【ハナズオウのまとめ!】育て方(剪定や挿し木)と花言葉等12個のポイント!








 

みなさんこんにちは。

今回は、ハナズオウについてまとめていきたいと思います。

 

ハナズオウは、マメ科ハナズオウ属に属する落葉低木です。

(ジャケツイバラ属に分類されることもあります。)

 

中国中部が原産で、学名は「Cercis chinensis」、漢字で書くと「花蘇芳」です。

 

今回は、ハナズオウについてのポイント、

①ハナズオウの育て方(環境、土、肥料、水やり)
②ハナズオウの画像(写真)!特徴は?紅葉するの?
③ハナズオウの開花時期や季節はいつ頃なの?
④ハナズオウの苗(苗木)の植え付けのポイントは?
⑤ハナズオウの鉢植えや盆栽で育てる際のポイントは?
⑥ハナズオウの剪定のポイントや剪定時期は?
⑦ハナズオウの増やし方!挿し木の方法は?
⑧ハナズオウの種まき時期と種まきのポイントは?
⑨ハナズオウの病気や害虫の対策方法は?
⑩ハナズオウに似た花は何がある?アメリカハナズオウやマルバノキとの違いは何?
⑪ハナズオウの花言葉はなに?英語で何というの?
⑫ハナズオウの種類や品種は何があるの?アボンダーレやフォレストパンシー、シルバークラウドなど

 

以上12個の点についてお伝えします。

まずはハナズオウの育て方からお伝えします!

 

目次(クリックで飛べます)

ハナズオウの育て方は?

 

ハナズオウは、耐寒性もあり土質を選ばないので植え付けしやすい落葉低木です。

 

また、追肥や水やりもこまめにする必要がないので手間がかからず、観賞価値もあるので庭木にぴったりな樹木です。

 

ここからさらに詳しくお伝えします。

最初は、ハナズオウが好む環境についてお伝えします!

 

ハナズオウの育て方!環境はどうする?

 

ハナズオウは、日当たりの良い場所で育てましょう。

日陰で育てると、枝が間延びして花付きも悪くなります。

 

そのため、なるべく良く日が当たる場所を選んでください。

また、寒さには強いので冬場の防寒はいりません。

 

次は、ハナズオウに適した用土についてお伝えします!

 

ハナズオウを育てる際の適した用土は何?

 

ハナズオウは、水はけが良ければ土質は選びません。

そのため、粘土質でジメジメとした場所に植え付ける場合は、川砂や腐葉土などを混ぜてから植え付けてください。

次は、ハナズオウに必要な肥料についてお伝えします!

 

ハナズオウの育て方!肥料はどうする?

 

ハナズオウは、肥料は少なめに育てましょう。

 

ハナズオウは、根に「根粒菌」という菌が共生していて、根粒菌が空気中のチッソを取り込み株の栄養にしてくれます。

 

そのため、追肥をするなら生育が悪いときや元気が無い時のみにしましょう。

追肥に使う肥料はチッソ分の少ない、油かすと骨粉を等量混ぜあわせた有機肥料使用してください。

追肥時期は、1月~2月と8月が適しています。

 

では次は、ハナズオウの水やりポイントについてお伝えします!

 

ハナズオウを育てる際の水の量はどうする?

 

ハナズオウは、植え付けから2年以上経過した株であれば水やりの必要はありません。

 

2年未満の株や鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水やりをしましょう。

 

以上で基本的なハナズオウの育て方については終わりです。

次はハナズオウの写真をお見せします!

 

ハナズオウの画像(写真)!特徴は?紅葉するの?

 

 

ハナズオウは、樹高約2m~5mに成長する落葉低木です。

原産地では10mを超えることもありますが、日本ではあまり大きくなりません。

 

ハナズオウは、葉が展開する前に枝の節々に約2個~10個の花を房状に咲かせます。

 

花は蝶形をしていて、1cmほどの紅紫色の花を密に付けますが、花柄が短いので枝に直接花が付いているように見えるところが印象的です。

 

 

品種によっては白色や淡い紅色のものもありますが、この紅紫色の花の色が染料に使われるスオウに似ていることから、「ハナズオウ」と名付けられたそうです。

 

ハナズオウの葉は単葉で互生し、大きい株になると直径10cmにもなる大きな葉を付けます。

葉はハート型をしていて葉柄の基部が膨らんでいるのが特徴的ですが、秋には黄色くなり徐々に落葉ていきます。

 

実は莢の中に種子が入る豆果で、房なりに生り、はじめは緑色ですが熟すと黒褐色になっていきます。

 

(ハナズオウの葉と実)

 

次に、ハナズオウの開花時期をお伝えします!

 

ハナズオウの開花時期や季節はいつ頃なの?

 

ハナズオウの開花時期は4月です。

花後に付く実は、初夏には赤紫色に色付き、秋には黒褐色へと変化します。

 

また、葉は秋には黄色く紅葉し落葉しますが株は生きているので心配はいりません。

 

次は、ハナズオウの苗(苗木)の植え付けのポイントをお伝えします!

 

ハナズオウの苗(苗木)の植え付けのポイントは?

 

ハナズオウの植え付けは、2月~3月の落葉期に行いましょう。

まず、苗の根鉢の倍の植穴を掘り、苗の根鉢を少し崩してから植え付けてください。

 

土をしっかりと苗になじませてから、たっぷりと水やりをしましょう。

 

それでは次に、ハナズオウの鉢植えや盆栽で育てる際のポイントをお伝えします!

 

ハナズオウの鉢植えや盆栽で育てる際のポイントは?

 

ハナズオウを鉢植えしている場合は、3月に植え替えを行いましょう。

成長が早く、根詰まりも起こしやすいので年に1回は植え替えてください。

 

鉢植えの場合は、水はけを良くするために必ず鉢底にネットを敷いてから鉢底石を入れましょう。

用土は、市販の草花用培養土で十分です。

 

ハナズオウを鉢植えで育てられるのは木が若いうちだけです。

植え替え時に大きくなりすぎていたら、地植えをしましょう。

 

次は、ハナズオウの剪定のポイントや剪定時期をお伝えします!

 

ハナズオウの剪定のポイントや剪定の時期は?

 

 

ハナズオウの剪定は、5月~7月の花後または、晩秋に行いましょう。

 

花芽が8月頃に付き始めるので、花芽が付く前に剪定をするか花芽が観えるようになった晩秋に行うかの違いです。

花芽を切り落とす心配がないのは、目で確認できるようになってからの晩秋でしょう。

 

5月~7月に伸びすぎている枝や絡まっている枝を剪定し、晩秋に樹形を整えたり強めの剪定をすれば確実だと思います。

また、樹形を整えたい場合は木が若いうちに整えておくと大きな株になってからも樹形が乱れることは少なくなります。

そして、株元から伸びるヒコバエは地際で切り落としてください。

 

幹は太くて丈夫なものが2本~3本あればよいので、脇から生えてくる新しい枝は切り落として株内が混み合うのを避けましょう。

 

次に、ハナズオウの挿し木の方法をお伝えします!

 

ハナズオウの増やし方!挿し木の方法は?

 

ハナズオウの挿し木は、3月~4月に行いましょう。

元気な枝を15cmほどの長さになるように、斜めに切り落とします。

 

切り落としたら1時間ほど水に挿して吸水させてください。

吸水が終わったら、湿らせた挿し木用の用土に挿して日陰で乾燥させないように管理しましょう。

しかし、ハナズオウの挿し木は成功率が悪いので一般的には種まきで増やします。

 

次は、ハナズオウの種まき時期と種まきのポイントをお伝えします!

 

ハナズオウの種まき時期と種まきのポイントは?

 

ハナズオウの種まきは、採取したらすぐにまくか、3月~5月にまきましょう。

種を採取する場合は、十分地熟したものを採取しましょう。

 

採取してすぐにまかない場合は、サヤから出した種を湿らせた川砂などに混ぜて乾かさないようにビニール袋などに入れて冷蔵庫で保管してください。

 

種を蒔くときに、ヤスリなどで傷を付けてからまくと発芽率が良くなります。

 

傷付けた種を育苗ポットに入れた種まき用培養土にまき、土が乾燥しないように管理し、発芽したら用土が乾いたら水やりをしましょう。

20cmほどに成長したら、鉢植えや地植えにして育てましょう。

 

それでは次に、ハナズオウの病気や害虫の対策方法をお伝えします!

 

ハナズオウの病気や害虫の対策方法は?

 

ハナズオウは、褐斑病になることがあります。

褐斑病は、夏になると葉が褐色になって枯れ落ちるという症状が出ます。

 

落葉樹ですが、夏に葉が落ちるのは病気を疑いましょう。

葉が褐色になっているものは見つけ次第処分し、病原菌が広がるようであれば薬剤散布して対応してください。

 

また、害虫はイラガ類やアメリカシロヒトリに注意してください。

どちらも葉を食べてしまうので、見つけ次第薬剤で駆除しましょう。

 

駆除をする際にはイラガ類の幼虫に触れると、腫れや痛みが起こる場合がありますので、必ず手袋をして行ってください。

 

ハナズオウを適期に剪定して、風通しの良い環境を作ることで害虫被害も防げるでしょう。

 

次は、ハナズオウに似た花をお伝えします!

 

ハナズオウに似た花は何がある?アメリカハナズオウやマルバノキとの違いは何?

 

アメリカハナズオウは、北アメリカ中部~東部に分布するハナズオウと同じ、マメ科ハナズオウ属に属するの樹木です。

 

アメリカハナズオウはハナズオウよりも樹高が高く、7m~8mに達する高木性の樹木になります。

そして、ハナズオウに比べて花数が少なく、花色も若干薄く単幹で立ちます。

 

また、耐寒性はハナズオウよりありますが、耐暑性はハナズオウほどありません。

 

(アメリカハナズオウ)

 

マルバノキは、マンサク科マルバノキ属に属するので、ハナズオウとは全く違う樹木です。

 

葉の形や大きさなど、ハナズオウと似ていますが、ハナズオウは細い枝がジグザグに伸び、葉柄が短く葉に膨らみがあることで見分けがつきます。

 

(マルバノキの葉)

 

(ハナズオウの葉)

 

そして、マルバノキは暗紅紫色の星型花を2個背中合わせに付けるので、花は全く違います。

 

(マルバノキの花)

 

次に、ハナズオウの花言葉をお伝えします!

 

ハナズオウの花言葉はなに?英語で何というの?

 

ハナズオウの花言葉は、「疑惑」・「裏切り」・「不信」です。

このような花言葉はイエスキリストが仲間に裏切られたことで、セイヨウハナズオウの木で命を絶ったことに由来するそうです。

 

また、ハナズオウを英語でいうと「Chinese redbud」で、中国原産のハナズオウのことを指します。

 

そして、花言葉の由来にもなる南欧から西南アジアにかけて自生するセイヨウハナズオウを「Judas tree(ユダの木)」と呼んで区別しています。

 

(セイヨウハナズオウ)

 

それでは最後に、ハナズオウの種類や品種をお伝えします!

 

ハナズオウの種類や品種は何があるの?アボンダーレやフォレストパンシー、シルバークラウドなど

 

ハナズオウの代表的な種類や品種を以下にご紹介します。

 

①シロバナハナズオウ

 

 

白色の花を咲かせる、ハナズオウの園芸品種です。

 

②ハナズオウ・アボンダーレ

 

 

直立した樹形を保ち、花付きが良くなるように改良されたハナズオウの園芸品種です。

 

③アメリカハナズオウ・フォレストパンシー

 

 

アメリカハナズオウの園芸品種で、赤紫色の葉を持つ品種です。

カラーリーフとしてとても人気があります。

 

④アメリカハナズオウ・シルバークラウド

こちらも、アメリカハナズオウの園芸品種です。

斑入りの葉が付く品種で、新芽は淡桃色、後に白色、さらに中心部から緑色に変化します。

 

それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。

 

ハナズオウのまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは12個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①ハナズオウの育て方(環境、土、肥料、水やり)

ハナズオウは、日当たりの良い場所で育てましょう。

日陰で育てると、枝が間延びして花付きも悪くなります。

水はけが良ければ土質は選びませんが、肥料は少なめに育てましょう。

また、植え付けから2年以上経過した株であれば水やりの必要はありません。

2年未満の株や鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水やりをしましょう。

 

②ハナズオウの画像(写真)!特徴は?紅葉するの?

ハナズオウは、樹高約2m~5mに成長する落葉低木です。

葉が展開する前に枝の節々に約2個~10個の花を房状に咲かせます。

花は蝶形をしていて花柄が短いので、枝に直接花が付いているように見えるところが印象的です。

葉はハート型をしていて葉柄の基部が膨らんでいるのが特徴的ですが、秋には黄色くなり徐々に落葉ていきます。

実は莢の中に種子が入る豆果で、はじめは緑色ですが熟すと黒褐色になっていきます。

 

③ハナズオウの開花時期や季節はいつ頃なの?

ハナズオウの開花時期は4月です。

花後に付く実は、初夏には赤紫色に色付き、秋には黒褐色へと変化します。

 

④ハナズオウの苗(苗木)の植え付けのポイントは?

ハナズオウの植え付けは、2月~3月の落葉期に行いましょう。

まず、苗の根鉢の倍の植穴を掘り、苗の根鉢を少し崩してから植え付けてください。

土をしっかりと苗になじませてから、たっぷりと水やりをしましょう。

 

⑤ハナズオウの鉢植えや盆栽で育てる際のポイントは?

ハナズオウを鉢植えしている場合は、3月に植え替えを行いましょう。

成長が早く、根詰まりも起こしやすいので年に1回は植え替えてください。

鉢植えの場合は、水はけを良くするために必ず鉢底にネットを敷いてから鉢底石を入れましょう。

用土は、市販の草花用培養土をで十分です。

鉢植えで育てられるのは木が若いうちだけなので、大きくなりすぎたら地植えをしましょう。

 

⑥ハナズオウの剪定のポイントや剪定時期は?

ハナズオウの剪定は、5月~7月の花後または、晩秋に行いましょう。

5月~7月に伸びすぎている枝や絡まっている枝を剪定し、晩秋に樹形を整えたり強めの剪定をすれば十分です。

また、樹形を整えたい場合は木が若いうちに整えておくと樹形が乱れることは少なくなります。

そして、株元から伸びるヒコバエは地際で切り落としてください。

 

⑦ハナズオウの増やし方!挿し木の方法は?

ハナズオウの挿し木は、3月~4月に行いましょう。

元気な枝を15cmほどの長さになるように、斜めに切り落とします。

切り落としたら1時間ほど水に挿して吸水させてください。

吸水が終わったら、湿らせた挿し木用の用土に挿して日陰で乾燥させないように管理しましょう。

 

⑧ハナズオウの種まき時期と種まきのポイントは?

ハナズオウの種まきは、採取したらすぐにまくか、3月~5月にまきましょう。

種を採取する場合は、十分地熟したものを採取しましょう。

採取してすぐにまかない場合は、乾かさないように冷蔵庫で保管してください。

種を蒔くときに、ヤスリなどで傷を付けてからまくと発芽率が良くなります。

傷付けた種を育苗ポットに入れた種まき用培養土にまき、土が乾燥しないように管理し、発芽したら用土が乾いたら水やりをしましょう。

20cmほどに成長したら、鉢植えや地植えにして育てましょう。

 

⑨ハナズオウの病気や害虫の対策方法は?

ハナズオウは、褐斑病になることがあります。

落葉樹ですが、夏に葉が落ちるのは病気を疑いましょう。

葉が褐色になっているものは見つけ次第処分し、病原菌が広がるようであれば薬剤散布して対応しましょう。

害虫は、イラガ類やアメリカシロヒトリに注意してください。

どちらも葉を食べてしまうので、見つけ次第薬剤で駆除しましょう。

駆除をする際には必ず手袋をして行ってください。

ハナズオウを適期に剪定して、風通しの良い環境を作ることで害虫被害も防げるでしょう。

 

⑩ハナズオウに似た花は何がある?アメリカハナズオウやマルバノキとの違いは何?

アメリカハナズオウは、北アメリカ中部~東部に分布するマメ科ハナズオウ属に属するの樹木です。

アメリカハナズオウはハナズオウに比べて花数が少なく、花色も若干薄く単幹で立ちます。

マルバノキは、マンサク科マルバノキ属に属するので、ハナズオウとは全く違う樹木です。

ハナズオウは細い枝がジグザグに伸び、葉柄が短く葉に膨らみがあることで見分けがつきます。

そして、マルバノキは暗紅紫色の星型花を2個背中合わせに付けるので、花は全く違います。

 

⑪ハナズオウの花言葉はなに?英語で何というの?

ハナズオウの花言葉は、「疑惑」・「裏切り」・「不信」です。

また、ハナズオウを英語でいうと「Chinese redbud」です。

 

⑫ハナズオウの種類や品種は何があるの?アボンダーレやフォレストパンシー、シルバークラウドなど

ハナズオウには、「シロバナハナズオウ」や、「ハナズオウ・アボンダーレ」などの園芸品種があります。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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