みなさんこんにちは。
今回は、ディルについてまとめていきたいと思います。
ディルは、セリ科・イノンド属に属する一年草のハーブです。
学名は、「Anethum graveolens」でイノンドとも呼ばれています。
地中海沿岸や西アジアが原産で、比較的育てやすいハーブです。
今回は、ディルについてのポイント、
以上17個の点についてお伝えします。
まずはディルの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ディルの育て方は?
ディルは、日陰だと生育が悪くなるので、必ず日当たりの良い場所で育てましょう。
また、耐寒性はありますが、夏の暑さには弱いので秋に種まきをして育てることをおすすめします。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ディルが好む環境についてお伝えします!
ディルの育て方(栽培)!環境はどうする?
ディルは、日当たりが良く、風通しの良い環境を好みます。
また、同じセリ科のフェンネルを育てている場合はできるだけ離して植え付けてください。
ディルとフェンネルは交雑しやすいので、雑種の種が出来てしまいます。
雑種の種は、香りや生育など、性質の違うものになりますので注意してください。
次は、ディルに適した用土についてお伝えします!
ディルを育てる際の適した用土は何?
ディルは、水はけがよく、ある程度保水性もある土壌を好みます。
市販の草花用培養土やハーブ用培養土で十分ですが、自分で土を配合する場合は、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜましょう。
また、酸性土を嫌うので、地植えする場合は苦土石灰を混ぜ、土壌改良を行ってから腐葉土を混ぜてください。
次は、ディルに必要な肥料についてお伝えします!
ディルの育て方(栽培)!肥料はどうする?
ディルは、肥沃な土壌を好みます。
そのため、植え付けるときに緩効性化成肥料を土に混ぜておきましょう。
また、夏場以外は2週間に1回程度追肥を行ってください。
では次は、ディルの水やりポイントについてお伝えします!
ディルを育てる際の水の量はどうする?
ディルは、やや湿り気のある土壌を好み、乾燥を嫌います。
そのため、鉢植えで育てる場合は土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。
地植えの場合は降雨のみでも育ちますが、夏場の暑い時期や乾燥が強い時は水を与えてください。
乾くとすぐに葉がしおれてしまうので、乾燥する時期は朝番2回水やりをするなど、こまめに行いましょう。
以上で基本的なディルの育て方については終わりです。
次はディルの写真をお見せします!
ディルの画像(写真)!特徴は?
(ディルの花)
ディルの草丈は、50㎝~100㎝ほどです。
花径は2㎜ほどで小さいですが、黄色い5弁の花をたくさん付けるのが特徴です。
種は楕円形で薄く、約4㎜~5㎜と小さいです。
(ディルの種)
葉は細い茎に互生し、青緑色で細長く、やわらかいので、生でも食べやすく、香りも良いので一株あると料理にも便利でしょう。
(ディルの葉)
次はディルの開花時期についてお伝えします。
ディルの開花時期や季節はいつ頃なの?
ディルの開花時期は、5月~7月頃の初夏です。
開花が終わり、10月頃に種が付き始めると徐々に枯れていきます。
そのため、春に種まきをするよりも秋に種まきをして育てた方が収穫時期が長くなります。
次にディルの苗付けのポイントについてお伝えします。
ディルの苗の植え付けのポイントは?
ディルは、移植を嫌うハーブです。
そのため、種から育てることが主流で、苗はあまり売っていません。
しかし、苗が手に入った場合は、根を崩さないように植え付けてください。
それでは次はディルの鉢植えや水耕栽培で育てる際のポイントについてお伝えします。
ディルの鉢植えや水耕栽培で育てる際のポイントは?
ディルを鉢植えで育てる場合は、鉢なら8号鉢1鉢に1株、プランターなら1つにつき3株~4株を目安に育てましょう。
ディルを水耕栽培する場合は、水耕栽培用のスポンジに茎を包んで液肥入りの水溶液に漬けるだけてす。
スポンジを使わずに直接根を漬けると、根腐れを起こす可能性がありますので、できればスポンジを使用しましょう。
水は毎日取り換えて、様子を見ながら液肥の追肥をして育てましょう。
また、ディルを水を入れた容器にさしているだけでも初根することもありますので、水耕栽培は比較的簡単に行えるでしょう。
次はディルの植え替えのポイントについてお伝えします。
ディルの植え替えのポイントは?
ディルは、直根性のため植え替えはできません。
直根性とは、大根のようにまっすぐ根を伸ばす性質のことなので移植を嫌います。
また、一年草なので植え替える必要もありません。
そのため、移植せずに育てられる場所に植え付けましょう。
次にディルの寄せ植えに合う植物についてお伝えします。
ディルの寄せ植えに合う植物はなにがあるの?
ディルは一年草なので、一年草の植物と一緒に育てると良いでしょう。
例えば、カモミールやバジル、パセリ、ボリジなどと植えると花も楽しめるハーブの寄せ植えになります。
また、フェンネルとは交雑しやすいので寄せ植えしないように気を付けましょう。
次はディルの増やし方!挿し木のやり方についてお伝えします。
ディルの増やし方!挿し木のやり方はどうするの?
ディルは、挿し木では増やせません。
増やしたい場合は、種まきが一般的です。
苗から茎を切り、水耕栽培で初根させる方法もありますが、一年草なのですぐに枯れることもあります。
ディルを増やしたい時は、種まきのほうが確実でしょう。
それでは次にディルの種まき時期と種まきのポイントについてお伝えします。
ディルの種まき時期と種まきのポイントは?
ディルの種まきは、3月~5月又は9月~10月に行いましょう。
収穫を長く楽しむのであれば、9月~10月にまくことをおすすめします。
ディルは植え替えを嫌うので、育てたい場所に直接種をまいてください。
1㎝ほどの穴をあけ、4粒~5粒ずつまとめてまきます。
発芽して、本葉が4枚~5枚になったら、株同士の間隔が20㎝ほどあくようにまびきながら育てましょう。
また、乾燥しないようにしっかりと水やりを行ってください。
次はディルのかかりうる病気や外注の対策方法についてお伝えします。
ディルのかかりうる病気や害虫の対策方法は?
ディルは、病気や害虫の被害が少ないハーブです。
しかし、アゲハチョウやキアゲハが産卵しにやってきたり、蒸れると葉っぱや茎に白粉状の糸状菌が付くことがあります。
産卵の対策には、植え付けたら防虫ネットを張るか、幼虫が羽化する前に卵を駆除をしましょう。
それでもだめなら、野菜用の殺虫剤を利用してください。
糸状菌には野菜用の殺菌剤を使用する必要があるので、防止のためにも頻繁に収穫をして風通しの良い環境を作ることが大切です。
次にディルはどんなハーブ(香草)?代用できる?スパイスとしての効果や効能についてお伝えします。
ディルはどんなハーブ(香草)?代用できる?スパイスとしての効果や効能は?
ディルは、フェンネルの代用になることはもちろん、パセリやイタリアンパセリの代用にもなります。
見た目も鮮やかで香りも豊かなので、代用すると定番料理とは違ったアレンジレシピとして楽しめるでしょう。
また、英語名のdiil(ディル)の語源は、古代北欧の言葉のdillaに由来されているようです。
「dilla」とは、「なだめる」・「和らげる」・「鎮める」と言った意味があり、ハーブティーにして気持ちを落ち着かせる効果もあります。
他にも、胃腸の調子を整え、しゃっくり止めの効果や便秘の解消、腹痛止めなど様々な効能があるとされています。
そして次はディルを使った料理のおすすめの人気レシピについてお伝えします。
ディルを使った料理のおすすめの人気レシピは?スープやサラダ、ソースなど!
ディルを使ったレシピは多くあります。
定番は、スモークサーモンに乗せたり巻いたりして食べるレシピです。
「魚のためのハーブ」とも呼ばれるディルなので、魚との相性が良いです。
また、魚や肉の香草焼きに使ったり、レタスや他のハーブとサラダにしたり、ポテトサラダでいただくこともできます。
ディルの葉や茎をみじん切りにし、オリーブオイルに漬けておけばパスタソースとしても利用できます。
サーモンやじゃがいもなどとディルを煮込めば、香りのよいスープになります。
ディルの種は、ピクルスを作る時に入れればとても良い香りになります。
使い方次第で、レシピは無限にありますね。
(ディルとサーモンのサラダ)
次にディルの保存方法、冷凍できるのかお伝えします。
ディルの保存方法は?冷凍できる?
生のディルを保存する場合は、湿らせたキッチンペーパーに挟み、ジップロックなどに入れ冷蔵庫で保存しましょう。
冷凍保存をするのであれば、ラップに包み、ジップロックなどに入れて冷凍します。
しかし、いずれの場合も時間が経つと香りが飛んでしまうので収穫したらすぐに使うことをおすすめします。
また、生のディルを白ワインビネガーに漬けて保存する方法もあります。
ビネガーに漬けて、オリーブオイルと混ぜればディルの香りのするドレッシングができます。
マリネなどの料理に使用してみてくださいね。
次はディルはどこで買えるのか、販売場所と価格についてお伝えします。
ディルはどこで買える?スーパーにある?販売場所と価格は?値段はいくら位?
ディルは、スーパーでも購入することができます。
育てる前にスーパーで購入してみて味を確かめるのもおすすめです。
スパイスであれば400円ほどで購入でき、生であれば1パック約500円です。
スーパーでもインターネットでも購入できますが、販売価格は量によっても変わってきますのであくまでも目安です。
また、ディルの種や苗は約300円ほどで、ホームセンターやインターネットで購入できます。
それでは次にディルとディルウィードやフェンネルの違いについてお伝えします。
ディルとディルウィードやフェンネルの違いは何?
ディルは、生でも食べられますが、乾燥させてスパイスとしても使用されます。
「ディルウィード」は、ディルの葉と茎を乾燥させたものです。
また、「ディルシード」はディルの実が黄褐色になったところで収穫して乾燥させたものです。
フェンネルは、ディルと同じセリ科に属し、見た目が似ているハーブです。
しかし、ディルはイノンド属に属していますが、フェンネルはウイキョウ属です。
フェンネルは「鱗茎」と呼ばれる株が根元にできるのが大きな特徴です。
(フェンネルの株)
ディルの方が葉の密集度が高く、香りも少ないです。
また、葉の味も違いフェンネルのほうが甘味があります。
(ディルの葉)
(フェンネルの葉)
(ディルの花)
(フェンネルの花)
次はディルの花言葉と英語では何ていうのかについてお伝えします。
ディルの花言葉はなに?英語で何ていう?
ディルの花言葉は、「知恵」です。
この花言葉は、ディルが古くから栽され、様々な使用方法があり、胃もたれ防止や便秘解消など様々な効能もあることから名付けられたようです。
また、ディルを英語でいうと「dill」です。
それでは最後にディルの種類や品種についてお伝えします。
ディルの種類や品種は何があるの?
ディルは、1属1種とされていて、種類や品種がないハーブです。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
ディルのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは17個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ディルの育て方(環境、土、肥料、水やり)
ディルは、日当たりが良く、風通しの良い環境で育てましょう。
用土は、市販の草花用培養土で十分ですが肥沃な土壌を好むので、定期的に追肥をしましょう。
また、乾燥を嫌うので水やりはこまめに行いましょう。
②ディルの画像(写真)!特徴は?
ディルの草丈は、50㎝~100㎝ほどです。
花径は2㎜ほどで小さいですが、黄色い5弁の花をたくさん付けるのが特徴です。
種は楕円形で薄く、約4㎜~5㎜と小さいです。
葉は細い茎に互生し、青緑色で細長くやわらかいです。
③ディルの開花時期や季節はいつ頃なの?
ディルは、5月~7月頃の初夏に開花します。
開花が終わり、10月頃に種が付き始めると徐々に枯れていきます。
④ディルの苗の植え付けのポイントは?
ディルは移植を嫌う植物です。
種から育てるのが主流ですが、苗が手に入った場合は、根を崩さないように植え付けてください。
⑤ディルの鉢植えや水耕栽培で育てる際のポイントは?
ディルを鉢植えで育てる場合は、鉢なら8号鉢1鉢に1株、プランターなら1つにつき3株~4株を目安に育てましょう。
ディルを水耕栽培する場合は、水耕栽培用のスポンジに茎を包んで液肥入りの水溶液に漬けるだけてす。
水は毎日取り換えて、様子を見ながら液肥の追肥をして育てましょう。
⑥ディルの植え替えのポイントは?
ディルは、直根性のため植え替えはできません。
⑦ディルの寄せ植えに合う植物はなにがあるの?
ディルは一年草なので、一年草の植物と一緒に育てると良いでしょう。
例えば、カモミールやバジル、パセリ、ボリジなどと植えると花も楽しめるハーブの寄せ植えになります。
⑧ディルの増やし方!挿し木のやり方はどうするの?
ディルは、挿し木では増やせません。
増やしたい場合は、種まきが一般的です。
⑨ディルの種まき時期と種まきのポイントは?
ディルの種まきは、3月~5月又は9月~10月に行いましょう。
ディルは植え替えを嫌うので、育てたい場所に直接種をまいてください。
1㎝ほどの穴をあけ、4粒~5粒ずつまとめてまきます。
発芽して、本葉が4枚~5枚になったら、株同士の間隔が20㎝ほどになるようにまびきながら育てましょう。
また、乾燥しないようにしっかりと水やりを行ってください。
⑩ディルのかかりうる病気や害虫の対策方法は?
ディルは、アゲハチョウなどが産卵しにやってきたり、蒸れると葉っぱや茎に糸状菌が付くことがあります。
産卵の対策には、植え付けたら防虫ネットを張るか、幼虫が羽化する前に卵を駆除をしましょう。
それでもだめなら、野菜用の殺虫剤を利用してください。
糸状菌には野菜用の殺菌剤を使用する必要があります。
防止のためにも頻繁に収穫をして、風通しの良い環境を作ることが大切です。
⑪ディルはどんなハーブ(香草)?代用できる?スパイスとしての効果や効能は?
ディルは、フェンネルの代用になることはもちろん、パセリやイタリアンパセリの代用にもなります。
また、英語名のdiil(ディル)の語源は、古代北欧の言葉のdillaに由来されています。
dillaは、「なだめる」・「和らげる」・「鎮める」と言った意味を持ち、気持ちを落ち着かせる効果もあります。
他にも、胃腸の調子を整え、しゃっくり止めの効果や便秘の解消、腹痛止めなど様々な効能があるとされています。
⑫ディルを使った料理のおすすめの人気レシピは?スープやサラダ、ソースなど!
ディルの定番料理は、スモークサーモンに乗せたり巻いたりして食べるレシピです。
「魚のためのハーブ」とも呼ばれるディルなので、魚との相性が良いです。
魚や肉の香草焼きに使ったり、ポテトサラダでいただくこともできます。
ディルの葉や茎をみじん切りにし、オリーブオイルに漬けておけばパスタソースとしても利用できます。
サーモンやじゃがいもなどとディルを煮込めば、香りのよいスープになります。
⑬ディルの保存方法は?冷凍できる?
生のディルを保存する場合は、湿らせたキッチンペーパーに挟み、ジップロックなどに入れ冷蔵庫で保存しましょう。
冷凍保存をするのであれば、ラップに包み、ジップロックなどに入れて冷凍します。
しかし、いずれの場合も時間が経つと香りが飛んでしまうので収穫したらすぐに使うことをおすすめします。
⑭ディルはどこで買える?スーパーにある?販売場所と価格は?値段はいくら位?
ディルはスーパーでも購入することができます。
スパイスであれば400円ほどで購入でき、生であれば1パック約500円です。
また、ディルの種や苗は約300円ほどで、ホームセンターやインターネットで購入できます。
⑮ディルとディルウィードやフェンネルの違いは何?
ディルは、生でも食べられますが、乾燥させてスパイスとしても使用されます。
「ディルウィード」は、ディルの葉と茎を乾燥させたものです。
フェンネルは、ディルと同じセリ科に属していますが、ウイキョウ属です。
ディルとフェンネルは見た目が似ているハーブですが、ディルの方が葉の密集度が高いです。
⑯ディルの花言葉はなに?英語で何ていう?
ディルの花言葉は、「知恵」です。
また、ディルを英語でいうと「dill」です。
⑰ディルの種類や品種は何があるの?
ディルは、1属1種とされていて、種類や品種がないハーブです。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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