みなさんこんにちは。
今回は、カラーについてまとめていきたいと思います!
カラーはすっとした姿が美しく、切り花としてブーケやアレンジメントでよく使われるお花です。
切り花として有名なカラーですが、庭植えや鉢植えで育てるのはそんなに難しくないんですよ。
カラーは南アフリカ原産のサトイモ科オランダガイウ属の多年草で、球根から育つ植物です。
学名は「Zantedeschia」といいます。
別名を海芋ともいい、海を渡ってきた里芋からつけられました。
今回はカラーについてのポイント、
以上19個の点についてお伝えします。
まずはカラーの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
カラーの育て方は?
カラーは湿地性と畑地性の2種類があり、それぞれ水やりのタイミングや土づくり、育て方などに違いがあります。
ポイントを押さえればそれほど難しくないので是非育ててみてくださいね。
エチオピカやチルドシアナなどは湿地性のカラーとして有名で、他の品種は水はけのよい草地や岩場などに自生しているので畑地性のカラーだといわれています。
湿地性と畑地性のカラーは好む環境などが異なりますので、購入時にしっかりと確認してくださいね。
畑地性のカラーは改良が進んでいるので、花の色も定番カラーの白・黄・ピンク以外にも、オレンジ・赤・黒・青紫など様々な色が楽しめます。
そして、新品種は花びらが厚くなっているので色が悪くなりにくく、長期間楽しめるのも魅力となっています。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、カラーが好む環境についてお伝えします!
カラーの育て方!環境はどうする?
湿地性・畑地性のカラーどちらも日当たりを好みます。
ただし、真夏の直射日光の強い時期は、直射日光に当たりすぎると葉焼けなどに原因になってしまうので注意してあげて下さいね。
また、風通しが悪くなると生育が悪くなったり病気になるやすくなるので、枯れた葉などはこまめに取り除いてあげましょう。
次は、カラーに適した用土についてお伝えします!
カラーを育てる際の適した用土は何?
湿地性のカラーは水持ちのよい土を好むので、鹿沼土だけを使用するか、赤玉土6:腐葉土4の割合で混ぜた土を使うのがおすすめです。
畑地性のカラーは水はけのよい土を好むので、草花用培養土を使うか、赤玉土5:腐葉土3:川砂2の割合で混ぜた土を使うのがおすすめです。
次は、カラーに必要な肥料についてお伝えします!
カラーの育て方!肥料はどうする?
湿地性のカラーの場合、地植えなら肥料はほとんど必要ではなく、鉢植えの場合は春に芽が出たときに緩効性化成肥料をあげて下さい。
畑地性のカラーの場合、地植え・鉢植えどちらでも春の5月頃に緩効性化成肥料をあげてください。
鉢植えの場合に葉の色が褪せてきたりしたら液体肥料を追肥としてあげましょう。
どちらの場合でも、夏になっても肥料が残ってしまっているとカラーが腐ってしまう可能性があるので注意してあげて下さいね。
では次は、カラーの水やりポイントについてお伝えします!
カラーを育てる際の水の量はどうする?
どちらの種類のカラーも、葉や茎に水がかかると傷んでしまうことがあるので根の近くにそっと水をあげましょう。
湿地性のカラーは、春に水切れをおこしてしまうと花が咲かなくなる可能性がありますので気を付けてあげましょう。
地植えの場合は湿った土地で育てているのであれば特に水やりは必要ありませんが、土が乾燥するようなら水やりをしっかりと行ってください。
鉢植えの場合は受け皿に水をためて育てる腰水栽培をおすすめします。
また、冬場でも土が乾ききらない程度に水やりをしてあげて下さいね。
畑地性のカラーの場合、春の芽出しから開花中は土が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。
秋から徐々に水やりの回数をへらし、冬の休眠期には水やりを行わないようにしてくださいね。
以上で基本的なカラーの育て方については終わりです。
次はカラーの写真をお見せします!
カラーの画像(写真)!
一見カラーの花と思ってしまうラッパ状のものは仏炎苞(フツエンホウ)といい、蕚が変化したものです。
カラーの本当の花は、この仏炎苞の中の棒状のものなんですよ。
小さな花が穂のように並んでいてはじめはつるつるしていますが、時間がたつと花粉が出てきます。
切り花を買うときは花粉が出ていないカラーを選ぶと長く楽しめますよ。
次はカラーの開花時期や季節についてお伝えします!
カラーの開花時期や季節はいつ頃なの?
湿地性のカラーも、畑地性のカラーも花の時期は6月~7月頃になります。
湿地性のカラーは花が終わると苞が枯れてしまいますが、畑地性のカラーは緑や褐色に変化しても形はしばらく残ります。
咲き終わった花をそのままつけておくと、翌年花を咲かせるための栄養を球根にためにくくなるので、花が咲き終わったら花の根元から綺麗に切り取ってあげましょう。
この際、葉は栄養を作るのに必要なので切り取らないように注意してあげてくださいね。
次はカラーの苗の植え付けのポイントについてお伝えします!
カラーの苗の植え付けのポイントは?
乾いた状態の球根にいきなり水をかけて濡らすと皮の部分から雑菌が入って腐ってしまうことがあるので、湿った土に球根を植え、10日間くらい水をあげないようにしてください。
湿地性のカラーの植え付けは、3月中旬~4月が適期となります。
植え付けの深さは、球根の頭が出るか出ないかくらいに浅く植えてあげましょう。
畑地性のカラーの植え付けは、4月~5月中旬が適期となります。
水はけが悪いと夏場に球根が腐ってしまうことがあるので、畝高にしたり、一段高くなっている花壇に植えるのがおすすめです。
次はカラーの鉢植えのポイントについてお伝えします!
カラーの鉢植えのポイントは?
鉢植えで育てている場合、ずっと同じ土で育てていると土の質が悪くなったり、成長したカラーのサイズに適した大きさの鉢ではなくなってしまうことになります。
なので、3年~4年に1度くらいのペースを目安として植え付け・植え替えを行ってあげましょう。
湿地性のカラーは少し大きく育つので、8号鉢に1球を目安に植えてあげて下さい。
乾燥を嫌うので、水持ちのよい土を使ったり腰水で育ててあげてくださいね。
畑地性のカラーは湿地性のカラーほど大きく育たないので、6号鉢に2球を目安に植えてあげてください。
畑地性のカラーは水はけのよい土で育ててあげましょう。
次はカラーの地植え(花壇)のポイントについてお伝えします!
カラーの地植え(花壇)のポイントは?
カラーを地植えする時は植え付けの2週間前に掘り上げ、土と腐葉土を混ぜて寝かせておきましょう。
腐葉土は水はけが曜なるので、それぞれのタイプに合わせて調整してあげてくださいね。
湿地性カラーの場合は少し大きく育つので、株と株の間を30㎝くらい開けてあげるといいですよ。
植え付けの深さは、球根の頭がちょうど地面に出るか出ないかくらいの浅植えがおすすめです。
畑地性のカラーは水はけが悪いと夏場に球根が腐って枯れてしまうことがあります。
なので、土に腐葉土やパーライトなどを混ぜ込んで水はけのよい環境と作ってあげたり、高畝にしたり、一段高い花壇などで育ててあげましょう。
覆土は5㎝くらいにしてあげるのがおすすめです。
次はカラーの植え替えのポイントについてお伝えします!
カラーの植え替えのポイントは?
カラーは同じ土で長年育てていると、土の質が悪くなって育ちが悪くなってしまうことがあるので2年~3年に一度新しい土に植え替え・植え付けしてあげましょう。
カラーの植え替えに適した時期は、湿地性は3月~4月、畑地性は4月~5月中旬となっています。
この時に株分けを行うのもいいですね。
しかし、植え替えした場合の球根は病気にかかりやすくなっています。
分球して植え替えする球根と同様に、植え替え用の球根にも殺菌剤などをまぶしてから植え付けてあげると病気にかかりにくくなりますよ。
次はカラーの寄せ植えの仕方をお伝えします!
カラーの寄せ植えの仕方!
カラーはすっとした立ち姿が美しい花なので、寄せ植えの芯とするとバランスがよくなりますよ。
手前に背の低いマーガレットアイビーやビオラなどを寄せ植えるといいかもしれません。
お互いの色を引き立たせるような配色バランスで寄せ植えを楽しんでくださいね。
次はカラーの剪定(切り戻し)のポイントについてお伝えします!
カラーの剪定(切り戻し)のポイントは?
夏場のカラーは湿地性・畑地性ともに多湿になりすぎると球根が腐ってしまうことがあります。
なので、多湿を避けるためと風通しを良くするために、枯れた花や葉はこまめに切り取ってあげましょう。
カラーの花は、咲き終わったら花茎を花の付け根で綺麗に切り取ってあげてください。
また、枯れてしまった葉は取り除きますが、翌年の開花のための栄養を作り出してくれるので黄色くなるまでは残しておいてくださいね。
次はカラーの増やし方をお伝えします!
カラーの増やし方!
カラーは種からと、株分けからで増やすことが出来ますが、種まきから育てると花が咲くまで長い時間がかかります。
なので、早く育てたい方には株分けをおすすめします。
次に、カラーの挿し木(挿し芽)のやり方についてお伝えします!
カラーの挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?
カラーは株分けで増やしていくので、差し芽は行いません。
次はカラーの種まき時期と種まきのポイントについてお伝えします!
カラーの種まき時期と種まきのポイントは?
湿地性、畑地性のカラーどちらも種まきは8月~9月に底の浅い平鉢などに川砂を入れ、重ならないように種をまきます。
発芽するまでは乾燥しないように水やりをして、半日蔭で育ててあげましょう。
発芽後は1か月に1度くらい液体肥料をあげて、1年ほど育てたら球根を掘り上げてそれぞれの環境にあった場所に植え付けてそだててくださいね。
次はカラーの株分けのやり方についてお伝えします。
カラーの株分けのやり方は?
カラーの株分けは、湿地性なら3月~4月、畑地性なら4月~5月中旬の植え替えの時期がおすすめです。
くびれている部分や、簡単に折れる部分でわけてあげましょう。
無理やり分けたり、切り口の面積が大きいと腐りやすくなるので注意してあげましょう。
また、あまり小さく分けてしまうと花つきが悪くなってしまうのでこちらも注意してくださいね。
切り口には殺菌剤などをまぶしてあげてくださいね。
次はカラーの冬越しのやり方についてお伝えします!
カラーの冬越しのやり方は?
湿地性のカラーの場合、球根が凍るような寒さにならなければそのまま地植えで冬を越すことが出来ます。
球根の上に盛り土をしたり、マルチをしたりして防寒対策をしてあげましょう。
また、凍る可能性がある地域なら一度掘り起こして保存し、春になったらまた植え付けてあげましょう。
鉢植えの場合は、腰水などで育てている場合では球根が凍ってしまうことがあるので室内に避難させてあげてくださいね。
畑地性のカラーの場合、南関東より南の地域であればそのまま地植えで冬を越すことが出来ます。
土が凍ってしまう恐れがあるときは、秋に葉が黄色くなってきたら水やりをやめ、球根を掘り上げてあげましょう。
掘り上げた球根は、ピートモスなどに埋めて凍結する心配のない場所で保管して、春になったら植え付けてあげて下さいね。
鉢植えの場合は、葉が黄色くなってきたら水やりをやめて凍結の心配のない場所で保管してあげましょう。
心配であれば、室内に避難させてあげてくださいね。
次はカラーのかかりうる病気や害虫の対策方法についてお伝えします!
カラーのかかりうる病気や害虫の対策方法は?
カラーを育てるうえで注意したいのは「軟腐病」で、この病気にかかると球根が腐ってドロドロに溶けてなくなってしまいます。
1度発症してしまうと薬剤などを使っても治すことが出来ないので病気にかからないようにするのが大切です。
予防法としては、清潔で雑菌が少ない土を使うことや、鉢もなるべく新しいものを使う、植え替えなどの時に球根をぬらさない、殺菌剤をまぶしてから植え付けるなどがあります。
一番被害にあいやすい害虫はアブラムシです。
アブラムシはカラーの汁を吸うだけでなく、モザイク病を引き起こす原因にもなっています。
モザイク病は葉にモザイク状の斑点が現れ、花に筋状の班が出現するだけでなく、植物の生育自体を抑えてしまいます。
なので、アブラムシを見つけ次第殺虫剤などで駆除してくださいね。
次はカラーの花が咲かない原因についてお伝えします!
カラーの花が咲かない原因は?
カラーの花が咲かない原因としては、日照不足・栄養不足・肥料のあげすぎの3つがあげられます。
畑地性のカラーの場合、花が終わった後に残した葉にしっかりと日光を当てて球根に送る栄養を蓄えさせてあげてください。
湿地性のカラーも、畑地性のカラーも花が終わったらお礼肥をあげるのもおすすめです。
日当たりのいい場所で葉っぱはどんどん育つけれども花が咲かない場合は、肥料のあげすぎですので肥料を上げるのをやめて日当たりのいい場所で育ててあげましょう。
次はカラーに似た花についてお伝えします!
カラーに似た花は何がある?
同じサトイモ科である水芭蕉はカラーとよく似た花を付けます。
水芭蕉は尾瀬以北の寒冷地に生息していますが、カラーは関東以西でしか自生していないそうです。
カラーと水芭蕉は花の形はよく似ていますが、茎の長さが違うので見比べてみてくださいね。
次はカラーの花言葉をお伝えします!
カラーの花言葉はなに?
カラーの花言葉は「華麗なる美」「乙女のしとやかさ」です。
カラーは英語で「calla」といい、美しいという意味でそこからとられたといわれています。
他にもカラーの花びらがワイシャツの襟や修道女服の襟に似ているので、そこからつけられたとも言われています。
最後はカラーの種類や品種についてお伝えします!
カラーの種類や品種は何があるの?
からーの仲間としてアフリカに8種類ほどの原種があるそうです。
湿地性では、エチオピカ・オランダカイウなどが有名です。
畑地性では、モモイロカイウ・シロボシカイウ・キバナカイウなどが有名です。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
カラーのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは19個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①カラーの育て方(環境、土、肥料、水やり)
カラーは湿地性と畑地性の2種類があり、それぞれ水やりのタイミングや土づくり、育て方などに違いがあります。
湿地性・畑地性のカラーどちらも日当たりを好みます。
ただし、真夏の直射日光の強い時期は、直射日光に当たりすぎると葉焼けなどに原因になってしまうので注意してあげて下さいね。
また、風通しが悪くなると生育が悪くなったり病気になるやすくなるので、枯れた葉などはこまめに取り除いてあげましょう。
用土
湿地性のカラーは水持ちのよい土を好むので、鹿沼土だけを使用するか、赤玉土 6:腐葉土 4 の割合で混ぜた土を使うのがおすすめです。
畑地性のカラーは水はけのよい土を好むので、草花用培養土を使うか、赤玉土 5:腐葉土 3:川砂 2 の割合で混ぜた土を使うのがおすすめです。
肥料
湿地性のカラーの場合、地植えなら肥料はほとんど必要ではなく、鉢植えの場合は春に芽が出たときに緩効性化成肥料をあげて下さい。
畑地性のカラーの場合、地植え・鉢植えどちらでも春の5月頃に緩効性化成肥料をあげてください。
鉢植えの場合に葉の色が褪せてきたりしたら液体肥料を追肥としてあげましょう。
どちらの場合でも、夏になっても肥料が残ってしまっているとカラーが腐ってしまう可能性があるので注意してあげて下さいね。
水の量
どちらの種類のカラーも、葉や茎に水がかかると傷んでしまうことがあるので根の近くにそっと水をあげましょう。
湿地性のカラーは、春に水切れをおこしてしまうと花が咲かなくなる可能性がありますので気を付けてあげましょう。
地植えの場合は湿った土地で育てているのであれば特に水やりは必要ありませんが、土が乾燥するようなら水やりをしっかりと行ってください。
鉢植えの場合は受け皿に水をためて育てる腰水栽培をおすすめします。
また、冬場でも土が乾ききらない程度に水やりをしてあげて下さいね。
畑地性のカラーの場合、春の芽出しから開花中は土が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。
秋から徐々に水やりの回数をへらし、冬の休眠期には水やりを行わないようにしてくださいね。
②カラーの画像(写真)!
一見カラーの花と思ってしまうラッパ状のものは仏炎苞(フツエンホウ)といい、蕚が変化したものです。
カラーの本当の花は、この仏炎苞の中の棒状のものなんですよ。
小さな花が穂のように並んでいてはじめはつるつるしていますが、時間がたつと花粉が出てきます。
切り花を買うときは花粉が出ていないカラーを選ぶと長く楽しめますよ。
③カラーの開花時期や季節はいつ頃なの?
湿地性のカラーも、畑地性のカラーも花の時期は6月~7月頃になります。
湿地性のカラーは花が終わると苞が枯れてしまいますが、畑地性のカラーは緑や褐色に変化しても形はしばらく残ります。
咲き終わった花をそのままつけておくと、翌年花を咲かせるための栄養を球根にためにくくなるので、花が咲き終わったら花の根元から綺麗に切り取ってあげましょう。
この際、葉は栄養を作るのに必要なので切り取らないように注意してあげてくださいね。
④カラーの苗の植え付けのポイントは?
湿地性のカラーの植え付けは、3月中旬~4月が適期となります。
植え付けの深さは、球根の頭が出るか出ないかくらいに浅く植えてあげましょう。
畑地性のカラーの植え付けは、4月~5月中旬が適期となります。
水はけが悪いと夏場に球根が腐ってしまうことがあるので、畝高にしたり、一段高くなっている花壇に植えるのがおすすめです。
⑤カラーの鉢植えのポイントは?
鉢植えで育てている場合、3年~4年に1度くらいのペースを目安として植え付け・植え替えを行ってあげましょう。
湿地性のカラーは少し大きく育つので、8号鉢に1球を目安に植えてあげて下さい。
乾燥を嫌うので、水持ちのよい土を使ったり腰水で育ててあげてくださいね。
畑地性のカラーは湿地性のカラーほど大きく育たないので、6号鉢に2球を目安に植えてあげてください。
畑地性のカラーは水はけのよい土で育ててあげましょう。
⑥カラーの地植え(花壇)のポイントは?
カラーを地植えする時は植え付けの2週間前に掘り上げ、土と腐葉土を混ぜて寝かせておきましょう。
腐葉土は水はけが曜なるので、それぞれのタイプに合わせて調整してあげてくださいね。
湿地性カラーの場合は少し大きく育つので、株と株の間を30㎝くらい開けてあげるといいですよ。
植え付けの深さは、球根の頭がちょうど地面に出るか出ないかくらいの浅植えがおすすめです。
畑地性のカラーは水はけが悪いと夏場に球根が腐って枯れてしまうことがあります。
なので、土に腐葉土やパーライトなどを混ぜ込んで水はけのよい環境と作ってあげたり、高畝にしたり、一段高い花壇などで育ててあげましょう。
覆土は5㎝くらいにしてあげるのがおすすめです。
⑦カラーの植え替えのポイントは?
カラーは2年~3年に一度新しい土に植え替え・植え付けしてあげましょう。
カラーの植え替えに適した時期は、湿地性は3月~4月、畑地性は4月~5月中旬となっています。
この時に株分けを行うのもいいですね。
⑧カラーの寄せ植えの仕方!
カラーはすっとした立ち姿が美しい花なので、寄せ植えの芯とするとバランスがよくなりますよ。
手前に背の低いマーガレットアイビーやビオラなどを寄せ植えるといいかもしれません。
お互いの色を引き立たせるような配色バランスで寄せ植えを楽しんでくださいね。
⑨カラーの剪定(切り戻し)のポイントは?
多湿を避けるためと、風通しを良くするために枯れた花や葉はこまめに切り取ってあげましょう。
カラーの花は、咲き終わったら花茎を花の付け根で綺麗に切り取ってあげてください。
また、枯れてしまった葉は取り除きますが、翌年の開花のための栄養を作り出してくれるので黄色くなるまでは残しておいてくださいね。
⑩カラーの増やし方!
カラーは種からと、株分けからで増やすことが出来ますが、種まきから育てると花が咲くまで長い時間がかかります。
⑪カラーの挿し木(挿し芽)のやり方はどうするの?
カラーは株分けで増やしていくので、差し芽は行いません。
⑫カラーの種まき時期と種まきのポイントは?
湿地性、畑地性のカラーどちらも種まきは8月~9月に底の浅い平鉢などに川砂を入れ、重ならないように種をまきます。
発芽するまでは乾燥しないように水やりをして、半日蔭で育ててあげましょう。
発芽後は1か月に1度くらい液体肥料をあげて、1年ほど育てたら球根を掘り上げてそれぞれの環境にあった場所に植え付けてそだててくださいね。
⑬カラーの株分けのやり方は?
カラーの株分けは、湿地性なら3月~4月、畑地性なら4月~5月中旬の植え替えの時期がおすすめです。
くびれている部分や、簡単に折れる部分でわけてあげましょう。
⑭カラーの冬越しのやり方は?
湿地性のカラーの場合、球根が凍るような寒さにならなければそのまま地植えで冬を越すことが出来ます。
また、凍る可能性がある地域なら一度掘り起こして保存し、春になったらまた植え付けてあげましょう。
鉢植えの場合は、腰水などで育てている場合では球根が凍ってしまうことがあるので室内に避難させてあげてくださいね。
畑地性のカラーの場合、南関東より南の地域であればそのまま地植えで冬を越すことが出来ます。
土が凍ってしまう恐れがあるときは、秋に葉が黄色くなってきたら水やりをやめ、球根を掘り上げてあげましょう。
鉢植えの場合は、葉が黄色くなってきたら水やりをやめて凍結の心配のない場所で保管してあげましょう。
⑮カラーのかかりうる病気や害虫の対策方法は?
カラーを育てるうえで注意したいのは軟腐病で、この病気にかかると球根が腐ってドロドロに溶けてなくなってしまいます。
アブラムシはカラーの汁を吸うだけでなく、モザイク病を引き起こす原因にもなっていますので見つけ次第殺虫剤などで駆除してください。
⑯カラーの花が咲かない原因は?
カラーの花が咲かない原因としては、日照不足・栄養不足・肥料のあげすぎの3つがあげられます。
⑰カラーに似た花は何がある?
同じサトイモ科である水芭蕉はカラーとよく似た花を付けます。
⑱カラーの花言葉はなに?
カラーの花言葉は「華麗なる美」「乙女のしとやかさ」です。
⑲カラーの種類や品種は何があるの?
からーの仲間としてアフリカに8種類ほどの原種があるそうです。
湿地性では、エチオピカ・オランダカイウなどが有名です。
畑地性では、モモイロカイウ・シロボシカイウ・キバナカイウなどが有名です。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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