みなさんこんにちは。
今回は、シダレヤナギ(しだれ柳)についてまとめていきたいと思います。
シダレヤナギは、ヤナギ科・ヤナギ属の落葉樹です。
ヤナギ属には約300種の品種がありますが、一般にヤナギとはシダレヤナギの事を指します。
シダレヤナギは中国原産で、奈良時代に日本へ伝わって以来、日本各地の街路樹や花材として親しまれてきました。
時代劇の用水路端に植えられている場面が思い起こされますね。
今回は、シダレヤナギ(しだれ柳)についてのポイント、
以上9個の点についてお伝えします。
まずはシダレヤナギ(しだれ柳)の育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
シダレヤナギ(しだれ柳)の育て方は?
風が吹くとカサカサとしなやかに葉を揺らす姿が印象的なシダレヤナギ。
たおやかな情緒ある姿が印象的ですね。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、シダレヤナギ(しだれ柳)が好む環境についてお伝えします!
シダレヤナギ(しだれ柳)の育て方!環境はどうする?
シダレヤナギは、日当たりがよく、やや湿り気のある場所を好みます。
日本の気候はシダレヤナギの生育にあっており、よく育ちます。
病気や害虫の心配もあまりありません。
良く育つので、ガーデニングなど地植えをする場合には、広いスペースが必要です。
次は、シダレヤナギ(しだれ柳)に適した用土についてお伝えします!
シダレヤナギ(しだれ柳)を育てる際の適した用土は何?
シダレヤナギは乾燥を嫌うので、地植えの場合は、水持ちの良い粘土質の土の場所を選びましょう。
鉢植えの場合は、赤玉土(中粒)単体か、2割ほど腐葉土や堆肥を加えたものを使うとよいでしょう。
次は、シダレヤナギ(しだれ柳)に必要な肥料についてお伝えします!
シダレヤナギ(しだれ柳)の育て方!肥料はどうする?
シダレヤナギは、それほど多くの肥料を必要としません。
鉢植えの場合には、花が咲き終わった後、4月と6月上旬に窒素分の多い緩効性化成肥料を与えましょう。
地植えの場合は特に必要ありませんが、弱っているようであれば、鉢植えと同様の肥料をあたえましょう。
では次は、シダレヤナギ(しだれ柳)の水やりポイントについてお伝えします!
シダレヤナギ(しだれ柳)を育てる際の水の量はどうする?
シダレヤナギは、乾燥を苦手とするので、水切れを起こさないようにしましょう。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えます。
その際、受け皿にあふれた水は捨てましょう。
地植えの場合は降雨だけで大丈夫です。
以上で基本的なシダレヤナギ(しだれ柳)の育て方については終わりです。
次はシダレヤナギ(しだれ柳)の写真をお見せします!
シダレヤナギ(しだれ柳)の画像(写真)!特徴は?どんな花なの?
シダレヤナギの樹高は10~20mほどまで大きく成長します。
樹皮は暗い灰色をしていて、縦に裂け目が入ります。
またシダレヤナギは、イチョウなどと同じ雌雄異株で、雄株と雌株で枝の長さが違います。
雄株の枝は下に流れるように伸び、その長さは3mに及ぶものもあります。
雌株の枝はあまり伸びず1m程の長さです。
日本で見られるシダレヤナギは、大半が雄株です。
長さ8~13㎝の葉は、細長い披針形をしていて、縁には細かいギザギザがあります。
雄株も雌株も小さい花が集まって穂になっています。
雄株の花は黄色い雄しべが数本、雌株の花には黄緑色の雌しべがあり、花びらはありません。
花穂全体が銀白色の綿毛に包まれたように見えます。
次に、シダレヤナギ(しだれ柳)の開花時期をお伝えします!
シダレヤナギ(しだれ柳)の開花時期や季節はいつ頃なの?
シダレヤナギの開花時期は、3~4月です。
開花時期は、葉が出るのとほぼ同時期です。
品種によっては5月初めに開花したり、北日本での開花は5月になることもあります。
次は、シダレヤナギ(しだれ柳)の枝や苗木の販売場所をお伝えします!
シダレヤナギ(しだれ柳)の枝や苗木の販売場所は?どこで買えるの?
シダレヤナギは、通販サイトで購入することが出来ます。
樹高50cm・10.5cmポットで1,000円、樹高1m・15cmポットで1,500円位で販売されていることが多いようです。
そのほか、園芸店でも購入できます。
それでは次に、シダレヤナギ(しだれ柳)を盆栽で育てるときのポイントをお伝えします!
シダレヤナギ(しだれ柳)を盆栽で育てるときのポイントは?
シダレヤナギを盆栽で育てる際は、植え替えは毎年行い、鉢内に根が回りきってしまわないようにしましょう。
植え替えは2月に行いましょう。
植え替えた後は、室内の日当たりの良い場所で管理します。
新芽が出てきたら、水と肥料を十分に与えましょう。
特に夏頃は、腰水をして水を切らさないようにします。
肥料は、秋ごろまでは置き肥を与えたり、液肥を灌水代わりに与えると良いでしょう。
次は、シダレヤナギ(しだれ柳)の苗の植え付けのポイントをお伝えします!
シダレヤナギ(しだれ柳)の苗の植え付けのポイントは?
シダレヤナギは、苗から育てるのが一般的です。
11~4月に植え付けを行います。
鉢植えの場合は、苗よりも一回り大きくて深さのある鉢を使い、日当たりのよい屋外で管理しましょう。
地植えの場合は、日当たりのよい粘土質の土地を選びましょう。
生長が早く大きく育つので、広いスペースに植えると良いでしょう。
植える際は苗よりもかなり大きな植え穴を掘り、土をかけた後は、たっぷりと水を与えましょう。
次に、シダレヤナギ(しだれ柳)の楽しみ方をお伝えします!
シダレヤナギ(しだれ柳)の楽しみ方!生け花など
シダレヤナギは、生け花やフラワーアレンジメントの、アクセントとしてよく利用されています。
シダレヤナギの動きのある枝は、作品の奥行きや広がりを表現するのに最適です。
お正月には床飾りとして青竹の花入れに活けられることもあります。
長く垂れるシダレヤナギの枝に縁起を担いぐ意味があります。
同様に、シダレヤナギは古くから邪気を払う神聖な木として扱われてきました。
御祝い膳で箸として使われることもあります。
古代ギリシャでは、樹皮を解熱鎮痛剤として利用したり、中国でも歯痛止めとして服用していました。
現在鎮痛剤として使われているアスピリンの成分には、シダレヤナギの成分がふくまれているそうです。
次は、シダレヤナギ(しだれ柳)の剪定のポイントをお伝えします!
シダレヤナギ(しだれ柳)の剪定のポイントは?
シダレヤナギは、花芽が出来る前の11月~4月に剪定をしましょう。
かなり生育が良いので、思い切って枝を落とすほうが、翌年の成長が良いようです。
枝が混んでいるところや、伸びすぎた枝を根元から切り落としましょう。
6月頃にもう一度軽めに剪定すると、きれいな形に整います。
それでは最後に、シダレヤナギ(しだれ柳)の花言葉をお伝えします!
シダレヤナギ(しだれ柳)の花言葉はなに?英語で何というの?
シダレヤナギの花言葉には、「悲哀」「自由」「従順」「愛の悲しみ」などがあります。
風に吹かれて枝がゆれる様子が「自由」を表しているようです。
また、風に逆らわず枝が揺れている様子は、「従順」を表現しているのかもしれません。
また、日本でも「悲哀」という花言葉がある様に、西洋でも「mourning(死者への哀悼)」や「melancholy(憂うつ)」といった花言葉があります。
どちらも悲しみを表す言葉ですね。
旧約聖書の中の、故郷を追われたユダヤ女性がふるさとを想いながら、岸の柳に琴をかけ涙を流したという一説に由来すると言われています。
因みに、シダレヤナギの英名は a weeping willowですが、weepingには涙を流すという意味があります。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
シダレヤナギ(しだれ柳)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは9個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①シダレヤナギ(しだれ柳)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
シダレヤナギは、日当たりがよく、やや湿り気のある場所を好みます。
日本の気候はシダレヤナギの生育にあっており、よく育ちます。
良く育つので、ガーデニングなど地植えをする場合には、広いスペースが必要です。
シダレヤナギは乾燥を嫌うので、地植えの場合は、水持ちの良い粘土質の土の場所を選びましょう。
鉢植えの場合は、赤玉土(中粒)単体か、2割ほど腐葉土や堆肥を加えたものを使うとよいでしょう。
シダレヤナギは、それほど多くの肥料を必要としません。
鉢植えの場合には、花が咲き終わった後、4月と6月上旬に窒素分の多い緩効性化成肥料を与えましょう。
地植えの場合は特に必要ありませんが、弱っているようであれば、鉢植えと同様の肥料をあたえましょう。
シダレヤナギは、乾燥を苦手とするので、水切れを起こさないようにしましょう。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えます。
その際、受け皿にあふれた水は捨てましょう。
地植えの場合は降雨だけで大丈夫です。
②シダレヤナギ(しだれ柳)の画像(写真)!特徴は?どんな花なの?
シダレヤナギの樹高は10~20mほどまで大きく成長します。
樹皮は暗い灰色をしていて、縦に裂け目が入ります。
またシダレヤナギは、イチョウなどと同じ雌雄異株で、雄株と雌株で枝の長さが違います。
雄株の枝は下に流れるように伸び、その長さは3mに及ぶものもあります。
雌株の枝はあまり伸びず1m程の長さです。
日本で見られるシダレヤナギは、大半が雄株です。
長さ8~13㎝の葉は、細長い披針形をしていて、縁には細かいギザギザがあります。
雄株も雌株も小さい花が集まって穂になっています。
雄株の花は黄色い雄しべが数本、雌株の花には黄緑色の雌しべがあり、花びらはありません。
花穂全体が銀白色の綿毛に包まれたように見えます。
③シダレヤナギ(しだれ柳)の開花時期や季節はいつ頃なの?
シダレヤナギの開花時期は、3~4月です。
開花時期は、葉が出るのとほぼ同時期です。
品種によっては5月初めに開花したり、北日本での開花は5月になることもあります。
④シダレヤナギ(しだれ柳)の枝や苗木の販売場所は?どこで買えるの?
シダレヤナギは、通販サイトで購入することが出来ます。
樹高50cm・10.5cmポットで1,000円、樹高1m・15cmポットで1,500円位で販売されていることが多いようです。
そのほか、園芸店でも購入できます。
⑤シダレヤナギ(しだれ柳)を盆栽で育てるときのポイントは?
シダレヤナギを盆栽で育てる際は、植え替えは毎年行い、鉢内に根が回りきってしまわないようにしましょう。
植え替えは2月に行いましょう。
植え替えた後は、室内の日当たりの良い場所で管理します。
新芽が出てきたら、水と肥料を十分に与えましょう。
特に夏頃は、腰水をして水を切らさないようにします。
肥料は、秋ごろまでは置き肥を与えたり、液肥を灌水代わりに与えると良いでしょう。
⑥シダレヤナギ(しだれ柳)の苗の植え付けのポイントは?
シダレヤナギは、苗から育てるのが一般的です。
11~4月に植え付けを行います。
鉢植えの場合は、苗よりも一回り大きくて深さのある鉢を使い、日当たりのよい屋外で管理しましょう。
地植えの場合は、日当たりのよい粘土質の土地を選びましょう。
生長が早く大きく育つので、広いスペースに植えると良いでしょう。
植える際は苗よりもかなり大きな植え穴を掘り、土をかけた後は、たっぷりと水を与えましょう。
⑦シダレヤナギ(しだれ柳)の楽しみ方!生け花など
シダレヤナギは、生け花やフラワーアレンジメントの、アクセントとしてよく利用されています。
シダレヤナギの動きのある枝は、作品の奥行きや広がりを表現するのに最適です。
お正月には床飾りとして青竹の花入れに活けられることもあります。
長く垂れるシダレヤナギの枝に縁起を担いぐ意味があります。
同様に、シダレヤナギは古くから邪気を払う神聖な木として扱われてきました。
御祝い膳で箸として使われることもあります。
⑧シダレヤナギ(しだれ柳)の剪定のポイントは?
シダレヤナギは、花芽が出来る前の11月~4月に剪定をしましょう。
枝が混んでいるところや、伸びすぎた枝を根元から切り落としましょう。
6月頃にもう一度軽めに剪定すると、きれいな形に整います。
⑨シダレヤナギ(しだれ柳)の花言葉はなに?英語で何というの?
シダレヤナギの花言葉には、「悲哀」「自由」「従順」「愛の悲しみ」などがあります。
また、日本でも「悲哀」という花言葉がある様に、西洋でも「mourning(死者への哀悼)」や「melancholy(憂うつ)」といった花言葉があります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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