【熊苺(クマイチゴ)のまとめ!】花や葉の特徴と花言葉等7個のポイント!








 

みなさんこんにちは。

今回は、熊苺(クマイチゴ)についてまとめていきたいと思います。

 

熊苺(クマイチゴ)は日当たりの良い山地に分布し、高さ1~3mにも成長する大型の木いちごです。

主に林の縁や日当たりの良い山岳地帯で目にすることができ、一般的には落葉低木種に位置づけられます。

バラ科キイチゴ属の植物であり、その実は食用にもできますが十分な光を浴びないと、かなり酸味が強いようです。

国内には北海道から九州の広範囲に自生し、沖縄県には本来存在しない植物です。

 

今回は、熊苺(クマイチゴ)についてのポイント、

①熊苺(クマイチゴ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
②熊苺(クマイチゴ)の画像(写真)!花や葉っぱや実の特徴や見分け方は?どんな味がするの?お酒やジャムにして食べれる?
③熊苺(クマイチゴ)の旬の時期や収穫時期はいつ頃なの?生産地や原産地はどこ?
④熊苺(クマイチゴ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?通販で販売されているの?
⑤熊苺(クマイチゴ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
⑥熊苺(クマイチゴ)の花言葉や英語名や和名は?名前の由来はなに?
⑦熊苺(クマイチゴ)の種類や品種は何があるの?ウルトララズベリーとの違いは?似た花は何があるの?

 

以上7個の点についてお伝えします。

まずは熊苺(クマイチゴ)の育て方からお伝えします!

 

目次(クリックで飛べます)

熊苺(クマイチゴ)の育て方(栽培方法)は?樹高はどれくらいの高さになるの?

 

熊苺(クマイチゴ)は植物というより『樹木』と考えた方がいいでしょう。

 

苗などがかなり安価に販売されていますが、将来の樹高は約1~3mほどまで育つので地植え・庭植えに向いています。

その葉も4~6cmほどの広い卵型の形をとるので、落葉時の清掃なども見こし慎重な導入を心掛けてください。

その反面、苺と言われる果実は直径1cmほどにしかならず食用可能ですが、日光をふんだんに浴びてしまうと糖度が下がってしまいます。

食用目的なら半木陰で育成しましょう。日光に関してはさほど拘りがありません。

 

熊苺(クマイチゴ)の栽培方法はかなり易しい部類と考えていいでしょう。

 

自生地では他の木々が生い茂り半木陰のような場所に生えているので、そこまで日光にこだわる事もありません。

また、かなり地下茎を張り巡らして、あちこちで芽吹くので必ず広いスペースが必要となります。

一度張り巡らせた地下茎はなかなか取り除くのに苦労するので、園芸用セパレーターを地中深くに設置して置いた方が得策です。

自然界の密生した生活域…そして耐寒性・耐暑性に非常に優れ、滅多な事で枯れることはありません。

 

つまり熊苺(クマイチゴ)は一度植えれば手間暇がほぼ掛からない樹木という訳です。

 

そのため植え付け時にしっかりとした植栽計画を立てましょう。

その大きさから鉢植え・室内栽培は難しく、地下茎対策に予め庭土にポリバケツを埋め込むという方法も有効です。

 

ここからさらに詳しくお伝えします。

最初は、熊苺(クマイチゴ)が好む環境についてお伝えします!

 

熊苺(クマイチゴ)の育て方!生育環境はどうする?駆除の対象になるの?

 

熊苺(クマイチゴ)は半木陰~日向の環境で充分育ちます。

 

また北海道から九州地方までの気候に完全対応しているので、庭植えでも温度や風通し等を考慮しなくても十分育ってくれます。

ただ真夏の蒸れにはやや弱い部分があるので、この時期だけ風通しを良くした方がいいでしょう。

耐寒性・耐暑性に優れ、順調に育つと酸味のある甘い果実をつける優良種です。

 

熊苺(クマイチゴ)栽培の際の注意点は日光や十分な広さの土地等、成長に合う環境ですと爆発的に増えてしまうことです。

 

地下茎をかなりの長さで伸ばすので他の植物を植えられなくなり、近隣の家にも侵入してしまいます。

そのため最もベストな方法は『屋外での鉢植え』です。

ポリバケツと言いましたがそれに準ずる大きさに用土を入れ、地下茎による被害を防ぐのが要となります。

 

次は、熊苺(クマイチゴ)に適した用土についてお伝えします!

 

熊苺(クマイチゴ)を育てる際の適した用土は何?

 

熊苺(クマイチゴ)は非常に繁殖力が旺盛です。

 

そのため用土は元からある庭土で構いません。

もし他に用意するとすれば、自生地は荒廃地や痩せた土地が多いので自家採取でも良いですし、栄養価の低い用土で一向に構いません。

逆に腐葉土など発酵が進み肥料的な役割をする用土は使うことができません。

富栄養化に逆に弱く、肝心の実の付きが悪くなるか?一切つかなくなる事もあります。

 

次は、熊苺(クマイチゴ)に必要な肥料についてお伝えします!

 

熊苺(クマイチゴ)の育て方!肥料はどうする?

 

熊苺(クマイチゴ)は肥料を一切必要としません。

 

荒廃した土地・痩せ地を好むので、肥料を与えると逆に『肥料ボケ』し成育はしますが、実が一切つかなくなります。

どうしても元気がないときに限り、自然由来の有機物『堆肥』や『腐葉土』を様子を見ながら用土にすき込んであげましょう。

逆に爆発的に増えてしまい手に負えない場合は、一番苦手とする「速効性液体肥料」で一時的に成長を抑えることが可能です。

 

では次は、熊苺(クマイチゴ)の水やりポイントについてお伝えします!

 

熊苺(クマイチゴ)を育てる際の水の量はどうする?

 

かなり過酷な山岳地帯に自生するのが熊苺(クマイチゴ)です。

 

そのため一度地植え・庭植えを施した場合、水やりは自然に任せても十分育ちます。

苗や大型の鉢で栽培する際は、熊苺(クマイチゴ)の状態を見ながらあげる程度で構わないでしょう。

とにかく頑健な樹木「熊苺(クマイチゴ)」ですので、水分についてもそこまで神経質になる必要はありません。

 

以上で基本的な熊苺(クマイチゴ)の育て方については終わりです。

次は、熊苺(クマイチゴ)の写真をお見せします!

 

熊苺(クマイチゴ)の画像(写真)!花や葉っぱや実の特徴や見分け方は?どんな味がするの?お酒やジャムにして食べれる?

 

写真が自生している熊苺(クマイチゴ)とその実です。

 

熊苺(クマイチゴ)の花や葉、そしてその実は非常に独特です。

まず熊苺(クマイチゴ)の花ですが、下記の写真の通り完全な白色花となります。

 

熊苺(クマイチゴ)の花の写真です。

 

その赤みがかった実とは対照的に、中心がやや黄色がかる以外はほぼ真っ白な花を開花させます。

5~7月の春から夏にかけ開花時期を迎え、葉柄付近に花を咲き付けます。

バラ科の樹木らしく見ごたえがあり、径1.0~1.5cmと実に比例するかのような小花が無数に開花します。

 

写真は熊苺(クマイチゴ)の葉を拡大したものです。

 

熊苺(クマイチゴ)の葉もまた特徴的な形態をしています。

 

まず葉柄(ようへい)【※茎と葉を繋ぐ部分】が2.5~3.0cmとかなり長くなります。

その葉柄は数個のカギ爪を兼ね備え、登山家の間では厄介者として扱われているほどです。

更に葉裏の葉脈に沿いカギ爪も備えており、自生地を見つけても決して分け入ることは避けてください。

葉の形はややモミジ状に三分割され、表面にはうっすらと柔かい毛が生えています。

 

熊苺(クマイチゴ)の実の特徴ですが、古くから食用として日本人になじみの深いものです。

 

ペースト状にしてジャムにしたり、実をそのまま食す地方もあり自然の恵みとして重宝していたそうですね。

日照量により味が変わるのも特徴的です。

光がふんだんに当たる熊苺(クマイチゴ)は酸味がかなり強くなり、他の植物と混生し半木陰の熊苺(クマイチゴ)の方が甘みが増します。

結実期は6~8月の梅雨から真夏にかけてで、実がなるタイミングで食用の用途が著しく変化します。

自家栽培でももちろんこの実は結実するので、ぜひ食用や食材として活用してみて下さい。

 

熊苺(クマイチゴ)の味についてはざっくりと述べましたが、一番左右するのが日照量です。

 

それにより酸味や糖度が激しく変化しますが、他にも水分量や土壌・外気温にも左右されるようですね。

酸味が強いものは主にジャムとして煮詰め流通に乗ります。

 

写真が韓国の「熊苺(クマイチゴ)酒」です。

 

国外では朝鮮半島や中国東部に自生しており、韓国の熊苺(クマイチゴ)酒が最も有名です。

アルコール約15%と高めですが、鉄、亜鉛、カルシウム、カリウムなどのミネラル類やビタミンを多く含んでおり、スタミナ増進に良いとされています。

 

次は、熊苺(クマイチゴ)の旬の時期や収穫時期と生産地や原産地についてお伝えします!

 

熊苺(クマイチゴ)の旬の時期や収穫時期はいつ頃なの?生産地や原産地はどこ?

 

熊苺(クマイチゴ)の旬の時期は開花期が終わり、結実が終わる6~8月頃でしょう。

 

収穫時期は果実が熟せば熟すほど美味しくなるので、なるべく夏の終わりごろが適しています。

用途によりますがジャムなどに使いたい方は、早めに実を収穫しても良いでしょう。

 

熊苺(クマイチゴ)の生産地や原産地ですが、栽培農家などは特になく山岳地に自生しているものや個人栽培のものを収穫しましょう。

 

厳密な生産地はありませんが沖縄を除く全国各地の山岳地・その麓に自生します。

珍しく富栄養化状態に弱いので、探すときは林の淵や意外な荒地等を探索すると発見しやすいです。

 

次は、熊苺(クマイチゴ)の値段や販売価格についてお伝えします!

 

熊苺(クマイチゴ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?通販で販売されているの?

 

販売されている熊苺(クマイチゴ)の苗です。

 

熊苺(クマイチゴ)は上記の苗状態ならば、そこまで高価ではありません。

 

苗の状態で約800~1000円前後でした。

もちろん成長に応じ価格は上がりますが、ある程度育った熊苺(クマイチゴ)でも上限は3000~4000円ほどです。

もちろん栽培農家のHPで通販されていますし、Amazon・楽天などといった大手ECサイトでも手に入れることが可能です。

 

次は、熊苺(クマイチゴ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方についてお伝えします!

 

熊苺(クマイチゴ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?

 

熊苺(クマイチゴ)の植え付け・植え替え適期は開花前の初春3月頃です。

 

すでに成木に育ちきった熊苺(クマイチゴ)は植え替えの必用はありませんが、苗から栽培する場合は適宜植え替えをする必要があります。

成長スピードにもよりますが最低1年・最高2年を目安に必ず植え替えは行いましょう。

注意点として根株にはあまり触れず、軽く古土をゆすり落とす程度に留め植え替えてください。

 

地植えの際は植え替えの必用はありません。

よほど土壌が悪くなり、著しく枯れや成育不良が見られた場合のみに限定しましょう。

 

植え付けですが、ある程度の大きさに育つまでは鉢植えで育てます。

 

やや直射日光に弱いので、間接的に日が当たる半木陰で育成するのがベストです。

用土は栄養価が低いものを選び根株が入る十分な穴を空け、盛り土をし初期の水やりは鉢底から流れるくらいたっぷり与えます。

 

そして地植えの場合は予め地下茎対策を施し、庭土に直接埋め込んで構いません。

 

地植え・庭植えできるほど育っていれば頑丈な熊苺(クマイチゴ)は滅多な事で弱らないはずです。

植え付けの際に少量の「腐葉土」「堆肥」を根の間にすき込む様にすれば、開花や結実がし易くなります。

 

既に述べましたが、熊苺(クマイチゴ)は本来山岳地帯の荒地や林内でたくましく育つ樹木です。

雑に扱うのはいけませんが、かなり貪欲な植物なので植え付け(植え方)や植え替え時は基本を守れば、他の植物よりかなり容易に行えるはずです。

 

次は、熊苺(クマイチゴ)の花言葉についてお伝えします!

 

熊苺(クマイチゴ)の花言葉や英語名や和名は?名前の由来はなに?

 

熊苺(クマイチゴ)の花言葉は限定して名付けられていないようです。

 

ただ熊苺(クマイチゴ)を始めとする野苺の花言葉は存在しました。

花言葉はいちごの花言葉と似ていて…

 

  • 尊敬と愛情
  • 幸せな家庭
  • 成果が実る

 

の3つです。花だけでなく上から順に『葉』『花』『実』を指し、それぞれに花言葉?が存在します。

 

熊苺(クマイチゴ)の名前の由来ですが、山地に多く群生する性質があり、いかにもクマが食べそうなイチゴ状の果実という事でその名が付きました。

 

最後に、熊苺(クマイチゴ)の種類や品種についてお伝えします!

 

熊苺(クマイチゴ)の種類や品種は何があるの?ウルトララズベリーとの違いは?似た花は何があるの?

 

上記画像がウルトララズベリーの苗です。

 

熊苺(クマイチゴ)とウルトララズベリーは同じバラ科キイチゴ属の植物です。

 

違いといえば熊苺(クマイチゴ)が地下茎を出し横に成長するのに対し、ウルトララズベリーは直立性で真上に向かって伸長します。

またウルトララズベリーは中国原産の木苺からの選抜種であり、果実も10円玉超ほどと熊苺(クマイチゴ)に比べかなり大きいのが特徴です。

その実はほぼ甘みがなく、熊苺(クマイチゴ)の様に日照量により酸味や甘みが増したりはしません。

ウルトララズベリーはある種の樹木の様に熊苺(クマイチゴ)とは異なり、かなり巨大化するのも大きな違いですね。

 

熊苺(クマイチゴ)の品種・種類はその殆どがバラ科キイチゴ属に分類されます。

 

まず熊苺(クマイチゴ)の代表的な品種は1種類『キミノクマイチゴ』が挙げられます。

 

画像がキミノクマイチゴです。

 

熊苺(クマイチゴ)と異なり黄色い果実をつけるのが特徴的です。

同科同属の植物であり、品種としてハッキリ分類づけされる唯一の国内在来種でしょう。

その他に「エゾクマイチゴ」「エゾノクマイチゴ」「タケシマクマイチゴ」と“○○クマイチゴ”と名が付く熊苺(クマイチゴ)は多く存在しますが、これらは全て熊苺(クマイチゴ)の地域名や俗称となります。

 

次に熊苺(クマイチゴ)の種類について解説します。

バラ科キイチゴ属の仲間は全世界に1300超の種類が確認されているので、本項では代表的な6種類を紹介しようと思います。

 

① ヘビイチゴ

ヘビイチゴの果実の写真です。

 

水田のあぜや野原に自生する草花に分類されます。

実の形からキイチゴ属と思われがちですが、この種のみバラ科キジムシロ属の多年草であり、その実はほぼ無味です。

名前の由来はヘビが生息するような場所に多く生えることが由来となりました。

この野イチゴのみ黄色い花を開花させるので、他種との判別は容易です。

 

② クサイチゴ

写真がクサイチゴとなります。

 

クサイチゴは落葉小低木であり、草丈も20~40cm程度にとどまります。

キイチゴでは最もポピュラーな種で、酸味がなく糖度が高いので果実の用途は幅広く用いられています。

生息域は北海道・沖縄を除く全国各地であり、身の回りでも容易に見かけることができるでしょう。

 

③ ナワシロイチゴ

ナワシロイチゴの画像です。

 

こちらも落葉小低木に分類されますが、一番の違いはつる状植物ということです。

国内全域に自生しており、道路わきにまで進出するほど生命力があります。

また花に花弁がないので、開花時期がないという誤解をされがちなキイチゴです。

 

④ バライチゴ

バライチゴの果実の画像です。

 

バライチゴは別名「深山(ミヤマ)イチゴ」とも呼ばれ、全国に自生します。

地下茎を長く張り巡らせるのが特徴で「深山」の名前の割には、ごく低地でも観察可能です。

バライチゴが他のキイチゴと異なるのは、開花時期の白い花が非常に観賞価値としての評価が高いことです。

花径4~5cmほどのバラ状の花をつけるため、海外ではバライチゴの名で広く流通しています。

残念ながら国内種は千葉県で重要保護生物、京都府では絶滅危惧種に指定されており採取が禁止されており、その数は減少傾向にあります。

 

⑤ フユイチゴ

冬期に果実をつけるフユイチゴです。

 

他のキイチゴ属と異なり11月から翌年1月にかけて結実します。

そのため開花時期が終わり11月頃も比較的温暖な地方にしか生息しません。

 

⑥ モミジイチゴ

モミジイチゴの黄色い果実の写真です。

 

一見するとキミノクマイチゴと誤認されがちですが、分布域が中部地方以北から北海道と冷涼な環境を好みます。

またキイチゴ特有のトゲがかなり多く、見かけても注意して観察するようにしましょう。

野イチゴ・キイチゴの中で最も甘くおいしいと言われており、発見したらケガに気をつけ食べてみて下さい。

 

それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。

熊苺(クマイチゴ)のまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは7個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①熊苺(クマイチゴ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)

耐寒性と耐暑性に優れており、そこまで日光も必要としないので栽培環境はかなり融通が利きます。

かなり念入りに地下茎を伸ばし増殖するので管理にはセパレータ等を使い、隣家などに侵食しないよう気をつけましょう。

自生地は荒廃地や痩せた土地が多いので自家採取でも良いですし、栄養価の低い用土で一向に構いません。

逆に腐葉土など発酵が進み肥料的な役割をする用土は使うことができません。

また熊苺(クマイチゴ)は肥料を一切必要としません。

荒廃した土地・痩せ地を好むので、肥料を与えると逆に『肥料ボケ』し成育はしますが、実が一切つかなくなります。

熊苺(クマイチゴ)は過酷な環境下に自生するので、地植え・庭植えの場合は水やりは自然に任せても十分育ちます。

苗や大型の鉢で栽培する際は、熊苺(クマイチゴ)の状態を見ながらあげる程度で構わないでしょう。

とにかく頑健な樹木「熊苺(クマイチゴ)」ですので、水分についてもそこまで神経質になる必要はありません。

 

②熊苺(クマイチゴ)の画像(写真)!花や葉っぱや実の特徴や見分け方は?どんな味がするの?お酒やジャムにして食べれる?

熊苺(クマイチゴ)の花は完全な白色です。

赤みがかった実とは対照的に、中心がやや黄色がかる以外はほぼ真っ白な花を開花させます。

5~7月の春から夏にかけ開花時期を迎え、葉柄付近に花を咲き付けます。

バラ科の樹木らしく見ごたえがあり、径1.0~1.5cmと実に比例するかのような小花が無数に開花します。

葉もまた特徴的な形態をしており、葉柄(ようへい)【※茎と葉を繋ぐ部分】が2.5~3.0cmとかなり長くなります。

葉柄は数個のカギ爪を兼ね備えています。

更に葉裏の葉脈に沿いカギ爪も備えているので、自生地を見つけても決して分け入ることは避けてください。

葉の形はややモミジ状に三分割され、表面にはうっすらと柔かい毛が生えています。

実は古くから食用として日本人になじみの深いものです。

ジャムにしたり、実をそのまま食す地方もあり自然の恵みとして重宝されています。

日照量により実の味が変化するもの特徴的です。

光がふんだんに当たる熊苺(クマイチゴ)は酸味がかなり強くなり、他の植物と混生し半木陰の熊苺(クマイチゴ)の方が甘みが増します。

結実期は6~8月の梅雨から真夏にかけてで、実がなるタイミングで食用の用途が著しく変化します。

自家栽培でももちろんこの実は結実するので、ぜひ食用や食材として活用してみて下さい。

酸味が強いものは主にジャムとして煮詰め流通に乗ります。

酒造分野でも有名で、韓国では熊苺(クマイチゴ)酒が有名です。

アルコール約15%と高めですが、鉄、亜鉛、カルシウム、カリウムなどのミネラル類やビタミンを多く含んでおり、スタミナ増進に良いとされています。

 

③熊苺(クマイチゴ)の旬の時期や収穫時期はいつ頃なの?生産地や原産地はどこ?

熊苺(クマイチゴ)の旬の時期は開花期が終わり実が熟す6~8月頃です。

果実は熟せば熟すほど美味しくなるので、夏の終わりごろに収穫しましょう

生産地ですが、栽培農家などはなく山岳地に自生しているものや個人栽培のものを収穫しましょう。

大まかな原産地は沖縄を除く全国各地の山岳地・その麓に自生します。

 

④熊苺(クマイチゴ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?通販で販売されているの?

苗の状態で約800~1000円前後です。

ある程度育った熊苺(クマイチゴ)でも上限は3000~4000円ほどです。

 

⑤熊苺(クマイチゴ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?

植え付け・植え替え適期は開花前の初春3月頃です。

成木に育ちきった熊苺(クマイチゴ)は植え替えの必用はありませんが、苗から栽培する場合は適宜植え替えをしましょう。

成長スピードにもよりますが最低1年・最高2年を目安に必ず行ってください。

注意点として根株にはあまり触れず、軽く古土をゆすり落とす程度に留め植え替えてください。

地植えの際は植え替えの必用はありません。

よほど土壌が悪くなり、著しく枯れや成育不良が見られた場合のみに限定しましょう。

植え付けですが、ある程度の大きさに育つまでは鉢植えで育てます。

そして地植えの場合は予め地下茎対策を施し、庭土に直接埋め込んで構いません。

地植え・庭植えできるほど育っていれば頑丈な熊苺(クマイチゴ)は滅多な事で弱らないはずです。

植え付けの際に少量の「腐葉土」「堆肥」を根の間にすき込む様にすれば、開花や結実がし易くなります。

熊苺(クマイチゴ)はかなり貪欲な植物なので植え付け(植え方)や植え替え時は基本を守れば、他の植物よりかなり容易に行えるはずです。

 

⑥熊苺(クマイチゴ)の花言葉や英語名や和名は?名前の由来はなに?

熊苺(クマイチゴ)の花言葉は限定して名付けられていないようです。

ただ熊苺(クマイチゴ)を始めとする野苺の花言葉は存在しました。

花言葉は「尊敬と愛情」「幸せな家庭」「成果が実る」の3つです。

順番に『葉』『花』『実』を指し、それぞれに花言葉?が存在します。

名前の由来は元々山地に多く群生し、いかにもクマが生息し口にしそうな環境下のイチゴ状の果実、という事でその名前が付きました。

 

⑦熊苺(クマイチゴ)の種類や品種は何があるの?ウルトララズベリーとの違いは?似た花は何があるの?

ウルトララズベリーと熊苺は同科同属であり、かなりの近縁種です。

ただウルトララズベリーの株と果実の方がかなり大きくなり、直立性で育ちます。

中国原産の木苺の選抜種であり、熊苺(クマイチゴ)とは異なり甘みは全くありません。

熊苺(クマイチゴ)の代表的な品種には『キミノクマイチゴ』が挙げられます。

熊苺(クマイチゴ)と異なり黄色い果実をつけるのが特徴的です。

同科同属の植物であり、品種としてハッキリ分類づけされる唯一の国内在来種でしょう。

熊苺(クマイチゴ)には代表的な6種類が存在し、それぞれ「ヘビイチゴ」「クサイチゴ」「ナワシロイチゴ」「バライチゴ」「フユイチゴ」「モミジイチゴ」と呼ばれています。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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