みなさんこんにちは。
今回は、トキソウについてまとめていきたいと思います。
トキソウは、北海道から九州まで分布する野生ランの仲間です。
日本各地の湿原や湖沼に自生しているラン科、トキソウ属の植物です。
トキソウは漢字で「朱鷺草」と書きます。
ラン特有の花の形で、朱鷺が舞うような姿に見えることに由来するようです。
トキソウの学名は、「Pogonia japonica」です。
今回は、トキソウについてのポイント、
以上7つの点についてお伝えします。
まずはトキソウの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
トキソウの育て方は?
トキソウは、湿地性の植物なので、地植えをする場合は適地が限られています。一般的に鉢植えで育てます。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、トキソウが好む環境についてお伝えします!
トキソウの育て方!環境はどうする?
トキソウは日当たりと風通しの良い場所が適しています。
春~夏の開花時期は特に日当たりの良い場所に置きましょう。
トキソウは湿地に自生する植物なので、湿度を保つようにします。
乾燥を感じたら、霧を吹いたり周辺に水打ちをしましょう。
また、トキソウは、冬は休眠します。
寒さに強いので屋外でも越冬が可能です。
北海道や東北など、雪深い地域では霜よけ用シートをかぶせておくと安心です。
次は、トキソウに適した用土についてお伝えします!
トキソウを育てる際の適した用土は何?
トキソウは、水持ちの良い用土が適しています。
園芸店やホームセンターで購入できる山野草用土に細かくした水苔を3割ほど混ぜると良いでしょう。
または、目の細かい鹿沼土と赤玉土を1:1で混ぜたものでも大丈夫です。
次は、トキソウに必要な肥料についてお伝えします!
トキソウの育て方!肥料はどうする?
トキソウの肥料は、根が増え葉が成長する4月~7月上旬と株の成長が終わる9月下旬~10月下旬までの間、2週間に1回ほどの頻度で与えます。
肥料は、草花用の液体肥料が適しています。
冬の休眠中は肥料を与えないようにしましょう。
では次は、トキソウの水やりポイントについてお伝えします!
トキソウを育てる際の水の量はどうする?
トキソウは湿性植物なので、基本的に水が大好きです。
生育期は乾かさないように毎日水をやりましょう。
また湿度を高めるために、茎や葉にも水をかけてあげましょう。
冬の休眠期には、軽く水を与えるようにします。
常に土に湿り気があるような状態がよいでしょう。
冬に乾かし過ぎると、地下茎が黒く変色して枯れてしまうことがあるので気をつけましょう。
以上で基本的なトキソウの育て方については終わりです。
次はトキソウの写真をお見せします!
トキソウの画像(写真)!
トキソウの花芽は、春に葉に包まれた状態で出ます。
トキソウの葉は、細いへら状で一本の茎に一枚だけ付くのが特徴です。
次に、トキソウの開花時期をお伝えします!
トキソウの開花時期や季節はいつ頃なの?
トキソウの開花時期は、5月~6月、自生地では5月~7月です。
晩春から初夏にかけて開花します。
細い葉とまっすぐ伸びた茎の先に一輪だけ花を咲かせます。
トキソウの花は、7~10日ほど咲き続けます。
次は、トキソウの球根の植え付けのやり方をお伝えします!
トキソウの球根の植え付けのやり方は?
日本に自生するトキソウは、球根ではなく根を伸ばして増えます。
外国原産のトキソウの中には球根から育つものもありますが、日本のトキソウとは区別されています。
その代表的なものが、台湾や中国南部原産の「タイリントキソウ」です。
タイリントキソウは、ラン科タイリントキソウ属(もしくはプレイオネ属)の球根性のランです。
名前は似ていますが、日本のトキソウとは別種となるので、購入の際は気をつけましょう。
日本のトキソウは、株分けで増やします。株分けは2月下旬~3月上旬が適期です。
地下茎にできた芽を3~5芽を一株にして植えます。
それでは次に、トキソウの植え替えのポイントをお伝えします!
トキソウの植え替えのポイントは?
トキソウは、地下茎の成長が旺盛です。鉢の中が細かな根でいっぱいになったら植え替えが必要です。
植え替えは2年に1回程度行います。
また植え替えは、春に芽が出る少し前の休眠中に行います。
2月下旬~3月中旬が適期です。
地下茎は横に伸びる性質があるので、深さのない浅鉢や平鉢がおすすめです。
鉢底に鹿沼土を少し敷いて、その上に培養土で植え込みます。根の隙間にしっかりと培養土を入れましょう。
植え込み後は、たっぷりと水をあげましょう。
次は、トキソウの花言葉をお伝えします!
トキソウの花言葉はなに?
トキソウの花言葉は、「控えめ」・「献身」・「幻の愛」です。
花言葉の「控えめ」は、一本の茎一枚の葉にひっそりと可憐な一輪の花を咲かせる姿からきているようです。
最後に、トキソウの種類をお伝えします!
トキソウの種類や品種は何があるの?
トキソウの関連種には、「ヤマトキソウ」や「サワラン」があります。
ヤマトキソウは、トキソウより小型で、花は上を向いて咲くものの、全開しないのが特徴です。
サワランは、トキソウによく似た場所に自生していますが、花色が濃紅紫色をしているのが大きな違いです。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
トキソウのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは7つありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①トキソウの育て方(環境、土、肥料、水やり)
トキソウは日当たりと風通しの良い場所が適しています。
トキソウは、水持ちの良い用土が適しています。
山野草用土に細かくした水苔を3割ほど混ぜたものや、目の細かい鹿沼土と赤玉土を1:1で混ぜたものを使用します。
トキソウの肥料は、根が増え葉が成長する4月~7月上旬と株の成長が終わる9月下旬~10月下旬までの間、2週間に1回ほどの頻度で与えます。
肥料は、草花用の液体肥料が適しています。
生育期は乾かさないように毎日水をやりましょう。また湿度を高めるために、茎や葉にも水をかけてあげましょう。
②トキソウの画像(写真)!
③トキソウの開花時期や季節はいつ頃なの?
トキソウの開花時期は、5月~6月、自生地では5月~7月です。晩春から初夏にかけて開花します。
④トキソウの球根の植え付けのやり方は?
日本に自生するトキソウは、球根ではなく根を伸ばして増えます。
日本のトキソウは、株分けで増やします。株分けは2月下旬~3月上旬が適期です。
地下茎にできた芽を3~5芽を一株にして植えます。
⑤トキソウの植え替えのポイントは?
トキソウの植え替えは2年に1回程度行います。
また植え替えは、春に芽が出る少し前の休眠中に行います。2月下旬~3月中旬が適期です。
地下茎は横に伸びる性質があるので、深さのない浅鉢や平鉢がおすすめです。
⑥トキソウの花言葉はなに?
トキソウの花言葉は、「控えめ」・「献身」・「幻の愛」です。
⑦トキソウの種類や品種は何があるの?
トキソウの関連種には、「ヤマトキソウ」や「サワラン」があります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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