みなさんこんにちは。
今回は、キリシマツツジについてまとめていきたいと思います。
キリシマツツジはツツジ科ツツジ属の常緑低木で、庭木や公園木にしたり鉢植えや切り花に多く使用されています。
原産地は鹿児島県の霧島山で、山中に自生するツツジの中から江戸時代初期に選抜され、関東の土壌が生育に適していたことから爆発的に流行しました。
また江戸時代末期から明治時代には輸出も行われ、日本以外の欧米などでも重要な造園用樹として盛んに利用されています。
別名は『キリシマツツジ』で、学名は『Rhododendron obtusum』です。
今回は、キリシマツツジについてのポイント、
以上11個の点についてお伝えします。
まずはキリシマツツジの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
キリシマツツジの育て方は?成長速度は早いの?耐寒性はある?
キリシマツツジの成長は、それ程早くはありません。
鹿児島県キリシマ地方を代表するツツジで高知に自生しているため、耐暑性や耐寒性にも優れており霜が降りたり雪が積っても十分に育てることが出来ます。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、キリシマツツジが好む環境についてお伝えします!
キリシマツツジの育て方!環境はどうする?日当たりは良い方がいいの?
キリシマツツジは日の良く当たる場所を好みます。
鉢植え地植えともに、出来るだけ日の良く当たる場所を選んで育てるようにしましょう。
次は、キリシマツツジに適した用土についてお伝えします!
キリシマツツジを育てる際の適した用土は何?
キリシマツツジは弱酸性の用土を好みます。
水はけと通気性の良い湿度を適度に含んだ有機質の多い用土で育てるのが良いでしょう。
次は、キリシマツツジに必要な肥料についてお伝えします!
キリシマツツジの育て方!肥料はどうする?
キリシマツツジは年に3回程肥料を与えます。
花後すぐにお礼肥を1回、休眠期に入る9月頃に1回、1月頃に暖効性肥料の油粕または2月に即効性の化学肥料を寒肥として与えましょう。
では次は、キリシマツツジの水やりポイントについてお伝えします!
キリシマツツジを育てる際の水の量はどうする?
キリシマツツジは乾燥には弱いため、鉢植え地植えともに水切れには注意が必要です。
鉢植えの場合は土の表面が乾いていたらたっぷりと水を与えます。
地植えの場合は基本降水だけに任せて大丈夫ですが、何日も雨が降らない場合は水やりを行いましょう。
以上で基本的なキリシマツツジの育て方については終わりです。
次はキリシマツツジの写真をお見せします!
キリシマツツジの画像(写真)!花や葉っぱや匂いの特徴は?紅葉は楽しめるの?毒性はある?
(インスタグラム top_of_descent 様より引用)
キリシマツツジは枝の先に花径2~3cmの花を2~3輪の花を付けます。
花の色は赤や濃いピンク色、白色などで雄しべは5本あり、萼片は小さく長い楕円形をしています。
葉は広い楕円形で大きさは2cm程と小さく葉の縁には毛があり互生で、甘すぎない上品な匂いがあり葉は紅葉します。
日本に自生するツツジの中ではレンゲツツジのみが毒を持っており、キリシマツツジの毒性は確認されていないので大丈夫でしょう。
次に、キリシマツツジの開花時期や季節(見頃)はいつ頃なのか、名所、能登や長岡天満宮にあるのかについてお伝えします!
キリシマツツジの開花時期や季節(見頃)はいつ頃なの?名所はどこ?能登や長岡天満宮にあるの?
キリシマツツジは4月下旬~5月中旬頃の春に開花し、満開になると赤や濃いピンク色の美しい花色で遠くからでもすぐ分かるくらい存在感があります。
真っ赤に染まったキリシマツツジは京都にある長岡天満宮でしか見ることが出来なく、奥能登では春を鮮やかに彩るノトキリシマツツジをみることが出来ます。
次は、キリシマツツジの値段や販売価格についてお伝えします!
キリシマツツジの値段や販売価格はいくらぐらいなの?
キリシマツツジは種類も多く価格帯もさまざまです。
4号ポットのものであれば693円程で購入出来ますが、高いもので40,000円近くする高価なものもあります。
次は、キリシマツツジを盆栽や鉢植えで育てる際の苗木の植え付け(植え方)や植え替え(移植)の時期とやり方についてお伝えします!
キリシマツツジを盆栽や鉢植えで育てる際の苗木の植え付け(植え方)や植え替え(移植)の時期とやり方は?
キリシマツツジは盆栽や小さな鉢植えでも簡単に作れ楽しむことが出来ます。
4~5月は開花の時期になるため植え付けや植え替えには適さず、休眠期が終わる春前か根が活動を始める春頃が一番適しています。
また9~10月も植え付けや植え替えの時期になりますが、梅雨時の植え付けや植え替えは危険なので行わないようにしましょう。
実際に植え付けの際は、鹿沼土と日向土を6:4の割合で混ぜたものを使用します。
根本の高さが鉢の縁よりも少し低くなるように調整したら苗が動かないように鉢底から針金を挿して根を固定します。
底から挿した針金を鉢の根本付近から出し、木の周りに簡単に固定します。
最後に土だけでは鉢に隙間が出来てしまうので鹿沼土小粒を入れ、竹串でしっかりと隙間を埋め込むように入れてあげます。
苗木を植え付けるは、栽培に適した朱温鉢駄や温鉢だと初心者の方でも安心して栽培することが出来ます。
植え付け後1年が経過したら水切れや葉焼けが確認することが出来るので、その時は少し小さめの鉢などに植え替えてあげると良いでしょう。
次に、キリシマツツジの手入れで剪定(切り戻し)の時期とやり方についてお伝えします!
キリシマツツジの手入れ!剪定(切り戻し)の時期とやり方は?
キリシマツツジの枝はあまり伸びないので、特に剪定の必要はありません。
しかしどうしても形を整えたい場合は、花が終わった後に好みの形に剪定しあげると良いでしょう。
また7~8月には新しい花芽をつけるため、夏以降に剪定する場合は蕾をきらないように注意しなければいけません。
次は、キリシマツツジの増やし方で挿し木(挿し芽)のやり方や種まき時期と種まきのポイントについてお伝えします!
キリシマツツジの増やし方!挿し木(挿し芽)のやり方や種まき時期と種まきのポイントは?
キリシマツツジは土の上に直接種を蒔くのではなく、挿し木や株分けなどで増やすことが出来ます。
6~7月に新芽のつい枝を切り枝についた葉を2~3枚程残したら、1時間~1時間半程水につけて置きます。
水から枝を上げたら切り口に植物成長調整剤をまぶし、清潔な鹿沼土小粒や赤玉土、市販されている挿し木用などの土に5~7cm程埋め込みます。
キリシマツツジなどのツツジ類は良く水を吸収するので9月までは朝晩水、9月以降は1日1回水を与え風通しの良い日陰で管理しましょう。
それでは次に、キリシマツツジのかかりうる病気や害虫の対策方法やうどんこ病に注意が必要なのかについてお伝えします!
キリシマツツジのかかりうる病気や害虫の対策方法は?うどんこ病に注意?
キリシマツツジはうどんこ病や炭そ病にかかりやすく、シンクイムシ、カイガラムシなどの害虫がつきやすいです。
中でも、新芽や蕾を食べるシンクイムシが発生してしまうと花が咲かなくなってしまいます。
見つけたら薬剤などで早めに対処しましょう。
次は、キリシマツツジが枯れる(枯れた)原因や咲かない原因と対策方法についてお伝えします!
キリシマツツジが枯れる(枯れた)原因や咲かない原因と対策方法は?
キリシマツツジの花が咲かない原因は剪定の失敗、栄養不足、害虫被害などが多く、その中でも剪定の失敗が最も多い原因となっています。
1年に1回花後すぐに剪定を行いますが、時期を間違えてしまうと花が咲かなくなってしまうので注意しましょう。
肥料は年に2回与えるのが基本です。
5~6月の花後のお礼肥と、12~2月の間に与える寒肥を忘れずに与えるようにしましょう。
キリシマツツジは花芽や蕾を食べるシンクイムシによる被害が多いので、見つけた場合は効果的な薬剤を散布するようにします。
次は、キリシマツツジの花言葉や英語名や和名、何日の誕生花なのか、名前の由来についてお伝えします!
キリシマツツジの花言葉や英語名や和名はなに?何日の誕生花なの?名前の由来は?
キリシマツツジの花言葉は『燃え上がる愛』で、英語名は『Kirishima Azalea』、和名は『キリシマツツジ』です。
4月9日、4月16日、4月22日、5月1日、5月7日、5月12日、6月7日、8月8日の誕生花です。
鹿児島県霧島地方のヤマツツジから園芸品種化されたことが名前の由来です。
最後に、キリシマツツジの種類や品種、ミヤマツツジやクルメツツジやヤマツツジサツキとの違いをお伝えします!
キリシマツツジの種類や品種は何があるの?ミヤマツツジやクルメツツジやヤマツツジサツキとの違いはなに?
キリシマツツジには、ホンキリシマ、ヤエキリシマ、ヒノデキリシマ、ムラサキキリシマ、ベニキリシマ、ミノキリシマなどの品種があります。
ミヤマツツジは原種に近い野生種で山の中で育ち、花弁は丸みを帯びておりツツジの中では樹高が高いですが花つきが悪いため庭木としては向いていません。
キリシマツツジは歴史が長く鹿児島県に自生していたものを野生種を品種改良し、福岡県久留米市でこのキリシマツツジの品種改良を頻繁に行ったためクルメツツジとも言われています。
ヤマツツジは品種改良の元となっているツツジで、原種に近い野生種、他のツツジよりも花びらが丸いのが特徴です。
キリシマツツジとサツキとの決定的な違いは開花の時期です。
サツキは日本の古い暦、太陽暦の5月にあたる時期に花を咲かせ、キリシマツツジは4~5月頃に開花します。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
キリシマツツジのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは11個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①キリシマツツジの育て方(環境、土、肥料、水やり)
キリシマツツジは日の良く当たる場所を好みます。
キリシマツツジは弱酸性の用土を好みます。
キリシマツツジは年に3回程肥料を与えます。
キリシマツツジは乾燥には弱いため、鉢植え地植えともに水切れには注意が必要です。
②キリシマツツジの画像(写真)!花や葉っぱや匂いの特徴は?紅葉は楽しめるの?毒性はある?
キリシマツツジは枝の先に花径2~3cmの花を2~3輪の花を付けます。
花の色は赤や濃いピンク色、白色などで雄しべは5本あり、萼片は小さく長い楕円形をしています。
葉は広い楕円形で大きさは2cm程と小さく葉の縁には毛があり互生で、甘すぎない上品な匂いがあり葉は紅葉します。
日本に自生するツツジの中ではレンゲツツジのみが毒を持っており、キリシマツツジの毒性は確認されていないので大丈夫でしょう。
③キリシマツツジの開花時期や季節(見頃)はいつ頃なの?名所はどこ?能登や長岡天満宮にあるの?
キリシマツツジは4月下旬~5月中旬頃の春に開花し、満開になると赤や濃いピンク色の美しい花色で遠くからでもすぐ分かるくらい存在感があります。
真っ赤に染まったキリシマツツジは京都にある長岡天満宮でしか見ることが出来なく、奥能登では春を鮮やかに彩るノトキリシマツツジをみることが出来ます。
④キリシマツツジの値段や販売価格はいくらぐらいなの?
キリシマツツジは種類も多く価格帯もさまざまです。
4号ポットのものであれば693円程で購入出来ますが、高いもので40,000円近くする高価なものもあります。
⑤キリシマツツジを盆栽や鉢植えで育てる際の苗木の植え付け(植え方)や植え替え(移植)の時期とやり方は?
4~5月は開花の時期になるため植え付けや植え替えには適さず、休眠期が終わる春前か根が活動を始める春頃が一番適しています。
実際に植え付けの際は、鹿沼土と日向土を6:4の割合で混ぜたものを使用します。
根本の高さが鉢の縁よりも少し低くなるように調整したら苗が動かないように鉢底から針金を挿して根を固定します。
底から挿した針金を鉢の根本付近から出し、木の周りに簡単に固定します。
最後に土だけでは鉢に隙間が出来てしまうので鹿沼土小粒を入れ、竹串でしっかりと隙間を埋め込むように入れてあげます。
植え付け後1年が経過したら水切れや葉焼けが確認することが出来るので、その時は少し小さめの鉢などに植え替えてあげると良いでしょう。
⑥キリシマツツジの手入れ!剪定(切り戻し)の時期とやり方は?
キリシマツツジの枝はあまり伸びないので、特に剪定の必要はありません。
⑦キリシマツツジの増やし方!挿し木(挿し芽)のやり方や種まき時期と種まきのポイントは?
キリシマツツジは土の上に直接種を蒔くのではなく、挿し木や株分けなどで増やすことが出来ます。
6~7月に新芽のつい枝を切り枝についた葉を2~3枚程残したら、1時間~1時間半程水につけて置きます。
水から枝を上げたら切り口に植物成長調整剤をまぶし、清潔な鹿沼土小粒や赤玉土、市販されている挿し木用などの土に5~7cm程埋め込みます。
キリシマツツジなどのツツジ類は良く水を吸収するので9月までは朝晩水、9月以降は1日1回水を与え風通しの良い日陰で管理しましょう。
⑧キリシマツツジのかかりうる病気や害虫の対策方法は?うどんこ病に注意?
キリシマツツジはうどんこ病や炭そ病にかかりやすく、シンクイムシ、カイガラムシ、なのの害虫がつきやすいです。
中でも、新芽や蕾を食べるシンクイムシが発生してしまうと花が咲かなくなってしまいます。
見つけたら薬剤などで早めに対処しましょう。
⑨キリシマツツジが枯れる(枯れた)原因や咲かない原因と対策方法は?
キリシマツツジの花が咲かない原因は剪定の失敗、栄養不足、害虫被害などが多く、その中でも剪定の失敗が最も多い原因となっています。
1年に1回花後すぐに剪定を行いますが、時期を間違えてしまうと花が咲かなくなってしまうので注意しましょう。
肥料は年に2回与えるのが基本です。
5~6月の花後のお礼肥と、12~2月の間に与える寒肥を忘れずに与えるようにしましょう。
キリシマツツジは花芽や蕾を食べるシンクイムシによる被害が多いので、見つけた場合は効果的な薬剤を散布するようにします。
⑩キリシマツツジの花言葉や英語名や和名はなに?何日の誕生花なの?名前の由来は?
キリシマツツジの花言葉は『燃え上がる愛』で、英語名は『Kirishima Azalea』、和名は『キリシマツツジ』です。
4月9日、4月16日、4月22日、5月1日、5月7日、5月12日、6月7日、8月8日の誕生花です。
鹿児島県霧島地方のヤマツツジから園芸品種化されたことが名前の由来です。
⑪キリシマツツジの種類や品種は何があるの?ミヤマツツジやクルメツツジやヤマツツジサツキとの違いはなに?
キリシマツツジには、ホンキリシマ、ヤエキリシマ、ヒノデキリシマ、ムラサキキリシマ、ベニキリシマ、ミノキリシマなどの品種があります。
キリシマツツジには、ホンキリシマ、ヤエキリシマ、ヒノデキリシマ、ムラサキキリシマ、ベニキリシマ、ミノキリシマなどの品種があります。
ミヤマツツジは原種に近い野生種で山の中で育ち、花弁は丸みを帯びておりツツジの中では樹高が高いですが花つきが悪いため庭木としては向いていません。
キリシマツツジは歴史が長く鹿児島県に自生していたものを野生種を品種改良し、福岡県久留米市でこのキリシマツツジの品種改良を頻繁に行ったためクルメツツジとも言われています。
ヤマツツジは品種改良の元となっているツツジで、原種に近い野生種、他のツツジよりも花びらが丸いのが特徴です。
キリシマツツジとサツキとの決定的な違いは開花の時期です。
サツキは日本の古い暦、太陽暦の5月にあたる時期に花を咲かせ、キリシマツツジは4~5月頃に開花します。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
(アイキャッチ画像は、インスタグラム nananekoron 様より引用)
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