みなさんこんにちは。
今回は、キミノセンリョウについてまとめていきたいと思います。
キミノセンリョウとはセンリョウ科センリョウ属の低木であり、センリョウ(千両)の仲間であり黄色い果実が特徴的な品種です。
その葉はつややかな光沢を持ち非常に薄く、皮の様で葉の縁に鋸歯があるのが特徴的です。
高さは最大で1.5mほどになり、年間通し目にすることができる『常緑低木種』に位置づけられます。
古くから日本人には庭木や仏木・寺木、そして生け花や床飾りなど美術的観点からも用いられています。
今回は、キミノセンリョウについてのポイント、
以上7個の点についてお伝えします。
まずはキミノセンリョウの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
キミノセンリョウの育て方は?
キミノセンリョウは森林や小高い丘・山岳部などに分布するので比較的育てるのは容易です。
北海道と沖縄を除く全国各地に自生し、その生息地は台湾からインド地方にまで及びます。
一年中活動する「常緑種」であり、樹高も50~150cmほどになるので栽培はかなり容易です。
赤い実をつける『センリョウ(千両)』の突然変異種でもあります。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、キミノセンリョウが好む環境についてお伝えします!
キミノセンリョウの育て方!環境はどうする?
キミノセンリョウは前述のとおり森林内に分布します。
そのため日の光は直射日光を避けた“半木陰”で育て上げましょう。
また、密集させすぎると成育が鈍る事があるので、なるべく風通しを良くした方がベターです。
低木種なので「鉢植え」「地植え」「庭植え」等、臨機応変な形な育て方が取れるのもメリットとなります。
次は、キミノセンリョウに適した用土についてお伝えします!
キミノセンリョウを育てる際の適した用土は何?
キミノセンリョウは基本的に低山地・森林内に自生します。
そのため用土は水持ち・水捌けの利便性を考慮し、赤玉土と腐葉土を3:1に混ぜた混合用土を使用して下さい。
次は、キミノセンリョウに必要な肥料についてお伝えします!
キミノセンリョウの育て方!肥料はどうする?
キミノセンリョウは鉢植え・庭植え・地植えのいずれも、肥料はほぼ不必要です。
苗株を大きくさせたい場合は5月から6月の成長期に『緩効性化成肥料』をごく少量施します。
窒素含有量の多い油粕は注意が必要で、急速に成長する反面開花しにくくなり結実しなくなります。
では次は、キミノセンリョウの水やりポイントについてお伝えします!
キミノセンリョウを育てる際の水の量はどうする?
キミノセンリョウの水量は多からず少なからずです。
植え付け時は表土が乾いたら水を与えますが、地植えの際はその後の水やりは必要ありません。
鉢植えの際は極端に乾燥させないよう注意し、表土が乾いたら水やりをし乾燥状態を続かせないことがコツです。
この様な水やりを続かせると、夏期の酷暑時や冬期の乾燥時に結実が良くなります。
以上で基本的なキミノセンリョウの育て方については終わりです。
次はキミノセンリョウの写真をお見せします!
キミノセンリョウの画像(写真)!特徴は?
写真が自生地におけるキミノセンリョウです。
キミノセンリョウはセンリョウ科センリョウ属の常緑低木種です。
赤い実をつける“センリョウ”の突然変異種であり、黄色く熟す果実が特徴となります。
花は注視しなければ見つけられないほど小さく、黄緑色で花弁が一切ありません。
茎は真っ直ぐに伸びながら枝分かれし緑色です。葉はお互いに対生する単枚葉で茎からの長さが約5~12・13cm、幅が1~最大7cmになる先細り尖る楕円形であり、その葉の縁には波状をし細く尖っている『鋸歯』という形を取ります。
表面にはつややかな光沢を持ち、枝先や葉の上に2~3回ほど枝分かれする『穂状花序』をつけます。
次は、キミノセンリョウの開花時期や季節についてお伝えします!
キミノセンリョウの開花時期や季節はいつ頃なの?
キミノセンリョウの穂状花序と花の画像です。
キミノセンリョウの開花時期は毎年6~7月ごろです。
季節としては晩春から初夏にかけてとなるでしょう。
葉脇から穂状花序をつけるため、まるで葉の上に花や実が置かれる様相が見かけられます。
次に、キミノセンリョウの値段や販売価格についてお伝えします!
キミノセンリョウの値段や販売価格はいくらぐらいなの?
園芸店頭で販売されているキミノセンリョウの写真です。
キミノセンリョウは当然ですがその成長度に応じて値段が上下します。
冒頭の写真の苗は2株で500円で販売されていましたが、苗で売られていることは少なくなります。
樹高が30~40cmほどの若木ですと2000~3000円ほど、直ぐに地植え可能な成木は数千円で販売されるケースがあります。
次は、キミノセンリョウの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方についてお伝えします!
キミノセンリョウの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
キミノセンリョウの苗の植え付け適期は成長期・開花時期前の4~5月になります。
この季節はちょうど気温も穏やかなので、苗を購入し成育するのにベストな時期でしょう。
苗の植え方はデリケートな根株を傷つけないように、購入直後は根株の古土ごと適切な鉢に移しましょう。
いきなり地植えをすると枯死してしまう可能性があるので、鉢植えである程度頑健になるまで育て地植えにするように気を付けて下さい。
キミノセンリョウの植え替えは鉢植え時のみ行います。
地植えの場合、一旦定着し安定しているのなら不必要な植え替えは一切不必要です。
成長速度がかなり緩やかなため、鉢植えの場合は2年に1度を目安にしましょう。
根株の古土を完全に取りきると根が傷ついてしまうので、軽く振り払う程度にして下さい。
また、地下茎を伸ばしながら増えていく習性があるので、植え替えの際に地下茎を切り株分けをしても良いでしょう。
植え替え先の鉢は同サイズかやや大きい程度で構わず、用土に植え付けた後は軽く水やりをします。
次は、キミノセンリョウの花言葉や学名や風水との関係性、何日の誕生花なのかについてお伝えします!
キミノセンリョウの花言葉や学名や風水との関係性は?何日の誕生花なの?
キミノセンリョウの花言葉はありませんが、センリョウの仲間全体を示す花言葉は存在します。
センリョウ属の花言葉は『利益、可憐、裕福、財産、恵まれた才能』です。
キミノセンリョウは学名『sarcandra glaber var. flava』といい、センリョウ属は正月の縁起花とされています。
風水との関係性は漢字の「千両(センリョウ)」に由来します。
小ぶりの実をたくさん実らせる姿から名付けられた「お金がたくさんたまる」という縁起をかついだ命名であり、江戸時代から「千両」と書くようになったそうです。
風水的に「金運」を上げる効果があり、ひっそりとした庭隅に植えることが一般的です。
キミノセンリョウは『1月3日・11月13日・12月28日・12月29日・12月31日の誕生花』となります。
最後に、キミノセンリョウの種類や品種をお伝えします!
キミノセンリョウの種類や品種は何があるの?
キミノセンリョウはセンリョウ科センリョウ属に分類される植物です。
基本的には種類が少なく、流通種としてはキミノセンリョウ以外に赤い実をつける『センリョウ』が有名です。
ほぼ販売はされませんが国内南部と東南アジア地方を中心に、2亜種が存在します。
● センリョウ
写真が基本種である「センリョウ」です。
北海道を除く日本全域・朝鮮半島・中国・台湾などの東アジア・インド地方・マレーシアやインドネシア・フィリピンなどの東南アジア…と広範囲にわたり分布します。
英名はbone-knitted lotusと言い、深紅の赤い実が数珠状に連なるのが最大の特徴です。
● Sarcandra glabra subsp. glabra(和名なし)
写真がブドウ状の実をつけるセンリョウの亜種・突然変異種です。
国内では北海道以外に見られると言われますが、和名は付けられていないようです。
樹高はキミノセンリョウと全く同一で、異なる点は実の色のみとなります。
ごく稀に結実した実が白色化する事もあります。
● Sarcandra glabra subsp. brachystachys (Blume) Verdcourt(和名なし)
画像が完全な海外亜種であるセンリョウ属です。
中国・ラオス・タイ・ベトナム原産種であり、日本国内には分布しません。
熟した果実はセンリョウよりやや明るい橙赤色になり卵形をしています。
実の直径は3~4mmほどで花期は10~翌年の5月、果期は3~8月です。
センリョウ科センリョウ属の仲間はその数が乏しく、品種改良等も滅多に行われていません。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
キミノセンリョウのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは7個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①キミノセンリョウの育て方(環境、土、肥料、水やり)
キミノセンリョウは森林内に分布するので、“半木陰”部分に置き付けます。
密に植えると成育が鈍るので、なるべく風通しを良くしましょう。
「鉢植え」「地植え」「庭植え」等、臨機応変な栽培方法がとれます。
用土は赤玉土と腐葉土を3:1に混ぜ合わせた混合用土が適します。
基本的にキミノセンリョウは肥料を施す必要なありません。
苗株を大きくさせたい場合は5月から6月に『緩効性化成肥料』をごく少量施します。
窒素含有量の多い油粕は注意が必要で、急速に成長する反面開花しにくくなり結実しなくなります。
植え付け時は表土が乾いたら水を与えますが、地植えの際はその後の水やりは必要ありません。
鉢植えの際は極端に乾燥させないよう注意し、表土が乾いたら水やりをし乾燥状態を続かせないことがコツです。
この様な水やりを続かせると、夏期の酷暑時や冬期の乾燥時に結実が良くなります。
②キミノセンリョウの画像(写真)!特徴は?
キミノセンリョウはセンリョウ科センリョウ属の常緑低木種です。
“センリョウ”の突然変異種であり、黄色く熟す果実が特徴的です。
花は注視しなければ見つけられないほど小さく、黄緑色で花弁が一切ありません。
茎は真っ直ぐに伸びながら枝分かれし緑色です。葉はお互いに対生する単枚葉で茎からの長さが約5~12・13cm、幅が1~最大7cmになる先細り尖る楕円形であり、その葉の縁には波状をし細く尖っている『鋸歯』という形を取ります。
表面にはつややかな光沢を持ち、枝先や葉の上に2~3回ほど枝分かれする『穂状花序』をつけます。
③キミノセンリョウの開花時期や季節はいつ頃なの?
キミノセンリョウの開花時期は毎年6~7月ごろです。
季節としては晩春から初夏にかけてとなるでしょう。
④キミノセンリョウの値段や販売価格はいくらぐらいなの?
苗は250円ほどですが、販売自体少なくなります。
30~40cmほどの若木は2000~3000円ほど、成木は数千円ほどかかります。
⑤キミノセンリョウの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
苗の植え付け適期は成長期・開花時期前の4~5月です。
根株を傷つけないよう購入直後は古土ごと適切な鉢に移しましょう。
植え替えは鉢植え時のみ行います。地植えの場合、一旦定着し安定しているのなら不必要な植え替えは一切不必要です。
鉢植えの場合は2年に1度の植え替えを目安にしましょう。
根株の古土は軽く振り払う程度にして下さい。
地下茎を伸ばしながら増えていく習性があるので、植え替えの際に地下茎を切り株分けをしても良いでしょう。
植え替え先の鉢は同サイズかやや大きい程度で構わず、用土に植え付けた後は軽く水やりをします。
⑥キミノセンリョウの花言葉や学名や風水との関係性は?何日の誕生花なの?
キミノセンリョウの花言葉はありませんが、センリョウの仲間全体を示す花言葉は存在します。
センリョウ属の花言葉は『利益、可憐、裕福、財産、恵まれた才能』です。
学名は『sarcandra glaber var. flava』といい正月の縁起花とされています。
小ぶりの実をたくさん実らせる姿から名付けられた「お金がたくさんたまる」という縁起をかついだ命名であり、江戸時代から「千両」と書くようになったそうです。
風水的に「金運」を上げる効果があり、ひっそりとした庭隅に植えることが一般的です。
『1月3日・11月13日・12月28日・12月29日・12月31日の誕生花』となります。
⑦キミノセンリョウの種類や品種は何があるの?
キミノセンリョウ・センリョウとSarcandra glabra subsp. glabra(和名なし)が国内3種です。
中国・ラオス・タイ・ベトナムに海外種が存在し『Sarcandra glabra subsp. brachystachys (Blume) Verdcourt(和名なし)』という学名が付いています。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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