【赤松(アカマツ)のまとめ!】育て方(剪定や種まき)と花言葉等10個のポイント!








 

みなさんこんにちは。

今回は、赤松(アカマツ)についてまとめていきたいと思います。

 

赤松(アカマツ)はマツ科マツ属に分類される「常緑針葉樹」です。

日本の風土にかなり適応しており、内陸部分の山岳地帯尾根部・海岸付近の貧栄養地帯に真っ先に根づくほど、頑丈な性質を持ちます。

盆栽など多彩な鑑賞方法も可能で、かなり丈夫な松として古くから日本人の間で親しまれている松となります。

 

今回は、赤松(アカマツ)についてのポイント、

①赤松(アカマツ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
②赤松(アカマツ)の画像(写真)!花や葉っぱや実の特徴は?
③赤松(アカマツ)の開花時期や季節はいつ頃なの?松ぼっくりや紅葉は楽しめるの?
④赤松(アカマツ)の庭木の値段や販売価格はいくらぐらいなの?
⑤赤松(アカマツ)を庭や盆栽で育てる際の苗木の植え付け(植え方)や植え替え(移植)の時期とやり方は?
⑥赤松(アカマツ)の剪定(切り戻し)の時期とやり方は?黒松と剪定の違いはあるの?
⑦赤松(アカマツ)の増やし方!挿し木(挿し芽)や接ぎ木や種まき時期と種まきのポイントは?種から育てるのはおすすめ?
⑧赤松(アカマツ)のかかりうる病気や害虫の対策方法は?枯れる(枯れた)原因と対策方法は?
⑨赤松(アカマツ)の花言葉や学名や英語名は?名前の由来はなに?風水との関係性は?
⑩赤松(アカマツ)の種類や品種は何があるの?黒松や米松や杉やパインとの違いはなに?

 

以上10個の点についてお伝えします。

まずは赤松(アカマツ)の育て方からお伝えします!

 

目次(クリックで飛べます)

赤松(アカマツ)の育て方(栽培方法)は?成長速度は早いの?寿命はどれくらい?

 

実は現在、国内に自生する松は「マツ枯れ(マツ材由来の線虫による樹病)」により、多大なダメージを受けています。

赤松(アカマツ)ももちろん例外ではありませんので、育てる際はこの病気に最新の注意を払いましょう。

 

観賞用としての赤松(アカマツ)の育て方は、大きく分けて2通りに分かれます。

 

それは『庭植え(庭木)』『盆栽』として楽しむ方法で、和風情緒あふれる樹木が好きな方にはうってつけでしょう。

赤松(アカマツ)を盆栽で育てる場合はかなりの専門知識が必要となりますが、庭植えの場合は本来栄養に乏しい土地に自生するので、そこまで「環境面」に配慮する必要はありません。

ただし、その成長に応じ適切な選定や植え替え・芽摘み・芽切りなど、かいがいしく世話をする必要が生じます。

基本的には全国各地の寺社仏閣・和風庭園などに多用されるので、きちんとしたメンテナンスを行えば、栽培が難しい樹木では決してありません。

 

赤松(アカマツ)の寿命ですが、一般的には約70〜80年と言われます。

 

ただ過去、新潟県の『北方文化博物館』で見られた赤松(アカマツ)は樹齢がなんと約600年だった、という記録があります。

北海道函館市の国道5号線の脇道を14.3kmもの区間を連なる、有名な『赤松街道』の赤松(アカマツ)たちは樹齢100年以上に達しているそうです。

この様に赤松(アカマツ)はかなりの寿命を持つ樹木です。

 

盆栽にも使われるほどですので、かなり成長速度は遅い植物と見てください。

 

ただ赤松(アカマツ)の特徴として、植え付けから4~5年経つと急激に成長するという性質を持ちます。

最終的には樹高約30m、幹の直径が1.5〜2mにもなるので、くれぐれも植える場所は慎重に選ぶ様にしましょう。

 

ここからさらに詳しくお伝えします。

最初は、赤松(アカマツ)が好む環境についてお伝えします!

 

赤松(アカマツ)の育て方!環境はどうする?屋外で育てる事ができるくらい耐寒性はある?水に強い(耐水性)の?

 

先にもお話ししたように、赤松(アカマツ)は日本の風土に完全適応しているため、環境面で気をつけることはほとんどありません。

 

同じマツ科の「黒松(クロマツ)」より、その栽培は難しいと言われていますが、あくまでマツの仲間内での話です。

春夏秋冬と全季節で風通しが良く日当たりの良い場所ですんなりと栽培が可能です。

注意点として幼木の内は高温多湿な夏期に弱り樹勢を落としがちになるので、葉水をあげたり半木陰に移動してあげましょう。

 

赤松(アカマツ)はある程度育ち庭植えできる程度になれば、環境面での問題はほぼ起きません。

 

耐寒性・耐暑性に非常に優れていますので、年間を通して屋外で栽培可能です。

ただし、こちらも幼木の内は若干弱い面があるので、家屋の軒下や物陰など、冷たく乾燥した風が吹き付けない場所に移動させてください。

植樹したばかりの小さな赤松(アカマツ)も同様で、冬期には根株をムロなどで覆い保温してあげることです。

 

耐水性が強く、水やりをほとんど行わなくても構いません。

 

逆に赤松(アカマツ)は過剰な水やり・多めの施肥で不恰好に徒長してしまい収拾がつかなくなります。

その反面、枝葉は非常に清潔な空気を好むので、スプレーなどで葉水を与えましょう。

この葉水でホコリやチリなどのゴミが落とされ、頑丈な赤松(アカマツ)に育ちます。

平均的な水やり回数は鉢植えの幼木時の場合には、春期・秋期・冬期には1日1回、夏期は1日2〜3回ほどが目安です。

 

次は、赤松(アカマツ)に適した用土についてお伝えします!

 

赤松(アカマツ)を育てる際の適した用土は何?

 

赤松(アカマツ)は野生下では、言うならばかなりスカスカの荒地に生えるマツ類です。

 

そのためなるべく乾燥状態が維持でき、栄養分に乏しい用土が理想的です。

具体的に盆栽栽培の際は「赤玉土:桐生砂」を7:3の割合で混ぜた混合用土を用いてください。

庭植え時には『赤玉土』『鹿沼土』をベースにし、わずかな量(1割ほど)の『腐葉土』を肥料の代替品として、庭土と混ぜ合わせ植え付けてください。

 

次は、赤松(アカマツ)に必要な肥料についてお伝えします!

 

赤松(アカマツ)の育て方!肥料はどうする?

 

赤松(アカマツ)の施肥にはかなりの注意を払う必要があります。

幼木に多く与えると枝葉が徒長し過ぎ樹勢が乱れてしまいますし、成木に過剰に与えると急激に幹が若返り、赤松(アカマツ)らしからぬ風貌になってしまいます。

 

本来なら、ほとんど肥料を必要としないのが赤松(アカマツ)です。

多肥は結果的に寿命を縮めることにもなるので、必ず避けるようにしてください。

 

赤松(アカマツ)の肥料は『油粕8』に『骨粉2』ほどの割合で作った混合肥料が基本となります。

 

与えるスパンも長く、1ヶ月に1回根株付近に軽く巻きつける程度で構いません。

梅雨期・夏期を除いた成長期である、4〜10月に限定して施肥しましょう。

 

では次は、赤松(アカマツ)の水やりポイントについてお伝えします!

 

赤松(アカマツ)を育てる際の水の量はどうする?

 

すでにご説明しましたが、赤松(アカマツ)は強い耐水性があり、過剰な水やりは禁物です。

 

水やりをほぼ行わなくても、問題なく成長してくれます。

避けるべきは多めの施肥と、過剰な水やりです。

水を過剰に与えると多肥時同様、急激に徒長してしまい赤松(アカマツ)自身がかなりの負担を負ってしまいます。

 

ただ赤松(アカマツ)は清涼な空気を好むので、葉をきれいにするために葉水は適宜与えてください。

 

水やり回数と水の量は鉢植えの場合、春期・秋期・冬期には1日1回、夏期は1日2〜3回ほど鉢底から水が滲む程度に留めます。

すでに庭植えにしてしまった赤松(アカマツ)は、基本的に水やりは必要ありませんが、もし心配でしたら月1回ほど適量を与えれば問題ないでしょう。

 

以上で基本的な赤松(アカマツ)の育て方については終わりです。

次は赤松(アカマツ)の写真(画像)をお見せします!

 

赤松(アカマツ)の画像(写真)!花や葉っぱや実の特徴は?

 

写真(左)が雄花、写真(右)が雌花の写真になります。

 

赤松(アカマツ)の花はかなり地味なものです。

 

雌雄同株であり、上に向かい育つ幹部分に無数の淡い黄色の雄花を咲きつけます。

雌花も同色幹から分かれた枝先端付近に、2〜4個ほど咲かせるのが特徴です。

花ではありませんが、よく耳にする「松ヤニ」に包まれた、赤褐色の冬芽を幹部分に発生させることも知られています。

 

赤松(アカマツ)の葉は針葉樹らしくトゲ状をしており、見た目では他のマツ類と全く見分けがつきません。

 

マツ類は『短枝』と呼ばれる特殊な枝に、数枚の束状に針葉を伸ばします。

他種と異なる点は赤松の最大の特徴は、それが全て2枚葉ということです。

葉の長さは概ね8〜11cmほどで明るい緑色を持ち、断面を見ると半円状の形をしています。

 

国内流通種でもう一つの人気種「黒松」と比較すると、その葉がかなり柔らかいのも、赤松(アカマツ)ならではの特徴でしょう。

 

次は、赤松(アカマツ)の開花時期や季節・紅葉は楽しめるのかについてお伝えします!

 

赤松(アカマツ)の開花時期や季節はいつ頃なの?松ぼっくりや紅葉は楽しめるの?

 

上記画像が赤松(アカマツ)の松ぼっくりです。

 

赤松(アカマツ)の開花時期は春先の4~5月頃です。

 

前述の様に雌雄同体の樹木ですが、開花後の種子(松ぼっくり)の結実は翌年以降に持ち越されます。

かなり時間をかけて松ぼっくりを結実させるのが大きな特徴で、約1年半後の10~11月頃の秋期にようやく熟しきり松ぼっくりを形成します。

直径は約3~5cmほどであり、乾燥気味だと松かさが広がり、その逆だと閉じてしまうので播種のためには乾燥が必要不可欠です。

一つ一つのかさの根元にそれぞれ種子がついており、そのかさがプロペラの役割を担い遠方まで種子を運んでくれます。

 

根気や時間・技術がある方は、松ぼっくりからも赤松(アカマツ)を発芽させることも可能なので、ぜひチャレンジしてみて下さい。

単純に赤松(アカマツ)の松ぼっくりを楽しみたい方は、秋ごろから初冬にかけて内陸部の痩せた山地などを探してみると良いでしょう。

 

紅葉についてですが針葉樹である赤松(アカマツ)は、一般的には紅葉しないのではないかと考えられがちです。

 

実は赤松(アカマツ)の葉も、紅葉に近い形を取ることが知られています。

ただ広葉樹と異なる点は新陳代謝による落葉ということであり、「常緑」針葉樹とは言われていますが、葉が黄色みがかかって枯れ落ち新葉と入れ替わるのです。

季節は結実期に当たる秋ごろにかけてであり、この頃には松ぼっくりと共に針葉も盛んに地面に落ちるので、怪我などをしないように気をつけてください。

 

次は、赤松(アカマツ)の値段や販売価格についてお伝えします!

 

赤松(アカマツ)の庭木の値段や販売価格はいくらぐらいなの?

 

1mほどの赤松(アカマツ)の販売若木(\30000)です。

 

当然ですが赤松(アカマツ)の値段や販売価格は、庭木としての大きさに比例します。

 

基本的には苗木から栽培するのが通例ですが、ごく稀に植木専門店などでは成木や、ある程度育った若木も販売されています。

苗木が最も価格が安く10~50cmほどで1000円から5000円ほどの値段です。

1mを超えると数万円ほどで、大木を手に入れるとなると100000円は確実に超えるでしょう。

また大木になると移殖や移動にかかる費用もかなり膨らんでしまうことも、覚えておいてください。

 

次は、赤松(アカマツ)を庭で育てる際の苗木の植え付け(植え方)・植え替え(移植)の時期とやり方についてお伝えします!

 

赤松(アカマツ)を庭や盆栽で育てる際の苗木の植え付け(植え方)や植え替え(移植)の時期とやり方は?

 

赤松(アカマツ)の盆栽画像です。

 

庭木用の赤松(アカマツ)の画像です。

 

赤松(アカマツ)は庭植え、盆栽(鉢植え)ともに植え付けの適期は3月〜4月頃となります。

 

日当たりと風通しの良い場所、更になるべく綺麗な空気を好むので、庭植えの際は植え付け場所を慎重に選びましょう。

更に最低60年以上の長寿を持ち、樹高も数十mにも達するので、基本的には一般住宅に植樹するのは若干不向きです。

庭植え・盆栽(鉢植え)共に用土は水はけが良い赤玉土・鹿沼土・桐生砂を基本とし、庭植えの際は1割ほど肥料代わりに腐葉土を混ぜてください。

植え付け時は盛り土をして浅めに植え付ける植え方をとります。

新しい環境に植え付けた際は、植え付け直後にだけたっぷりと水を与え、その後は通常栽培に移行しましょう。

 

赤松(アカマツ)の植え替えはよほど土壌に合わず元気がない時以外、鉢植え(盆栽)時だけでよく庭植えの際は必要ありません。

 

植え替えの時期は3~5月ごろの春期、赤松(アカマツ)が新芽を出すタイミングが最適です。

国内でもお住まいの地域に多少のずれがあり、温暖な関東地方ならば3月下旬の『春のお彼岸頃』になるべく移植するようにしてください。

 

赤松(アカマツ)の植え替え(移殖)は少し注意が必要です。

 

年数が経ち老木に近づくにつれ、植え替え(移植)に対する耐性が著しく低くなります。

幼木~若木の際の植え替え(移植)は、ほとんどの古土をはらい、大胆に根株を切り揃える形で構いません。

ところが樹齢が10年を超え始めると、根の剪定による負担が徐々に大きくなってしまいます。

この様な場合は若干古土を残すようにして、根の切り込みも極力弱めにしてください。

植え替え(移植)直後は手っ取り早く用土に馴染ませるため、やや鉢底から水がにじみ出す程度に初期の水やりを行うと良いでしょう。

 

次は、赤松(アカマツ)の剪定(切り戻し)の時期とやり方についてお伝えします!

 

赤松(アカマツ)の剪定(切り戻し)の時期とやり方は?黒松と剪定の違いはあるの?

 

剪定中の赤松(アカマツ)の画像です。

 

剪定方法で黒松との大きな違いは、夏場を避けることです。

 

赤松(アカマツ)は耐暑性が強いマツですが、真夏時の剪定は流石に避けてください。

逆に黒松(クロマツ)はマツ類の中でも随一の耐暑性を兼ね備えているので、過酷な酷暑下でも十分剪定(切り戻し)をすることが可能であり、この点が赤松(アカマツ)・黒松(クロマツ)の大きな違いでしょう。

ただもちろん黒松も無理に酷暑下で選定をする必要もなく、気温が落ち着いた時期に剪定をするに越したことはありません。

この『耐暑性』以外、マツ類である赤松(アカマツ)・黒松の剪定(切り戻し)方法はほぼ同一となります。

 

黒松の画像です。幹に赤みがかからず黒みを帯びます。

 

赤松(アカマツ)の剪定(切り戻し)ですが、酷暑時の7月下旬から8月は基本的に避けて行います。

一口に剪定(切り戻し)と言っても、観光地や庭園・日本の風土に非常になじむ赤松(アカマツ)は様々な方法が生み出されてきました。

 

・ 赤松(アカマツ)の芽摘み【4~5月】

 

赤松(アカマツ)の芽摘み(ミドリ摘み)は、成長期の始まりである春頃に行います。

つくしのような形をした『ミドリ』という新芽がこの時期に無数に発生するので、この部位を適切な長さで折り取る作業が必要です。

ミドリの長さで今後1年間に生い茂る枝の総数が決まってしまうので、芽摘みをしないと枝だらけになり赤松(アカマツ)本来の姿を楽しむことができません。

 

・ 赤松(アカマツ)の芽切り【7月上旬】

 

この時期になると芽摘みを怠った、あるいは敢えて芽摘みをしなかった部分から、赤松(アカマツ)の芽が盛んに伸び始めます。

最初の葉(一番芽と呼びます)を園芸用ハサミなどで切り、二番芽の成長を促すことで芽が伸びる時間を遅らせて、最終的には手入れをし易い茎・葉の長さに調整します。

 

・ 赤松(アカマツ)の芽掻き【9月】

 

赤松(アカマツ)に良く起こるのですが、せっかく芽切りした部分から多くの二番芽が発生することがあります。

多数芽をつけたままの赤松(アカマツ)はその部分が肥大化したり、管理に不要な枝がどんどんと増えてしまいます。

二番芽が育ちきってからだと大きな傷になりダメージを受けてしまうので、伸長した芽の不要な部分を早急に根元から切り取ってください。

 

・ 赤松(アカマツ)のもみあげ【10月〜翌1月】

 

先に徒長した上部の葉茎により、下の枝に日光が当たりにくくなった際に行う剪定方法です。

やり方は非常に簡単で手袋などで怪我をしないようにし、古い葉を手で揉みしごくか適宜落としつけてあげましょう。

ピンセットなどの道具で抜き取る方法も取れます。

更に、新葉も先端に4対ほどの葉を残し、剪定してください。

 

以上が赤松(アカマツ)の基本的な剪定(切り戻し)方法となります。

 

次は、赤松(アカマツ)の増やし方!挿し木(挿し芽)や種まき時期と種まきのポイントについてお伝えします!

 

赤松(アカマツ)の増やし方!挿し木(挿し芽)や接ぎ木や種まき時期と種まきのポイントは?種から育てるのはおすすめ?

 

赤松(アカマツ)の種と松ぼっくりの写真です。

 

赤松(アカマツ)の増やし方には表題の通り『挿し木(挿し芽)』『接ぎ木』『種』から増やす、3通りの方法があります。

 

まず『挿し木(挿し芽)』からの増やし方について、ご説明します。

 

ただ、マツ科の挿し木の成功率は非常に低いので、この方法は非常に慎重に行わなければいけません。

挿し木は3~4月頃に新芽がついた枝を慎重に選び付け切り落とし、赤玉土や川砂が入った鉢に差し日が差すような半木陰に置いてください。

発根の確率は非常に低いので、挿し木での増やし方はあまり推奨しません。

 

次に『接ぎ木』での殖やし方です。

 

接ぎ木での殖やし方は成功率が高いのですが、挿し木とは異なりかなりの技術と知識が必要になります。

 

赤松(アカマツ)の接ぎ木の様子の画像です。

 

接ぎ木での殖やし方は以下の通りです。

 

適期は2~3月、あるいは8~9月であり、種から2~3年育てた赤松(アカマツ)を台木にして、前年に新しく伸びた枝を断面につぎ栽培してください。

以下の順序を参考にしてチャレンジしてみてください。

 

1. 台木の幹に三角形状の切り込みを入れます。
2. 前年の枝を10~15cmのほど切り取り、葉は10枚ほど残して他は全て取り除いてください。
3. 台木の切り込みに合わせるように、その枝の切り口も三角形にします。
4. 台木と枝をぴったりと合わせ、園芸用接ぎ木テープ等でしっかりと固定する。
5. 害虫・雑菌を遠ざけるため、接合部にはビニール袋を被せます。
6. 約1年そのままで育成し、順調に育ったら接ぎ木を切り取り鉢などに植え付けましょう。

 

最後に『種まき』で赤松(アカマツ)を増やす方法について、ご説明します。

 

赤松(アカマツ)の種子の発芽気温は15~20℃なので、まずはこの気温を維持し続けてください。

種自体は秋期に松ぼっくりから採取できるので、その時期に撒くか乾燥を避け保存して、翌年の4~6月頃に撒きます。

発芽までには1~2ヶ月を要し、植え付けられるまでには1年以上かかるので、根気よく育てましょう。

以下にポイントを抜き出した種まき方法を記述します。

 

1. 種子を一晩バケツなどの水につけ、その時点で沈んだ種を使います。
2. 赤玉土7:川砂の混合用土を作り育苗ポットに入れてください。
3. 指などで1~2cmほどの穴を空け、そこに種を1粒づつ入れます。
4. 種が隠れるくらいの覆土をします。
5. 発芽まで決して土が乾かないようにし日陰で管理しましょう。
6. その後は風通しの良い半木陰に置き付けます。
7. しばらくたち、本葉が2~3本になったら、本命の苗が1本になるように他の苗を間引きましょう。

 

成功率や技術的に考えると、やはり初めて増やしたい方は「種から育てること」をお勧めします。

 

次は、赤松(アカマツ)のかかりうる病気や害虫の対策方法についてお伝えします!

 

赤松(アカマツ)のかかりうる病気や害虫の対策方法は?枯れる(枯れた)原因と対策方法は?

 

マツ材線虫病に罹患した赤松(アカマツ)の画像です。

 

赤松(アカマツ)が罹患する病気として、真っ先に挙がるのがマツ材線虫病(英名:pine wilt)です。

通称『松くい虫』と呼べば伝わりやすいのではないでしょうか。

 

この樹病は1971年に、日本人研究者により初めて確認されました。

線虫による感染症ですが、樹木に集まり鋭い顎で産卵のための穴を空ける「カミキリムシ」により媒介されます。

この樹病は赤松(アカマツ)に対しかなり致命的で、マツ材線虫病により全国の赤松(アカマツ)が大ダメージを受けています。

対策としては「殺線虫剤の樹幹注入」「媒介昆虫であるカミキリムシの駆除」の2通りしか、現状対策方法はありません。

根本的な対策は手探りの状態ですが、稀にこの病気にかかっても枯死しない赤松(アカマツ)が存在するので、その系統種を増やす試みも行われています。

 

 

写真左が『赤斑葉枯病』右が『すす葉枯病』です。

 

また、赤松(アカマツ)がかかりやすい病気として他に『赤斑葉枯病』『すす葉枯病』が挙がります。

 

この2つの病気はどちらも多数の微細な「黒粒点(菌体)」により引き起こされます。

どちらも赤松(アカマツ)の針葉に発生しますが、すす葉枯病は葉の気孔列に赤斑葉枯病は葉の表面上に発生するのが大きな違いです。

すす葉枯病の病状が末期になると病葉は灰褐色・茶褐色になり、次々に落葉してしまいます。

赤斑葉枯病は葉の表面が裂け、内部からおびただしい黒色の菌糸が発生する樹病です。

 

これらの病気の原因は全て黒カビの胞子により起こります。

 

赤松(アカマツ)がこれらのカビ類に寄生されないようにするためには、まず日陰やジメジメとした場所に植え付けない事です。

なるべく風通しの良い場所を選びつけ、日の光が一定期間当たるように努めてください。

一般的にカビ類が繁殖しにくいような環境に赤松(アカマツ)を植え付けることが、一番の対処方法となります。

 

次は、赤松(アカマツ)の花言葉についてお伝えします!

 

赤松(アカマツ)の花言葉や学名や英語名は?名前の由来はなに?風水との関係性は?

 

画像は赤松(アカマツ)の開花時です。

 

赤松(アカマツ)の花言葉は「不老長寿」「同情」「哀れみ」「慈悲」です。

 

「不老長寿」という花言葉の由来は、赤松(アカマツ)自身が塩害などに耐性があり寿命も長く、冬期でも枯れること無く力強く成長する姿が由来と言われています。

「慈悲」については聖母マリアが幼少時のキリストを連れて逃げる際に、松が2人を隠してくれたことが由来です。

 

赤松(アカマツ)の学名と英語名はそれぞれ「Pinus densiflora Siebold et Zucc.」「Japanese Red Pine」と呼ばれています。

 

名前の由来ですが赤松(アカマツ)の若木の樹皮は白い褐色ですが、成長すると剥がれ落ち、段々と幹が赤茶に見えるようになります。

その様な様から「赤松(アカマツ)」と名付けられたそうですね。

 

最後に赤松(アカマツ)の風水的効果です。

 

赤松(アカマツ)自体の風水的な意味あいはどうやらないようですが、その葉の形で分類づけられます。

基本的に針葉である尖った葉は、鋭く強い気を持ち「魔除け・邪気を払う」という意味合いがあります。

家屋に置きつけるのは中々難しい樹木なので、玄関などの家の入口に置くと縁起がいいでしょう。

 

最後に、赤松(アカマツ)の種類や品種についてお伝えします!

 

赤松(アカマツ)の種類や品種は何があるの?黒松や米松や杉やパインとの違いはなに?

 

画像は赤松(アカマツ)とクロマツの交雑種「アイグロマツ」です

 

赤松(アカマツ)の種類・品種は厳密にいうと国内には存在しません。

 

ユーラシア地域に広く分布する「ヨーロッパアカマツ」やアメリカに分布する「レジノーサマツ」は樹皮が赤く二針葉なのでアカマツに近縁ではないかなどと言われますが、この2種と交雑させると不完全な種子が出来てしまうので、近縁種としての関係は未だはっきりしていません。

赤松(アカマツ)は国内に自生する野生種なので、なかなか種類や品種の存在は考えられません。

ただ同じ松のクロマツと自然交雑することがあり「アイグロマツ」と呼ばれています。

自然交雑種ですが赤松(アカマツ)の品種と言えないこともないでしょう。

 

黒松(クロマツ)の画像です。

 

赤松(アカマツ)と黒松(クロマツ)の違いは一目瞭然です。

 

和名の通りその樹皮に注目してみて下さい。

幼木・若木の間は分かりにくいのですが、成木になるとその樹皮が赤褐色と黒褐色にハッキリと別れます。

 

米松(ベイマツ)の画像です

 

次に米松(ベイマツ)と赤松(アカマツ)との違いです。

 

赤松(アカマツ)が際だって赤褐色の樹皮を持つ唯一無二のマツなので見分け方は容易です。

米松(ベイマツ)もその樹皮は黒みがかり、赤松(アカマツ)の成木とは大きな差が生じます。

また米松(ベイマツ)は木材として古くから使用されており、松の中ではヤニに気を付ければ様々なシーンで使用可能です。

 

杉林の画像です。

 

杉と赤松(アカマツ)の差は、まず分類的に隔たりがあります。

 

確かに常緑針葉樹という点は共通しており、字面だけ見ると似たような感じを受けますよね。

ただ杉はヒノキ科スギ亜科スギ属に分類され、赤松(アカマツ)はマツ科マツ属という大きな差があるので、全くの別植物となります。

 

パインの木の画像です

 

赤松(アカマツ)とパインの差は歴然です。

 

赤松(アカマツ)は列記とした国内種ですが、パインは主に南米アメリカに自生する海外種です

またパインはご存知の通り果実をつけ、分類上もパイナップル科アナナス属の植物となります。

一般的にいう松の仲間とはかなり大きな差があるので、双方の差は歴然でしょう。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

赤松(アカマツ)のまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは10個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①赤松(アカマツ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)

『庭植え(庭木)』と『盆栽』として楽しめます。

盆栽の場合は専門知識が必須ですが、庭植えの場合は本来栄養に乏しい土地に自生するので、そこまで「環境面」に配慮する必要はありません。

樹病を防ぐため、なるべく風通しが良く日当たりの良い環境に植え付けましょう。

痩せた土地を好むので施肥は必要ありません。

どうしても成育不良が見られたら『油粕8』に『骨粉2』で作った混合肥料が基本です。

与えるスパンも間を置き、1ヶ月に1回根株付近に軽く巻きつける程度にしましょう

シーズンは梅雨期・夏期を除いた成長期である、4〜10月に限定するべきです

強い耐水性があるので、過剰な水やりは禁物です。

水やりをほぼ行わなくても、問題なく成長してくれます。

ただほこりなどを落とすために、葉水は積極的にスプレーしてください。

 

②赤松(アカマツ)の画像(写真)!花や葉っぱや実の特徴は?

花はかなり地味です。

雌雄同株であり、上に向かい育つ幹部分に無数の淡い黄色の雄花を咲きつけます。

雌花も同色で幹から分かれた枝先端付近に、2〜4個ほど咲かせるのが特徴です。

葉は針葉樹らしくトゲ状をしており、見た目では他のマツ類と全く見分けがつきません。

『短枝』と呼ばれる特殊な枝に、数枚の束状に針葉を伸ばします。

他種と異なる点は赤松の最大の特徴は、それが全て2枚葉ということです。

葉の長さは概ね8〜11cmほどで明るい緑色を持ち、断面を見ると半円状の形をしています。

 

③赤松(アカマツ)の開花時期や季節はいつ頃なの?松ぼっくりや紅葉は楽しめるの?

開花時期は春先の4~5月頃です。

開花後の種子(松ぼっくり)の結実は翌年以降に持ち越されます。

時間をかけて松ぼっくりを結実させるのが大きな特徴で、約1年半後の10~11月頃の秋期にようやく熟しきり松ぼっくりを形成します。

直径は約3~5cmほどであり、乾燥気味だと松かさが広がり、その逆だと閉じてしまうので播種のためには乾燥が必要不可欠です。

赤松(アカマツ)の葉は、紅葉に近い形を取ることが知られています。

広葉樹と異なる点は新陳代謝による落葉ということであり、「常緑」針葉樹とは言われていますが、葉が黄色みがかかって枯れ落ち新葉と入れ替わるのです。

季節は結実期に当たる秋ごろにかけてです。

 

④赤松(アカマツ)の庭木の値段や販売価格はいくらぐらいなの?

値段や販売価格は、庭木としての大きさに比例します。

苗木から栽培するのが通例ですが、ごく稀に植木専門店などでは成木や、ある程度育った若木も販売されています。

苗木が最も価格が安く10~50cmほどで1000円から5000円ほどの値段です。

1mを超えると数万円ほどで、大木を手に入れるとなると100000円は確実に超えるでしょう。

 

⑤赤松(アカマツ)を庭や盆栽で育てる際の苗木の植え付け(植え方)や植え替え(移植)の時期とやり方は?

庭植え、盆栽(鉢植え)ともに植え付けの適期は3月〜4月頃となります。

日当たりと風通しの良い場所、更になるべく綺麗な空気を好むので、庭植えの際は植え付け場所を慎重に選びましょう。

更に最低60年以上の長寿を持ち、樹高も数十mにも達するので、基本的には一般住宅に植樹するのは若干不向きです。

庭植え・盆栽(鉢植え)共に用土は水はけが良い赤玉土・鹿沼土・桐生砂を基本とし、庭植えの際は1割ほど肥料代わりに腐葉土を混ぜてください。

植え付け時は盛り土をして浅めに植え付ける植え方をとります。

新しい環境に植え付けた際は、植え付け直後にだけたっぷりと水を与え、その後は通常栽培に移行しましょう。

赤松(アカマツ)の植え替えはよほど土壌に合わず元気がない時以外、鉢植え(盆栽)時だけでよく庭植えの際は必要ありません。

時期は3~5月ごろの春期、新芽を出すタイミングが最適です。

国内でもお住まいの地域に多少のずれがあり、温暖な関東地方ならば3月下旬の『春のお彼岸頃』になるべく移植するようにしてください。

植え替え(移殖)は少し注意が必要です。

年数が経ち老木に近づくにつれ、植え替え(移植)に対する耐性が著しく低くなります。

幼木~若木の際の植え替え(移植)は、ほとんどの古土をはらい、大胆に根株を切り揃える形で構いません。

樹齢が10年を超え始めると、根の剪定による負担が徐々に大きくなってしまいます。

この様な場合は若干古土を残すようにして、根の切り込みも極力弱めにしてください。

植え替え(移植)直後は手っ取り早く用土に馴染ませるため、やや鉢底から水がにじみ出す程度に初期の水やりを行うと良いでしょう。

 

⑥赤松(アカマツ)の剪定(切り戻し)の時期とやり方は?黒松と剪定の違いはあるの?

剪定方法で黒松との大きな違いは、夏場を避けることです。

逆に黒松(クロマツ)はマツ類の中でも随一の耐暑性を兼ね備えているので、過酷な酷暑下でも十分剪定(切り戻し)をすることが可能であり、この点が赤松(アカマツ)・黒松(クロマツ)の大きな違いでしょう。

この『耐暑性』以外、マツ類である赤松(アカマツ)・黒松の剪定(切り戻し)方法はほぼ同一となります。

赤松(アカマツ)の剪定(切り戻し)ですが、酷暑時の7月下旬から8月は基本的に避けましょう。

一口に剪定(切り戻し)と言っても、観光地や庭園・日本の風土に非常になじむ赤松(アカマツ)は様々な方法が生み出されてきました。

・ 赤松(アカマツ)の芽摘み【4~5月】

赤松(アカマツ)の芽摘み(ミドリ摘み)は春頃に行います。

『ミドリ』という新芽がこの時期に発生するので、適切な長さで摘みとります。

・ 赤松(アカマツ)の芽切り【7月上旬】

芽摘みを怠った、あるいは芽摘みをしなかった部分から、芽が盛んに伸び始めます。

最初の葉(一番芽と呼びます)を園芸用ハサミなどで切り、二番芽の成長を促すことで芽が伸びる時間を遅らせて、最終的には手入れをし易い茎・葉の長さに調整します。

・ 赤松(アカマツ)の芽掻き【9月】

赤松(アカマツ)に良く起こるのですが、芽切りした部分から多くの二番芽が発生することがあります。

二番芽が育ちきってからだと大きな傷になりダメージを受けてしまうので、伸長した芽の不要な部分を早急に根元から切り取ってください。

・ 赤松(アカマツ)のもみあげ【10月〜翌1月】

先に徒長した上部の葉茎により、下の枝に日光が当たりにくくなった際に行う剪定方法です。

やり方は非常に簡単で手袋などで怪我をしないようにし、古い葉を手で揉みしごくか適宜落としつけてあげましょう。

新葉も先端に4対ほどの葉を残し、剪定してください。

 

⑦赤松(アカマツ)の増やし方!挿し木(挿し芽)や接ぎ木や種まき時期と種まきのポイントは?種から育てるのはおすすめ?

赤松(アカマツ)には『挿し木(挿し芽)』『接ぎ木』『種』から増やす、3通りの方法があります。

挿し木は3~4月頃に新芽がついた枝を慎重に選び切り落とし、赤玉土や川砂を初期用土とし半木陰に置いてください。

発根の確率は非常に低くなります。

接ぎ木は成功率が高い反面、かなりの技術と知識が必要になります。

適期は2~3月、あるいは8~9月であり、2~3年ほどの若木を台木にして新しく伸びた枝を断面につぎます。

具体的には…

1. 台木の幹に三角形状の切り込みを入れます。
2. 前年の枝を10~15cmのほど切り取り、葉は10枚ほど残して他は全て取り除いてください。
3. 台木の切り込みに合わせるように、その枝の切り口も三角形にします。
4. 台木と枝をぴったりと合わせ、園芸用接ぎ木テープ等でしっかりと固定する。
5. 害虫・雑菌を遠ざけるため、接合部にはビニール袋を被せます。
6. 約1年そのままで育成し、順調に育ったら接ぎ木を切り取り鉢などに植え付けましょう。

の順で行ってください。

種まきで増やす場合、発芽の適温が15~20℃なので、この温度を保持し続けましょう。

種自体は秋の松ぼっくりを使い、その時期に撒いてしまうか乾燥を避けて保存をして、4~6月の春に撒きます。

発芽は1~2ヶ月が目安で、成長速度が遅く移殖できるまで1~2念を要します。

具体的には

1. 種子を一晩バケツなどの水につけ、その時点で沈んだ種を使います。
2. 赤玉土7:川砂の混合用土を作り育苗ポットに入れてください。
3. 指などで1~2cmほどの穴を空け、そこに種を1粒づつ入れます。
4. 種が隠れるくらいの覆土をします。
5. 発芽まで決して土が乾かないようにし日陰で管理しましょう。
6. その後は風通しの良い半木陰に置き付けます。
7. しばらくたち、本葉が2~3本になったら、本命の苗が1本になるように他の苗を間引きましょう。

といった方法を取ってください。

 

⑧赤松(アカマツ)のかかりうる病気や害虫の対策方法は?枯れる(枯れた)原因と対策方法は?

マツ材線虫病(松くい虫)は「殺線虫剤の樹幹注入」「媒介昆虫であるカミキリムシの駆除」の2通りしか対策方法がなく、要因になるカミキリムシがつかない予防策が重要です。

他には『赤斑葉枯病』『すす葉枯病』が挙げられ、どちらも「黒粒点(菌体)」により引き起こされます。

どちらも針葉に発生しますが、すす葉枯病は葉の気孔列に赤斑葉枯病は葉の表面上に発生するのが大きな違いです。

すす葉枯病の病状が末期になると病葉は灰褐色・茶褐色になり、次々に落葉してしまいます。

赤斑葉枯病は葉の表面が裂け、内部からおびただしい黒色の菌糸が発生する樹病です。

全て黒カビの胞子が原因で、カビ類に寄生されない環境…日陰やジメジメとした場所を避けるのが最善です。

風通しの良い場所や日の光が必ず一定期間当たるように努めてください。

 

⑨赤松(アカマツ)の花言葉や学名や英語名は?名前の由来はなに?風水との関係性は?

花言葉は「不老長寿」「同情」「哀れみ」「慈悲」です。

学名と英語名はそれぞれ「Pinus densiflora Siebold et Zucc.」「Japanese Red Pine」と呼ばれています。

名前の由来は赤松(アカマツ)成長すると次第に樹皮が剥がれ落ち、赤茶に見えることから付きました

 

⑩赤松(アカマツ)の種類や品種は何があるの?黒松や米松や杉やパインとの違いはなに?

赤松(アカマツ)の種類・品種は厳密にいうと国内には存在しません。

本来は国内に自生する野生種なので、なかなか種類や品種の存在は考えられません。

ただ同じ松のクロマツと自然交雑することがあり「アイグロマツ」という品種が誕生することがあります。

赤松(アカマツ)と黒松(クロマツ)の違いはその樹皮に注目してみて下さい。

名の通り成木になるとその樹皮が赤褐色と黒褐色にハッキリと別れます。

米松(ベイマツ)と赤松(アカマツ)との違いですが、米松(ベイマツ)もその樹皮は黒みがかり、赤松(アカマツ)の成木とは大きな差が生じます。

杉と赤松(アカマツ)の差は、分類的状の違いで歴然です。

杉はヒノキ科スギ亜科スギ属に分類され、赤松(アカマツ)はマツ科マツ属という大きな差があるので、全くの別植物となります。

赤松(アカマツ)とパインの差もはっきりしており、パインは南米アメリカに自生し国内に在来種は存在しません

分類上もパイナップル科アナナス属に所属し、松の仲間と大きな差があります。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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