みなさんこんにちは。
今回は、ウグイスカグラについてまとめていきたいと思います。
ウグイスカグラは、スイカズラ科スイカズラ属に属する落葉低木です。
学名は「Lonicera gracilipes」で、漢字で書くと「鶯神楽」です。
ウグイスカグラは日本が原産です。
諸説ありますが、鶯(ウグイス)が茂みの中で神楽を舞っているような花姿に見えることからこのような名前が付いたともいわれています。
今回は、ウグイスカグラについてのポイント、
以上12個の点についてお伝えします。
まずはウグイスカグラの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ウグイスカグラの育て方は?
ウグイスカグラは、寒さにも暑さにも強い育てやすい落葉低木です。
日当たりの良い場所で育てると生育が良くなりますが、日の当たる方だけが成長して成長が偏ることがあります。
地植え以外でも盆栽仕立てや鉢植えで育てることもできますが、株にまんべんなく日が当たるような場所で育てましょう。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ウグイスカグラが好む環境についてお伝えします!
ウグイスカグラの育て方!環境はどうする?
ウグイスカグラは、日当たりの良い場所で育てましょう。
日陰でも育ちますが、間延びしたような株になり花付きも実付きも悪くなります。
また、北海道でも九州地方でも地植えできるので霜や暑さの心配はいりません。
次は、ウグイスカグラに適した用土についてお伝えします!
ウグイスカグラを育てる際の適した用土は何?
ウグイスカグラは、水はけの良い用土で育てましょう。
土質は特に選ばないので、庭の土の水はけが悪い場合は腐葉土などを混ぜて育てましょう。
次は、ウグイスカグラに必要な肥料についてお伝えします!
ウグイスカグラの育て方!肥料はどうする?
ウグイスカグラを地植えしている場合は、2月頃に追肥をすれば十分です。
株元に油かすや堆肥を少量で良いので施してあげると、花付きが良くなります。
では次は、ウグイスカグラの水やりポイントについてお伝えします!
ウグイスカグラを育てる際の水の量はどうする?
ウグイスカグラは、乾燥気味に育てましょう。
地植えしている場合は、ほぼ降雨のみで育ちます。
乾燥状態が続くようであれば水やりをし、水のやりすぎには注意してください。
ウグイスカグラを鉢植えしている場合は、土の表面が乾いたら水やりをしましょう。
以上で基本的なウグイスカグラの育て方については終わりです。
次はウグイスカグラの写真をお見せします!
ウグイスカグラの画像(写真)!特徴は?
ウグイスカグラは、樹高2mほどになる落葉低木です。
若い枝は赤褐色を帯びていますが、成長すると灰褐色になります。
葉は対生していて、長さは3cm〜6cmほどの広楕円形〜倒卵形で無毛です。
花冠は長さ約1cm〜2cmのラッパ状をしていて、淡いピンク色をしています。
葉と同時に開花し、葉腋に通常は1つ、稀に2つの花を垂れ下がるよう咲かせます。
花後は楕円形の汁が多い果実を付け、熟すと真っ赤になります。
果実は、先端に萼が残るのが特徴で約1cmほどの小さな果実ですが、汁を多く含むため透明感がある美しい果実です。
(ウグイスカグラの実)
次に、ウグイスカグラの実生や開花時期をお伝えします!
ウグイスカグラの実生や開花時期や季節はいつ頃なの?
ウグイスカグラの開花時期は、4月~5月頃です。
温暖な地方だと3月から花を観ることができます。
開花時期は「鶯が鳴き始めるころ」と言われていて、春の訪れを感じさせてくれる花です。
また、ウグイスカグラの実は開花後の6月頃に観られます。
秋には葉が黄色く紅葉して、徐々に落葉します。
次は、ウグイスカグラの販売場所をお伝えします!
ウグイスカグラの販売場所は?どこで買えるの?
ウグイスカグラは、園芸店やインターネット通販で購入できます。
大きく育っている苗木も販売されていますし、盆栽仕立てにされているものも販売されています。
お好みに合わせて購入してみてください。
それでは次に、ウグイスカグラの苗の植え付けのポイントをお伝えします!
ウグイスカグラの苗の植え付けのポイントは?
ウグイスカグラの植え付けは、11月下旬~3月頃に行いましょう。
植え付けは、出来るだけ浅く植え付けることがポイントです。
ウグイスカグラは深く根を張るのではなく、浅いところに根を張ります。
植え付けたら支柱を立てて、根に直射日光が当たらないようにワラなどで保護してあげるとより良く育つでしょう。
次は、ウグイスカグラを鉢植えや盆栽で育てる際のポイントをお伝えします!
ウグイスカグラを鉢植えや盆栽で育てる際のポイントは?
ウグイスカグラは、根を浅く張るため鉢植えや盆栽にして育てることもできます。
鉢植えや盆栽にする場合は、できれば1年に1回3月に植え替えをしましょう。
また、鉢植えや盆栽にすると実が付きにくいので、5月~11月に追肥としてリン酸とカリ分が多いものを与えてください。
骨粉や魚粉を玉肥に混ぜると、適した肥料になります。
ウグイスカグラは低木なので、根の長さが樹高になると思ってください。
大きくしたくない場合は、深くまで根が張らないように小さな鉢で育てると小さな樹高を維持することができます。
次に、ウグイスカグラのおすすめの食べ方をお伝えします!
ウグイスカグラの実は食べられる?おすすめの食べ方は?
ウグイスカグラの実は、そのままでも食べられます。
ヨーグルトに入れて食べたり、たくさん収穫できるのであればジャムにして食べることをおすすめします。
また、ホワイトリカーに漬ければウグイスカグラのお酒の出来上がりです。
ウグイスカグラのジャムやお酒は、とても貴重で珍しいと思います。
一度は口にしてみたいですね。
次は、ウグイスカグラの楽しみ方をお伝えします!
ウグイスカグラの楽しみ方!茶花など
ウグイスカグラは、茶花にしてもとてもきれいです。
樹形をそのままに茶花にすると、日本の奥ゆかしさを感じるものとなるでしょう。
椿とともにすれば、季節感も出ます。
また、生け花や盆栽でもウグイスカグラは楽しむことができます。
庭木として、玄関先に植え付けてみてもその花姿に日本の風情を感じること間違いないでしょう。
それでは次に、ウグイスカグラの剪定のポイントをお伝えします!
ウグイスカグラの増やし方!剪定のポイントは?
ウグイスカグラは、株分け、挿し木、種まきで増やせます。
株分けは、11月下旬~3月頃の落葉期に行いましょう。
ウグイスカグラの株元から出ている元気な枝の株元に、あらかじめ土を被せておくと根が張ります。
その根が張った枝を株分けすると、とても簡単に株分けができます。
根が張ってきたら、株を掘り上げてハサミやナイフなどで優しく切り分けて植え付けましょう。
ウグイスカグラの種まきは、熟した実から種を取り出して種まき用の用土にすぐにまきましょう。
種は乾燥させると発芽率が下がるので、すぐにまかない場合は湿らせた砂などに包んで保管してください。
保管した種は、翌年の春にはまくようにしましょう。
また、ウグイスカグラの剪定は2月頃に行ってください。
ウグイスカグラは、次々と株元から新しい枝を出します。
そのため、剪定は3年~4年経過した古い枝を株元から切り落とすようにしてください。
ウグイスカグラはあまり樹形が乱れることがないので、剪定は古い枝を切り落とすだけで良いでしょう。
次は、ウグイスカグラの挿し木のやり方をお伝えします!
ウグイスカグラの挿し木のやり方はどうするの?
ウグイスカグラの挿し木は、3月下旬頃に行いましょう。
前年伸びた元気な枝を15cmほどに切り落とし、1時間ほど水に挿して吸水させます。
吸水させたら鉢に入れた湿らせた挿し木用の用土など、清潔な用土に挿しましょう。
挿したら直射日光の当たらない、風通しの良い場所で育てましょう。
その後の植え付けは、翌年の2月~3月です。
ウグイスカグラの挿し木は植え付けまでに1年かかり、花が咲くのは3年~4年はかかるので気長な作業になります。
次に、ウグイスカグラの花言葉をお伝えします!
ウグイスカグラの花言葉はなに?
ウグイスカグラの花言葉は、「未来を見つめる」・ 「明日への希望」です。
このような花言葉は、春に花を咲かせることから新しい未来への希望を表しているのでしょうか。
それでは最後に、ウグイスカグラの種類や品種をお伝えします!
ウグイスカグラの種類や品種は何があるの?
ウグイスカグラが属するスイカズラ属には、北半球に約180種類もの植物が属しています。
日本には、20種類ほどが生息しています。
ウグイスカグラには、「シロバナウグイスカグラ」という白い花を咲かせる品種があります。
また、「ヤマウグイスカグラ」という花や果実に腺毛があり、枝葉に毛のある種類や、「ミヤマウグイスカグラ」という葉柄、若枝、子房、花柄に腺毛が多い種類があります。
(ヤマウグイスカグラ)
そして、ウグイスカグラと良く似た実をつける「キンギンボク(ヒョウタンボク)」も同じスイカズラ属に属していますが果実に毒を持っているので注意しましょう。
キンギンボク(ヒョウタンボク)は、名前の通り実がひょうたんのように連なっているのが特徴です。
(キンギンボク(ヒョウタンボク)の実)
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
ウグイスカグラのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは12個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ウグイスカグラの育て方(環境、土、肥料、水やり)
ウグイスカグラは、日当たりの良い場所で育てましょう。
また、北海道でも九州地方でも地植えできるので霜や暑さの心配はいりません。
水はけの良い用土であれば土質は特に選びません。
2月頃に株元に油かすや堆肥を少量施すと、花付きが良くなります。
乾燥状態が続くようであれば水やりをし、水のやりすぎには注意してください。
②ウグイスカグラの画像(写真)!特徴は?
ウグイスカグラは、樹高2mほどになる落葉低木です。
若い枝は赤褐色を帯びていますが、成長すると灰褐色になります。
葉は対生していて、長さは3cm〜6cmほどの広楕円形〜倒卵形で無毛です。
花冠は長さ約1cm〜2cmのラッパ状をしていて、淡いピンク色をしています。
花後は楕円形の汁が多い果実を付け、熟すと真っ赤になります。
果実は、先端に萼が残るのが特徴で約1cmほどの小さな果実です。
③ウグイスカグラの実生や開花時期や季節はいつ頃なの?
ウグイスカグラの開花時期は、4月~5月頃です。
温暖な地方だと3月から花を観ることができます。
実は開花後の6月頃に観られます。
また、秋には葉が黄色く紅葉して徐々に落葉します。
④ウグイスカグラの販売場所は?どこで買えるの?
ウグイスカグラは、園芸店やインターネット通販で購入できます。
⑤ウグイスカグラの苗の植え付けのポイントは?
ウグイスカグラの植え付けは、11月下旬~3月頃に行いましょう。
植え付けは、出来るだけ浅く植え付けることがポイントです。
ウグイスカグラは深く根を張るのではなく、浅いところに根を張ります。
植え付けたら支柱を立てて、ワラなどで根を保護するとより良く育つでしょう。
⑥ウグイスカグラを鉢植えや盆栽で育てる際のポイントは?
ウグイスカグラを鉢植えや盆栽にする場合は、1年に1回3月に植え替えをしましょう。
また、5月~11月に追肥としてリン酸とカリ分が多いものを与えてください。
ウグイスカグラは低木なので、根の長さが樹高になると思ってください。
深くまで根が張らないように小さな鉢で育てると、小さな樹高を維持することができます。
⑦ウグイスカグラの実は食べられる?おすすめの食べ方は?
ウグイスカグラの実は、そのままでも食べられます。
ヨーグルトに入れて食べたり、ジャムにして食べることをおすすめします。
また、ホワイトリカーに漬ければウグイスカグラのお酒の出来上がりです。
⑧ウグイスカグラの楽しみ方!茶花など
ウグイスカグラは、椿とともに茶花にしてもとてもきれいです。
また、生け花や盆栽でも楽しむことができます。
庭木として、玄関先に植え付けても日本の風情を感じること間違いないでしょう。
⑨ウグイスカグラの増やし方!剪定のポイントは?
ウグイスカグラは、株分け、挿し木、種まきで増やせます。
株分けは、11月下旬~3月頃の落葉期に行いましょう。
株を掘り上げて、ハサミやナイフなどで優しく切り分けて植え付けましょう。
種まきは、熟した実から種を取り出して種まき用の用土にすぐにまきましょう。
また、ウグイスカグラの剪定は2月頃に行ってください。
ウグイスカグラは、次々と株元から新しい枝を出します。
そのため、剪定は3年~4年経過した古い枝を株元から切り落とすようにしてください。
⑩ウグイスカグラの挿し木のやり方はどうするの?
ウグイスカグラの挿し木は、3月下旬頃に行いましょう。
前年伸びた元気な枝を15cmほどに切り落とし、1時間ほど水に挿して吸水させます。
吸水させたら鉢に入れた湿らせた挿し木用の用土など、清潔な用土に挿しましょう。
挿したら直射日光の当たらない、風通しの良い場所で育てましょう。
⑪ウグイスカグラの花言葉はなに?
ウグイスカグラの花言葉は、「未来を見つめる」・ 「明日への希望」です。
⑫ウグイスカグラの種類や品種は何があるの?
ウグイスカグラには、「シロバナウグイスカグラ」という白い花を咲かせる品種もあります。
また、「ヤマウグイスカグラ」・「ミヤマウグイスカグラ」という種類があります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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