みなさんこんにちは。
今回は、オリエンタルポピーについてまとめていきたいと思います。
オリエンタルポピーとは、大型の宿根草で、豪華な花を咲かせます。
和名はオニゲシ(鬼芥子)、ケシ科ケシ属に属しています。
学名は「Papaver orientale」といいます。
草丈は60~100cm、花の大きさは最大で20cmになるものもあります。
咲き方のバリエーションには様々なタイプがあり、華やかな色合いから中間色の優しい色合いのものまで揃っていて、大変人気のある花です。
今回は、オリエンタルポピーについてのポイント、
以上11個の点についてお伝えします。
まずはオリエンタルポピーの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
オリエンタルポピーの育て方(栽培方法)は?北海道では育つの?
オリエンタルポピーは、高温多湿に弱く、寒さに強い植物です。
宿根草とはいうものの、関東以西の地域では、夏越しできずに枯れてしまうことも多いです。
充実した花を咲かせるには、株を大きくする必要がありますが、夏越しできない地域では満足できる花を咲かせることができません。
一方、北関東以北の地域では夏の暑さも関東以西よりも和らぎますので、株を大きく育てて花を楽しむことができます。
特に北海道の有名なガーデンでは、シーズンになるとあちこちで様々な春の花に交じって大輪の見事なオリエンタルポピーを楽しめます。
以上のことから、北海道などの冷涼な地域でしたらオリエンタルポピーの栽培は容易です。
こぼれ種でも増えるほどだそうですよ。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、オリエンタルポピーが好む環境についてお伝えします!
オリエンタルポピーの育て方!環境はどうする?
オリエンタルポピーは、夏の暑さに弱く、冬の寒さに強いです。
日当たりがよく、水はけのよい、乾燥した土壌を好みます。
また、夏に地上部は枯れて休眠します。
この時に、夏の日光にさらされて地表温度が上昇すると、暑さに耐えられずに枯れてしまいます。
夏の間は、周りに植えてある植物などで日差しを遮って、地表温度が上がらないようにしてあげます。
次は、オリエンタルポピーに適した用土についてお伝えします!
オリエンタルポピーを育てる際の適した用土は何?
北関東以北の涼しい地域ならば、それほど用土にこだわらなくても容易に育てられます。
草花用の培養土を使用してそのまま植え付けます。
一方、関東以西の暑い地域では、暑さに弱いオリエンタルポピーは夏越しが難しいです。
少しでも夏越しを成功させるために、草花用の培養土に水はけのよい川砂や鹿沼土を3割ブレンドして植え付けます。
次は、オリエンタルポピーに必要な肥料についてお伝えします!
オリエンタルポピーの育て方!肥料はどうする?
オリエンタルポピーは肥料分が多いと、根腐れを起こして枯れやすくなります。
以上のことから、秋の芽吹くシーズンに化成肥料や液体肥料を少量与えるようにします。
夏の休眠期には肥料は必要ありません。
では次は、オリエンタルポピーの水やりポイントについてお伝えします!
オリエンタルポピーを育てる際の水の量はどうする?
地植えにしたオリエンタルポピーは、根付くまで水やりを行います。
根付いたら、水やりは必要ありません。
鉢植えにしたオリエンタルポピーには、乾いたらたっぷりと水をあげましょう。
土の表面が濡れている場合には、水やりを控えます。
また、夏の休眠期には、鉢植えであっても水やりは行いません。
以上で基本的なオリエンタルポピーの育て方については終わりです。
次はオリエンタルポピーの写真をお見せします!
オリエンタルポピーの画像(写真)!特徴は?
オリエンタルポピーの葉は、アザミのようなギザギザした形をしています。
花びらの基に、ブロッチと呼ばれる斑紋があることが多いです。
蕾はウリのような形をしていて、産毛が生えています。
次に、オリエンタルポピーの開花時期をお伝えします!
オリエンタルポピーの開花時期や季節はいつ頃なの?
オリエンタルポピーの開花時期は、5~6月の春です。
一年で最も多くの花々が咲き乱れる季節ですね。
有名なガーデンに行けば、オリエンタルポピーと春の草花の見事な競演を見ることができるでしょう。
お出かけになるときには、ホームページなどで、開花情報を調べて行くといいですよ。
次は、オリエンタルポピーの苗や種の販売価格をお伝えします!
オリエンタルポピーの苗や種の販売価格はいくらぐらいなの?
オリエンタルポピーの苗は330円より、種はあまり販売されていないようです。
それでは次に、オリエンタルポピーの苗の植え付け(植え方)や植え替えのポイントをお伝えします!
オリエンタルポピーの苗の植え付け(植え方)や植え替えのポイントは?
オリエンタルポピーは、大きくなる植物です。
そして、移植を嫌います。
できるだけ、広い場所に植え付けましょう。
地植えにする際には、水はけをよくするために、山砂や鹿沼土と腐葉土を混ぜて植えこみます。
太いごぼう根が地中深くまで根付くので、数年はそのまま育てます。
土が固くなり、水が浸透しなくなったら土壌改良を行います。
市販されている土壌改良材、牛糞や腐葉土などを混ぜ込んで、ふかふかの水はけのよい土にします。
次は、オリエンタルポピーの鉢植えで育てる際のポイントをお伝えします!
オリエンタルポピーの鉢植えで育てる際のポイントは?
オリエンタルポピーを鉢植えにする場合には、草花用の培養土に山砂や鹿沼土を3割ほど混ぜて、水はけを良くして植え付けます。
オリエンタルポピーは太くごぼうのような根になりますので、植え付ける鉢はできるだけ深い鉢を選ぶようにしましょう。
(鉢植えで管理された場合、地植えに比べてオリエンタルポピーの花は小さくなってしまいます。)
次に、オリエンタルポピーの増やし方をお伝えします!
オリエンタルポピーの増やし方!種まき時期と種まきのポイントは?
オリエンタルポピーの増やし方は、種まき、根伏せ、株分けで増やすことができます。
種まきは、3~4月と10~11月、ポットに種まき用の栄養分の入っていない専用土を使用して蒔きます。
オリエンタルポピーの種は向光性なので、種にかぶせる土はごく薄くします。
本葉が出たら、ごく薄めにした液体肥料を与えます。
種をまいてから、花が咲くまでに2~3年かかります。
根伏せは、10~11月に行います。
鉛筆くらいの太さの根を3~5cmの長さに切り取り、ポットに横向きで植えます。
上にかぶせる土は、2cm程度にします。
芽吹いてきたら、暖かくなるまで育て、春になったら植え付けます。
順調に育てば翌年には開花します。
株分けは、順調に大株に育ったオリエンタルポピーで行います。
10~11月に行います。
ただし、移植を嫌う植物ですので、できれば株分けを行うよりも、種まきもしくは根伏せで増やすようにしましょう。
次は、オリエンタルポピーが咲かない原因と対策方法をお伝えします!
オリエンタルポピーが咲かない原因と対策方法は?
買ってきた苗を植え付けたけど、花が咲かない場合には、植え付け時に根を傷つけてしまったということが考えられます。
植え付ける際には、根鉢を崩さないようにして、そっと丁寧に扱うようにしましょう。
種をまいたけど咲かないといった場合、オリエンタルポピーは種まきしてから開花するまで2~3年かかります。
早くに花を楽しみたい場合には、苗を購入しましょう。
それでは次に、オリエンタルポピーの夏越しのやり方をお伝えします!
オリエンタルポピーの夏越しのやり方は?
オリエンタルポピーは、春に開花し夏には葉を落として休眠します。
地表の温度が上がらないように、グランドカバープランツや稲わらなどで覆います。
鉢植えの場合には、直射日光が当たらない風通しの良い場所に移動させてもいいでしょう。
休眠している間の水やりは不要です。
次は、オリエンタルポピーの花言葉をお伝えします!
オリエンタルポピーの花言葉はなに?
オリエンタルポピーの花言葉は、「夢想家」・「妄想」・「繁栄」・「容認」・「優しい愛」です。
それでは最後に、オリエンタルポピーの種類や品種をお伝えします!
オリエンタルポピーの種類や品種は何があるの?コーラルリーフやロイヤルウェディングなど!
オリエンタルポピーは、様々な咲き方のバリエーションがあります。
一重咲き、八重咲き(半八重咲き)、フリンジ咲き(フリル咲き)などがあります。
一重咲きは、最も多い咲き方です。
花びらの基部に黒い丸いブロッチ(斑点・斑紋)があります。
朱赤の「ブリリアント」、ホワイトの「ロイヤルウェディング」、コーラルピンクの「コーラルリーフ」などがあります。
八重咲き(半八重咲き)は、花びらが幾重にも重なった豪華な咲き方です。
サーモンピンクの「カルネリウム」、オレンジ色の「ハーベストムーン」などがあります。
フリンジ咲きは、花びらの先に細かく切れ込みが入っています。
フリル咲きは、花びらの先が波打っていてとてもかわいらしいです。
「ホワイトラッフル」、「ピンクラッフル」、ライラック色の「マンハッタン」などがあります。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
オリエンタルポピーのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは11個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①オリエンタルポピーの育て方(環境、土、肥料、水やり)
オリエンタルポピーは、夏の暑さに弱く、冬の寒さに強いです。
また、夏に地上部は枯れて休眠します。
夏の間は、周りに植えてある植物などで日差しを遮って、地表温度が上がらないようにしてあげます。
肥料分が多いと、根腐れを起こして枯れやすくなります。
秋の芽吹くシーズンに化成肥料や液体肥料を少量与えるようにします。
夏の休眠期には肥料は必要ありません。
②オリエンタルポピーの画像(写真)!特徴は?
葉は、アザミのようなギザギザした形をしています。
花びらの基に、ブロッチと呼ばれる斑紋があることが多いです。
蕾はウリのような形をしていて、産毛が生えています。
③オリエンタルポピーの開花時期や季節はいつ頃なの?
オリエンタルポピーの開花時期は、5~6月の春です。
④オリエンタルポピーの苗や種の販売価格はいくらぐらいなの?
オリエンタルポピーの苗は330円より、種はあまり販売されていないようです。
⑤オリエンタルポピーの苗の植え付け(植え方)や植え替えのポイントは?
オリエンタルポピーは、大きくなる植物、そして移植を嫌います。
できるだけ、広い場所に植え付けましょう。
地植えにする際には、水はけをよくするために、山砂や鹿沼土と腐葉土を混ぜて植えこみます。
数年たって、土が固くなり、水が浸透しなくなったら土壌改良を行います。
市販されている土壌改良材、牛糞や腐葉土などを混ぜ込んで、ふかふかの水はけのよい土にします。
⑥オリエンタルポピーの鉢植えで育てる際のポイントは?
オリエンタルポピーを鉢植えにする場合には、草花用の培養土に山砂や鹿沼土を3割ほど混ぜて、水はけを良くして植え付けます。
オリエンタルポピーは太くごぼうのような根になりますので、植え付ける鉢はできるだけ深い鉢を選ぶようにしましょう。
⑦オリエンタルポピーの増やし方!種まき時期と種まきのポイントは?
オリエンタルポピーの増やし方は、種まき、根伏せ、株分けで増やすことができます。
種まきは、3~4月と10~11月、ポットに種まき用の栄養分の入っていない専用土を使用して蒔きます。
根伏せは、10~11月に鉛筆くらいの太さの根を3~5cmの長さに切り取り、ポットに横向きで植えます。
株分けは、10~11月に順調に大株に育ったオリエンタルポピーで行います。
ただし、移植を嫌う植物ですので、できれば株分けを行うよりも、種まきもしくは根伏せで増やすようにしましょう。
⑧オリエンタルポピーが咲かない原因と対策方法は?
買ってきた苗を植え付けたけど、花が咲かない場合には、植え付け時に根を傷つけてしまったということが考えられます。
→根鉢を崩さないようにして、そっと丁寧に植え込みましょう。
種をまいたけど咲かないといった場合、オリエンタルポピーは種まきしてから開花するまで2~3年かかります。
→早くに花を楽しみたい場合には、苗を購入しましょう。
⑨オリエンタルポピーの夏越しのやり方は?
オリエンタルポピーは、春に開花し夏には葉を落として休眠します。
地表の温度が上がらないように、グランドカバープランツや稲わらなどで覆います。
⑩オリエンタルポピーの花言葉はなに?
オリエンタルポピーの花言葉は「夢想家」・「妄想」・「繁栄」・「容認」・「優しい愛」です。
⑪オリエンタルポピーの種類や品種は何があるの?コーラルリーフやロイヤルウェディングなど!
オリエンタルポピーは、様々な咲き方のバリエーションがあります。
一重咲き、八重咲き(半八重咲き)、フリンジ咲き(フリル咲き)などがあります。
ホワイトの「ロイヤルウェディング」、コーラルピンクの「コーラルリーフ」は一重咲きのオリエンタルポピーです。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメントを残す