みなさんこんにちは。
今回は、チオノドクサについてまとめていきたいと思います。
チオノドクサは、キジカクシ科チオノドクサ属に属する多年草です。
(ヒアシンス科やユリ科で分類されることもあります。)
別名は、「ユキゲユリ(雪解百合)」で、原産地はトルコやキプロスです。
学名は「Chionodoxa」で、日本でも学名をそのまま花名として呼んでいます。
学名は「雪の輝き」という意味があり、寒冷地で雪の中から花を咲かせる花姿が由来となっています。
今回は、チオノドクサについてのポイント、
以上11個の点についてお伝えします。
まずはチオノドクサの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
チオノドクサの育て方は?
チオノドクサは、秋に植え付けをする球根から育てる植物です。
高山植物なので、寒い地域で栽培するのが適しています。
暑さには弱いので暑い地方では鉢植えにし、夏場だけ涼しい場所に移動してあげると良いでしょう。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、チオノドクサが好む環境についてお伝えします!
チオノドクサの育て方!環境はどうする?
チオノドクサは、暑さに弱く寒さに強い植物です。
そのため、地植えする場合は落葉樹の下が一番適しています。
また、鉢植えにする場合は、植え付けから開花までは日当たりの良い場所で育て、梅雨時期は軒下など雨の当たらない場所へ移動してください。
また、夏は休眠期ですが、風通しの良い涼しい日陰に置いて、ゆっくりと休眠させましょう。
チオノドクサは、季節や地域に合わせて日向、または半日陰、日陰で育てる植物です。
次は、チオノドクサに適した用土についてお伝えします!
チオノドクサを育てる際の適した用土は何?
チオノドクサは、水はけの良い用土を好みます。
市販の球根用培養土でも十分に育ちます。
自分で土を配合する場合は、赤玉土6:腐葉土3:川砂1の割合で配合しましょう。
チオノドクサを地植えする場合は、水はけが悪いようなら腐葉土を入れ、元肥になる牛糞などを混ぜてください。
次は、チオノドクサに必要な肥料についてお伝えします!
チオノドクサの育て方!肥料はどうする?
チオノドクサは、肥料はあまり必要としません。
地植えの場合は、元肥を入れておけば追肥はいりません。
鉢植えの場合は、芽が出てから開花後の葉が青い時期まで、液体肥料や置き肥を少量施してください。
では次は、チオノドクサの水やりポイントについてお伝えします!
チオノドクサを育てる際の水の量はどうする?
チオノドクサを地植えしている場合は、水やりの必要はありません。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水やりをしましょう。
また、地植えの場合も鉢植えの場合も、夏の休眠期は水やりをしないでください。
以上で基本的なチオノドクサの育て方については終わりです。
次はチオノドクサの写真をお見せします!
チオノドクサの画像(写真)!花の特徴は?花の色は白?ピンク?
チオノドクサは、草丈が10cm~20cmと小さいです。
1つの茎に、3輪~10輪の花経2cmほどの小さな花を付けます。
とても小さくこじんまりとした印象ですが、20日以上も咲き続けるのが特徴です。
1球1球が小さな株にしかならないので、多くの球根を一斉に育てたほうが見栄えが良く、おすすめです。
チオノドクサの弁花は6枚で、外側に反りあえりますがほぼ平に咲きます。
花色は白色、紫色、青色、ピンク色などがあります。
葉は細い線状で、花後に付く果実は蒴果です。
次に、チオノドクサの開花時期をお伝えします!
チオノドクサの開花時期や季節はいつ頃なの?どれくらいで発芽する?
チオノドグサの開花時期は、2月中旬~4月中旬です。
秋に植え付け、何も変化は観られませんが地中では根が伸びています。
根が伸びると、2月~3月頃には芽が出てきて、出てからは成長は早いです。
開花が終わると、緑色の葉だけが残りますが葉は切らずにそのままにしてください。
切ってしまうと球根が良く育たず、枯れることもありあす。
葉が黄色く変色してきたら、休眠期に入ります。
また、花後に種を採取しない場合は、花ガラは早めに摘んでしまいましょう。
次は、チオノドクサの苗の植え付け(植え方)のポイントをお伝えします!
チオノドクサの苗の植え付け(植え方)のポイントは?
チオノドクサは、10月~11月頃の涼しい時期に植え付けましょう。
地植えする場合は、深さ5cm~6cmほどの場所へ植え付けてください。
また、1株から咲く花の数が少ないので、株同士の間隔が空いていると寂しく見えます。
そして、球根も小さいので球根と球根の間は5cmほどあいていれば十分です。
次に、チオノドクサの鉢植えで育てる際のポイントをお伝えします!
チオノドクサの鉢植えで育てる際のポイントは?
チオノドクサを鉢植えで育てる場合は、4号鉢に5球~7球を目安に植え付けましょう。
また、地植えのように深く植え付けずに球根の頭が地面すれすれになる、浅植えで構いません。
その方が、根が張るスペースを確保できるのでよく育ちます。
また、球根が窮屈になってしまうので1年~2年に1回は植え替えを行ってください。
植え替えは、植え付けと同じく10月~11月頃の涼しい時期で構いません。
そして、夏の暑い時期にどれだけ涼しい場所で管理できるかで、翌年花が観られるかが違ってきますので、注意してください。
次は、チオノドクサの寄せ植えに合う植物をお伝えします!
チオノドクサの寄せ植えに合う植物はなにがあるの?
チオノドクサは、チオノドクサのみで植えることをおすすめします。
とくに温暖な地域だと他の植物との寄せ植えは、花が観られるのは植え付けた年のみになるかもしれません。
数株ないと見ごたえもないので、チオノドクサのみで植え付けると群生がきれいです。
しかし、寒冷地でチオノドクサに適している環境であれば、プシュキニアと寄せ植えすると良いでしょう。
(プシュキニア)
プシュキニアも、チオノドクサと開花時期が同じで球根植物なので、栽培方法も似ています。
それでは次に、チオノドクサの増やし方のポイントをお伝えします!
チオノドクサの増やし方のポイントは?ちゃんと増える?
チオノドクサは、寒冷地では放っておいても自然と分球したり、こぼれ種でも良く増えます。
しかし、種をまいてから花が咲くまで4年はかかります。
また、温暖な地域では、暑さによって株が枯れてしまうことも多いです。
そのため、温暖な地域では鉢植えで育て、植え替えと同時に分球で増やすのが一番です。
分球は、植え替えと同時期である10月~11月頃に行います。
分球のやり方は、掘り上げた球根を手で分けていくだけです。
その際、なるべく大きなものを分球して手早く植え付けてください。
しかし、温暖な地域では小さな球根しか育っておらず、増やせないこともあります。
次は、チオノドクサは植えっぱなしで大丈夫かをお伝えします!
チオノドグサは植えっぱなしで大丈夫?
チオノドグサの球根は、乾燥に弱いので掘り上げを嫌います。
そのため、基本的には植えっぱなしにしてください。
凍結にも強いので、そのままにしておいたほうが良いです。
鉢植えで育てて植え替えたり分球をする際も、作業は手早くし、球根を乾燥させないように注意してください。
次に、チオノドクサの球根の販売場所をお伝えします!
チオノドグサの球根の販売場所は?通販で買える?
チオノドクサの球根は、ホームセンターや園芸店、100円ショップでも購入できます。
もちろん、インターネット通販でも購入でき、1球100円ほどです。
球根も小さく安いので、数球セットで売られていることが多いです。
数球セットのもののほうが、きれいな群生を観ることができる上、お得で良いでしょう。
次は、チオノドクサの花言葉をお伝えします!
チオノドクサの花言葉はなに?
チオノドクサの花言葉は、「栄光」・「たくましさ」・「仲間思い」です。
このような花言葉は、雪の中でも咲く花姿や寒冷地ではよく増えて密集することから名付けられたのでしょう。
それでは最後に、チオノドクサの種類や品種をお伝えします!
チオノドクサの種類や品種は何があるの?ルシリエやピンクジャイアントなど
チオノドクサは、トルコやキプロス島などの山地に6種類が確認されています。
中でも、チオノドクサ・フォーベシーとチオノドクサ・ルシリアエという種類が多く栽培されており、品種も多く作られています。
しかし、2つの種類は似ているので間違えて流通されることも少なくありません。
2種の違いは、チオノドクサ・フォーベシーは1茎に5輪~10輪と多くの花が付き、チオノドクサ・ルシリアエは1茎に3輪~5輪と花数が少ないことです。
(チオノドクサ・フォーベシー)
(チオノドクサ・ルシリアエ)
まずは、チオノドクサ・フォーベシーの品種を以下にご紹介します。
①チオノドクサ・フォーベシー・ロゼア
花の中心部は白色ですが、外側はピンク色をしています。
②チオノドクサ・フォーベシー・アルバ
花色全部が白色の品種です。
チオノドクサ・ルシリアエの代表的な品種はギガンテアグループで以下のような品種があります。
①ギガンテア・アルバ
花色が白色の品種です。
②ギガンテア・ブルージャイアント
花色が青く、花径4cmと大きな花を付ける品種です。
また、チオノドクサ・ルシリアエの品種でバイオレット・ビューティという花は紫色に近いピンク色の品種もあります。
そして、ピンクジャイアントは花色が中心部が白色で外側はピンク色をしていますが、大型種で交配種と思われます。
(ピンクジャイアント)
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
チオノドクサのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは11個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①チオノドクサの育て方(環境、土、肥料、水やり)
チオノドクサは、寒さに強く暑さに弱い植物です。
そのため、暑い地方では鉢植えで管理し夏場は涼しい場所へ移動させてください。
地植えする場合は、落葉樹の下に植え付けるのが一番適しています。
用土は球根用の培養土で十分です。
地植えの場合は牛糞などの元肥を混ぜれば追肥はいりません。
鉢植えの場合は、芽が出てから休眠するばで少量の液体肥料を与えてください。
地植えの場合は、水やりする必要はなく、鉢植えの場合は土の表面が乾いたら水やりをしましょう。
②チオノドクサの画像(写真)!花の特徴は?花の色は白?ピンク?
チオノドクサは、草丈が10cm~20cmと小さいです。
1つの茎に3輪~10輪の花経2cmほどの小さな花を付けます。
とても小さくこじんまりとした印象ですが、20日以上も咲き続けるのが特徴です。
チオノドクサの弁花は6枚で、外側に反りあえりますがほぼ平に咲きます。
花色は白色、紫色、青色、ピンク色などがあります。
③チオノドクサの開花時期や季節はいつ頃なの?どれくらいで発芽する?
チオノドグサの開花時期は、2月中旬~4月中旬です。
秋に植え付け、何も変化は観られませんが地中では根が伸びています。
根が伸びると、2月~3月頃には芽が観えてきます。
開花が終わると、緑色の葉だけが残りますが葉は切らずにそのままにしてください。
葉が黄色く変色してきたら、休眠期に入ります。
④チオノドクサの苗の植え付け(植え方)のポイントは?
チオノドクサは、10月~11月頃の涼しい時期に植え付けましょう。
地植えする場合は、深さ5cm~6cmほどの場所へ植え付けてください。
また、1株から咲く花の数が少ないので、球根と球根の間は5cmほどあいていれば十分です。
⑤チオノドクサの鉢植えで育てる際のポイントは?
チオノドクサを鉢植えで育てる場合は、4号鉢に5球~7球を目安に植え付けましょう。
また、球根の頭が地面すれすれになる、浅植えで構いません。
植え替えは、球根が窮屈になって根詰まりを起こしそうであれば秋に行ってください。
⑥チオノドクサの寄せ植えに合う植物はなにがあるの?
チオノドグサは、チオノドグサのみで寄せ植えをしましょう。
とくに温暖な地域だと他の植物との寄せ植えは、花が観られるのは植え付けた年のみになるかもしれません。
数株ないと見ごたえもないので、チオノドクサのみで植え付けると群生がきれいです。
寒い地方であれば、プシュキニアと寄せ植えすると良いでしょう。
プシュキニアも、チオノドクサと開花時期が同じで球根植物なので、栽培方法も似ています。
⑦チオノドクサの増やし方のポイントは?ちゃんと増える?
チオノドクサは、寒冷地では放っておいても自然と分球したり、こぼれ種でも良く増えます。
しかし、種をまいてから花が咲くまで4年はかかります。
また、温暖な地域では、暑さによって株が枯れてしまうことも多いです。
そのため、温暖な地域では鉢植えで育て、植え替えと同時に分球で増やすのが一番です。
分球は、植え替えと同時期なので秋に行います。
分球のやり方は、掘り上げた球根を手で分けていくだけですが、なるべく大きなものを分球してください。
しかし、温暖な地域では小さな球根しか育っておらず、増やせないこともあります。
⑧チオノドグサは植えっぱなしで大丈夫?
チオノドグサは、掘り上げを嫌います。
そのため、基本的には植えっぱなしにしてください。
⑨チオノドグサの球根の販売場所は?通販で買える?
チオノドクサの球根は、ホームセンターや園芸店、100円ショップでも購入できます。
もちろんインターネット通販でも購入でき、1球100円ほどです。
⑩チオノドクサの花言葉はなに?
チオノドクサの花言葉は、「栄光」・「たくましさ」・「仲間思い」です。
⑪チオノドクサの種類や品種は何があるの?ルシリエやピンクジャイアントなど
チオノドクサは、トルコやキプロス島などの山地に6種類が確認されています。
中でも、チオノドクサ・フォーベシーという種類とチオノドクサ・ルシリアエという種類が多く栽培されており、品種も多く作られています。
また、ピンクジャイアントは花色が中心部が白色で外側はピンク色をしていますが、大型種で交配種と思われます。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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