みなさんこんにちは。
今回は、ヘゴについてまとめていきたいと思います。
ヘゴは、ヘゴ科ヘゴ属の、根茎から立ち上がる常緑性の木性シダ植物です。
学名は、「Cyathea spinulosa」です。
ヘゴの学名の「Cyatha」は、ギリシャ語で、「コップ」を意味します。
これは、シダ植物であるヘゴの、葉の裏につく、胞子の入っている胞子嚢が、コップのようだという事から、名付けられたそうです。
ヘゴは、かつて、木材として乱獲された過去があり、現在では、ワシントン条約で保護されているため、輸出入を禁止されています。
そのため、ヘゴは、世界的に貴重な植物と言えるでしょう。
日本では、八丈島に、「ヘゴの森遊歩道」があり、ネイチャースポットとして人気があります。
今回は、ヘゴについてのポイント、
以上8個の点についてお伝えします。
まずはヘゴの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ヘゴの育て方(栽培方法)は?支柱は必要なの?使い方は?
ヘゴは、直射日光の当たらない、湿度が高く、低温にならない場所で育てると良いと言われています。
そして、観葉植物として、室内でも育てることが出来る植物です。
ヘゴは、根茎から立ち上がる木性の植物なので、支柱はあまり使わず育てられると思います。
園芸用品などで、ヘゴ製の支柱が販売されていますが、ポトスや、モンステラの栽培などに、よく用いられます。
こちらは、「ヘゴ支柱」という商品名で発売されていることもあり、皆さんにお馴染みかもしれませんね。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ヘゴが好む環境についてお伝えします!
ヘゴの育て方!環境はどうする?
ヘゴは、世界の熱帯から亜熱帯地方に生息する植物なので、湿度の高い場所を好みます。
暑さには強いですが、寒さに弱いため、気温が、7度以下にならないように、注意が必要です。
乾燥にも弱いため、風の強い場所や、室内のエアコンの風が、直接あたる場所に置くのは、避けた方が良いでしょう。
ヒカゲヘゴは、明るく、直射日光のあたる場所を好みますが、それ以外のヘゴは、直射日光に、長時間当たらない場所を好むとされています。
ヒカゲヘゴ以外は、半日陰の場所や、室内の、適度に日があたる場所で、育ててあげましょう。
湿度管理と温度管理、そして、直射日光に、長時間当たらないようにする事が大事な植物、ということですね!
次は、ヘゴに適した用土についてお伝えします!
ヘゴを育てる際の適した用土は何?
ヘゴは、赤玉土と、腐葉土を混ぜた用土で、育てるのをおすすめします。
赤玉土は、肥料分をあまり含みませんが、その分、菌が少なく、植物が病気になりにくいとされる土です。
そして、通気性も水はけも良いので、根の張りが良いのに、適度に保水性と保肥性もあります。
腐葉土は、落ち葉が原料で、有機物を分解する微生物が多い堆肥です。
ヘゴには、この赤玉土と腐葉土を、半分ずつの割合位で混ぜた用土が良いでしょう。
次は、ヘゴに必要な肥料についてお伝えします!
ヘゴの育て方!肥料はどうする?
ヘゴには、成長期の5月から9月の間に、肥料をあげます。
ヘゴの肥料は、緩効性肥料を、置き肥で与えます。
緩効性肥料は、窒素・リン酸・カリウムの三大栄養素が含まれている肥料で、肥料効果がじっくりと続きます。
置き肥は、根に直接触れないところに置くよう注意しましょう。
ヘゴに肥料を与える頻度は、2ヶ月に1度をメドにあげればよいでしょう。
では次は、ヘゴの水やりポイントについてお伝えします!
ヘゴを育てる際の水の量はどうする?
ヘゴは、熱帯・亜熱帯原産という事もあり、湿った環境を好みます。
ですが、反面、乾燥には弱く、あまり乾燥していると、枯れてしまう時もあるので、注意が必要です。
ヘゴは、春から秋にかけては、水をたっぷりと与えます。
葉や幹にも、霧吹きを使って、しっかりと湿り気を与えてあげましょう。
冬場は、水やりの回数を減らしますが、土が乾いたら、水をあげましょう。
そして、水やりの後、鉢受けの水を、長時間溜まったままにすると、根腐れの原因になるので、注意しましょう。
以上で基本的なヘゴの育て方については終わりです。
次はヘゴの写真(画像)をお見せします!
ヘゴの画像(写真)!葉っぱの特徴は?食べることはできるの?
ヘゴの葉は、鳥の羽のような形をしていて、濃い緑色をしています。
茎は、不定根と呼ばれる、細かい茶色い毛のようなもので覆われていて、ヤシの木にも似ています。
そんな、熱帯地方を想像させる見た目から、観葉植物としても人気のヘゴですが、ヒカゲヘゴの新芽は、食べることもできます!
ヒカゲヘゴの新芽は、この写真のように、見た目がゼンマイによく似ていて、ヌメリがあり、やはり、山菜のように、おひたしや、天ぷらにします。
沖縄など、自生している地域では、昔から食べられていたそうですよ!
次に、ヘゴの開花時期をお伝えします!
ヘゴの開花時期や季節はいつ頃なの?
ヘゴは、一生花を咲かせる時が来ません。
花を咲かせないという事は、どのように繁殖してゆくのでしょうか?
ヘゴは、シダ植物なので、胞子で増えます。シダ植物の、葉っぱを裏返すと、ぶつぶつと何か付いている時があります。
この、ぶつぶつとしたものが、胞子の入った「胞子嚢」です。
ヘゴも、「胞子嚢」がはじけて、胞子を飛ばして、繁殖してゆきます。
次は、ヘゴの値段や販売価格をお伝えします!
ヘゴの値段や販売価格はいくらぐらいなの?
ヘゴは、サイズによって値段もさまざまです。
小さなものや、ポット苗のものは、1000円台からあるようです。
サイズが大きくなるにつれ、価格も上がる傾向にあり、5号サイズで、5000円台からあるようです。
ヘゴは、ワシントン条約で、保護されているため、輸入物がありません。
そのため、すべて国産になるため、店頭で品薄になることもあるようです。
購入前に事前に問い合わせておくか、ネットでの購入が良いでしょう。
それでは次に、ヘゴの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方をお伝えします!
ヘゴの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
ヘゴは、5月から7月にかけて植え付けをします。
ヘゴは大きく育つので、大きな鉢で、植えつけてあげましょう。
家庭菜園で増やすのは、ヘゴは、かなり難しいので、園芸センターなどで、苗を購入して、植えつけて育てるのが、一般的です。
ヘゴの植え替えは、2年に1回程度行い、5月から6月に行いましょう。
植え替え前より、2まわり位大きな鉢に植え替えしてあげましょう。
次は、ヘゴの葉先が枯れる(枯れた)原因と対策方法をお伝えします!
ヘゴの葉先が枯れる(枯れた)原因と対策方法は?
大事に育てていたつもりなのに、急にヘゴの葉先が枯れてしまって、驚いたことはありませんか?
ヘゴの葉先が枯れてしまう原因は何でしょうか?
まず、ヘゴは、直射日光に当たってしまったことによる、葉焼けをすることがあります。
日光が好きな、ヒカゲヘゴ以外は、半日影の場所や、適度に日が入る室内で、育てる方が良いかもしれません。
そして、温度が上がらない場所での栽培も、枯れる原因になります。
冬の寒い時期に、7度以下に温度がなる場所での栽培は避け、やはり室内で育ててあげましょう。
室内で育てていても、枯れてしまう場合は、乾燥が原因かもしれません。
エアコンの風が当たらないように気をつけて、湿度管理をして、しっかり水やりをしてみましょう。
次に、ヘゴの花言葉をお伝えします!
ヘゴの花言葉はなに?風水との関係性は?
ヘゴには、花言葉はないようです。
シダ植物であるヘゴは、胞子で繁殖してゆく植物で、花を咲かせません。
そのため、ヘゴ自体には、花言葉の設定がないのかも知れません。
ですが、シダ植物全体には、花言葉があります。
シダ植物の花言葉は「愛らしさ」、「誠実」、「夢」、「愛嬌」です。
そして、ヘゴといえば、観葉植物としても、とても人気がありますが、風水に良い植物なのでしょうか?
ヘゴのように、葉先が、下の方を向いて垂れる植物は、風水では、陰の性質をもつものに、分類されます。
そのため、気分を落ち着かせてくれて、リラックス効果が期待できるとされています。
沖縄では、ヒカゲヘゴの幹を触ると、金運がアップすると言われているそうです。
これは、ヒカゲヘゴの幹に、丸い模様がついていて、これが小判に似ている、と言われてきたからだそうです。
金運アップを夢見て、是非!ヒカゲヘゴの幹を撫でたいですね!
それでは最後に、ヘゴの種類や品種をお伝えします!
ヘゴの種類や品種は何があるの?シダとの違いはなに?
ヘゴの種類は多く、世界の熱帯・亜熱帯地方に、800種類が分布しています。
日本国内に自生しているヘゴは、7種ほどと言われていて、ヒカゲヘゴ、マルハチなどがあります。
国内最北端に分布するヘゴは、クサマルハチで、紀伊半島に自生しています。
ヘゴは、ヘゴ科ヘゴ属の、根茎から立ち上がる常緑性の木性シダ植物です。
ヘゴが、店頭のシダコーナーで販売されていることがあるのは、そのためです。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
ヘゴのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ヘゴの育て方(環境、土、肥料、水やり)
ヘゴは、湿度の高く気温が高めの場所を好むとされています。
風の強い場所や、室内のエアコンの風が、直接あたる場所に置くのは、避け、気温が、7度以下にならないようにして、ヒカゲヘゴ以外は、半日陰の場所や、室内の、適度に日があたる場所で、育ててあげましょう。
湿度管理と温度管理、そして、直射日光に、長時間当たらないようにする事が大事な植物です。
ヘゴは、この赤玉土と腐葉土を、半分ずつの割合位で混ぜた用土が良いでしょう。
ヘゴの肥料は、チッ素・リン酸・カリウムが含まれた、緩効性肥料を、成長期の5月から9月の間に、置き肥で、2ヶ月に1度をメドにあげればよいでしょう。
ヘゴは、春から秋にかけては、水をたっぷりと与え、葉や幹にも、霧吹きを使って、しっかりと湿り気を与えてあげましょう。
冬場は、水やりの回数を減らしますが、土が乾いたら、水をあげるようにして、水やりの後、鉢受けの水を、長時間溜まったままにすると、根腐れの原因になるので、注意しましょう。
②ヘゴの画像(写真)!葉っぱの特徴は?食べることはできるの?
ヘゴの葉は、鳥の羽のような形をしていて、濃い緑色をしています。
茎は、不定根と呼ばれる、細かい茶色い毛のようなもので覆われていて、ヤシの木にも似ています。
ヒカゲヘゴの新芽は、見た目がゼンマイによく似ていて、ヌメリがあり、山菜のように、おひたしや、天ぷらにして、食べることが出来ます。
③ヘゴの開花時期や季節はいつ頃なの?
ヘゴは、シダ植物なので、花を咲かせず、胞子で増えます。
シダ植物の、葉っぱを裏返すと、ぶつぶつと「胞子嚢」が付いています。
ヘゴも、「胞子嚢」がはじけて、胞子を飛ばして、繁殖してゆきます。
④ヘゴの値段や販売価格はいくらぐらいなの?
小さなものや、ポット苗のものは、1000円台からあるようです。
サイズが大きくなるにつれ、価格も上がる傾向にあり、5号サイズで、5000円台位からあるようです。
⑤ヘゴの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
ヘゴは、5月から7月にかけて植え付けをします。ヘゴは大きく育つので、大きな鉢で、植えつけてあげましょう。
ヘゴの植え替えは、2年に1回程度行い、5月から6月に行いましょう。
植え替え前より、2まわり位大きな鉢に植え替えしてあげましょう。
⑥ヘゴの葉先が枯れる(枯れた)原因と対策方法は?
ヘゴは、直射日光に当たってしまったことによる、葉焼けをすることがあるので、日光が好きな、ヒカゲヘゴ以外は、半日影の場所や、適度に日が入る室内で、育てる方が良いかもしれません。
そして、温度が上がらない場所での栽培も、枯れる原因になるため、冬の寒い時期に、気温が7度以下になる場所での栽培は避け、やはり室内で育ててあげましょう。
室内で育てていても、枯れてしまう場合は、乾燥が原因かもしれないので、エアコンの風が当たらないように気をつけて、湿度管理をして、しっかり水やりをしてみましょう。
⑦ヘゴの花言葉はなに?風水との関係性は?
ヘゴには、花言葉はないようですが、シダ植物全体には、花言葉があります。
シダ植物の花言葉は「愛らしさ」、「誠実」、「夢」、「愛嬌」です。
そして、ヘゴのように、葉先が、下の方を向いて垂れる植物は、風水では、陰の性質をもつものに、分類されます。
そのため、気分を落ち着かせてくれて、リラックス効果が期待できるとされています。
沖縄では、ヒカゲヘゴの幹を触ると、金運がアップすると言われているそうです。
これは、ヒカゲヘゴの幹に、丸い模様がついていて、これが小判に似ている、と言われてきたからだそうです。
⑧ヘゴの種類や品種は何があるの?シダとの違いはなに?
ヘゴの種類は多く、世界の熱帯・亜熱帯地方に、分布800種類が分布しています。
日本国内に自生しているヘゴは、7種ほどと言われていて、ヒカゲヘゴ、マルハチなどがあります。
国内最北端に分布するヘゴは、クサマルハチで、紀伊半島に自生しています。
ヘゴは、ヘゴ科ヘゴ属の、根茎から立ち上がる常緑性の木性シダ植物です。
ヘゴが、店頭のシダコーナーで販売されていることがあるのは、シダ植物に分類されるためです。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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