みなさんこんにちは。
今回は、もちきび(モチキビ)についてまとめていきたいと思います。
もちきびはイネ科キビ属の一年生草本の雑穀で、「いなきび」「エッグミレット」とも呼ばれます。
日本でも弥生時代には栽培されてて、その実がきれいな黄色をしているため、「黄実(キミ)」から「キビ」へ変化したのが名前の由来と言われます。
今回は、もちきび(モチキビ)についてのポイント、
以上11個の点についてお伝えします。
まずはもちきび(モチキビ)の育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
もちきび(モチキビ)の育て方(栽培方法)は?
もちきびは他の雑穀と比べて生育期間が短く、土壌を選ばないうえ乾燥に強い作物です。
収穫は種まきから110日程度で、脱穀や精白も比較的かんたんで、雑穀栽培の初心者におすすめです。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、もちきび(モチキビ)が好む環境についてお伝えします!
もちきび(モチキビ)の育て方!環境はどうする?
もちきびは、日当たりと水はけの良い場所で育てましょう。
土壌に雑草が生えやすいので、こまめな処理が必要です。
次は、もちきび(モチキビ)に適した用土についてお伝えします!
もちきび(モチキビ)を育てる際の適した用土は何?
もちきびはあまり土質を選びませんが、水はけのよい用土を好みます。
鉢植えの場合は、有機肥料が入った培養土を使用します。
次は、もちきび(モチキビ)に必要な肥料についてお伝えします!
もちきび(モチキビ)の育て方!肥料はどうする?
もちきびの肥料は、元肥として1㎡あたり化成肥料一つかみを与えますが、吸収力に優れているので肥料の与えすぎに注意しましょう。
米ぬかや油かすなど一般の有機肥料を元肥として入れる場合は、種まきまたは植え付け日の1週間から10日前に済ませます。
では次は、もちきび(モチキビ)の水やりポイントについてお伝えします!
もちきび(モチキビ)を育てる際の水の量はどうする?
地植えの場合は降雨に任せ、鉢植えまたはプランターの場合は、5〜6月は週2回・7〜8月は2日に1回、9月は週2回水を与えます。
以上で基本的なもちきび(モチキビ)の育て方については終わりです。
次はもちきび(モチキビ)の写真(画像)をお見せします!
もちきび(モチキビ)の画像(写真)!特徴は?カロリーや効能や栄養(栄養価)は豊富なの?
もちきびは稲と同じく茎が円筒形で空洞で、葉と茎の表面に長くやわらかい白い毛が密生し、枝分かれしているのが特徴です。
生長すると背丈は1mほどで、穂の形は稲と似ている小さな茶色の花が咲き、自家受粉して穂先から実ります。
もちきびの実は2mmで、鮮やかな黄色が印象的な小粒のもち米のような印象で、さっぱりしながらもうまみの濃い味が楽しめます。
穀物の中で一番低カロリーと言われ100g中356kcal 、たんぱく質豊富で動脈硬化を防ぐ善玉コレステロールを増やす働きがあるといわれています。
白米ともちきびを比較してみると、食物繊維が約3倍、カルシウムが約12倍、マグネシウムが約4倍、鉄分が約3倍、カリウムが約2倍もあります。
もちきびの鮮やかな黄色はカテキン類のポリフェノールの色で、強い抗酸化力があります。
次に、もちきび(モチキビ)の開花時期や季節、原産地についてお伝えします!
もちきび(モチキビ)の開花時期や季節はいつ頃なの?原産地はどこ?
もちきびの開花は発芽から80〜90日程度で、種まき適期の5月にまけば9月頃の開花になります。
もちきびの穂は緑色で先の方から薄い茶色に変わっていき、穂の3分の1~2分の1が茶色になったら収穫時期で、脱粒しやすいので注意しましょう。
もちきびは東アジアから中央アジアの温帯地域が原産地といわれています。
次は、もちきび(モチキビ)の値段や種の販売価格、どこに売ってるかについてお伝えします!
もちきび(モチキビ)の値段や種の販売価格はいくらぐらいなの?どこに売ってるの?
もちきびの種はインターネットで400円程度から販売しており、園芸店などで購入可能です。
次は、もちきび(モチキビ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方についてお伝えします!
もちきび(モチキビ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
もちきびの植え付け適期は6月頃で、株間10~15cmで植え付けます。
もちきびはセルトレイ(小さい穴がたくさん並んだ育苗パネル)に種まきし、20cm程度の大きさの苗に育ててから畑に植えつける方法がおすすめです。
次は、もちきび(モチキビ)の増やし方として種まき時期と種まきのポイント、発芽までの日数についてお伝えします!
もちきび(モチキビ)の増やし方!種まき時期と種まきのポイントは?発芽までの日数はどれくらい?
もちきびの種まき適期は5~8月で、生育期間は約100日程度で土がよく乾いている5月下旬ごろを目安にまきます。
地植えの場合は食害の被害にあいやすいので、セルトレイなどで育苗して天候が良い時に定植した方が簡単なのでおすすめです。
直まきの場合は肥料を入れて平らにならした土に、株間は15~20cmで深さ1cmの穴をあけ、種を4~5粒ずつ落としていきます。
種をまいたら2cm程度土をかけて軽くおさえ、土が湿っていれば水やりをする必要はなく、鉢植えの場合は鉢底から水が出るくらい与えます。
発芽は8~10日程度で、細いうす緑色の芽がまっすぐ上に伸びるようにして出てきます。
地植えの場合は種まきから2~3週間後、10cmほどになったら、小さくて弱いものを間引いて一株3本にします。
プランターの場合は、背丈が20cmを超えたら1箇所から2本に間引きをし、ハサミで根元を切ります。
それでは次に、もちきび(モチキビ)の下処理のやり方(下ごしらえ)や茹で時間についてお伝えします!
もちきび(モチキビ)の下処理のやり方(下ごしらえ)や茹で時間はどれくらいなの?
もちきびは、茹で時間は約10分で下茹でしてから様々な料理に使用することができます。
弾力のある食感と卵のようなこくがあるため、おはぎや餅に活用されたり、卵の代替品として使用されたりする場合もあります。
下茹で方法
<材料(2人分)>
もちきび 100g
水 130~150g
1.もちきびをさっと洗う
2.なべに、水ともちきびを入れ火にかける
3.沸騰したら蓋して、水分がなくなるまで弱火で約10分ゆでる
4.火を消したら、そのまま5分ほど蒸らす
次は、もちきび(モチキビ)の美味しい食べ方として、炊き方や茹で方、スープ(味噌汁)やおひたし等の人気のレシピについてお伝えします!
もちきび(モチキビ)の美味しい食べ方!炊き方や茹で方は?スープ(味噌汁)やおひたし等の人気のレシピは?
もちきびを白米と混ぜて炊くことができます。
米1合と普段の水量に、軽く洗ったもちきび大さじ1~3、同量の水を加えて炊飯器などで炊いてください。
そのままお好きな野菜の具材と一緒に煮たり、ゆでたもちきびをだんご状にしたりして、スープやみそ汁にできます。
ゆでたもちきびとホウレンソウなど青菜と醤油などまぜると、簡単にお浸しができます。
次に、もちきび(モチキビ)の保存方法や日持ち、冷凍保存にしても大丈夫なのかについてお伝えします!
もちきび(モチキビ)の保存方法は?日持ちするの?冷凍保存にしても大丈夫なの?
下処理したもちきびは、密閉容器に入れて冷蔵庫で4〜5日保存が可能です。
小分けにして冷凍保存も可能で、解凍は自然解凍か、蒸し器で蒸すとふんわり戻ります。
それでは次は、もちきび(モチキビ)の花言葉や英語名についてお伝えします!
もちきび(モチキビ)の花言葉や英語名はなに?
もちきびの花言葉はなく、英語名「Sticky Millet」、学名「Panicum miliaceum」です。
最後に、もちきび(モチキビ)の種類や品種、とうもろこしやたかきびやあわやキアヌとの違いをお伝えします!
もちきび(モチキビ)の種類や品種は何があるの?とうもろこしやたかきびやあわやキアヌとの違いはなに?
もちきびはキビ属の一種で、五穀の一つとされ、日本で自生している品種として「ヌカキビ」「ハイキビ」「ハナクサキビ」などがあります。
もちきびの糯(もち)とは、イネやオオムギなどの作物でアミロースを全くあるいはほとんど含まない品種のことで、他にうるち種があります。
「とうもろこし」はイネ目イネ科の一年生植物で、種子が食用とされる世界三大穀物のひとつで、「きび」または「とうきび」と呼ぶ場所もあります。
「唐(外国)から伝わったきびに似た穀物」が由来で「とうきび」と呼ばれるようになったといわれています。
たかきび・あわ・キヌアはかんばつに強く、やせた土地でも栽培でき、栄養価の高い雑穀として知られています。
「たかきび」はもちきびと同じキビ属で、アフリカ原産の赤茶色い穀物で、ポリフェノール豊富でひき肉風の食感です。
「あわ」は雑草のエノコログサ(ネコジャラシ)を祖先とし、もちきびよりも粒が小さい植物で、鉄分豊富な植物として知られています。
「キヌア」はアカザ科の南米ペルー・ボリビアの標高3000m程度の高地で栽培されている穀物で、栄養価が高くスーパーフードとして知られています。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
もちきび(モチキビ)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは11個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①もちきび(モチキビ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
もちきびは雑穀栽培初心者でも比較的かんたんで、日当たりと水はけの良いところで育て、こまめに雑草の処理をします。
もちきびは水はけのよい用土を好み、鉢植えの場合は有機肥料が入った培養土を使用します。
もちきびの肥料は、元肥として1㎡あたり化成肥料一つかみを与えますが、肥料の与えすぎに注意しましょう。
地植えの場合は降雨に任せ、鉢植えまたはプランターの場合は、5〜6月は週2回・7〜8月は2日に1回、9月は週2回水を与えます。
②もちきび(モチキビ)の画像(写真)!特徴は?カロリーや効能や栄養(栄養価)は豊富なの?
もちきびは稲に似た穂から実をつけ、もちきびの実は鮮やかな黄色の大きさ2mmで、もち米のような食感です。
もちきびは100g中356kcal 、栄養・たんぱく質豊富で動脈硬化を防ぐ善玉コレステロールを増やす働きがあるといわれています。
もちきびの鮮やかな黄色はカテキン類のポリフェノールの色で、強い抗酸化力があります。
③もちきび(モチキビ)の開花時期や季節はいつ頃なの?原産地はどこ?
もちきびの開花は発芽から80〜90日程度で、種まき適期の5月にまけば9月頃の開花し、東アジアから中央アジアの温帯地域が原産地です。
④もちきび(モチキビ)の値段や種の販売価格はいくらぐらいなの?どこに売ってるの?
もちきびの種はインターネットで400円程度から販売しており、園芸店などで購入可能です。
⑤もちきび(モチキビ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
もちきびの植え付け適期は6月頃で、株間10~15cmで植え付けます。
もちきびはセルトレイ(小さい穴がたくさん並んだ育苗パネル)に種まきし、20cm程度の大きさの苗に育ててから畑に植えつける方法がおすすめです。
⑥もちきび(モチキビ)の増やし方!種まき時期と種まきのポイントは?発芽までの日数はどれくらい?
もちきびの種まき適期は5~8月で、生育期間は約100日程度で土がよく乾いている5月下旬ごろを目安にまきます。
直まきの場合は株間15~20cmで深さ1cmの穴に種を4~5粒ずつ落とし、2cm程度土をかけて軽くおさえ、鉢植えの場合はたっぷり水を与えます。
発芽は8~10日程度で、ある程度大きく成長したら、間引きが必要です。
⑦もちきび(モチキビ)の下処理のやり方(下ごしらえ)や茹で時間はどれくらいなの?
もちきびは、茹で時間は約10分で下茹でしてから様々な料理に使用することができます。
⑧もちきび(モチキビ)の美味しい食べ方!炊き方や茹で方は?スープ(味噌汁)やおひたし等の人気のレシピは?
米1合と普段の水量に、軽く洗ったもちきび大さじ1~3、同量の水を加えて炊飯器などで炊いてください。
もちきびとお好きな野菜の具材と一緒に煮てスープやみそ汁にしたり、ゆでたもちきびとホウレンソウなど青菜と醤油などまぜお浸しができます。
⑨もちきび(モチキビ)の保存方法は?日持ちするの?冷凍保存にしても大丈夫なの?
下処理したもちきびは密閉容器に入れて冷蔵庫で4〜5日保存でき、小分けにして冷凍保存も可能です。
⑩もちきび(モチキビ)の花言葉や英語名はなに?
もちきびの花言葉はなく、英語名「Sticky Millet」、学名「Panicum miliaceum」です。
⑪もちきび(モチキビ)の種類や品種は何があるの?とうもろこしやたかきびやあわやキアヌとの違いはなに?
もちきびはキビ属の一種で、「もち」とはイネなどの作物でアミロースをほとんど含まない品種のことで、他にうるち種があります。
「とうもろこし」はイネ目イネ科の一年生植物で、種子が食用とされる世界三大穀物のひとつで、「きび」または「とうきび」と呼ぶ場所もあります。
「たかきび」はもちきびと同じキビ属で、アフリカ原産の赤茶色い穀物で、ポリフェノール豊富でひき肉風の食感です。
「あわ」は雑草のエノコログサ(ネコジャラシ)を祖先し、もちきびよりも粒が小さい植物で、鉄分豊富な植物として知られています。
「キヌア」はアカザ科の南米ペルー・ボリビアの標高3000m程度の高地で栽培されている穀物で、栄養価が高い植物です。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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