みなさんこんにちは。
今回は、大根(ダイコン)についてまとめていきたいと思います。
大根は、アブラナ科ダイコン属に属する一年草です。
日本に大根が渡来したのは、古墳時代だと言われています。
春の七草の1つである「スズシロ」は大根のことですが、「大根」と呼ばれるようになったのは室町時代以降のことで、それまでは「スズシロ」と呼ばれていたそうです。
今回は、大根(ダイコン)についてのポイント、
以上13個の点についてお伝えします。
まずは大根(ダイコン)の育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
大根(ダイコン)の育て方(栽培方法)は?
大根は、根を土の中で太らせてから収穫するため、土をよく耕すことが重要になります。
土をよく耕して柔らかくし、異物の無い土にしないと曲がったり根が分岐した大根になります。
また、発芽適温は15℃~30℃ですが生育適温は15℃~20℃と、適温に差があることも難しいところです。
発芽までは乾燥に注意しながら育てますが、発芽してからは多湿に注意が必要なところもあり、大きく育てるためにはいくつかポイントがあります。
そのため、地域や季節によって育てやすい品種を選ぶことも大切です。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、大根(ダイコン)が好む環境についてお伝えします!
大根(ダイコン)の育て方!環境はどうする?
大根は、日当たりの良い場所で育てましょう。
また、水はけの良い環境でないと腐敗することもあるので、水はけの悪い場所であれば畝を高くして育ててください。
次は、大根(ダイコン)に適した用土についてお伝えします!
大根(ダイコン)を育てる際の適した用土は何?
大根は、深くまで耕してある、水はけが良く適度に保水性のある用土を好みます。
用土はph5.5~6.5が目安です。
地植えする場合は、植え付ける2週間前に苦土石灰と腐熟した堆肥を用土に混ぜて、1週間経過したら再度化成肥料を混ぜてください。
その際、30cm~35cmの深さまでよく耕し、石や土の塊が無いようにしましょう。
次は、大根(ダイコン)に必要な肥料についてお伝えします!
大根(ダイコン)の育て方!肥料はどうする?
大根は、根をまっすぐに育てるためによく腐熟した堆肥を使用しましょう。
堆肥は土を柔らかくするのに効果的なので、「完熟堆肥」と書かれているものを使用しましょう。
追肥は、2回目の間引きの際に化成肥料を株と株の間に施します。
追肥をしたら、畝を軽く耕してから土寄せをしましょう。
では次は、大根(ダイコン)の水やりポイントについてお伝えします!
大根(ダイコン)を育てる際の水の量はどうする?
大根は、発芽するまでは毎日水やりをして乾燥に注意して育てましょう。
発芽してからは、多湿になると根が腐敗したり病気になる危険性があります。
しかし、根が肥大する生育期には水切れに注意が必要なので様子を観ながら水やりをしましょう。
以上で基本的な大根(ダイコン)の育て方については終わりです。
次は大根(ダイコン)の写真をお見せします!
大根(ダイコン)の画像(写真)!特徴は?原産地はどこ?
大根は、地中海沿岸や中央アジアが原産地と言われていますが詳しい原産地は分かっていません。
大根の葉はロゼット状に根際から生えて、羽状に全裂するか羽状複葉をしています。
花は、茎が1mほど立った先の総状花序に、白色か淡い紫色のものをまばらに付けます。
花色は白色か淡い紫色の4弁花で、サラダに散らすなどして食べることもできます。
しかし、美味しくいただくのであれば菜の花などと同じく、蕾の状態の方が柔らかくてクセがない状態でいただけます。
しかし、一般的には花が咲く前に大根として収穫してしまうので、花は自家栽培でしかほとんど見る機会はないでしょう。
花が咲いてしまった大根は花に養分がいくので鬆(ス)が入り、中がスカスカになりあまりおいしくありません。
大根の根は、皮が白色のものだけでなく黒色や緑色など品種により様々で、形も様々です。
また、開花後にできる実はアブラナ科の植物に多くみられる長角果で、長いサヤ型のものです。
実の中には赤褐色の種が入っています。
次に、大根(ダイコン)の季節や収穫時期はいつ頃なのかをお伝えします!
大根(ダイコン)の季節や収穫時期はいつ頃なの?
大根は、一年樹収穫されています。
品種が多いので品種ごとに旬があり、地域ごとに採れる品種も異なります。
大根は涼しい気候で生育するので、夏場は北海道など涼しい土地で収穫され、冬場は暖地で収穫されます。
品種によって種まきから収穫までの日数は違いますが、短い品種であれば約60日で収穫できます。
次は、大根(ダイコン)の値段や販売価格はいくらぐらいなのかをお伝えします!
大根(ダイコン)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?
大根の種の販売価格は、約200円~400円です。
大根はとても品種が多いので、栽培地や季節、色などお好みに合わせて購入してみてください。
それでは次に、大根(ダイコン)の苗の植え付け(植え方)や植え替えのポイントをお伝えします!
大根(ダイコン)の苗の植え付け(植え方)や植え替えのポイントは?
大根は、基本的には種から育てて植え替えもしません。
直根性である大根やゴボウ、ニンジンなどは苗の販売はしておりません。
また、間引いた苗を再度植え付けることもありません。
それは、根がまっすぐ伸びていく性質があり、まっすぐに伸びている根の周りには細い根があるからです。
細い根からも養分を吸収しているため、植え替えなどをして根が傷つくと枯れる場合もあります。
また、植え替えて成長したとしても根が曲がったり、分かれたりといびつな形になったり根が細いまま成長しないこともあります。
そのため、大根は間引いたら食べてしまうのが一番です。
次は、大根(ダイコン)の鉢植え(プランター)や水耕栽培で育てる際のポイントをお伝えします!
大根(ダイコン)の鉢植え(プランター)や水耕栽培で育てる際のポイントは?葉の間引きは必要なの?
(ハツカダイコン)
大根を鉢植えやプランターで育てる場合は、幅70cm深さ30cm以上あるものが必要です。
これほど大きな鉢でも、普通の大根ではなくミニ大根を1株収穫するのが精いっぱいでしょう。
また、ミニ大根ではなくハツカ大根という、根が2cm程度にしか育たない大根であれば株間3cmほどで良いので数株収穫できますし、プランターの深さはいりません。
ハツカ大根の間引きは株間に合わせて行えば良いですし、根の色も紫や赤など様々なのでいくつかの品種をまとめて栽培するのも良いでしょう。
(ハツカ大根の様々な品種)
ミニ大根でもハツカ大根でも用土は培養土を使用し、種まきのやり方は同じで間引きも必要です。
間引きながら育て、ミニ大根であれえば路地栽培と同じく最終的には1株を成長させていきましょう。
しかし、大根は害虫が付きやすいので害虫が付きづらい品種を選んだり、防虫ネットが必要なのは路地栽培と同じです。
適切な品種を選べばプランター栽培も楽しくなるでしょう。
また、大根の水耕栽培はかいわれ大根までであれば簡単にできますが、根を肥大化させるのは少々難しいでしょう。
スポンジなどに種をまいて発芽させ、苗ごとにスポンジを切り30cmは深い容器にスポンジを浮かせるように培養液に漬けます。
この際、スポンジをしっかりと固定しておかないと、根が肥大化した時に支えになるものが必要になります。
また、大根の水耕栽培は腐りやすいです。
そのため、根の肥大化と共に水位を下げていけば腐りにくくなりますが、きちんと養分が採れるように培養液を工夫したり、LEDライトを使用するなど設備は必要でしょう。
プランターと同じく、ミニ大根やハツカ大根のほうが栽培しやすいと思います。
どこまで大きく育てられるか、チャレンジしてみるのも楽しいかもしれません。
次に、大根(ダイコン)の増やし方をお伝えします!
大根(ダイコン)の増やし方!種まき時期と種まきのポイントは?
大根は、春に種まきをする春まきと、秋に種まきをする秋まきがあります。
品種や地域によって種まきの時期が異なるので、種の説明を読んでからまいてください。
大根の種まきは、植え付けたい場所に直にまきます。
1か所に5粒~6粒づつまき、30cmほど間隔をあけてまいてください。
覆土を1cm~2cmしたら、手で軽く土を固めてから水やりをしましょう。
水やりまで終わったら上から防虫ネットををかけて、鳥や害虫を防ぎましょう。
2日~3日で発芽するので、小葉が完全に開いたら間引きをして3本立ちにします。
その後、本葉が2枚~3枚になったら2本立ちにし、本葉が6枚~7枚になったら1本立ちにしましょう。
間引いた菜は食べられるので、塩漬けやお味噌汁にしていただきましょう。
間引くときに他の株まで引き抜きそうになる場合は、ハサミで地際から葉の部分を切り落とすように間引くと良いです。
次は、大根(ダイコン)のかかりうる病気や害虫の対策方法をお伝えします!
大根(ダイコン)のかかりうる病気や害虫の対策方法は?
大根は、「軟腐病」・「黒腐病」に気を付けましょう。
軟腐病は、腐ったような症状が出る病気で根や葉が腐ったように柔らかくなり、異臭を放ちます。
黒腐病は、腐ったような症状は出ますが異臭はしません。
このような症状が出た株は、他の株にうつらないように畑の外に持ち出して処分してください。
また、うどんこ病やべと病にも注意しましょう。
また、アオムシ、ハムシ、ヨトウムシ、コナガ、ネキリムシ、アブラムシ、ダイコンサルハムシ、キスジノミハムシなど、大根に付きやすい害虫は多いです。
種まきの前に土壌に混ぜる殺虫剤もありますので、使用すると良いでしょう。
また、防虫ネットは出来るだけ細かい目のものを使いったり、シルバーマルチも効果的です。
害虫や病気が見つかったら早めに駆除し、手に負えない場合は殺虫剤や殺菌剤を使いましょう。
それでは次に、大根(ダイコン)が枯れる(枯れた)原因や根腐れの対策方法をお伝えします!
大根(ダイコン)が枯れる(枯れた)原因や根腐れの対策方法は?
大根が枯れる一番多い原因は、水切れです。
多湿になると根腐れを起こしやすいので、水をやらないでおこうとすると枯れてしまいます。
特に根が肥大化する成長期に水切れを起こすと、葉にも養分がいかなくなり枯れてしまいますので注意しましょう。
また、害虫や病気により枯れたり、植え替えをした場合も枯れることもあります。
大根は、根がまっすぐ生えるだけでなく細かい細い根を張らしています。
そのような細い根からも養分を吸っているので、植え替えをして根を傷付けると枯れるので植え替えはしないようにしましょう。
その他にも、肥料過多になり枯れることもあるので、根に肥料が直接触れないように少し離した場所に追肥するようにしましょう。
大根の根腐れは畝を高くすることや、土壌のphの管理を適切にすること、水やりは良く観察して行うことで防げます。
そして、大根のみを連作するのは良いですが、連作障害を起こしやすくなる他のアブラナ科の植物との連作は避けてください。
次は、大根(ダイコン)の冬越しのやり方をお伝えします!
大根(ダイコン)の冬越しのやり方は?
大根は、9月~11月頃に種まきをする品種を作る場合、冬越しさせる必要があります。
例えば、「冬みね」という青首大根の品種は耐寒性があるので、温暖地での2月~3月中旬の収穫が可能です。
株と株の間を20cmほど狭く育てることでお互いの葉で防寒することができます。
また、トンネル栽培にすることでより防寒が出来て甘く育つそうです。
そして、秋に収穫した大根を土を被せて越冬させるやり方もあります。
北海道の「雪の下大根」が有名で秋に収穫した大根をビニールで覆い、30cmほど土を被せておくと降った雪によって保存される仕組みです。
普通の大根よりも糖度が増すそうです。
また、雪が降らない場所でも深さ30cmほど土を掘って埋めておけば保存できます。
次に、大根(ダイコン)の効果や効能をお伝えします!
大根(ダイコン)の効果や効能は?栄養ないってホント?ダイエット効果はあるの?
大根の95%は水分でできているので、栄養価が高いわけではありませんが食べ方を工夫することで得られる効果はたくさんあります。
大根の根の部分には、胃腸の働きを良くする消化酵素が数種類含まれ、辛味成分には胃液の分泌を促す酵素があります。
このような酵素は加熱に弱いため、大根おろしにして食べるのが最適です。
ハンバーグや天ぷらなどに大根おろしを加えることで、リパーゼという酵素が働き脂肪の分解を助けてくれます。
また、アミラーゼという酵素はでんぷんの分解を助けてくれるのでパスタや餅に合わせると効果的です。
そして、ビタミンCも多く含まれますがビタミンCは水溶性なので、これも大根おろしにすると摂取しやすくなります。
大根を干して切り干し大根にすると、ビタミンB群やカリウム、カルシウム、食物繊維が増えて栄養価も増します。
大根の葉の部分には、ビタミンA・C・Kの他に葉酸、カルシウム、食物繊維が含まれているので葉の部分も捨てずにきれいなところは食べるようにしましょう。
大根は、100gで18キロカロリーとカロリーは少ないので、生の大根を食卓に取り入れることで、消化が促され、ダイエットにもつながるでしょう。
しかし、大根だけを大量に食べるのではなく、タンパク質や脂質とうまく組み合わせて、バランスの良い摂取の仕方を心がけましょう。
次は、大根(ダイコン)の花言葉をお伝えします!
大根(ダイコン)の花言葉はなに?英語名や学名は?
大根の花言葉は、「純白」・「適応力」です。
このような花言葉は、大根の花や根が真っ白いものが多いことや、曲がりながらでも下へと伸びていく根の力強さから名付けられたのでしょう。
また、大根を英語にすると「Radish」で、学名は「Raphanus sativus」です。
それでは最後に、大根(ダイコン)の種類や品種をお伝えします!
大根(ダイコン)の種類や品種は何があるの?
(青首大根)
一般的に出回っている大根の多くは、「青首大根」と呼ばれる種類の大根です。
青首大根は、日本国内の市場に流通する大根の90%以上を占めていて、根の上の部分が日光に当たり青くなっているのが特徴です。
根の上の部分は甘味が強く、下の部分は辛味が程よくあり全体的に水分が多いので食べやすい種類です。
青首大根の品種には以下のようなものがあります。
①春大根
春まきの品種で病気にも強くとう立ちが遅い品種です。
②春のほまれ
重さ1.2kgにもなる長い根が特徴の春まき品種です。
③夏祭
暑さに強い品種で、種まきから約60日で収穫できる品種です。
⑤かわいい大根
長さ15cmほどのミニ大根です。
⑥宮重大根
現在では愛知県西部に当たる宮重が発祥の青首大根です。
青首大根の多くがこの品種から生まれていますが、戦後に生産されなくなり、平成になってから「宮重大根純種子保存会」により栽培されるようになった品種です。
他にも、大根の種類には「白首大根」があります。
名前の通り根の上の方も白い品種で、かつては白首大根が主流でしたが現在では青首大根の方が生産量も多くなっています。
白首大根は煮崩れにくく、煮物やおでんに最適な品種です。
白首大根の主な品種は以下の通りです。
①三浦大根
重さが2kg~8kg、長さ60cmにもなり、根が下の方に向かって太くなる形をしているため抜きずらい品種です。
三浦半島で良く作られていた品種ですが、今では青首大根の方が栽培されていて三浦大根が食べられるのは主にお正月だそうです。
②湘白
抜きずらい三浦大根の改良品種で、総太りの形をしていて甘味も強く煮崩れしにくい、いろいろな調理に向く品種です。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
大根(ダイコン)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは13個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①大根(ダイコン)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
大根は、日当たりの良い場所で育てましょう。
深くまで耕してある水はけが良く適度に保水性のある用土を好み、ph5.5~6.5が目安です。
また、肥料には根をまっすぐに育てるためによく腐熟した堆肥を使用しましょう。
追肥は、2回目の間引きの際に化成肥料を株と株の間に施します。
大根は、発芽するまでは毎日水やりをして乾燥に注意し、発芽してからは多湿に注意しながら水やりをしましょう。
②大根(ダイコン)の画像(写真)!特徴は?原産地はどこ?
大根は、地中海沿岸や中央アジアが原産地と言われていますが詳しい原産地は分かっていません。
大根の葉はロゼット状に根際から生えて羽状に全裂するか羽状複葉をしています。
花は、茎が1mほど立った先の総状花序に、白色か淡い紫色のものをまばらに付けます。
花色は白色か淡い紫色の4弁花で、サラダに散らすなどして食べることもできます。
大根の根は、皮が白色のものだけでなく黒色や緑色など品種により様々で、形も様々です。
また、開花後にできる実はアブラナ科の植物に多くみられる長角果で、長いサヤ型のものです。
実の中には赤褐色の種が入っています。
③大根(ダイコン)の季節や収穫時期はいつ頃なの?
大根は、一年樹収穫されています。
品種が多いので品種ごとに旬があり、地域ごとに採れる品種も異なります。
夏場は北海道など涼しい土地で収穫され、冬場は暖地で収穫されます。
④大根(ダイコン)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?
大根の種の販売価格は、約200円~400円です。
⑤大根(ダイコン)の苗の植え付け(植え方)や植え替えのポイントは?
大根は、基本的には種から育てて植え替えもしません。
直根性である大根やゴボウ、ニンジンなどは苗の販売はしておりません。
また、間引いた苗を再度植え付けることもありません。
植え替えなどをして根が傷つくと枯れる場合もあります。
また、植え替えて成長したとしても根が曲がったり、いびつな形になったり根が細いまま成長しないこともあります。
そのため、大根は間引いたら食べてしまうのが一番です。
⑥大根(ダイコン)の鉢植え(プランター)や水耕栽培で育てる際のポイントは?葉の間引きは必要なの?
大根を鉢植えやプランターで育てる場合は、幅70cm深さ30cm以上あるものが必要です。
これほど大きな鉢でも、普通の大根ではなくミニ大根を1株収穫するのが精いっぱいでしょう。
ハツカ大根であれば、数株収穫できます。
用土は培養土を使用し、種まきのやり方は同じで間引きも必要です。
間引きながら育て、ミニ大根であれば路地栽培と同じく最終的には1株を成長させていきましょう。
害虫が付きづらい品種を選んだり、防虫ネットが必要なのは路地栽培と同じです。
また、大根の水耕栽培はかいわれ大根までであれば簡単にできますが、根を肥大化させるのは少々難しいでしょう。
スポンジなどに種をまいて発芽させ、苗ごとにスポンジを切り30cmは深い容器にスポンジを浮かせるように培養液に漬けます。
この際、スポンジをしっかりと固定しておかないと、根が肥大化した時に支えになるものが必要になります。
また、大根の水耕栽培は腐りやすいので養分が採れるように工夫したり、LEDライトを使用するなど設備は必要でしょう。
⑦大根(ダイコン)の増やし方!種まき時期と種まきのポイントは?
大根は、春に種まきをする春まきと、秋に種まきをする秋まきがあります。
種まきは、植え付けたい場所に直にまきます。
1か所に5粒~6粒づつまき、30cmほど間隔をあけてまいてください。
覆土を1cm~2cmしたら手で軽く土を固めてから水やりをしましょう。
水やりまで終わったら上から防虫ネットををかけてください。
2日~3日で発芽するので、小葉が完全に開いたら間引きをして3本立ちにします。
その後、本葉が2枚~3枚になったら2本立ちにし、本葉が6枚~7枚になったら1本立ちにしましょう。
⑧大根(ダイコン)のかかりうる病気や害虫の対策方法は?
大根は、「軟腐病」・「黒腐病」に気を付けましょう。
このような病気が出た株は、他の株にうつらないように畑の外に持ち出して処分してください。
また、うどんこ病やべと病にも注意しましょう。
また、アオムシ、ネキリムシ、アブラムシ、、キスジノミハムシなど、大根に付きやすい害虫は多いです。
種まきの前に土壌に混ぜる殺虫剤もありますので、使用すると良いでしょう。
また、防虫ネットは出来るだけ細かい目のものを使ってください。
害虫や病気が見つかったら早めに駆除し、手に負えない場合は殺虫剤や殺菌剤を使いましょう。
⑨大根(ダイコン)が枯れる(枯れた)原因や根腐れの対策方法は?
大根が枯れる一番多い原因は水切れです。
特に根が肥大化する成長期に水切れを起こすと、葉にも養分がいかなくなり枯れてしまいます。
害虫や病気の他、植え替えをした場合も枯れることもあります。
そして、肥料過多になり枯れることもあるので、根に肥料が直接触れないように追肥するようにしましょう。
また、根腐れは畝を高くすることや、土壌のphの管理を適切にすること、水やりは良く観察して行うことで防げます。
そして、大根のみを連作するのは良いですが、連作障害を起こしやすくなる他のアブラナ科の植物との連作は避けてください。
⑩大根(ダイコン)の冬越しのやり方は?
大根は、9月~11月頃に種まきをする品種を作る場合、冬越しさせる必要があります。
例えば、「冬みね」という青首大根の品種は耐寒性があるので、温暖地での2月~3月中旬の収穫が可能です。
株と株の間を20cmほど狭く育てることでお互いの葉で防寒することができます。
また、トンネル栽培にすることでより防寒が出来て甘く育つそうです。
そして、秋に収穫した大根を土を被せて雪の下で越冬させるやり方もあります。
また、雪が降らない場所でも深さ30cmほど土を掘って埋めておけば保存できます。
⑪大根(ダイコン)の効果や効能は?栄養ないってホント?ダイエット効果はあるの?
大根を食べることで得られる効果はたくさんあります。
大根の根の部分には、ビタミンCや胃腸の働きを良くする消化酵素、胃液の分泌を促す酵素もあります。
大根を干せばビタミンB群やカリウム、カルシウム、食物繊維が増えて栄養価も増します。
大根の葉の部分には、ビタミンA・C・Kの他に葉酸、カルシウム、食物繊維が含まれています。
大根は、100gで18キロカロリーなので生の大根を食卓に取り入れることで、消化が促され、ダイエットにもつながるでしょう。
⑫大根(ダイコン)の花言葉はなに?英語名や学名は?
大根の花言葉は、「純白」・「適応力」です。
大根を英語にすると「Radish」で、学名は「Raphanus sativus」です。
⑬大根(ダイコン)の種類や品種は何があるの?
一般的に出回っている大根の多くは、「青首大根」と呼ばれる種類の大根です。
青首大根には、「春大根」や「宮重大根」という品種があります。
他にも「白首大根」という種類もあり、「三浦大根」が代表的な品種です。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメントを残す