みなさんこんにちは。
今回は、ザゼンソウについてまとめていきたいと思います。
ザゼンソウはサトイモ科の植物で、「座禅草」と書きます。
花の重なりが僧侶が座禅を組む姿に見えるということが、名前の由来となっているようです。
別名でダルマソウ(達磨草)と呼ばれ、花の姿を座禅している達磨大師に見立てたことが由来とされています。
学名は「Symplocarpus foetidus」といいます。
今回は、ザゼンソウについてのポイント、
以上8個の点についてお伝えします。
まずはザゼンソウの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ザゼンソウの育て方(栽培)は?
ザゼンソウは暑さに弱く、根や葉ともに大きくなることに注意して育てる必要があります。
育てるポイントとしては、新しい根を発根させることです。
葉が大きくなるため、自力で葉を展開することができないため、葉の展開を補助してあげることが大切です。
前提として、育てるとなると難しい植物です。
流通している苗は根が切り詰めてあり、十分な水あげができず、葉が展開できずに新根が伸びる前に枯れてしまいやすいです。
植え替えは2~3年ごとの早春に行い、赤玉土で深めの鉢に植えて腰水にするのも良いです。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ザゼンソウが好む環境についてお伝えします!
ザゼンソウの育て方!環境はどうする?
ザゼンソウは湿地を好むため、それにあった栽培環境を整えましょう。
庭植えする場合は、明るい半日陰で湿った場所に植えると良いです。
湿気のある涼しい場所が理想的です。
鉢植えする場合は、明るい半日陰で、根は水の中に常に浸しておきます。
大きい容器に水を張り、鉢の半分程が水に浸っておく状態にしておくと良いです。
次は、ザゼンソウに適した用土についてお伝えします!
ザゼンソウを育てる際の適した用土は何?
ザゼンソウを育てる用土としては赤玉土に腐葉土を2~3割混ぜたものを使用します。
鉢植えする場合には、鉢の底部に炭を少し混ぜた5ミリ程度の大き目の赤玉土を敷き排水性を良くしまう。
植えた鉢ごとを水に入れ、用土の表面近くまで浸しておきます。
次は、ザゼンソウに必要な肥料についてお伝えします!
ザゼンソウの育て方!肥料はどうする?
ザゼンソウは肥料を好むので、有機質の固形肥を施しましょう。
花が咲き終わるまでは追肥は必要ありません。
花が咲き終わった時点で、油かすや緩効性肥料を与えてあげてください。
その後は月に1度以上の置肥を行いますが、夏は肥料を与えないほうがよいです。
涼しくなってきたら、葉の枯れる12月までに株に充分な栄養を与えるようにします。
では次は、ザゼンソウの水やりポイントについてお伝えします!
ザゼンソウを育てる際の水の量はどうする?
ザゼンソウは、葉が大きいため水切れに注意します。
根が常に水に浸っているようにしておきます。
腰水にする場合は、水温が高くなりすぎないように管理します。
以上で基本的なザゼンソウの育て方については終わりです。
次はザゼンソウの写真をお見せします!
ザゼンソウの画像(写真)!特徴は?臭い(匂い)が特徴的なの?
ザゼンソウの群生地はとしては「滋賀県高島市今津町」、「長野県白馬村ザゼンソウ園」、「落倉自然園」、「岩手県北上市藤根」などがあります。
白馬村では4月中旬から下旬にかけてザゼンソウが開花します。
この時期は、スキーシーズンも終わり、旅館や民宿の閑散期に当たり、村おこしのためにお祭りを開催しているとのことでした。このお祭りは、今年(2008年時点)で10回目を迎えたそうです。
白馬村の他、
滋賀県高島市今津町では例年3月に、ザゼンソウ祭りというイベントが開催されています。
長野県白馬村ザゼンソウ園ではイベントも行われていたが、今は保全の関係で静かに見守る形となっています
長野県落倉自然園は「ザゼンソウ」と「ミズバショウ」が同時に楽しめる名所です。
赤のザゼンソウと白色の水芭蕉の共演が楽しめます。
岩手県北上市藤根地域では例年3月に町おこしの一環として、ザゼンソウ祭りが開かれています。
次に、ザゼンソウの販売場所をお伝えします!
ザゼンソウの販売場所は?どこで買える?
ザゼンソウの購入場所は手軽なところでは楽天市場で購入可能です。
ザゼンソウの苗一つ当たり1500円程度で少し高めです。
市販のザゼンソウは、庭植えのほうが栽培しやすいです。
ザゼンソウの根はよく発達し、傷付くと傷み易く植え替えを嫌うためです。
次は、ザゼンソウは発熱するかをお伝えします!
ザゼンソウは発熱する!?
ザゼンソウは発熱により、花の部分は20℃程度の温度に一定に保っています。
発熱の仕組みとしては動物の発熱と同様で、タンパク質の働きが起因しているようです。
ザゼンソウは発熱により、周囲の雪を融かし他の植物より早く開花を行うことで花粉を運ぶ虫を誘致し受粉を促します。
次に、ザゼンソウと水芭蕉の違いをお伝えします!
ザゼンソウと水芭蕉の違いはなに?
(上の写真はザゼンソウ)
(上の写真はミズバショウ)
ザゼンソウの花の形はミズバショウの花の形と似ていますが、仏炎苞の色が異なります。
ザゼンソウは、赤褐色の仏炎苞で、ラグビーボール状の肉穂花序を持っています。
ミズバショウは白くて大きな仏炎苞で、緑色で長細いです。
ザゼンソウ(開花時期1~3月)はミズバショウ(開花時期3~4月)よりも開花時期が少し早いです。
それでは最後に、ザゼンソウの花言葉をお伝えします!
ザゼンソウの花言葉はなに?
ザゼンソウの花言葉は「沈黙の愛」、「ひっそりと待つ」などがあります。
花言葉「沈黙の愛」は、仏炎苞に隠れて見えない肉穂花序が、恋人が気持ちを伝えられず、隠れている様子を連想させることが由来となっているようです。
花言葉「ひっそりと待つ」は、目立たない花色の花が春を待つ姿にていることが由来となっているようです。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
ザゼンソウのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ザゼンソウの育て方(環境、土、肥料、水やり)
ザゼンソウは湿地を好むため、それにあった栽培環境を整えましょう。
ザゼンソウを育てる用土としては、赤玉土に腐葉土を2~3割混ぜたものを使用します。
鉢植えする場合には、鉢の底部に炭を少し混ぜた5ミリ程度の大き目の赤玉土を敷き排水性を良くしまう。
ザゼンソウは肥料を好むので、植え付け時は有機質の固形肥を施しましょう。
花が咲き終わるまでは追肥は必要ありません。
ザゼンソウは、葉が大きいため水切れしないように管理が大切です。
②ザゼンソウの画像(写真)!特徴は?臭い(匂い)が特徴的なの?
ザゼンソウは、仏焔包(ブツエンホウ)と呼ばれる葉の一種のなかに円柱状小さいな花を持ちます。
ザゼンソウは肉が腐ったような悪臭を放ちます。
③ザゼンソウの季節や見頃はいつ頃なの?見頃は?
ザゼンソウの開花時期は1月~3月です。
開花時は、自生地のほとんどが雪に覆われていますが、周りの雪を溶かし顔を他の植物よりも一足早く顔を出します。
④ザゼンソウの群生地(自生地)は?名所はある?
ザゼンソウの群生地はとしては「滋賀県高島市今津町」、「長野県白馬村ザゼンソウ園」、「落倉自然園」、「岩手県北上市藤根」などがあります。
⑤ザゼンソウの販売場所は?どこで買える?
ザゼンソウの購入場所は手軽なところでは楽天市場で購入可能です。
⑥ザゼンソウは発熱する!?
ザゼンソウは動物と同様に発熱の仕組みを持ち、花の部分は20℃程度の温度に一定に保っています。
⑦ザゼンソウと水芭蕉の違いはなに?
ザゼンソウとミズバショウの大きな違いとしては仏炎苞の色が異なります。
ザゼンソウは、ラグビーボール状で赤褐色の仏炎苞で、ミズバショウは白くて大きな仏炎苞です。
⑧ザゼンソウの花言葉はなに?
ザゼンソウの花言葉は「沈黙の愛」、「ひっそりと待つ」になります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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