みなさんこんにちは。
今回は、杏子(アンズ)についてまとめていきたいと思います。
杏子はバラ科サクラ属の落葉小高木です。
杏子は花と果実を楽しむことができます。
杏子の種は、漢方薬の原料になったり、杏仁豆腐に使われます。
杏子の実は生食できます。
しかし、酸味が強い為、ジャムや果実酒、ドライフルーツなどの加工されてから食べることが多い果実ですね。
アプリコットなど、生食用の品種もあります。
今回は、杏子(アンズ)についてのポイント、
以上11個の点についてお伝えします。
まずは杏子(アンズ)の育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
杏子(アンズ)の育て方(栽培方法)は?
杏子は、庭植え、鉢植え栽培ができます。
杏子は木の高さが2m~3mになります。
鉢植えの場合は、剪定して高さ、形を整えましょう。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、杏子(アンズ)が好む環境についてお伝えします!
杏子(アンズ)の育て方!環境はどうする?
杏子は日光を好みます。
日当たりが良い場所で育てましょう。
日当たりが悪いと、花付きが悪くなったり、
果実の収穫量が減ってしまうことがあります。
次は、杏子(アンズ)に適した用土についてお伝えします!
杏子(アンズ)を育てる際の適した用土は何?
杏子は、水はけと水もちの良い土がよいでしょう。
配合する場合は、赤玉土6:腐葉土2:川砂1を混ぜたものがおすすめです。
市販の培養土でもよいでしょう。
次は、杏子(アンズ)に必要な肥料についてお伝えします!
杏子(アンズ)の育て方!肥料はどうする?
杏子は、有機肥料か速効性化成肥料がよいでしょう。
庭植えは、2月と10月に肥料を与えます。
鉢植えは、2月と5月、10月に与えましょう。
では次は、杏子(アンズ)の水やりポイントについてお伝えします!
杏子(アンズ)を育てる際の水の量はどうする?
杏子を庭植えで育てる場合には、植え付けをして、根付くまではたっぷりと水を与えましょう。
根付いたら、水やりはそれほど必要ありません。
降雨だけで十分です。
夏の降雨が少なく、晴天が続く場合は水やりをしましょう。
鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。
落葉期は乾かし気味がよいでしょう。
以上で基本的な杏子(アンズ)の育て方については終わりです。
次は杏子(アンズ)の写真(画像)をお見せします!
杏子(アンズ)の画像(写真)!杏子の木や花や実や葉っぱの特徴は?
杏子の木は、直立で樹皮は縦に筋が入っています。
高さが3m~15mくらいになります。
花びらは5枚で、丸い形をしており、淡い紅色で桜の花と似ています。
ガクは紅紫色で、反り返っています。
杏子の結実は6月ごろです。
果実は直径3㎝くらいで、オレンジ色表面にうぶ毛があります。
葉は、幅の広い楕円形で、互い違いに生えています。
先端が短く尖っており、縁がギザギザ(鋸歯)しています。
次に、杏子(アンズ)の旬の時期(季節)や収穫時期をお伝えします!
杏子(アンズ)の旬の時期(季節)や収穫時期はいつ頃なの?生産地や原産地はどこ?
杏子の旬は、6月下旬~7月上旬です。
初夏の2週間ほどで、非常に短いです。
果実は3日ほどで味が落ちてしまうため、生の果実は市場ではあまり見かけません。
杏子の生産地は、青森県、長野県、香川県で多く栽培されています。
原産地は諸説ありますが、中国の山東省、河北省の山岳地帯などの中国の東北地方の南部が有力だと言われています。
次は、杏子(アンズ)の値段や販売価格をお伝えします!
杏子(アンズ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?
食用の杏子は日持ちしないため、流通することは少ないようです。
加工食品がインターネットで購入できます。
ドライフルーツは、990円~
シロップ漬けは、1080円~で販売されているようです。
それでは次に、杏子(アンズ)の苗木の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方をお伝えします!
杏子(アンズ)の苗木の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
杏子の、植え付け時期は、植える地域によって違います。
温暖地では、12月~2月下旬、寒冷地では、3月が適しています。
苗木より一回り大きな穴に、緩効性肥料を腐葉土などを土に混ぜて、底に入れて植え付けます。
落葉期に行うため、根をいじらないように気をつけましょう。
杏子の鉢植えは、植え付けと同じ時期の、12月~3月が適しています。
根詰まり防止、通気をよくするため、2~3年ごとに植え替えをした方がよいでしょう。
根を短く切りそろえ、一回り大きい鉢に植え替えます。
果実が収穫できるようになったら、1年ごとに植え替えます。
果実は3年~4年くらいで収穫できます。
翌年は実を付けさせず、葉や枝の生長を促します。
次は、杏子(アンズ)の鉢植えで育てる際のポイントをお伝えします!
杏子(アンズ)の鉢植えで育てる際のポイントは?
杏子の鉢植えは、乾燥に強いので乾燥気味にします。
切り詰めたりして形を整え大きくなりすぎないようにします。
鉢植えは、植え付けた時、鉢の倍の高さで剪定しましょう。
果実を収穫する時の剪定は、落葉中の12月~2月がよいでしょう。
徒長している枝は根元から切ります。
次に、杏子(アンズ)の剪定(切り戻し)の時期とやり方をお伝えします!
杏子(アンズ)の剪定(切り戻し)の時期とやり方は?
杏子の剪定は、12月~2月が適しています。
冬に不要な木を切り落とすと、春に花や枝が生長しやすくなります。
杏子は、花を楽しむ場合と、実を収穫するかで剪定方法が異なります。
花が多く咲くと、実の収穫が少なくなるからです。
杏子の花を楽しむ剪定は、葉を刈りすぎないようにしましょう。
杏子は花を咲かせるため、葉に栄養を蓄えます。葉を刈りすぎると花への栄養が不足し、花付きが悪くなります。
傷んでいる枝や密集している枝だけを切り落としましょう。
杏子の実を楽しむ剪定は、枝の剪定に注意しましょう。
杏子の実は、枝の長さが10㎝~15㎝くらいの短い枝に実ります。
短い枝になるよう剪定した方がよいでしょう。
3年経過している枝は実付きが悪いため、切り落としましょう。
次は、杏子(アンズ)のかかりうる病気や害虫の対策方法をお伝えします!
杏子(アンズ)のかかりうる病気や害虫の対策方法は?
杏子のかかりうる病気は葉や果実が、赤褐色や黒い斑点が出る灰星病、黒星病。
幹や枝梢を枯らす、肺枯病、梢枯病、黒粒枝枯病などがあります。
害虫は、実を食べるシンクイムシ、幹を食べるコスカシバアブラムシなどがです。
対策方法は、病気害虫共に、剪定が重要な作業になります。
適宜剪定を行い、農薬なども使用し対策しましょう。
それでは次に、杏子(アンズ)の食べ方をお伝えします!
杏子(アンズ)の食べ方は?どんな味や匂いがするの?ジャムの作り方は?そのまま食べるのはおすすめ?
杏子は日持ちしないため、早く食べるようにしましょう。
保存する場合は、ラップなどで包み冷蔵庫で保存した方がよいでしょう。
ミキサーなどにかけ、ピューレ状にして冷凍保存することもできます。
杏子は果実の中心には種があります。
種に沿って包丁で切り込みを入れ、上下をひねると種が取れます。
杏子にはペクチンが多く、ジャムやコンポートにしてもおいしいです。
ケーキなどのお菓子のトッピングにしたり、ピューレしてムースやシャーベットにしたり、いろんな使い方があります。
杏子は、梅に似た甘酸っぱさと、特有の甘い香りがします。
杏子ジャムの作り方 参考にしてください。
材料
・杏子 600ℊ
・グラニュー糖 300ℊ
・レモン汁 小さじ1
1 杏子は半分に切り種を取ります。
2 鍋に杏子とグラニュー糖を入れて混ぜ、水気が出るまで置きます。(30分程度)
3 水気が出たら火にかけ、中火でアク取りしながら20分くらい混ぜ合わせます。
4 レモン汁を入れ10分中火で加熱し、とろみが出てきたら火を止めて保存容器に入れます
生食用の杏子があります。
アプリコットなどです。
生の杏子は皮ごと食べることができます。
次は、杏子(アンズ)の花言葉をお伝えします!
杏子(アンズ)の花言葉はなに?漢字や英語でなんていうの?
杏子の花言葉は、「乙女のはにかみ」「臆病な愛」「疑い」「疑惑」です。
乙女のはにかみは、桜より一足早く、はにかむように咲くことが由来です。
可愛らしいですね。
漢字では杏子または杏です。
平安時代には中国の桃という意味で「唐モモ」と呼ばれていました。
英語名はAPRICOT(アプリコット)です。
それでは最後に、杏子(アンズ)の種類や品種をお伝えします!
杏子(アンズ)の種類や品種は何があるの?桃やスモモとの違いはなに?
杏子は、2種類の系統に分けられます。
東洋系と西洋系です。
東洋系は、酸味が強いので加工食に用いられます。
梅が交雑したものが多いからです。
西洋系の杏子は、品種改良されているため、甘味が強くて酸味が少ないので生食に適しています。
杏子の種類は、ニコニコット、おひさまコット、ハーコット、ゴールドコット、新潟大実、信州大実、信月などがあります。
杏子、桃、すももは同じバラ科です。花は似ていますが、それぞれ特徴があります。
杏子は、花びらが丸く、ガクが反り返っています。
1節から1つずつ花が咲きます。
桃は、花びらが尖っていて、花柄は短いです。
同じ付け根から2輪咲き、上下様々な方向に向いて花を咲かせます。
すももは、花びらは丸く、花柄が長いです。
1節から3個~5個の花が咲きます。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
杏子(アンズ)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは11個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①杏子(アンズ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
日当たりと水はけの場所がよいでしょう。
有機肥料か即効性化成肥料を与えましょう。
②杏子(アンズ)の画像(写真)!杏子の木や花や実や葉っぱの特徴は?
杏子の木は、直立で樹皮は縦に筋が入っています。
花びらは5枚で、丸い形をしており、淡い紅色で桜の花と似ています。
杏子の結実は6月ごろです。
葉は、幅の広い楕円形で、互い違いに生えています。
③杏子(アンズ)の旬の時期(季節)や収穫時期はいつ頃なの?生産地や原産地はどこ?
杏子の旬は、6月下旬~7月上旬に2週間ほどです。
生産地は、青森県、長野県、香川県で多く栽培されています。
原産地は諸説ありますが、中国の山東省、河北省の山岳地帯
中国の東北地方の南部が有力だと言われています。
④杏子(アンズ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?
ドライフルーツは、990円~
シロップ漬けは、1080円~ 販売されているようです。
⑤杏子(アンズ)の苗木の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
杏子の、植え付け時期は、植える地域によって違います。
温暖地では、12月~2月下旬、寒冷地では3月が適しています。
緩効性肥料を腐葉土などに混ぜ、底に入れ植え付けます。
⑥杏子(アンズ)の鉢植えで育てる際のポイントは?
杏子の鉢植えは、乾燥に強いので乾燥気味にします。
切り詰めたりして形を整え大きくなりすぎないようにします。
⑦杏子(アンズ)の剪定(切り戻し)の時期とやり方は?
杏子は、花を楽しむ場合と、実を収穫するかで剪定方法が異なります。
花が多く咲くと、実の収穫が少なくなります。
杏子の花を楽しむ剪定は、葉を刈りすぎないようにしましょう。
杏子の実を楽しむ剪定は、枝の長さが10㎝~15㎝になるように切り落とします。
⑧杏子(アンズ)のかかりうる病気や害虫の対策方法は?
葉や果実が、赤褐色や黒い斑点が出る灰星病、黒星病。
幹や枝梢を枯らす、肺枯病、梢枯病、黒粒枝枯病などがあります
害虫は、実を食べるシンクイムシ、幹を食べるコスカシバアブラムシなどがです。
対策は、剪定を適宜行い、風の通りを良くしておくことです。
農薬等も使用し予防しましょう。
⑨杏子(アンズ)の食べ方は?どんな味や匂いがするの?ジャムの作り方は?そのまま食べるのはおすすめ?
杏子は日持ちしないため、早く食べるようにしましょう。
杏子は果実の中心には種があります。
杏子にはペクチンが多く、ジャムやコンポートにしてもおいしいです。
杏子は、梅に似た甘酸っぱさと、特有の甘い香りがします。
杏子は生食できます。
⑩杏子(アンズ)の花言葉はなに?漢字や英語でなんていうの?
杏子の花言葉は、乙女のはにかみ 臆病な愛 疑い 疑惑です。
漢字では杏子、杏です。
英語名はAPRICOT(アプリコット)です。
⑪杏子(アンズ)の種類や品種は何があるの?桃やスモモとの違いはなに?
杏子は、2種類の系統に分けられます。東洋系と西洋系です。
杏子、桃、すももは同じバラ科です。花は似ていますがそれぞれ特徴があります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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