みなさんこんにちは。
今回は、タイリントキソウ(大輪ときそう)についてまとめていきたいと思います。
タイリントキソウは、ラン科タイリントキソウ属またはプレイオネ属に分類される球根性のランです。
台湾や中国南部原産で、標高600m~2500mの湿った岩場や崖に自生しています。
別名タイワントキソウと呼ばれ、とても美しい花姿が人気の植物です。
タイリントキソウの学名は「Pleione formosana」です。
今回は、タイリントキソウ(大輪ときそう)についてのポイント、
以上7個の点についてお伝えします。
まずはタイリントキソウ(大輪ときそう)の育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
タイリントキソウ(大輪ときそう)の育て方は?
タイリントキソウは、耐寒性も耐暑性もあることから育てやすいランとして人気です。
またタイリントキソウは、生育期と休眠期に分かれています。
それぞれの時期に合った管理が必要です。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、タイリントキソウ(大輪ときそう)が好む環境についてお伝えします!
タイリントキソウ(大輪ときそう)の育て方!環境はどうする?
タイリントキソウは、生育期は風通しの良い半日陰で管理します。
開花後、新芽が出て葉が延びる5月いっぱいまでは十分日光を当てます。
そうすることで、球茎に十分栄養が蓄えられ充実した株になります。この時期の株の生育が翌年の開花に影響します。
真夏は強い日差しと、気温の高くなる場所を避け、できるだけ風通しの良い涼しい場所で管理します。
25℃以下が良いでしょう。葉に水をかけたり、鉢の周りに打ち水をするのも温度を下げるのに効果があります。
晩秋から早春は休眠期になります。タイリントキソウは葉が枯れると休眠期に入ります。
休眠期は日に当てる必要はなく、凍らせないように室内にいれて管理するのが良いでしょう。
関東以西の平地なら戸外でも越冬が可能ですが、霜対策をしておくと安心です。
越冬しが可能な温度は5℃~10℃です。
次は、タイリントキソウ(大輪ときそう)に適した用土についてお伝えします!
タイリントキソウ(大輪ときそう)を育てる際の適した用土は何?
タイリントキソウは、やや湿り気がある苔むした環境を好みます。
タイリントキソウを育てる際の用土は、水苔もしくは、水はけの良い砂系の用土に、水を含みやすい苔を少量混ぜたものを使用します。
次は、タイリントキソウ(大輪ときそう)に必要な肥料についてお伝えします!
タイリントキソウ(大輪ときそう)の育て方!肥料はどうする?
タイリントキソウはの肥料は、株が生長する4月~10月に、月2回ほど液体肥料を与えます。
または、春に固形の油かすなど有機質を含む固形肥料を置き肥してもよいでしょう。
夏以降は、リン酸が中心の液体肥料を1000~3000倍に薄めて与えます。
休眠期は肥料を与えません。
では次は、タイリントキソウ(大輪ときそう)の水やりポイントについてお伝えします!
タイリントキソウ(大輪ときそう)を育てる際の水の量はどうする?
タイリントキソウは、水を好む植物です。春から夏の生長期は水切れさせないように注意しましょう。
表土が乾いたら十分に水を与えます。葉がしっかり展開するまでは、上から水をかけないようにします。
葉がしっかり展開する7月以降は上から水を与えても大丈夫です。
夏場は、葉水をして温度を下げましょう。
秋に入り徐々に葉が枯れてきたら水やりを減らします。
休眠期はほとんど水を与える必要はありませんが、月2回ほど球根部分に霧を吹き、軽く湿らせます。
以上で基本的なタイリントキソウ(大輪ときそう)の育て方については終わりです。
次はタイリントキソウ(大輪ときそう)の写真をお見せします!
タイリントキソウ(大輪ときそう)の画像(写真)!特徴は?
タイリントキソウの花は、5㎝~7㎝程の大きさで、1つの芽に通常1輪だけ咲きます。
また葉は、長さ15㎝程のササのはのような形の葉が一枚だけつきます。
この葉は、休眠期に入ると自然に落ち枯れていきます。
次に、タイリントキソウ(大輪ときそう)の開花時期をお伝えします!
タイリントキソウ(大輪ときそう)の開花時期や季節はいつ頃なの?
タイリントキソウの開花時期は、2月~4月でまだ肌寒い季節に咲きます。
花色は、ピンクや紫の他に白色もあります。
次は、タイリントキソウ(大輪ときそう)の球根やムカゴの植え付けのやり方をお伝えします!
タイリントキソウ(大輪ときそう)の球根やムカゴの植え付けのやり方は?
タイリントキソウは、分球もしくはムカゴを植え付けて増やします。
分球は、植え替えする際に親球についている新しい球根を外すだけです。
古い球根(親球)は枯れていきます。
外した球根は袋や、発泡スチロールに入れ、暖房のない場所で保管するか冷蔵庫の野菜室に入れて保管するとよいでしょう。
その後2月ごろに植え付けを行います。
球根の植え付けは、山野草の土に水苔を3割ほど混ぜた用土に、球根の頭が半分ほど見える程度の深さで植え付けます。
鉢の大きさは、小さめがよく3号鉢に1~2球が目安です。
タイリントキソウはムカゴでも増やすことができます。
ムカゴは、球根から伸びた茎の頂点近くに付く、植物の栄養繁殖器官であり、植物の芽の一種です。
ムカゴは、休眠期間に入ると自然に離れるので、それを袋に入れて低温で保管します。
その後春に植え付けます。
ムカゴの植え付けも山野草の土に水苔を3割ほど混ぜたものを使用します。
春から夏は常に湿った状態を保つように水やりに注意して管理します。
ムカゴは植え付けてから3年ほどで花が咲きます。
それでは次に、タイリントキソウ(大輪ときそう)の植え替えのやり方をお伝えします!
タイリントキソウ(大輪ときそう)の植え替えのやり方は?
タイリントキソウの植え替えは、休眠期の11月~2月に行います。
タイリントキソウの植え替えは、古くなったバルブを取り除き、新しいバルブの底が少し埋まる程度に植え付けます。
深植えにならないように注意しましょう。
植え替えの際は、全て新しい用土、もしくは水苔に取り換えます。
次は、タイリントキソウ(大輪ときそう)の冬の育て方をお伝えします!
タイリントキソウ(大輪ときそう)の冬の育て方はどうするの?
タイリントキソウの越冬温度は、5℃~10℃です。
晩秋には葉が枯れ休眠期に入ります。休眠期は日に当てる必要はなく、屋内に取り込み凍らせないように管理します。
休眠期は月2回ほど霧吹きで軽く水を与えます。
休眠期に10℃程度の気温を保つと、球茎の生長と花付きを促すことができます。
最後に、タイリントキソウ(大輪ときそう)の販売価格をお伝えします!
タイリントキソウ(大輪ときそう)の値段や販売価格はいくら位なの?
タイリントキソウは、園芸店などで手ごろな価格で販売されています。
WEBショップでも購入が可能です。
価格は苗ポットで500円~1000円程度が多いようです。
1ポットに3,4球入って販売されているものもあります。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
タイリントキソウ(大輪ときそう)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは7個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①タイリントキソウ(大輪ときそう)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
タイリントキソウの生育期は風通しの良い半日陰で管理します。
晩秋から早春は休眠期になります。
休眠期は日に当てる必要はなく、凍らせないように室内にいれて管理するのが良いでしょう。
タイリントキソウの肥料は、株が生長する4月~10月に、月2回ほど液体肥料を与えます。
または、春に固形の油かすなど有機質を含む固形肥料を置き肥してもよいでしょう。
タイリントキソウは、水を好む植物です。
春から夏の生長期は水切れさせないように注意しましょう。
②タイリントキソウ(大輪ときそう)の画像(写真)!特徴は?
タイリントキソウの花は、5㎝~7㎝程の大きさで、1つの芽に通常1輪だけ咲きます。
また葉は、長さ15㎝程のササのはのような形の葉が一枚だけつきます。
③タイリントキソウ(大輪ときそう)の開花時期や季節はいつ頃なの?
タイリントキソウの開花時期は、2月~4月でまだ肌寒い季節に咲きます。
④タイリントキソウ(大輪ときそう)の球根やムカゴの植え付けのやり方は?
球根の植え付けは、2月ごろ山野草の土に水苔を3割ほど混ぜたものに、球根の頭が半分ほど見える程度の深さで植え付けます。
ムカゴの植え付けは、春に山野草の土に水苔を3割ほど混ぜたものを使用します。
春から夏は常に湿った状態を保つように水やりに注意して管理します。
⑤タイリントキソウ(大輪ときそう)の植え替えのやり方は?
タイリントキソウの植え替えは、休眠期の11月~2月に行います。
タイリントキソウの植え替えは、古くなったバルブを取り除き、新しいバルブの底が少し埋まる程度に植え付けます。
深植えにならないように注意しましょう。
植え替えの際は、全て新しい用土、もしくは水苔に取り換えます。
⑥タイリントキソウ(大輪ときそう)の冬の育て方はどうするの?
タイリントキソウの越冬温度は、5℃~10℃です。
晩秋から早春の休眠期は、日に当てる必要はなく、屋内に取り込み凍らせないように管理します。
休眠期は月2回ほど霧吹きで軽く水を与えます。
⑦タイリントキソウ(大輪ときそう)の値段や販売価格はいくら位なの?
タイリントキソウは、園芸店やWEBショップなどで手ごろな価格で販売されています。
価格は苗ポットで500円~1000円程度が多いようです。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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