みなさんこんにちは。
今回は、ウルシ(漆)についてまとめていきたいと思います。
ウルシは、ウルシ科ウルシ属に属する落葉高木で、学名は 「Toxicodendron vernicifluum」です。
中国やインドが原産と言われておりますが、日本でも縄文時代の遺跡から木片が発見されるなど、古くから日本に自生している樹木です。
今回は、ウルシ(漆)についてのポイント、
以上9個の点についてお伝えします。
まずはウルシ(漆)の育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ウルシ(漆)の育て方は?
ウルシは、樹高10m~15mにも成長する樹木です。
そのため、植え付ける際には3m~4mほど間隔をあけて植え付けることが大切です。
また、肥沃な土壌を好みますので植え付ける前によく耕しておくことも必要です。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ウルシ(漆)が好む環境についてお伝えします!
ウルシ(漆)の育て方!環境はどうする?
ウルシは、日の当たる潤湿で広い場所を好みます。
日光の取り合いになるような場所ではうまく育たないので、植え付ける際には株間をきちんと取ることが必要です。
次は、ウルシ(漆)に適した用土についてお伝えします!
ウルシ(漆)を育てる際の適した用土は何?
ウルシは、水はけのよい肥沃な土壌を好みます。
また、酸性の土壌では成長が悪くなるので、植え付ける前に苦土石灰で土壌のPHを調整してください。
次は、ウルシ(漆)に必要な肥料についてお伝えします!
ウルシ(漆)の育て方!肥料はどうする?
ウルシは、肥沃な土壌を好みます。
植え付ける前に完熟たい肥を土壌に混ぜておきましょう。
追肥は、6月~7月の開花時期に化成肥料と油かすを与えると成長が良くなります。
では次は、ウルシ(漆)の水やりポイントについてお伝えします!
ウルシ(漆)を育てる際の水の量はどうする?
ウルシは、潤湿な状態を好みます。
植え付けから1か月ほどは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。
以上で基本的なウルシ(漆)の育て方については終わりです。
次はウルシ(漆)の写真をお見せします!
ウルシ(漆)の画像(写真)!特徴は?どんな匂いなの?
ウルシというと、塗料や接着剤として使用されるイメージが強いと思います。
ウルシの幹に傷をつけると樹液が出てきて、これを塗料や接着剤として使用します。
樹液の採取には専門的な知識が必要で、「漆掻き」と呼ばれ、専門職とされているそうです。
ウルシは、樹液のほうがクローズアップされやすいですが、梅雨の時期になると、小さな黄緑色の花をたくさん付けてくれます。
ウルシの花を観るために山に登ってみるのも楽しいでしょうね!
ウルシの匂いは、「シンナーに似た匂い」と良く言いますが、樹脂の匂いは甘くて少し渋い香りです。
その樹脂に染料や有機溶剤を混ぜて使用するため、石油のようなシンナーに近い匂いがするそうです。
次に、ウルシ(漆)の開花時期をお伝えします!
ウルシ(漆)の開花時期や季節はいつ頃なの?
ウルシの開花時期は、6月上旬~7月中旬です。
秋には黄色く紅葉し(環境が良いと赤く紅葉します)、冬には実だけが樹木に残ります。
実は、小さなブドウのように垂れ下がるので、冬でもウルシの木だとすぐに分かるでしょう。
次は、ウルシ(漆)の苗木の販売場所をお伝えします!
ウルシ(漆)の苗木の販売場所は?どこで買えるの?
ウルシの苗木は、岩手県の浄法寺などの産地や、インターネット通販で販売されています。
家庭ではあまり植えらることは少ない樹木ですが、小さな苗から育ててみるのも楽しいでしょう。
それでは次に、ウルシ(漆)の毒性はあるかをお伝えします!
ウルシ(漆)の毒性はある?かぶれはうつるの?どんな症状?どんな薬がいいの?
ウルシを触るとかぶれる、その原因はウルシオールという成分が原因です。
ウルシオールには毒性はありませんが、人体に合わないため、乾いていない樹脂に触るとかぶれを引き起します。
人によってはウルシの近くを通っただけでも、かぶれを起こすこともあるそうです。
かぶれが起きると4日~2週間ほどかゆみが続いたり、全身に炎症が起こるなど重症化する方もいらっしゃるので、ウルシを触る際にはゴム手袋をきちんとしようしましょう。
また、かぶれはアレルギー反応なのでうつることはありません。
かぶれにはヒドロコルチゾンなどのステロイドを使用すると良いでしょう。
次は、ウルシ(漆)は食べられるかをお伝えします!
ウルシ(漆)は食べられる?食べたらどうなる?
ウルシの新芽は、タラの芽に似ていて食べられるそうです。
天ぷらにしていただくと、えぐみもなく食べやすいそうですが、人によっては口の中に痛みを感じる方もいらっしゃるようです。
韓国ではウルシを漢方として食する文化もあるようですが、体質によっては合わないこともありますので注意しましょう。
次に、ウルシ(漆)の楽しみ方をお伝えします!
ウルシ(漆)の楽しみ方!アクセサリー細工(リングやブローチなど)や食器(盆や器)など
ウルシを塗料に使うと、湿度や熱だけでなく酸やアルカリにも強くなるといわれています。
その他にも防腐性や防虫性まで兼ねそろえているので、漆器だけでなくアクセサリーや置物などにも使用されています。
ウルシは、割れにくく欠けにくいことから、結婚や出産などの節目に、贈り物として最適ですよ!
次は、ウルシ(漆)に似た花をお伝えします!
ウルシ(漆)に似た花は何がある?
(ヌルデ)
ヌルデというウルシ科ヌルデ属に属する落葉高樹は、ウルシの花と似た花を付けます。
ヌルデは、幹を傷付けると白い樹液が出てくることが特徴で、かつてはこの白い樹液を塗料として使用していたこともあるそうです。
実の付き方もウルシとそっくりですが、葉の茎に翼のようなものが付くのがヌルデの特徴です。
それでは最後に、ウルシ(漆)の花言葉をお伝えします!
ウルシ(漆)の花言葉はなに?
ウルシの花言葉は、「賢明」・「頭脳明晰」です。
ウルシの使用価値からこのような花言葉が付いたのでしょうか。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
ウルシ(漆)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは9個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ウルシ(漆)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
ウルシは、日の当たる潤湿で広い場所で育てましょう。
また、水はけのよい肥沃な土壌、潤湿な状態を好みます。
植え付けから1か月ほどは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。
②ウルシ(漆)の画像(写真)!特徴は?どんな匂いなの?
ウルシというと、塗料や接着剤として使用されるイメージが強いと思います。
ウルシの幹に傷をつけると樹液が出てきて、これを塗料や接着剤として使用します。
ウルシの花は、黄緑色の小さな花を梅雨時期に付けます。
ウルシの匂いは、「シンナーに似た匂い」と良く言いますが、樹脂の匂いは甘くて少し渋い香りです。
その樹脂に染料や有機溶剤を混ぜて使用するため、石油のようなシンナーに近い匂いがするそうです。
③ウルシ(漆)の開花時期や季節はいつ頃なの?
ウルシの開花時期は、6月上旬~7月中旬です。
秋には黄色く紅葉し(環境が良いと赤く紅葉します)、冬には実だけが樹木に残ります。
④ウルシ(漆)の苗木の販売場所は?どこで買えるの?
ウルシの苗木は、岩手県の浄法寺などの産地や、インターネット通販で販売されています。
⑤ウルシ(漆)の毒性はある?かぶれはうつるの?どんな症状?どんな薬がいいの?
ウルシを触るとかぶれる、その原因はウルシオールという成分が原因です。
ウルシオールには毒性はありませんが、人体に合わないため、乾いていない樹脂に触るとかぶれを引き起します。
かぶれが起きると4日~2週間ほどかゆみが続いたり、全身に炎症が起こるなど重症化する方もいらっしゃいます。
かぶれはアレルギー反応なのでうつることはありません。
また、かぶれにはヒドロコルチゾンなどのステロイドを使用すると良いでしょう。
⑥ウルシ(漆)は食べられる?食べたらどうなる?
ウルシの新芽は、タラの芽に似ていて食べられるそうです。
⑦ウルシ(漆)の楽しみ方!アクセサリー細工(リングやブローチなど)や食器(盆や器)など
ウルシを塗料に使うと、湿度や熱だけでなく酸やアルカリにも強くなるといわれています。
その他にも防腐性や防虫性まで兼ねそろえているので、漆器だけでなくアクセサリーや置物などにも使用されています。
⑧ウルシ(漆)に似た花は何がある?
ヌルデというウルシ科ヌルデ属に属する落葉高樹は、ウルシの花と似た花を付けます。
⑨ウルシ(漆)の花言葉はなに?
ウルシの花言葉は、「賢明」・「頭脳明晰」です。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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