【フユザンショウのまとめ!】果実や種の特徴や食用なのかについて等7個のポイント!








 

みなさんこんにちは。

今回は、フユザンショウについてまとめていきたいと思います。

 

フユザンショウはミカン科サンショウ属に分類される国内植物です。

 

常緑低木種であり、冬でもその葉を落とさないことから、この名が名付けられました。

サンショウの様な芳香を持たないので食用にはされませんが、肝心のサンショウの接ぎ木台木として頻繁に用いられます。

 

今回は、フユザンショウについてのポイント、

①フユザンショウの育て方(環境、土、肥料、水やり)
②フユザンショウの画像(写真)!実の特徴は?食用で食べることはできるの?精油として使われるの?
③フユザンショウの開花時期や季節はいつ頃なの?
④フユザンショウの値段や販売価格はいくらぐらいなの?
⑤フユザンショウの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
⑥フユザンショウの花言葉や学名や英語名はなに?
⑦フユザンショウの種類や品種は何があるの?

 

以上7個の点についてお伝えします。

まずはフユザンショウの育て方からお伝えします!

 

目次(クリックで飛べます)

フユザンショウの育て方は?

 

フユザンショウはミカン科サンショウ属に分類される国内植物です。

 

常緑低木種であり、冬でもその葉を落とさないことから、この名が名付けられました。

サンショウの様な芳香を持たないので食用にはされませんが、肝心のサンショウの接ぎ木台木として頻繁に用いられます。

 

ここからさらに詳しくお伝えします。

最初は、フユザンショウが好む環境についてお伝えします!

 

フユザンショウの育て方!環境はどうする?

 

日本国内に広く分布する土着の植物なので、地植え・鉢植え共に可能です。

 

ただし沖縄県と北海道には自生していないので、これらの地域では鉢植えにし屋内育成するか?適温を維持する目的のためエアコン等が必需品になるでしょう。

その為、本州・四国・九州地方では問題無く栽培可能です。

また日光を強く好みますが、夏場の直射日光は必ず避ける様にして下さい。

 

次は、フユザンショウに適した用土についてお伝えします!

 

フユザンショウを育てる際の適した用土は何?

 

フユザンショウの用土ですが、基本的に「これがなければいけない」というものはありません。

 

国内外(主にアジア地方)の自然下に柔軟に対応する融通さを持ち合わせるので、保湿性に優れ主木が倒れることのない固さを持ち合わせた用土でしたら問題ありません。

常緑低木種という大きさから地植えに多用されますが、その際は庭土のみで問題無く育つほどです。

もし気になる方は市販品の『山草用培養土』を購入し使ってみて下さい。

 

次は、フユザンショウに必要な肥料についてお伝えします!

 

フユザンショウの育て方!肥料はどうする?

 

フユザンショウはほぼ肥料を必要としません。

 

ただ余りに元気がない時や思うように育たないケースは、できるだけ自然由来の肥料を根株より離して施しましょう。

光合成でほとんどの栄養を作り出すので、予め用土に肥料を混ぜる必要もありません。

固形状の緩効性化成肥料をごく少量、根株から話した部分に巻きつける程度で構いません。

 

では次は、フユザンショウの水やりポイントについてお伝えします!

 

フユザンショウを育てる際の水の量はどうする?

 

フユザンショウは非常に丈夫な低木種です。

 

鉢植え・地植え…どちらの際も用土表面が乾いたら、水分を与える程度で問題無く育ちます。

特に地植えの際は土中に含まれる水分や降雨でほぼまかなう事が可能です。

ただし余りにカラカラな乾燥状態にはならないように気をつけて下さい。

 

以上で基本的なフユザンショウの育て方については終わりです。

次はフユザンショウの写真(画像)をお見せします!

 

フユザンショウの画像(写真)!実の特徴は?食用で食べることはできるの?精油として使われるの?

 

熟しきる前のフユザンショウの実の写真です。

 

完全に熟し切ったフユザンショウの写真となります。

 

フユザンショウの実はミカン科の植物らしく、綺麗な赤色・朱色に染まります。

 

その実はかなり小さく、最大でも5mmほどしかありません。

偶数個…つまり果実のなる茎が分岐し、それぞれに2つの実がなるのが特徴です。

やがて黒ずんだ種子になりますが、奇妙なことに国内のフユザンショウには『雌株』しか存在せず『雄株』の存在は今までに認められていません。

フユザンショウの実はその果皮に『サンショオール』という毒性成分を含むので、食用にすることは不可能です。

ただフユザンショウの若葉は昔から「木の芽」として和食料理に使われてきました。

 

その果実に毒性を持つのですが、フユザンショウの実を用いた精油はかなり有名です。

 

主に精油に使われるのはネパールのヒマラヤ山脈に分布するフユザンショウのため、この精油は『ヒマラヤ精油』という通称を持ちます。

カラカラに乾燥させたフユザンショウの実から、湧水と薪火を用い蒸気蒸留し、じっくりと油を抽出します。

抽出された精油は気分を高揚させ「抗菌・殺菌・免疫力向上」に役立ち、ストレス緩和や鎮作用等の効能を持ち合わせているそうです。

 

それでは次に、フユザンショウの開花時期や季節についてお伝えします!

 

フユザンショウの開花時期や季節はいつ頃なの?

 

画像は一風変わったフユザンショウの花となります。

 

フユザンショウの開花時期は4〜5月ごろの春真っ只中です。

葉の付け根(葉脇)に数cmほどのごく小さな花序をつけ、黄緑色の地味な花を咲かせます。

 

次に、フユザンショウの値段や販売価格についてお伝えします!

 

フユザンショウの値段や販売価格はいくらぐらいなの?

 

写真の様にごく初期の苗状態で販売されていることがしばしばです。

 

フユザンショウは主に苗の状態、あるいはある程度成長した若木の状態で販売されています。

10.5合ポットで1000円前後、安定して栽培ができる若木の状態だと2000円以上となります。

 

次は、フユザンショウの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方についてお伝えします!

 

フユザンショウの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?

 

フユザンショウは冬場でも葉をつけることもあり、かなり丈夫な樹木の部類に入ります。

 

植え付け(植え方)・植え替えについてですが、地植え・鉢植え共にそこまで慎重になることはないでしょう。

ただし成長の要となる根株はくれぐれも慎重に取り扱って下さい。

 

まず植え付け(植え方)方法です。

 

地植えの際は根株より2回りほど大きな穴を掘り、緩効性化成肥料などをごく僅かですが、施してあげても良いでしょう。

枯れた根などは丁寧に取り除き、根株が完全に土中に埋まるように植え付けます。

最大3mの高さにまで育つので鉢植えには余り向きませんが…苗や若木の際は地植えに倣うよう、大きめの鉢を用意してあげて下さい。

日光と湿り気のある土壌を好むので、鉢植え・地植え共にそのような環境下に植え付けると成育が良くなります。

 

次に植え替え方法です。

 

フユザンショウは常緑低木種であり、地植えの際は植え替える必要性がありません。

一般家庭ではかなり大きな樹木の部類に入るので、無理に植え替えをしようとすると根を傷つけ逆効果になりかねないからです。

鉢植えの際も同様で頻繁な植え替えはしないほうがベストでしょう。

鉢底から根が溢れ出たり立ち枯れが見られたら新しい鉢に植え替えなければいけませんが、そもそもが山間部の低木種なので、最大級の鉢…あるいは素直に地植えに移行した方がフユザンショウ本来の生育状況に合致します。

 

次は、フユザンショウの花言葉や学名や英語名についてお伝えします!

 

フユザンショウの花言葉や学名や英語名はなに?

 

フユザンショウの花言葉は、その緑色にも似た地味な花弁のせいなのか、現状は名付けられていません。

学名は『Zanthoxylum armatum var. subtrifoliatum』であり「armatum」は“棘のある”と言うラテン語の形容詞です。

英語名は『Winged prickly ash』と言います。

 

最後に、フユザンショウの種類や品種をお伝えします!

 

フユザンショウの種類や品種は何があるの?

 

フユザンショウの国内種は単為生殖を行うため、人工的な品種の作出はかなり困難です。

 

類似する種類の植物はミカン科サンショウ属にカテゴリーされるサンショウの仲間でしょう。

以下にフユザンショウに類似したサンショウの仲間をご紹介していきたいと思います。

 

⚫️ トウフユザンショウ

トウフユザンショウの写真です。

 

朝鮮半島・中国(山東以南・チベット東南部より東・インドシナ・ヒマラヤ)など広範囲に分布域がまたがる、フユザンショウに最も近縁な種類です。

中国に大半が生息し『竹葉花椒』と言う名で親しまれている国外種です。

学名を『Zanthoxylum armatum var. armatum』と言い、フユザンショウの『Zanthoxylum armatum var. subtrifoliatum』からもかなりの近縁種であることが伺えます。

 

⚫️ イヌザンショウ

写真がイヌザンショウとなります。

 

本種は国内種であり、分類上「イヌザンショウ属」に振り分けられることもあります。

冬期でも僅かに葉が残るフユザンショウとは異なり、こちらは落葉低木種となります。

樹高も分布域もほぼフユザンショウと同一ですが、最も大きな違いは雌株・雄株が存在することです。

また花後につく果実も3対になり、フユザンショウの2対果実とは異なる点も大きいでしょう。

 

⚫️ カラスザンショウ

上記写真がカラスザンショウです。

 

別名大山椒と呼ばれるほど、国内種では巨大化し…推定15mはくだらない「落葉高木種」です。

この種の特徴は有毒成分である「アルカノイド」を含有し、植物学者によっては“イヌザンショウ属”に分類づけられ、しばしば論争を呼んでいます。

他のサンショウより遥かに大きな葉をつけるので判別が容易であり、国内生息種のアゲハ蝶全般の食草として貴重な生態系の一員になっています。

 

この様にサンショウ属の草木・樹木はそれぞれの種でかなりの差が見られ、更には貴重なことに「フユザンショウ」の雄株は未だ見つかっていません。

理論上フユザンショウは単為生殖を行う数少ない植物であり、そのルーツや進化論の分野でたびたび話題に上る植物でもあります。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

フユザンショウのまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは7個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①フユザンショウの育て方(環境、土、肥料、水やり)

沖縄以南・北海道北部を除く日本国内に広く分布するので、地植え・鉢植え共に可能です。

日光を強く好みますが、直射日光は株を弱らせるので避けましょう。

用土は「これがなければいけない」というものはありません。

国内外の自然にも柔軟に対応するので、保湿性に優れ主木が倒れることのない固さを持ち合わせた用土が適します。

常緑低木種という大きさから地植えに多用されますが、その際は庭土のみで問題無く育つほどです。

気になる方は市『山草用培養土』を購入してみて下さい。

またフユザンショウはほぼ肥料を必要としません。

例外的に元気がない時や成育不良のケースでは、自然由来の肥料を根株より離して施します。

固形状の緩効性化成肥料をごく少量、巻きつける程度で構いません。

フユザンショウの水やりは鉢植え・地植え…どちらも土表面が乾いたら、こまめに水分を与えて下さい。

地植えの際は土中内水分や降雨で足りるので、地域によっては水を与える必要がないほどです。

ただ余りにカラカラな乾燥状態は大の苦手なので気をつけて下さい。

 

②フユザンショウの画像(写真)!実の特徴は?食用で食べることはできるの?精油として使われるの?

ミカン科の植物らしく、実は鮮やかな赤色・朱色に染まります。

直径は最大でも5mmほどで、かなりの小粒です。

偶数個…つまり果実のなる茎が分岐し、それぞれに2つの実がなるのが特徴です。

やがて黒ずんだ種子になりますが、奇妙なことに国内のフユザンショウには『雌株』しか存在せず『雄株』の存在は今までに認められていません。

実はその果皮に『サンショオール』という毒性成分を含むので、食用にすることは不可能です。

若葉のみ昔から「木の芽」として和食料理に使われてきました。

実に毒性を持ちますが、フユザンショウの実を用いた精油は頻繁に流通します。

精油用のフユザンショウ生産地は専らネパールのヒマラヤ山脈の個体群であり、精油は『ヒマラヤ精油』という通称を持ちます。

乾燥させた実から湧水と薪火を用い蒸気蒸留し、じっくりと油を抽出します。

抽出された精油は気分を高揚させ「抗菌・殺菌・免疫力向上」に役立ち、ストレス緩和や鎮作用等の効能を持ち合わせているそうです。

 

③フユザンショウの開花時期や季節はいつ頃なの?

フユザンショウの開花時期は4〜5月ごろの春真っ只中です。

葉の付け根(葉脇)に数cmほどのごく小さな花序をつけ、黄緑色の地味な花を咲かせます。

 

④フユザンショウの値段や販売価格はいくらぐらいなの?

フユザンショウは苗の状態、ある程度成長した若木の状態で販売されています。

10.5合ポットで1000円前後、安定して栽培ができる若木の状態だと2000円前後となります。

 

⑤フユザンショウの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?

フユザンショウは冬場でも葉をつける効力低木種であり。かなり丈夫な部類です。

植え付け(植え方)・植え替えについてですが、地植え・鉢植え共に神経質になることはありません。

ただし成長の要となる根株はくれぐれも慎重に取り扱って下さい。

植え付け(植え方)方法の地植えの際は根株より2回りほど大きな穴を掘り、緩効性化成肥料などをごく僅か元肥として施します。

最大3mの高さにまで育つので鉢植えには余り向きませんが、苗や若木の鉢植えは地植えに倣って下さい。

日光と湿った土壌を好むので、鉢植え・地植え共にそのような環境を維持することを意識しましょう。

植え替え方法ですが、地植えの際は植え替える必要性がそうそうありません。

一般家庭ではかなり大きな樹木の部類に入るので、無理に植え替えをしようとすると根を傷つけ逆効果になってしまいます。

鉢植えの際も同様で頻繁な植え替えはしないほうがベストでしょう。

鉢底から根が溢れ出たり立ち枯れが見られたら新しい鉢に植え替えますが、そもそも山間部の低木種なので最大級の鉢…もしくは地植えに移行した方がフユザンショウ本来の生育状況に合致します。

 

⑥フユザンショウの花言葉や学名や英語名はなに?

フユザンショウの花言葉は、その緑色にも似た地味な花弁のせいなのか、現状は名付けられていません。

学名は『Zanthoxylum armatum var. subtrifoliatum』といい「armatum」は“棘のある”と言うラテン語の形容詞です。

英語名は『Winged prickly ash』と言います。

 

⑦フユザンショウの種類や品種は何があるの?

国内のフユザンショウは雌株しか確認されてなく単為生殖を行うため、人工的な品種の作出はかなり困難です。

類似する種類の植物はミカン科サンショウ属にカテゴリーされます。

代表底な近似種は『トウフユザンショウ』『イヌザンショウ』『カラスザンショウ』の3種類が有名でしょう。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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