みなさんこんにちは。
今回は、甘草(カンゾウ)についてまとめていきたいと思います。
甘草(カンゾウ)は、マメ科カンゾウ属の多年草で、地中海地方、小アジア、ロシア南部、中央アジア、中国北部、北アメリカなどが原産です。
根の部分にショ糖のおよそ150倍の甘味を有するといわれているグリチルリチン酸を多く含む、文字どおりの「甘い草」です。
甘草(カンゾウ)の根は生薬や甘味料として使われています。
今回は、甘草(カンゾウ)についてのポイント、
以上9個の点についてお伝えします。
まずは甘草(カンゾウ)の育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
甘草(カンゾウ)の栽培方法(育て方)は?
甘草(カンゾウ)は、日本の気候では育てにくく根が太らないため、一般には観賞用として育てられています。
生薬として生産する場合は、直径30~40cmの塩ビ製の筒をつかって栽培する「筒栽培」が行われています。
日当たりが良い肥沃でアルカリ質の土壌で、乾燥気味に育てます。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、甘草(カンゾウ)が好む環境についてお伝えします!
甘草(カンゾウ)の育て方!環境はどうする?
甘草(カンゾウ)は日当たりを好みます。
しかし、日本の酷暑では弱ってしまうので、夏場は半日陰の涼しい場所がいいでしょう。
次は、甘草(カンゾウ)に適した用土についてお伝えします!
甘草(カンゾウ)を育てる際の適した用土は何?
甘草(カンゾウ)は肥沃で保湿性のある土壌を好みます。
常に湿っている必要は無く、暖地などは根腐れ防止のためにやや乾燥気味にするといいでしょう。
土壌は苦土石灰などでアルカリ性にして、深くまで根を伸ばしやすいように耕しましょう。
深く耕せない場合は塩ビ製の筒を地中に挿して根を伸ばす領域を確保します。
プランターでも育てられますが、根が伸びず大きくならないので、地植えが適しています。
次は、甘草(カンゾウ)に必要な肥料についてお伝えします!
甘草(カンゾウ)の育て方!肥料はどうする?
甘草(カンゾウ)は、植え付け前と毎年2~3月に発酵油かすなどの有機成分と苦土石灰などを与えてください。
では次は、甘草(カンゾウ)の水やりポイントについてお伝えします!
甘草(カンゾウ)を育てる際の水の量はどうする?
甘草(カンゾウ)は乾燥気味に育てます。
夏の乾燥する季節以外は天候に任せてよいでしょう。
以上で基本的な甘草(カンゾウ)の育て方については終わりです。
次は甘草(カンゾウ)の写真をお見せします!
甘草(カンゾウ)の画像(写真)!花や種や根の特徴は?どんな香りなの?
甘草(カンゾウ)の根は肥大してグリチルリチン酸を多く溜め込みます。
グリチルリチン酸はショ糖のおよそ150倍の甘味を有するといわれていて、甘味料にも使われます。
種は「硬実」と言って、種皮が非常に硬く表面が水を弾くワックスを有していて、発芽には長い時間がかかります。
花はマメ科特有の形で、色は赤紫が多く、蓮華のように冠状に咲きます。
花に香りはありません。
次に、甘草(カンゾウ)の開花時期をお伝えします!
甘草(カンゾウ)の開花時期や季節はいつ頃なの?
甘草(カンゾウ)の花期は7~9月です。
夏から秋にかけて葉のわきから淡紫色の花を咲かせます。
次は、甘草(カンゾウ)の値段や販売価格をお伝えします!
甘草(カンゾウ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?
甘草(カンゾウ)は、苗が1000~2000円前後で売られています。
それでは次に、甘草(カンゾウ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えのポイントをお伝えします!
甘草(カンゾウ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えのポイントは?
甘草(カンゾウ)の苗を植え付ける際には、深く耕して、根が地中深くまで伸びられるようにします。
植え替えを嫌いますので、植え替えはしません。
次は、甘草(カンゾウ)を水耕栽培で育てる際のポイントをお伝えします!
甘草(カンゾウ)を水耕栽培で育てる際のポイントは?
甘草(カンゾウ)は、通常の水耕栽培では細根が大量に発生して根が肥大しません。
そこで複数の環境条件を管理し、適度なストレスを人工的に与えることで根を肥大させる手法が研究されています。
次に、甘草(カンゾウ)エキスの効果(効能)や作用をお伝えします!
甘草(カンゾウ)エキスの効果(効能)や作用は?副作用や毒性はあるの?一日量(上限)はどれくらい?併用注意はある?
甘草(カンゾウ)は生薬として使われていて、胃潰瘍や腹痛、食欲不振、咳・たんなどの症状を緩和する効能があります。
症例は少ないですが、甘草(カンゾウ)の過剰摂取による偽アルドステロン症(浮腫・高血圧・低カリウム血症等)の発生が有名です。
そのため、1日の上限値はグリチルリチンとして300mg(甘草として7.5g)と定められています。
高齢者の女性は副作用の頻度が特に高いといわれており、また、プレドニゾロン、利尿剤との併用では低カリウム血症を起こしやすいので注意しましょう。
次は、甘草(カンゾウ)の花言葉をお伝えします!
甘草(カンゾウ)の花言葉はなに?学名はなに?
甘草(カンゾウ)の花言葉は「悲しみを忘れる」「順応」です。
甘草の学名は「Glycyrrhiza glabra」となっています。
それでは最後に、甘草(カンゾウ)の種類や品種をお伝えします!
甘草(カンゾウ)の種類や品種は何があるの?
薬用に使われる甘草(カンゾウ)は、主に18種が知られていて、ウラルカンゾウ、スペインカンゾウなどがあります。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
甘草(カンゾウ)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは9個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①甘草(カンゾウ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
甘草(カンゾウ)は、日当たりが良い肥沃なアルカリ質の土壌で、乾燥気味に育てます。
植え付け前と毎年2~3月に発酵油かすなどの有機成分と苦土石灰などを与えてください。
②甘草(カンゾウ)の画像(写真)!花や種や根の特徴は?どんな香りなの?
甘草(カンゾウ)の根は肥大してグリチルリチン酸を多く溜め込みます。
種は「硬実」と言って、種皮が非常に硬く表面が水を弾くワックスを有していて、発芽には長い時間がかかります。
花はマメ科特有の形で、色は赤紫が多く、蓮華のように冠状に咲き、香りはありません。
③甘草(カンゾウ)の開花時期や季節はいつ頃なの?
甘草(カンゾウ)の花期は7~9月です。
④甘草(カンゾウ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?
甘草(カンゾウ)は、苗が1000~2000円前後で売られています。
⑤甘草(カンゾウ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えのポイントは?
甘草(カンゾウ)の苗を植え付ける際には、深く耕して、根が地中深くまで伸びられるようにします。
植え替えを嫌いますので、植え替えはしません。
⑥甘草(カンゾウ)を水耕栽培で育てる際のポイントは?
甘草(カンゾウ)は、通常の水耕栽培では細根が大量に発生して根が肥大しません。
そこで複数の環境条件を管理し、適度なストレスを人工的に与えることで根を肥大させる手法が研究されています。
⑦甘草(カンゾウ)エキスの効果(効能)や作用は?副作用や毒性はあるの?一日量(上限)はどれくらい?併用注意はある?
甘草(カンゾウ)は生薬として使われていて、胃潰瘍や腹痛、食欲不振、咳・たんなどの症状を緩和する効能があります。
甘草(カンゾウ)の過剰摂取による偽アルドステロン症(浮腫・高血圧・低カリウム血症等)の発生が有名です。
そのため、1日の上限値はグリチルリチンとして300mg(甘草として7.5g)と定められていて、プレドニゾロン、利尿剤との併用で低カリウム血症を起こすことが知られています。
⑧甘草(カンゾウ)の花言葉はなに?学名はなに?
甘草(カンゾウ)の花言葉は「悲しみを忘れる」「順応」です。
甘草の学名は「Glycyrrhiza glabra」となっています。
⑨甘草(カンゾウ)の種類や品種は何があるの?
薬用に使われる甘草(カンゾウ)は、主に18種が知られていて、ウラルカンゾウ、スペインカンゾウなどがあります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
甘草の情報ありがとうございます。
私は退職後の趣味で野菜を生産しています。
特別な野菜に興味があります。
甘草を生産してみたいと考えています。
宜しくお願いいたします。