ブドウにそっくりな実を、幹に直接つける変わった見た目のジャボチカバ。
ユニークなその見た目は「面白い!」「気持ち悪い」と賛否両論です。
はたしてその実はおいしいのでしょうか?育てやすさは?
この記事では、初心者の方でも上手にジャボチカバを育てることができるように、ポイントをまとめてみました。
またご自宅のジャボチカバが枯れそう!という方にも原因や対策などをご紹介しますので、どうぞ最後までご覧くださいね!
今回はジャボチカバについてのポイント、
以上11個の点についてお伝えします。
まずはジャボチカバの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ジャボチカバの育て方は?
ジャボチカバは耐寒性があり、庭植えはもちろん、鉢植えでも育てることができます。
ジャボチカバの実つきをよくするためには、日光が大切なポイントです。
また、〇〇を嫌うので水やりの量に気を付けましょう。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ジャボチカバが好む環境についてお伝えします!
ジャボチカバの育て方!環境はどうする?
ジャボチカバは日がよくあたる場所を好みます。
暑さには比較的耐えれますが寒さに弱いので、寒冷地では鉢植えにして、春~秋は屋外で冬は室内での管理をおすすめします。
強い霜にあたると枯れてしまうので、注意が必要です。
ジャボチカバを植え付けするには、まず適した用土を準備しましょう!
次は、ジャボチカバに適した用土についてお伝えします。
ジャボチカバを育てる際の適した用土は何?
ジャボチカバは弱酸性の土を好みます。
市販の園芸用培養土でもよく育ちますが、配合する場合は「赤玉土7:腐葉土3」がおすすめです。
庭植えの場合は、植え付けの2週間前に苦土石灰を少量加えてよく耕しておきましょう。
用土の次は肥料についてみていきたいと思います。
適した量や頻度はどのくらいなのでしょうか?
次は、ジャボチカバに必要な肥料についてお伝えします!
ジャボチカバの育て方!肥料はどうする?
春に1回、秋に1回、果樹用の肥料を1株あたり20gを目安に施しましょう。
化成肥料は、根を傷める原因になるので避けてください。
ジャボチカバを育てるために、大切な作業のひとつが「水やり」です。
適切な水やり方法を覚えておきましょう!
では次は、ジャボチカバの水やりポイントについてお伝えします。
ジャボチカバを育てる際の水の量はどうする?
ジャボチカバは乾燥をとても苦手とします。
表土が乾いたら水やりを行い、水切れが起きないように注意しましょう。
庭植えの場合も、何日も雨が降らない場合は水やりを行ってください。
以上で基本的なジャボチカバの育て方については終わりです。
次はジャボチカバの剪定する場所についてお伝えします!
ジャボチカバの剪定する場所は?
ジャボチカバ剪定は12~2月の時期に行います。
枝がこみ合ってきたら太い枝を残し、細い枝は根元から切り落とします。
こうすることで実がつきやすく、風通しもよくなるため、病気や害虫を予防することもできます。
成長してくると株元からわき芽が生えてきます。このわき芽があると株が疲れてしまうので、出てきたら切り取ってあげましょう。
ジャボチカバのブドウにそっくりな実は、どんな味がするのでしょうか?
栄養価も合わせてご紹介します!
次はジャボチカバの実についてお伝えします。
ジャボチカバの実はどんな味?栄養は?
ジャボチカバの味は、ブドウやライチに似ています。
果肉はとてもみずみずしく、ほどよい酸味と強い甘みが特徴です。
この実には、ポリフェノール・ビタミンC・カリウム・タンニン・シアニンなどが多く含まれ「ミラクルフルーツ」とも呼ばれています。
ジャボチカバの実は劣化がとても激しいため、収穫してから15分で食べなくてはいけないという難点もあります。
ジャムや果実酒にしたり、冷凍して保存することもできるので、お好きな保存方法を選んでみてくださいね。
収穫は春~秋にかけて数回行うことができます。
ジャボチカバは幹に直接実をつけます。その姿がなんともインパクトのある見た目。
しかし肝心の実がつかずにお困りの方も多いのではないでしょうか?
ジャボチカバの実がつかない理由はコレだったんです!
次はジャボチカバの実がならない原因についてお伝えします。
ジャボチカバの実がならない原因はなに?
ジャボチカバの実がならない原因に「日照不足」があげられます。
春~秋はよく日のあたる場所で管理しましょう。
剪定を行わず枝がこみ合った状態も、日照不足になる原因のひとつです。
枝をすいてあげることで、太い枝に栄養が行き、日もよくあたるので剪定は必ず行いましょうね。
気温が低いことも実がつかない原因になります。
実をつけるには15℃以上の温度が必要です。置かれている場所の気温が低くなりすぎていないか確認しましょう。
環境が整っていれば、ジャボチカバは鉢植えで育ててもしっかりと実をつけてくれるんです。
鉢植えで育てる場合は次のようなことに気を付けましょう。
次はジャボチカバを鉢植えで育てるポイントについてお伝えします!
ジャボチカバを鉢植えで育てるポイントは?
ジャボチカバは、いずれは3~10mにもなる高木です。
しかし成長がゆっくりなので、小さいうちは鉢植えで育てることができます。
4~5年生の苗の場合(約80cmほど)は10号鉢以上の鉢を用意しましょう。
苗の土をなるべく崩さずに植え付けするのがポイントです。
真夏の土が乾燥しやすい時期は、水切れを起こしやすいので注意しましょう。
鉢植えで育てている場合、ジャボチカバの植え替えはどのタイミングで行えばよいのでしょうか?
次はジャボチカバの植え替えの時期とポイントについてお伝えします!
ジャボチカバの植え替えの時期とポイントは?
苗木のうちは数年、植え替えの必要はありません。
株が大きくなってくると根が詰まってくるので植え替えを行いましょう。
春~秋に、根をなるべく触らないように、1回り大きな鉢と新しい土に植え替えします。
根が詰まると、成長できなくなり、根腐れを起こす原因にもなるので、株が大きくなってきたら2年に1回を目安に植え替えを行いましょう。
せっかく育てたジャボチカバの葉がハラハラと落ちてしまったら・・・
考えられる原因がいくつかあります!
次はジャボチカバが枯れる原因と対策についてお伝えします!
ジャボチカバが枯れる(葉が落ちる)原因と対策は?
ジャボチカバは冬になるとすべての葉が落ち、幹の樹皮がめくれてまるで枯れているような見た目になります。
これは自然なことなので心配いりません。
環境が原因で葉が落ちるのは「日照不足」「水分不足」「根腐れ」「低温」が考えられます。
ジャボチカバには日光がとても大切です。よく日にあてて、暑い日は水切れが起きないように管理しましょう。
鉢植えで育てる場合、水切れと多湿に注意が必要です。
鉢は土が蒸れやすく根腐れを起こしやすいので、土が乾いてからたっぷり水を与えましょう。
15℃以下の環境は、実がつかないだけでなくそれ以上に下がってしまうと、枯れてしまう原因にもなります。
寒い時期はよく日のあたる室内で管理しましょう。
エアコンや暖房の風が直接あたる場所は、過度の乾燥をまねくので避けましょうね。
ジャボチカバは成長がゆっくりなので、苗を作るのは時間がかかりますが、のんびりジャボチカバの木を増やしてみませんか?
次はジャボチカバの増やし方についてお伝えします!
ジャボチカバの増やし方は?
ジャボチカバは「挿し木」と「種まき」で増やすことができます。
種から育てると、実ができるまでに品種によっては10年ほどかかるものがあります。
実を取らないのであれば、種まきにも挑戦してみてくださいね。
種をよく水洗いして育苗ポットに弱酸性の土を入れ、1粒ずつまきましょう。
土が乾燥しないように管理して、しっかり根が張るまで育てます。
次はジャボチカバを挿し木で増やす方法についてお伝えします。
ジャボチカバを挿し木で増やす方法は?
ジャボチカバの挿し木に適した時期は4~9月です。
剪定で切り落とした枝を使いましょう。
5~7cmの長さに切り、挿し木用の土に挿します。
土が乾燥しないように管理します。発根率は種よりも低いので、より元気な枝を使って発根率をあげましょう。
育つまでに時間がかかりますが、根が張るまでは挿し木には触らずに、のんびり管理してあげましょうね。
環境や育て方もわかったので、苗を購入しましょう!
価格はいくらくらいなのでしょうか?
次はジャボチカバの苗の購入価格についてお伝えします。
ジャボチカバの苗の購入価格はいくら?
ジャボチカバの苗は2年生1mのもので5000円前後で販売されています。
実がつくまでに10年近くかかるものは、70cmほどで3000円前後で販売されています。
珍しい品種なので、店頭には置いていない所がほとんどです。
苗も高額ですが、ネット通販などで買うことができるので、購入する際の参考にしてくださいね。
ジャボチカバには葉の大きさや実にさまざまな種類があります。
次はジャボチカバの種類についてお伝えします!
ジャボチカバの種類は何がある?
ジャボチカバの種類は大きく3つに分けられます。
・サバラ(大葉)
・アッスー/アッスーワン(中葉)
・ミウーダ(小葉)
小葉系の品種がより寒さに強い性質をもっています。
他にも黄色の実がなる「イエロー」緑色の実がなる「ブランカ」などの品種もあります。
それでは、最後に今回お伝えした事をまとめたいと思います。
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ジャボチカバのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは11個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ジャボチカバの育て方(環境、土、肥料、水やり)
ジャボチカバは日がよくあたる場所を好みます。
暑さには比較的耐えれますが寒さに弱いので、寒冷地では鉢植えにして、春~秋は屋外で冬は室内での管理をおすすめします。
弱酸性の土を好みます。
市販の園芸用培養土でもよく育ちますが、配合する場合は「赤玉土7:腐葉土3」がおすすめです。
春に1回、秋に1回、果樹用の肥料を1株あたり20gを目安に施しましょう。
化成肥料は、根を傷める原因になるので避けてください。
乾燥をとても苦手とします。
表土が乾いたら水やりを行い、水切れが起きないように注意しましょう。
②ジャボチカバの剪定する場所は?
枝がこみ合ってきたら太い枝を残し、細い枝は根元から切り落とします。
成長してくると株元からわき芽が生えてきます。
このわき芽があると株が疲れてしまうので、出てきたら切り取ってあげましょう。
③ジャボチカバの実はどんな味?栄養は?
ジャボチカバの味は、ブドウやライチに似ています。
果肉はとてもみずみずしく、ほどよい酸味と強い甘みが特徴です。
この実には、ポリフェノール・ビタミンC・カリウム・タンニン・シアニンなどが多く含まれ「ミラクルフルーツ」とも呼ばれています。
④ジャボチカバの実がならない原因はなに?
ジャボチカバの実がならない原因に「日照不足」があげられます。
春~秋はよく日のあたる場所で管理しましょう。
剪定を行わず枝がこみ合った状態も、日照不足になる原因のひとつです。
枝をすいてあげることで、太い枝に栄養が行き、日もよくあたるので剪定は必ず行いましょうね。
気温が低いことも実がつかない原因になります。
実をつけるには15℃以上の温度が必要です。
置かれている場所の気温が低くなりすぎていないか確認しましょう。
⑤ジャボチカバを鉢植えで育てるポイントは?
4~5年生の苗の場合(約80cmほど)は10号鉢以上の鉢を用意しましょう。
苗の土をなるべく崩さずに植え付けするのがポイントです。
真夏の土が乾燥しやすい時期は、水切れを起こしやすいので注意しましょう。
⑥ジャボチカバの植え替えの時期とポイントは?
苗木のうちは数年、植え替えの必要はありません。
株が大きくなってくると根が詰まってくるので植え替えを行いましょう。
春~秋に、根をなるべく触らないように、1回り大きな鉢と新しい土に植え替えします。
根が詰まると、成長できなくなり、根腐れを起こす原因にもなるので、株が大きくなってきたら2年に1回を目安に植え替えを行いましょう。
⑦ジャボチカバが枯れる(葉が落ちる)原因と対策は?
環境が原因で葉が落ちるのは「日照不足」「水分不足」「根腐れ」「低温」が考えられます。
ジャボチカバには日光がとても大切です。
よく日にあてて、暑い日は水切れが起きないように管理しましょう。
鉢植えで育てる場合、水切れと水やりのしすぎに注意が必要です。
鉢は土が蒸れやすく根腐れを起こしやすいので、土が乾いてからたっぷり水を与えましょう。
15℃以下の環境は、実がつかないだけでなくそれ以上に下がってしまうと、枯れてしまう原因にもなります。
寒い時期はよく日のあたる室内で管理しましょう。
⑧ジャボチカバの増やし方は?
ジャボチカバは「挿し木」と「種まき」で増やすことができます。
種から育てると、実ができるまでに品種によっては10年ほどかかるものがあります。
実を取らないのであれば、種まきにも挑戦してみてくださいね。
⑨ジャボチカバを挿し木で増やす方法は?
挿し木に適した時期は4~9月です。剪定で切り落とした枝を使いましょう。
5~7 cmの長さに切り、挿し木用の土に挿します。
土が乾燥しないように管理します。発根率は種よりも低いので、より元気な枝を使って発根率をあげましょう。
⑩ジャボチカバの苗の購入価格はいくら?
ジャボチカバの苗は2年生1mのもので5000円前後で販売されています。
実がつくまでに10年近くかかるものは、70cmほどで3000円前後で販売されています。
⑪ジャボチカバの種類は何がある?
ジャボチカバの種類は大きく3つに分けられます。
・サバラ(大葉)
・アッスー/アッスーワン(中葉)
・ミウーダ(小葉)
小葉系の品種がより寒さに強い性質をもっています。
他にも黄色の実がなる「イエロー」緑色の実がなる「ブランカ」などの品種もあります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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