません。

開花期はツレサギソウよりやや早く5〜7月ごろであり、色も淡い黄緑色なので判別は容易でしょう。

 

⚫️ ミズチドリ

開花期のミズチドリの写真です。

 

この種はツレサギソウ同様、白い花を咲かせるツレサギソウ属の一種です。

実際にかなりその花はツレサギソウに似通っています。

生息地や環境・開花期もツレサギソウ同様で、かなり似通った種類ですが、本種は6〜7月に茎の先に下から順番に花を咲かせていくのが最大の特徴です。

花から芳香が香り「ジャコウチドリ」と言う別称を持つのも大きな差になるでしょう。

 

⚫️ サギソウ

サギが羽ばたくような形をしているサギソウの画像になります。

 

こちらもまた開花した花がツレサギソウに相似するのが特徴です。

ただ分類的にラン科までは同一ですが、下位分類がサギソウ属に振り分けられます。

初心者の方が見たら同一種と誤解されがちですが、このサギソウはランナー(地下茎)を伸ばし、地下茎のコブ状部分のみ越冬するのが顕著な差でしょう。

その花は花弁が一つで2つの切り込みが入るので、花弁とがくが独立し小さな花を咲かせるツレサギソウと見比べると、その差は一目瞭然です。

 

このようにツレサギソウに似た花は他にも多く存在しますが、ラン科独特の花の形状がツレサギソウは顕著に出るので、ほぼ見分けがつくと言われています。

次にヤマザキソウとツレサギソウとの違いについてお話しします。

 

既に「オオヤマザキソウ」について解説しましたが、ヤマサギソウとツレサギソウは同じ「ラン科ツレサギソウ属」に分類されます。

 

この2種は同分類の植物さながら非常に誤認が起こりやすい種であり、更には同科同属の“トンボソウ”も混じり、更に種の同定を難しくしています。

一目見ただけでは判別困難であり、最低一年間(花期含む)のライフサイクルを追う必要性も生じ兼ねません。

 

細かい部分で両者を比較するとヤマザキソウの花は下向きに生えているのが「距(きょ)」と呼ばれ、萼や花弁と共に花を作り上げ内部に細長い蜜腺を持ちます。

 

この「距」という器官は、特にラン科の植物に顕著に現れます。

ヤマザキソウの仲間はこの「距」が大きく下部に垂れ下がるだけでなく、地面に向かい婉曲するか水平に伸長するのが特徴です。

 

それに対してツレサギソウは地面に対してほぼ直角な「距」を持ち、真っ直ぐにこうべを垂れるような外見を見せます。

 

花の色もツレサギソウは全くの白色で、ヤマザキソウはやや緑色が抜けきれません。

 

ただこれだけですと開花時期の1〜2ヶ月間しか判別はできません。

 

既にお話ししてしまいましたが、最大の見分け方は生息域と葉の質感です。

 

ツレサギソウは湿地帯から山中の加湿地帯に生息しますが、ヤマザキソウは湿地帯にまでは進出できません。

またヤマザキソウは根株から数えて1本目・2本目の葉に強い光沢を持ち合わせています。

 

事実これらの特徴から判別するしかなく、なかなか初めて見る方には難しいでしょう。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

ツレサギソウのまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは7個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①ツレサギソウの育て方(環境、土、肥料、水やり)

湿度の高い環境を非常に好みます。

た打保湿性の高い森林内部の土壌にも自生するので、用土の湿り気を保ち続けるようにしましょう。

耐暑性に欠けており、春・秋・冬は野外育成が可能ですが、夏場は室内等に取り込んで下さい。

日光量は大変好むので半木陰など間接的に日差しが当たる場所に置きましょう。

ツレサギソウ栽培の一番のネックは、夏場の高温対策…そして水分・日光を絶やさないことです。

用土は水分を逃さない保湿性の高いものが最適です。

使用用土は第一に保湿性の高い赤玉土を中心とします。

ピートモスなど他の用土を混合しても構いませんが、貧栄養土壌に適しているので100%赤玉土でも良いでしょう。

市販の“山野草用培養土”なども使用可能です。

肥料は基本的に与える必要はありません。

安易に肥料を撒くと根腐れなどの逆効果となってしまいますが、成育不良の際は化学肥料を避け、自然由来の有機物性肥料を少しづつ施しましょう。

『油粕』や『完熟腐葉土』程度で問題ありません。

与える水量は多いか?やや多いか?の2択で、常に湿らせるようにします。

湿生植物として『腰水』山野草として常にジメジメしている状態がベストです。

 

②ツレサギソウの画像(写真)!特徴や分布は?愛知県や岡山県や高尾山に自生している?絶滅危惧種なの?

地生の多年草であり、他の野生ランとは異なる白い花を咲かせます。

肌寒い森林内や湿地帯に自生し、暑さに弱い面があるので沖縄県以南には分布していません。

草丈は50cm前後ですが、湿地帯に生えるツレサギソウは最大1mに育ちます。

諸外国では東アジアの朝鮮半島・中国にまでの広大な分布域を有しています。

分布地は東京都も重なりますが、環境省レッドリストでは唯一『絶滅』記載です。

ただ東京都八王子市の高尾山には自生しています。

おそらく人為的に持ち込まれたツレサギソウなのではないでしょうか?

愛知県・岡山県では、絶滅の一個したののカテゴリー『絶滅危惧I類』に指定されており、両県に生息はしますがかなり希少な植物です。

全国的を見ても『準絶滅危惧種』未満の都道府県は存在せず、ツレサギソウは絶滅の危機に瀕しています。

 

③ツレサギソウの開花時期や季節はいつ頃?多年草なの?レッドデータに載っているの?

開花時期は7〜8月の夏期となります。

越冬をしない多年草であり、絶滅危惧種ながら太い根幹を持ち、かなり旺盛に増え続けます。

環境省レッドデータに記載されており、生息地のいずれも絶滅寸前という危機的状況下にある植物です。

 

④ツレサギソウの値段や販売価格はいくらぐらいなの?

稀なケースですが、栽培品種として市場に出回ることもあります。

値段は初期苗1株で2000〜3000円ほどです。

店頭や園芸店はほぼ皆無であり、ネットオークション等でよく目にします。

ただし盗掘・密猟の可能性も否めないので、出自を良く聞いてからの慎重な購入を強くお勧めします。

 

⑤ツレサギソウの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?

用土にほぼ依存しないので、植え替えは一年に一回ほどで十分です。

根株を傷つけないように慎重に新しい用土に植え替えをし、その後はタップリと水を与えましょう。

植え付けに関してですが、こちらも植え替え時とほぼ同様の手順です。。

手に入るのは初期苗が大半なので根株ばかりでなく伸長する根も切らない様に気をつけ、古土ごと用意した植え付けるようにしましょう。

苗の時点は非常に脆弱なので、植え付け直後は安定するまで20℃前後の気温設定をした方が上手くいきます。

もちろん日の光はふんだんに与えて下さい。

⑥ツレサギソウの花言葉や名前の由来はなに?

ツレサギソウの花言葉は『高潔』です。

その花と花のつき方から命名されました。

無数の花を順番に咲かせ、それに伴う様に多くの花が次々と開花します。

名前の由来は上記の大小入り混じる開花の様子、そして花自体がサギ類の羽ばたきに似ていることから『連れ鷺草(つれさぎそう)』と名付けられたそうです。

 

⑦ツレサギソウ属の種類や品種は何があるの?似た花は何がある?ヤマザキソウとの違いはなに?

ツレサギソウ属は北半球を中心に約200種類もの数を誇ります。

国内のツレサギソウ属には『トンボソウ』『オオヤマザキソウ』『ヤマサギソウ』『ミズチドリ』『サギソウ』など多くの種が挙げられます。

このようにツレサギソウに似た花は他にも多く存在しますが、ラン科独特の花の形状がツレサギソウは顕著に出るので、開花期には見分けがつくでしょう。

ヤマザキソウとツレサギソウとの違いですが、両種とも同じ「ラン科ツレサギソウ属」に分類され非常に酷似します。

非常に誤認が起こりやすいので、なかなか見分けがつきにくいでしょう。

一目見ただけでは判別困難であり、最低一年間(花期含む)のライフサイクルを追う必要性も生じます。

細かな部分で両者を比較すると、萼や花弁と共に花を作り上げ内部に細長い蜜腺を持つ「距(きょ)」に着目しましょう。

「距」は特にラン科の植物に顕著に現れる特徴です。

ヤマザキソウの仲間はこの「距」が大きく下部に垂れ下がるだけでなく、地面に向かい婉曲するか水平に伸長し歪な形を取ります。

反対にツレサギソウは地面に対しほぼ直角な「距」を持ち、真っ直ぐに頭を垂れ下げます。

花の色もツレサギソウは純白で、ヤマザキソウはやや緑色がかります。

開花時期以外の見分け方は『生息域』と『葉の質感』です。

ツレサギソウは湿地帯から山中の加湿地帯に生息しますが、ヤマザキソウは湿地帯にまでは進出できません。

そしてヤマザキソウは根株から数えて1本目・2本目の葉に強い光沢を持ち合わせます。

これらの特徴から判別するしかなく、なかなか種の同定が厳しい種類となるでしょう。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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