みなさんこんにちは。
今回は、ルッコラについてまとめていきたいと思います。
ルッコラはアブラナ科キバナスズシロ属の一年草で、独特の風味で知られるハーブです。
地中海沿岸が原産で、イタリア料理でよく使われています。
学名は「Eruca vesicaria」です。
今回は、ルッコラについてのポイント、
以上16個の点についてお伝えします。
まずはルッコラの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ルッコラの育て方(栽培方法)は?露地栽培や家庭菜園に向いているの?室内で育てることができるの?
ルッコラは育てやすく料理にも使いやすいため、家庭菜園に向いています。
日当たりと害虫予防ができれば、露地でもプランターでも用意に栽培でき、収穫も手軽にできます。
日照さえ確保できれば室内でも栽培可能で、キッチンハーブとしても人気です。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ルッコラが好む環境についてお伝えします!
ルッコラの育て方!環境はどうする?連作障害に注意?
ルッコラは日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。
ルッコラは生育適温も15~25℃で、比較的寒さに強い植物ですが高温多湿は苦手です。
真夏と真冬以外は育てることが出来ますが、連作障害が出るので同じ場所の場合は1年以上あけて栽培してください。
次は、ルッコラに適した用土についてお伝えします!
ルッコラを育てる際の適した用土は何?
ルッコラは酸性土壌を嫌います。
そのため露地栽培では、堆肥や元肥を入れる2週間前位には石灰を入れ、後堆肥と元肥を入れ土になじませておきます。
プランター栽培の場合は、野菜用の培養土で育てるのがいいでしょう。
次は、ルッコラに必要な肥料についてお伝えします!
ルッコラの育て方!肥料はどうする?追肥は必要なの?
ルッコラを株ごと収穫するときは、栽培日数が短いため元肥だけで育てても充分育ちます。
外葉から収穫する場合は、残っている株の成長を促すために、2回目の間引き後から2週間に1度追肥をしましょう。
肥料のあげすぎは、アブラムシの発生を助長するので禁物です。
では次は、ルッコラの水やりポイントについてお伝えします!
ルッコラを育てる際の水の量はどうする?
ルッコラは多湿を好まないので、乾かし気味に管理します。
露地栽培では乾燥した日が続く場合のみ、朝に水やりをします。
プランターでは、用土が乾いたらたっぷり水やりし、再び乾くまで水やりしません。
以上で基本的なルッコラの育て方については終わりです。
次はルッコラの写真をお見せします!
ルッコラの画像(写真)!特徴は?栄養価(効能)やカロリーは高いの?食べすぎるとどうなるの?
ルッコラは草丈20~30cm、葉は濃い緑色で成長した葉はギザギザになります。
花は大根の花に似た白~淡いクリーム色の十字型です。
成長途中の若葉を収穫して食用にします。
柔らかい葉は独特の風味と辛味のある味わいで、生でサラダなどにして食べます。
栄養価は19kcalでカルシウムやカリウム、ビタミンC・E、β-カロテン、鉄などが豊富です。
ホウレン草と比べるとビタミンCは約2倍、カルシウムは約3倍も多く含まれています。
たくさん食べたいルッコラですが、食べ過ぎると甲状腺機能の低下や、含まれる硝酸塩で癌になると言われています。
しかしこれらは明確なエビデンスがなく、普通に食べていて健康障害が起こることはありません。
EUでは1日の適正摂取量を50gまでとしているので、気になる方はこの量を超えて食べないようにしましょう。
次に、ルッコラの旬の季節や収穫時期をお伝えします!
ルッコラの旬の季節や収穫時期はいつ頃なの?摘み方は?
ルッコラの旬は年に2回あり、秋植えの場合は秋~初冬、春植えは春~初夏です。
種まきから1ヶ月~1ヶ月半で収穫できます。
収穫方法は、15cmほどに育った株を引き抜いて収穫する方法と、10~15cmになった外葉を根本から1枚ずつ切り取る方法があります。
春植えは成長が早くトウ立ちしやすいため、株ごと収穫するのが適しています。
秋植えは気温が下がって成長が鈍るので、外葉から順番に収穫すると長く楽しめます。
次は、ルッコラの値段や販売価格をお伝えします!
ルッコラの値段や販売価格はいくらぐらいなの?売ってる場所はどこ?
ルッコラはいろいろな種苗会社から種が販売されていて、入手は容易です。
ホームセンターや総合園芸店をはじめ、100円ショップでも入手出来ます。
一袋あたりの価格も110円~300円程度とリーズナブルです。
スーパーで売られているルッコラは50gあたり平均300円となりますので、自分で育てるとかなり安く食べられます。
それでは次に、ルッコラの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とポイントをお伝えします!
ルッコラの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とポイントは?
ルッコラは種から育てます。1年草で若葉を収穫するので、基本的に植え替えはありません。
次は、ルッコラのプランター(鉢植え)や地植えや水耕栽培で育てる際のポイントをお伝えします!
ルッコラのプランター(鉢植え)や地植えや水耕栽培で育てる際のポイントは?ペットボトルでも水耕栽培にできるの?
ルッコラ栽培のポイントは、アブラムシと青虫・芋虫が付きやすいので、必ず防虫ネットをすることです。
地植えでは連作障害があるので、1年以上開けることも忘れないようにしましょう。
プランターでは水やりし過ぎや多肥になりやすいので注意します。
ルッコラは家庭では、ペットボトルとスポンジで水耕栽培できます。
切ったペットボトルにスポンジを置き水を吸わせて、その上に種をまきます。
肥料は水耕栽培用の液肥を使い、栽培中は日当たりと水の清潔さに注意します。
水耕栽培では根に呼吸をさせることはとても大切です。
根がすべて水に浸かっていると、根腐れをおこして株が腐ってしまいます。
水位を調節して根が空気に触れている部分を確保しましょう。
次に、ルッコラの寄せ植えに合う植物をお伝えします!
ルッコラの寄せ植えに合う植物はなにがあるの?バジルがおすすめ?
ルッコラはハーブなので、他のハーブと組み合わせて楽しむことが出来ます。
おすすめの組み合わせ
- チャイブ 風味を良くする・害虫予防
- バジル アブラムシなどの害虫予防
- ローマンカモミール ルッコラと植えると風味が良くなる
春植えのルッコラはアブラムシ被害が多いですが、バジルの匂いはアブラムシが嫌うため、寄植えにするとアブラムシ予防ができます。
次は、ルッコラの間引き(摘心)のポイントをお伝えします!
ルッコラの間引き(摘心)のポイントは?間引きしないとどうなるの?
ルッコラは発芽して育ってきたら、葉が重なり合う頃に間引きながら育てます。
適切な株間は7~10cmですが、こまめに収穫するなら5cmでも大丈夫です。
葉が重なってきたら株ごと間引くか、重なっている外葉を付け根から切り取って収穫します。
外葉の収穫は株を傷めないように、ハサミで丁寧に切り取ります。手でむしってはいけません。
間引きせずに育てた場合、株が混み合って風通しが悪くなり病害虫が発生します。
播種から一切間引きしないと、小さいまま5cm程度で育たなくなるので注意してください。
それでは次に、ルッコラの増やし方をお伝えします!
ルッコラの増やし方!挿し木や種まきの時期とやり方はどうするの?秋まきにするの?発芽まで日数は?光は必要?
ルッコラの種まきの時期は、春植えは3月上旬~6月までで、収穫時期は4月~7月になります。
秋植えは9月~12月までに種をまき、収穫時期は10月中旬~1月となります。
害虫が少なく、トウ立ちしにくい秋まきがおすすめです。
湿らせた用土に種をすじ播きにします。好光性種子といって発芽に光が必要ですので、覆土は不要です。
播種から3~5日で発芽します。
次は、ルッコラのかかりうる病気や害虫の対策方法をお伝えします!
ルッコラのかかりうる病気や害虫の対策方法は?白い斑点やアブラムシに注意?
ルッコラは害虫がとてもつきやすい植物で、葉に出る白い斑点の正体はハダニやコナジラミによる食害です。
アブラムシもつきやすく、新芽が萎縮してしまうほど発生することもあります。
対策は防虫ネットをすることです。種まきから栽培終了まで、目開き1mm以下の目の細かいネットで覆って育てます。
ルッコラに白いカビのようなものが生えたらうどんこ病で、多肥と多湿が原因です。
乾かし気味の管理をし、肥料を切って様子を見ましょう。
ひどい場合は、重曹水や市販のウドンコ病治療用のスプレーをします。
次に、ルッコラが大きくならない(育たない)原因やと対策方法をお伝えします!
ルッコラが大きくならない(育たない)原因やと対策方法は?
ルッコラが育たない原因は主に3つです。
- アブラムシの吸汁被害
- 間引きしていない
- 日照不足
アブラムシなど害虫が付くと、栄養を吸い取られ、大きくなりません。
駆除して防虫ネットを張りましょう。
間引きしないのも育たない原因です。
適正な株間まで株の数を減らします。
室内栽培なら日照不足かもしれません。葉の色が薄くなっていませんか?
葉色が悪い場合は日当たりのいい場所に置くか、植物用のライトをつけて光合成をさせましょう。
次は、ルッコラに似た野菜(似てる野菜)をお伝えします!
ルッコラに似た野菜(似てる野菜)はなにがあるの?クレソンとの見分け方は?
ルッコラに似た植物で有名なのはクレソンです。
同じアブラナ科でハーブとして食卓に登るので混同している方も多いです。
ルッコラは、葉は濃い緑色でギザギザ、ごまに似た香りとピリッとした辛さが特徴です。
クレソンは、辛味とほろ苦さ、黄みがかった緑で丸みを帯びたハート型の葉をしています。
それでは次に、ルッコラの美味しい食べ方をお伝えします!
ルッコラの美味しい食べ方!サラダやパスタやの人気のレシピは?
ルッコラは食感と風味、辛味を活かすために生で食べることがおすすめです。
味が苦手な方は火を通すと風味や辛味が若干抜けますのでおすすめです。
油とともに食べると栄養素の吸収がいいです。
生ハムやチーズと他のベビーリーフとともにサラダにする、イタリアンサラダが最も美味しい食べ方です。
パスタ(ペペロンチーノ)やピザにトッピングするのもいいでしょう。
加熱が終わってから最後に乗せて、食感や風味を損なわないようにします。
次は、ルッコラの保存方法をお伝えします!
ルッコラの保存方法は?冷凍保存にしても大丈夫なの?
ルッコラは若葉を収穫するため保存に向きません。
収穫後すぐに調理することをおすすめします。
保存する場合は、根本をなるべく切らず濡らしたキッチンペーパーで株元をくるんで、ポリ袋に入れて1週間を目安に使い切るようにします。
ルッコラはゆでて冷凍する方法なら、3週間ほど保存できます。
ただし、風味は消えてしまうことが多いです。
塩を入れたお湯に5秒程度ゆでてすぐに冷たい水にさらします。
水気をしっかりしぼり、食べやすい量に小分けにしてラップでくるみ、密閉して保存します。
次に、ルッコラの花言葉をお伝えします!
ルッコラの花言葉はなに?別名はなに?
ルッコラの花言葉は「競争」「私に振り向いて」です。
世界中でハーブとして親しまれているので別名も多いです。
「ロケット」「ロケットサラダ」「エルーカ」「アルグラ」などで、和名では「キバナスズシロ」といいます。
それでは最後に、ルッコラの種類や品種をお伝えします!
ルッコラの種類や品種は何があるの?
ルッコラは1年草ですが、多年草のセルバチコ(ワイルドルッコラ)があります。
どちらもごまのような風味とピリッとした辛味がありますが、セルバチコのほうが葉が大きく切れ込みが深くなります。
セルバチコは多年草になるため、株が元気な間は、何度でも葉を収穫できます。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
ルッコラのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは16個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ルッコラの育て方(環境、土、肥料、水やり)
ルッコラは日当たりと風通しのいい場所で育てます。
酸性土壌を嫌いますので、苦土石灰をすき込み、堆肥と元肥を入れます。
プランターでは野菜用培養土で育てます。
多肥と多湿は厳禁で、乾燥気味に育てます。
②ルッコラの画像(写真)!特徴は?栄養価(効能)やカロリーは高いの?食べすぎるとどうなるの?
ルッコラは草丈20~30cm、葉は濃い緑色で成長した葉はギザギザで、成長途中の若葉を収穫して食用にします。
花は大根の花に似た白~淡いクリーム色の十字型です。
栄養価は19kcalでカルシウムやカリウム、ビタミンC・E、β-カロテン、鉄などが豊富です。
EUでは1日の適正摂取量を50gまでとしているので、普通に食べていて健康障害が起こることはありません。
③ルッコラの旬の季節や収穫時期はいつ頃なの?摘み方は?
ルッコラの旬は年に2回あり、秋植えの場合は秋~初冬、春植えは春~初夏です。種まきから1ヶ月~1ヶ月半で収穫できます。
春植えは成長が早くトウ立ちしやすいため、株ごと収穫するのが適しています。
秋植えは気温が下がって成長が鈍るので、外葉から順番に収穫すると長く楽しめます。
④ルッコラの値段や販売価格はいくらぐらいなの?売ってる場所はどこ?
ルッコラはホームセンターや総合園芸店をはじめ、100円ショップでも入手出来ます。
一袋あたりの価格も110円~300円程度とリーズナブルです。
⑤ルッコラの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とポイントは?
ルッコラは種から育てます。1年草で若葉を収穫するので、基本的に植え替えはありません。
⑥ルッコラのプランター(鉢植え)や地植えや水耕栽培で育てる際のポイントは?ペットボトルでも水耕栽培にできるの?
ルッコラ栽培のポイントは、アブラムシと青虫・芋虫が付きやすいので、必ず防虫ネットをすることです。
地植えでは連作障害があるので、1年以上開けることも忘れないようにしましょう。
プランターでは水やりし過ぎや多肥になりやすいので注意します。
ルッコラは家庭では、ペットボトルとスポンジで水耕栽培できます。
⑦ルッコラの寄せ植えに合う植物はなにがあるの?バジルがおすすめ?
ルッコラはハーブなので、他のハーブと組み合わせて楽しむことが出来ます。
チャイブ、バジル、ローマンカモミールがおすすめで、バジルはアブラムシ予防に効果的です。
⑧ルッコラの間引き(摘心)のポイントは?間引きしないとどうなるの?
ルッコラは適切な株間に間引きます。
葉が重なってきたら株ごと間引くか、重なっている外葉を株を傷めないように、ハサミで丁寧に切り取ります。手でむしってはいけません。
播種から一切間引きしないと、小さいまま5cm程度で育たなくなるので注意してください。
⑨ルッコラの増やし方!挿し木や種まきの時期とやり方はどうするの?秋まきにするの?発芽まで日数は?光は必要?
ルッコラの種まきの時期は、秋と春で害虫が少なく、トウ立ちしにくい秋まきがおすすめです。
湿らせた用土に種をすじ播きにします。好光性種子といって発芽に光が必要ですので、覆土は不要です。
播種から3~5日で発芽します。
⑩ルッコラのかかりうる病気や害虫の対策方法は?白い斑点やアブラムシに注意?
ルッコラの葉に出る白い斑点の正体はハダニやコナジラミによる食害です。
アブラムシもつきやすく、新芽が萎縮してしまうほど発生することもあります。
対策は防虫ネットをすることです。
白いカビのようなものが生えたらうどんこ病で、多肥と多湿が原因ですので、施肥と水やりが過剰にならないようにしましょう。
⑪ルッコラが大きくならない(育たない)原因やと対策方法は?
ルッコラが育たない原因と対策は
- アブラムシの吸汁被害 防虫ネットで予防
- 間引きしていない 株間を7cm~10cmになるまで株を間引く
- 日照不足 日向におく、ライトを使ってもいい
の3つです。
⑫ルッコラに似た野菜(似てる野菜)はなにがあるの?クレソンとの見分け方は?
ルッコラに似た植物はクレソンです。
ルッコラは、葉は濃い緑色でギザギザ、ごまに似た香りとピリッとした辛さが特徴です。
クレソンは、辛味とほろ苦さ、黄みがかった緑で丸みを帯びたハート型の葉</をしています。
⑬ルッコラの美味しい食べ方!サラダやパスタやの人気のレシピは?
ルッコラは食感と風味、辛味を活かすために生で食べることがおすすめです。
イタリアンサラダが最も美味しい食べ方です。
パスタ(ペペロンチーノ)やピザにトッピングするするときは、加熱が終わってから最後に乗せて、食感や風味を損なわないようにします。
⑭ルッコラの保存方法は?冷凍保存にしても大丈夫なの?
ルッコラは若葉を収穫するため保存に向きません。
収穫後すぐに調理することをおすすめします。
ゆでて冷凍する方法なら、3週間ほど保存できます。
ただし、風味は損なわれてしまいます。
⑮ルッコラの花言葉はなに?別名はなに?
ルッコラの花言葉は「競争」「私に振り向いて」です。
別名は「ロケット」「ロケットサラダ」「エルーカ」「アルグラ」などで、和名では「キバナスズシロ」といいます。
⑯ルッコラの種類や品種は何があるの?
ルッコラは1年草ですが、多年草のセルバチコ(ワイルドルッコラ)があります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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