みなさんこんにちは。
今回は、あけび(アケビ)についてまとめていきたいと思います。
あけびはあけび科あけび属のつる性落葉低木で山野に生え、茎はつる状で他の樹木などに絡みつき成長します。
原産地は東アジアで、日本では北海道を除く本州・四国・九州に分布し、国外では朝鮮半島や中国に分布しています。
別名は「通草」で、学名は「Akebia quinata」です。
(文章中の主語は「あけび」でお願いします。)
今回は、あけびについてのポイント、
以上12個の点についてお伝えします。
まずはあけびの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
あけびの育て方(栽培方法)は?支柱は必要なの?成長速度は早い?
あけびの果実を楽しむ場合は、種類の違う株を2つ以上植え付けつるを誘引します。
同じ株に雄花と雌花を咲かせますが、1本では受粉率が低いため違う株を近くに植えて受粉しやすい環境を作ってあげます。
成長しながらつるをどんどん伸ばして行くので、支柱やフェンスなどに誘引して美しさを保つようにしましょう。
成長速度は遅く、実を結ぶまでには3年かかると言われています。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、あけびが好む環境についてお伝えします!
あけびの育て方!環境はどうする?日光は必要なの?
あけびは、日当たりが良く風通しの良い環境を好みます。
基本的には日光を好む植物ですが、半日陰でも育てることが出来ます。
次は、あけびに適した用土についてお伝えします!
あけびを育てる際の適した用土は何?
あけびは、水もちの良い土を好みます。
市販のものや自作する場合は、赤玉小粒7~8:腐葉土2~3の割合で混ぜ込み使用しましょう。
あけびは土質により成長に影響を与え後たり後々実の付き方にも影響を与えるので、良く選び使用するようにしましょう。
次は、あけびに必要な肥料についてお伝えします!
あけびの育て方!肥料はどうする?元肥は必要なの?
あけびは、鉢植えの場合は2月・5月・10月に、地植えの場合は2月・10月に有機肥料または即効性化学肥料を与えます。
では次は、あけびの水やりポイントについてお伝えします!
あけびを育てる際の水の量はどうする?
あけびは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
特に乾燥しやすい夏の時期は、様子を見ながら1日2~3回水やりを行いましょう。
地植えの場合は水やりの必要はなく、基本的には降雨だけで十分です。
以上で基本的なあけびの育て方については終わりです。
次はあけびの写真(画像)をお見せします!
あけび(アケビ)の画像(写真)!花や葉っぱや実の特徴は?栄養は豊富?
(インスタグラム shoji_miyazaki 様より引用)
あけびの花には花弁がなく3枚の花弁のように見えるものは愕片で、雄花には雄しべ雌花には雌しべがあります。
葉は5枚で手のひら状の複葉で、小葉は楕円形で縁には鋸歯はありません。
果実は裂開果で長楕円形で、秋に熟して縦に裂け中からは白色の果肉と種子が現れ白色の部分は食用出来ます。
あけびにはコラーゲンの生成を助けるビタミンCが多く含まれており、肌のハリやシミソ・バカスを予防する効果が期待出来ます。
他にも強い抗菌作用のあるポリフェノールの一種アントシアニンや利尿作用のあるカリウムが多く含まれています。
次にあけびの旬の時期や収穫時期はいつ頃なのか、生産地や原産地はどこか、新芽の見分け方についてお伝えします。
あけび(アケビ)の旬の時期や収穫時期はいつ頃なの?生産地や原産地はどこ?新芽の見分け方は?
あけびの自然な甘みが楽しめる旬の時期は、9~10月の秋の時期です。
生産地は全国第1位の山形県で、生産量の9割を占めています。
東アジアが原産地で、日本では北海道を除く本州・四国・九州に分布しており、国外では朝鮮半島や中国に分布しています。
あけびの新芽は柔らかく伸び過ぎたあけびは硬いので、すぐに見分けることが出来るでしょう。
次はあけびの値段や販売価格はいくらぐらいなのか、身近で売ってないけど売ってる場所はどこかについてお伝えします。
あけび(アケビ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?身近で売ってないけど売ってる場所はどこ?
あけびの苗の価格はインターネット通信販売価格で330円~6,000円程で、食用の生あけびは2,980円程で販売されています。
旬の時期になるとスーパーや百貨店のフルーツコーナーに陳列されますが、旬以外の時期にはなかなかお目にかかることは難しいです。
それでは、あけびの鉢植えや庭木で育てる際の苗木の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方についてお伝えします。
あけび(アケビ)の鉢植えや庭木で育てる際の苗木の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
あけびは、鉢植え地植えともに11~3月に苗を植え付けます。
鉢植えの場合は、苗よりも一回り大きめの7~8号サイズの鉢に赤玉土小粒7~8:腐葉土2~3を混ぜ込んだ土に植え付けます。
地植えの場合は、日の良く当たる場所に植え穴を掘り、掘った土に腐葉土や堆肥を混ぜ水はけを良くしてから植え付けます。
あけびは根をどんどん伸ばして成長するので、2~3年に1回、時期は11月~3月頃に植え付けと同様の方やり方で植え替えを行いましょう。
次は、あけびの手入れ方法、剪定(切り戻し)の時期とやり方についてお伝えします。
あけび(アケビ)の手入れ方法!剪定(切り戻し)の時期とやり方は?
あけびは前年に伸びた土の中に花芽が作られるので、可能な限り剪定は行わない方が良いでしょう。
伸び過ぎたつるは1~2月と7月の年2回切り詰めます。
冬に剪定を行う場合は、花芽を2~3個残して行うのがちょうど良いでしょう。
それでは次に、あけびの増やし方、挿し木や種まき時期と種まきのポイント、発根しやすいのかについてお伝えします。
あけび(アケビ)の増やし方!挿し木や種まき時期と種まきのポイントは?発根しやすいの?
あけびは挿し木で増やすことが出来ます。
6~7月頃に新しく伸びたつるを5~10cm程切り取り、先端の葉を半分に切ったら切り口付近の葉は全て取り除きます。
1~2時間程度水に浸したら、つるを土に挿して行きましょう。
あけびは、9~10月に種まきを行います。
実の中にある種を採取したら、すぐに湿らせたティッシュペーパーなどに包み冷蔵庫で保管するのがポイントです。
発根率はあまり高くないので、剪定で出たつるを何本か利用すると良いでしょう。
次は、あけびのかかりうる病気や害虫の対策方法、花が咲かない原因や実がならない原因と対策方法についてお伝えします。
あけび(アケビ)のかかりうる病気や害虫の対策方法は?花が咲かない原因や実がならない原因と対策方法は?
あけびはうどんこ病・黒点病・すす病にかかりやすく、アブラムシやイモムシが付きやすいです。
その中でも特にうどんこ病の被害は大きく果実にも影響を与えるので、湿度や風通しに十分気を付けて管理しましょう。
イモムシは放って置くと葉を食い荒らし、アブラムシは植物の汁を吸い果実に影響を与えます。
イモムシもアブラムシも見つけたらすぐに殺虫スプレーなどを散布し除去しましょう。
あけびの花が咲かなかったり実がならない原因には、自家不結実性・栄養不足・着果過多・日照条件などの原因が考えられます。
対策としては、
- 結実を良くするために五葉あけびと三葉あけびを近くに植える
- 毎年3月下旬に適正量の化学肥料を与える
- 5月中旬に摘果・日陰を作らず6~7月新梢を摘心
などがあります。
次に、あけびの食べ方、生で食べれるのか、洗う方法、どんな味がするのかについてお伝えします。
あけび(アケビ)の食べ方は?生で食べれる?洗う方法は?どんな味がするの?
あけびは皮も果肉も食べることが出来ます。
果肉は生で食べられますが種まで食べてしまうと便秘の原因になります。
食べる時はスイカと同じように口から種だけを出して食べるようにします。
また皮はアクがかなり強いため生で食べることが出来ません。
食べる前に水に数時間浸けるなどの下ごしらえをしてから炒めたり油で揚げたりして食べるようにしましょう。
あけびは肉厚な実の部分を洗ったら、しっかりと水気を取ります。
味は熟した柿やバナナに似た素朴な味で、すごく甘いと言うよりはあっさりとした甘さになっています。
それでは、あけびに似ている(似てる)植物はなにか、山ぶどうや五葉あけびやザクロやポポーとの違いはなにかについてお伝えします。
あけび(アケビ)に似ている(似てる)植物はなに?山ぶどうや五葉あけびやザクロやポポーとの違いはなに?
あけびに似ている植物はムベがあり、同じあけび科の植物で別名はトキワアケビで地方によってはあけびと呼ばれています。
あけびは落葉性で果実が熟すと裂開し、ムベは常緑性で果実が裂開しません。
山ぶどうは、ブドウ科つる性の落葉低木樹で、果実は生食・果実酒・ワイン・ジャム・ジュースの原料として使われています。
五葉あけびは名前の通り葉が5枚付いているあけびで、あけびと三葉あけびの混合雑種と言われており実がとても甘いです。
ザクロはミソハギ科ザクロ属の一種で落葉小高木の木や果実のことで、果実は食用することが出来ます。
ポポーはバンレイシ科に属する落葉高木で、果実は食用出来ます。
次は、あけびの花言葉や漢字や英語名はなにか、風水との関係性についてお伝えします。
あけび(アケビ)の花言葉や漢字や英語名はなに?風水との関係性は?
あけびの花言葉は、才能・唯一の恋で、漢字名は木通・通草・丁翁・山女、英語名はfive-leaf akebiaです。
風水では「吉祥果」と呼ばれており、子孫繁栄と言われる縁起の良い果実なんですよ。
最後に、あけびの種類や品種は何があるのか、斑入りの種類はどれかについてお伝えします。
あけび(アケビ)の種類や品種は何があるの?斑入りの種類はどれ?
あけびの種類には、三葉あけび・五葉あけび・白あけび・むべがあります。
- 三葉あけび:一般的にあけびと言われるもので、葉が3枚あります。
- 五葉あけび:あけびの自然交配で誕生したあけびで、葉が5枚あります。
- 白あけび:完熟状態になっても外皮が真っ白なあけびで、完熟すると裂果します。
- むべ:ときわあけびとも言われ外皮は赤紫色で、他のあけびよりも皮が薄いです。
あけびの種類には斑が入った五葉あけびというものがあり、葉の大きさは野生のあけびよりも小さくとても珍しい種類となります。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
あけびのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは12個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①あけび(アケビ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
あけびは、日当たりが良く風通しの良い環境を好みます。
あけびは、水もちの良い土を好みます。
あけびは、鉢植えの場合は2月・5月・10月に、地植えの場合は2月・10月に有機肥料または即効性化学肥料を与えます。
あけびは、土の尿面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
②あけび(アケビ)の画像(写真)!花や葉っぱや実の特徴は?栄養は豊富?
あけびの花には花弁がなく3枚の花弁のように見えるものは愕片で、雄花には雄しべ雌花には雌しべがあります。
葉は5枚で手のひら状の複葉で、小葉は楕円形で縁には鋸歯はありません。
果実は裂開果で長楕円形で、秋に熟して縦に裂け中からは白色の果肉と種子が現れ白色の部分は食用出来ます。
あけびにはコラーゲンの生成を助けるビタミンCが多く含まれており、肌のハリやシミソ・バカスを予防する効果が期待出来ます。
他にも強い抗菌作用のあるポリフェノールの一種アントシアニンや利尿作用のあるカリウムが多く含まれています。
③あけび(アケビ)の旬の時期や収穫時期はいつ頃なの?生産地や原産地はどこ?新芽の見分け方は?
あけびの自然な甘みが楽しめる旬の時期は、9~10月の秋の時期です。
生産地は全国第1位の山形県で、生産量の9割を占めています。
東アジアが原産地で、日本では北海道を除く本州・四国・九州に分布しており、国外では朝鮮半島や中国に分布しています。
あけびの新芽は柔らかく伸び過ぎたあけびは硬いので、すぐに見分けることが出来るでしょう。
④あけび(アケビ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?身近で売ってないけど売ってる場所はどこ?
あけびの苗の価格はインターネット通信販売価格で330円~6,000円程で、食用の生あけびは2,980円程で販売されています。
旬の時期になるとスーパーや百貨店のフルーツコーナーに陳列されますが、旬以外の時期にはなかなかお目にかかることは難しいです。
⑤あけび(アケビ)の鉢植えや庭木で育てる際の苗木の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
あけびは、鉢植え地植えともに11~3月に苗を植え付けます。
鉢植えの場合は、苗よりも一回り大きめの7~8号サイズの鉢に赤玉土小粒7~8:腐葉土2~3を混ぜ込んだ土に植え付けます。
地植えの場合は、日の良く当たる場所に植え穴を掘り、掘った土に腐葉土や堆肥を混ぜ水はけを良くしてから植え付けます。
あけびは根をどんどん伸ばして成長するので、2~3年に1回、時期は11月~3月頃に植え付けと同様の方やり方で替えを行いましょう。
⑥あけび(アケビ)の手入れ方法!剪定(切り戻し)の時期とやり方は?
あけびは前年に伸びた土の中に花芽が作られるので、可能な限り剪定は行わない方が良いでしょう。
⑦あけび(アケビ)の増やし方!挿し木や種まき時期と種まきのポイントは?発根しやすいの?
あけびは挿し木で増やすことが出来ます。
6~7月頃に新しく伸びたつるを5~10cm程切り取り、先端の葉を半分に切ったら切り口付近の葉は全て取り除きます。
1~2時間程度水に浸したら、つるを土に挿して行きましょう。
あけびは、9~10月に種まきを行います。
実の中にある種を採取したら、すぐに湿らせたティッシュペーパーなどに包み冷蔵庫で保管するのがポイントです。
発根率はあまり高くないので、剪定で出たつるを何本か利用すると良いでしょう。
⑧あけび(アケビ)のかかりうる病気や害虫の対策方法は?花が咲かない原因や実がならない原因と対策方法は?
あけびはうどんこ病・黒点病・すす病にかかりやすく、アブラムシやイモムシが付きやすいです。
その中でも特にうどんこ病の被害は大きく果実にも影響を与えるので、湿度や風通しに十分気を付けて管理しましょう。
イモムシは放って置くと葉を食い荒らし、アブラムシは植物の汁を吸い果実に影響を与えます。
イモムシもアブラムシも見つけたらすぐに殺虫スプレーなどを散布し除去しましょう。
あけびの花が咲かなかったり実がならない原因には、自家不結実性・栄養不足・着果過多・日照条件などの原因が考えられます。
対策としては、
- 結実を良くするために五葉あけびと三葉あけびを近くに植える
- 毎年3月下旬に適正量の化学肥料を与える
- 5月中旬に摘果・日陰を作らず6~7月新梢を摘心
などがあります。
⑨あけび(アケビ)の食べ方は?生で食べれる?洗う方法は?どんな味がするの?
あけびは皮も果肉も食べることが出来ます。
果肉は生で食べられますが種まで食べてしまうと便秘の原因になります。
食べる時はスイカと同じように口から種だけを出して食べるようにします。
また皮はアクがかなり強いため生で食べることが出来ません。
食べる前に水に数時間浸けるなどの下ごしらえをしてから炒めたり油で揚げたりして食べるようにしましょう。
あけびは肉厚な実の部分を洗い、しっかりと水気を取ります。
味は熟した柿やナナに似た素朴な味で、すごく甘いと言うよりはあっさりとした甘さになっています。
⑩あけび(アケビ)に似ている(似てる)植物はなに?山ぶどうや五葉あけびやザクロやポポーとの違いはなに?
あけびに似ている植物にムベがあり、あけびと同じあけび科の植物で別名はトキワアケビで地方によってはあけびと呼ばれています。
山ぶどうは、ブドウ科つる性の落葉低木樹で、果実は生食・果実酒・ワイン・ジャム・ジュースの原料として使われています。
五葉あけびは名前の通り葉が5枚付いているあけびで、あけびと三葉あけびの混合雑種と言われており実がとても甘いです。
ザクロはミソハギ科ザクロ属の一種で落葉小高木の木や果実のことで、果実は食用することが出来ます。
ポポーはバンレイシ科に属する落葉高木で、果実は食用出来ます。
⑪あけび(アケビ)の花言葉や漢字や英語名はなに?風水との関係性は?
あけびの花言葉は、才能・唯一の恋で、漢字名は木通・通草・丁翁・山女、英語名はfive-leaf akebiaです。
風水では「吉祥果」と呼ばれており、子孫繁栄と言われる縁起の良い果実なんですよ。
⑫あけび(アケビ)の種類や品種は何があるの?斑入りの種類はどれ?
あけびの種類には斑が入った五葉あけびというものがあり、葉の大きさは野生のあけびよりも小さくとても珍しい種類となります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
(アイキャッチ画像は、インスタグラム kiyo.gsxr 様より引用)
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