【台湾椿(タイワンツバキ)のまとめ!】育て方(剪定)と花言葉等8個のポイント!








 

みなさんこんにちは。

今回は、台湾椿(タイワンツバキ)についてまとめていきたいと思います。

 

台湾椿(タイワンツバキ)はツバキ科タイワンツバキ属の常緑高木種です。

 

国内のツバキ(ヤブツバキ)とは、同じツバキ科ですが属が異なる近縁種となります。

ツバキより遥かに巨大化し、時には9〜10mほどの見事な大木に育つこともあるそうです。

 

今回は、台湾椿(タイワンツバキ)についてのポイント、

①台湾椿(タイワンツバキ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
②台湾椿(タイワンツバキ)の画像(写真)!花の色や葉っぱや実の特徴は?
③台湾椿(タイワンツバキ)の開花時期や季節はいつ頃なの?原産地はどこ?
④台湾椿(タイワンツバキ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?
⑤台湾椿(タイワンツバキ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
⑥台湾椿(タイワンツバキ)の剪定(切り戻し)の時期とやり方は?
⑦台湾椿(タイワンツバキ)の花言葉や学名や英語名はなに?何日の誕生花なの?
⑧台湾椿(タイワンツバキ)の種類や品種は何があるの?コードニアなど!

 

以上8個の点についてお伝えします。

まずは台湾椿(タイワンツバキ)の育て方からお伝えします!

 

目次(クリックで飛べます)

台湾椿(タイワンツバキ)の育て方は?チャドクガに注意?樹高はどれくらいの高さや大きさに成長するの?

 

台湾椿(タイワンツバキ)は非常に日の光を好み、水捌けが良く栄養に富むような、肥沃な土壌を強く好みます。

 

若干成長は遅くなりますが、半日陰でも十分植え付けることができ、場所を選ばない融通性を持つ樹木と呼べるでしょう。

その反面、寒さ…特に日本の冬場に弱い面があるので、可能な限り日当たりの良い場所に植え付ける必要があります。

 

台湾椿(タイワンツバキ)は基本的に、関東以北では鉢植えにし冬場には屋内に取り込む必要があると言われています。

 

ただし元々頑健な種であり地域による気温差も生じるので、冬場の台湾椿(タイワンツバキ)の状態をよく見極め、鉢植え・地植えのどちらかを選択してください。

 

台湾椿(タイワンツバキ)は条件が整うと、非常に樹勢が強くなり、枝葉を伸ばし生い茂ります。

外葉はいいのですが、内側の葉の通気性が滞り弱ってしまうので、なるべく風通しの良い場所を選びましょう。

 

台湾椿(タイワンツバキ)の原産地は台湾・中国南部・ベトナム・インドネシアなどの温暖地です。

 

野生種はかなりの樹高を持ち、概ね9m強にも達します。

地植えなどの栽培下でも温暖な季節にはメキメキと育ち、ニホンツバキより二回り・三回りも巨大化するので、この点に注意してください。

 

最も気をつけたいのは、台湾椿(タイワンツバキ)の葉につく害虫…つまり表題の『チャドクガ(幼虫)』です。

 

葉が多い分、ニホンツバキとは比較にならないほど発生してしまうケースがあります。

特定の葉裏にビッシリと幼虫がつき、少しでも触れると被れ・痛みが生じてしまいます。

見つけ次第、厚めのビニール袋などで覆い窒息死させるか、葉や枝ごと切り落とし速やかに処分してください。

チャドクガは成人男性でもかなりの被れや痛みを生じる有毒種です。

特にお子様がいる家庭などは、熱発・水疱…最悪アナフィラキシーショックも起こり得るので、迅速な除去・徹底的な駆除が原則となります。

 

ここからさらに詳しくお伝えします。

最初は、台湾椿(タイワンツバキ)が好む環境についてお伝えします!

 

台湾椿(タイワンツバキ)の育て方!環境はどうする?半日陰の場所で育てるといいの?

 

台湾椿(タイワンツバキ)は日の光を強く好みますが、半日陰でも十分成長する逞しさを持ちます。

 

日照量の豊富な南側を始め、間接的に日差しがさすような“半日陰”、どちらでも成長する逞しさを持ちます。

もちろん完全な日陰・北側への植え付けは避けてください。

 

台湾椿(タイワンツバキ)はアジア南東部が原産地なので、日本の冬場に弱い面があります。

基本として「関東以北は鉢植え」と推奨されるのですが、お住まいの地域に強く依存しますので、余程の寒冷地でない限り台湾椿(タイワンツバキ)の様子を見ながら地植えすると良いでしょう。

 

次は、台湾椿(タイワンツバキ)に適した用土についてお伝えします!

 

台湾椿(タイワンツバキ)を育てる際の適した用土は何?

 

台湾椿(タイワンツバキ)は地植えと鉢植えでやや求める用土が異なります。

 

まず地植え・庭植えの際は根株がすっぽりと納まる大きめの穴を掘りつけ、適宜腐葉土と堆肥をすき込みましょう。

水捌けの良い土地でしたら、そのままの庭土に元肥を付け加えるだけで構いません。

 

鉢植え時はあまり大き過ぎる鉢は、花のつきや株が弱る原因となるので、根株より一回りほど大きな鉢に留めましょう。

用土は「赤玉土(中粒)」「完熟腐葉土」「鹿沼土」をそれぞれ均一に混ぜて作成してください。

 

次は、台湾椿(タイワンツバキ)に必要な肥料についてお伝えします!

 

台湾椿(タイワンツバキ)の育て方!肥料はどうする?

 

台湾椿(タイワンツバキ)の育成には「緩効性肥料」が最も適しています。

地植え・鉢植え共に腐葉土がある程度の有機肥料の役割を担いますが、なるべく初期の元肥を施してあげましょう。

 

台湾椿(タイワンツバキ)は地植えの際は、用土作成時・植え付け時に「堆肥」もしくは「緩効性化成肥料」を施します。

その後成長期直前の2〜3月に寒肥として『油粕』『骨粉』を根株近くの表土に撒きつけてあげます。

 

鉢植え時は元肥は地植えと同様の手順で構いません。

その後は9〜10月の秋頃と、開花時期が終わり落花した直後に、緩効性化成肥料を鉢土表面に施してください。

 

では次は、台湾椿(タイワンツバキ)の水やりポイントについてお伝えします!

 

台湾椿(タイワンツバキ)を育てる際の水の量はどうする?

 

台湾椿(タイワンツバキ)の水やりは極めて常識的な範囲で構いません。

 

地植えの際は雨水などに任せきりでも良いのですが、1週間ほど降雨がない場合などは水やりを行います。

その際、日中に与えるのはなるべく避けて、早朝か夕方ごろのやや涼しい時間帯を選ぶようにします。

水分量も「普通の分量」といったところで、乾燥を好む面があるので、与え過ぎに注意すれば問題ありません。

 

鉢植えの際は鉢表面の用土が乾燥しきったら、たっぷりの水やりを行いましょう。

 

以上で基本的な台湾椿(タイワンツバキ)の育て方については終わりです。

次は台湾椿(タイワンツバキ)の写真をお見せします!

 

台湾椿(タイワンツバキ)の画像(写真)!花の色や葉っぱや実の特徴は?

 

写真が開花期の台湾椿(タイワンツバキ)となります。

 

台湾椿(タイワンツバキ)の花は、その全てが独立した「単性」の花となります。

 

葉の間(葉腋)に花茎6〜10cmほどの、5〜6枚の白い花弁を持つ花を無数に咲かせます。

雄しべは黄色くなり、花弁の白色とのコントラストが非常に綺麗です。

 

台湾椿(タイワンツバキ)の葉は互生する単葉を持ち、長めの楕円形の形状を持ちます。

 

肉質がかなり厚く、ツヤツヤと光る光沢が特徴的です。

その葉の上部の約半分ほどは、ギザギザの形状を持つ『鋸葉』となります。

 

落花後の台湾椿(タイワンツバキ)の実は「蒴果(さっか)」と呼ばれる特殊な特徴を持つことで有名です。

 

種子を収納する「心房」が2枚以上の皮で頑丈に覆われており、その心房を数個持ち合わせています。

充分熟した実は縦に割れ、風や割れた勢いで周囲に種を撒き散らす「受動型」という、繁殖方法を取るのです。

 

次に、台湾椿(タイワンツバキ)の開花時期や季節はいつ頃なのかについてお伝えします。

 

台湾椿(タイワンツバキ)の開花時期や季節はいつ頃なの?原産地はどこ?

 

画像は充分育ちきった成木となります。

 

台湾椿(タイワンツバキ)の開花時期は10月の秋口から、翌年2月の冬季となります。

台湾椿(タイワンツバキ)は東アジアから東南アジアにかけて広く生息し、主な原産国は「台湾」「中国南部〜南東部」「ベトナム」と多岐に渡ります。

 

次は、台湾椿(タイワンツバキ)の値段や販売価格はいくらぐらいなのかについてお伝えします。

 

台湾椿(タイワンツバキ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?

 

鉢植え状態で育成されている台湾椿(タイワンツバキ)の写真です。

 

台湾椿(タイワンツバキ)の販売形態は主に“成木”とその“苗木”での購入が主流です。

 

台湾椿(タイワンツバキ)の大きさに比例し値段も高くなり、2mを超える成木は20,000円以上の高値がつきます。

ただ成木と言ってもそのほとんどが1m付近の若木が多く、値段は5,000円から一万数千円ほどとなります。

 

苗木の状態が一番手に入れやすく安価になりますが、他のツバキと比較し高額になり、概ね3,000円〜5,000円の間で販売されています。

 

次は、台湾椿(タイワンツバキ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方についてお伝えします。

 

台湾椿(タイワンツバキ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?

 

台湾椿(タイワンツバキ)の植え付け・植え替え適季は初春の3〜4月頃と秋口の10月ごろとなります。

 

台湾椿(タイワンツバキ)の苗の庭植えは、前述の腐葉土・堆肥を混ぜ合わせ撥水性を増した用土に、根株が納まる穴を掘り植え付けましょう。

 

その後は2〜3日ほど経過した後、たっぷり初期の水やりを行います。

一度根付いてしまえば、ほとんど水やりは必要とはしません。

 

鉢植えですが、こちらも特別な方法は必要ありません。

 

混合用土を十分充填させ、根株より一回りくらい大きな鉢に植え付けて下さい。

余りに大きすぎる鉢は、逆に台湾椿(タイワンツバキ)の成長を阻害してしまいます。

その後はたっぷりの水やりを行い、日差しの良い場所に置きつけましょう。

 

それでは、台湾椿(タイワンツバキ)の剪定(切り戻し)の時期とやり方についてお伝えします!

 

台湾椿(タイワンツバキ)の剪定(切り戻し)の時期とやり方は?

 

台湾椿(タイワンツバキ)の剪定(切り戻し)は、基本的に開花後の3〜4月にかけて行います。

 

剪定方法として、なるべく細い枝を残す様にし、自然下の形に近づけるようにしてください。

頂点付近を切り戻すと、樹高が高くなりがちな台湾椿(タイワンツバキ)の高さを抑えることが可能です。

 

注意点として強剪定は台湾椿(タイワンツバキ)の株をかなり弱らせるため、その成長を抑えたい場合か、4〜5年に一度ほど行う程度にとどめましょう。

 

それでは次に、台湾椿(タイワンツバキ)の花言葉や学名や英語名はなにかをお伝えします!

 

台湾椿(タイワンツバキ)の花言葉や学名や英語名はなに?何日の誕生花なの?

 

台湾椿(タイワンツバキ)の花言葉は『理想の愛』です。

 

学名は第一発見者のイギリス人園芸家ゴードニア氏に因み「Gordonia axillaris」と名づけられています。

英名も学名に準じた「Gordonia」が主に使われますが「Fried egg tree」と呼ばれることもあります。

 

台湾椿(タイワンツバキ)は調べた限りですが、どうやら誕生花は存在しないようです。

 

最後に、台湾椿(タイワンツバキ)の種類や品種は何があるのかをお伝えします!

 

台湾椿(タイワンツバキ)の種類や品種は何があるの?コードニアなど!

 

台湾椿(タイワンツバキ)は単体での人気が高く、改良品種はかなり少数です。

 

「ゴードニア」が台湾椿(タイワンツバキ)の品種として誤認されがちですが、実は別称であり、両者は全く同じ種類の植物です。

台湾椿(タイワンツバキ)・ゴードニアの名を冠する別名と思われる種類が販売されていますが、その特徴はほぼ変わりがないのが現状となります。

 

台湾椿(タイワンツバキ)の種類として、流通している代表種は、北アメリカ原産の2種が最も著名です。

 

この2種はそれぞれ『ゴードニア・ラシアンサス』『ゴードニア・アクミナータ』と呼ばれ、台湾椿(タイワンツバキ)とは異なり夏季に開花期を迎えます。

その花は白色で台湾椿(タイワンツバキ)の花との差異はありません。

 

ただその葉はそれぞれ光沢が少なく、細身であり、その点が台湾椿(タイワンツバキ)との違いとなるでしょう。

ゴードニア・ラジアンサスの方が枝葉や花が小型であり、ゴードニア・アクミナータの方がより大型化します。

 

それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。

 

台湾椿(タイワンツバキ)のまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは10個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①台湾椿(タイワンツバキ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)

台湾椿(タイワンツバキ)は日当たりがよく、水捌けの良い肥沃な土壌を好みます。

やや耐寒性に乏しいので、可能な限り日当たりの良い南側に植え付けましょう。

また内葉が繁茂し内部の空気対流が停滞するので、風通しの良い場所も好みます。

基本的に寒さに弱いので、関東以北は鉢植えにして、屋内に取り込む必要があると言われています。

地植え・鉢植えで用いる用土が異なり、地植えの際は根株が納まる大きめの穴を掘りつけ、適宜腐葉土と堆肥をすき込みましょう。

鉢植え時は「赤玉土(中粒)」「完熟腐葉土」「鹿沼土」を均等に混ぜた混合用土を用います。

肥料は用土作成時・植え付け時に「堆肥」もしくは「緩効性化成肥料」を施します。

2〜3月には寒肥として『油粕』『骨粉』を根株近くの表土に撒きつけます。

その後は9〜10月の秋頃と開花時期が終わったら、緩効性化成肥料を土表面に施してください。

地植えの際は雨水などに任せきりでも良いのですが、1週間ほど降雨がない場合などは水やりを行います。

鉢植えの際は鉢表面の用土が乾燥しきったら、たっぷりの水やりを行いましょう。

 

②台湾椿(タイワンツバキ)の画像(写真)!花の色や葉っぱや実の特徴は?

葉の間(葉腋)に花茎6〜10cm、5〜6枚の白い花弁を持つ花を無数に咲きつけます。

互生する単葉をであり長めの楕円形の葉を持ち、肉質がかなり厚くツヤツヤと光る光沢が特徴的です。

葉の上部約半分はギザギザの形状を持つ『鋸葉』となります。

 

③台湾椿(タイワンツバキ)の開花時期や季節はいつ頃なの?原産地はどこ?

開花時期は10月の秋口から、翌年2月の冬季となります。

東アジアから東南アジアにかけて広く生息し、主な原産国は「台湾」「中国南部〜南東部」「ベトナム」です。

 

④台湾椿(タイワンツバキ)の値段や販売価格はいくらぐらいなの?

2mを超える成木は20,000円以上の高値がつきます。

1m付近の若木での販売が多く、値段は5,000円から一万数千円ほどとなります。

苗木の状態が一番安価になりますが、やや高額で概ね3,000円〜5,000円の間で販売されています。

 

⑤台湾椿(タイワンツバキ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?

植え付け・植え替え適季は初春の3〜4月頃と秋口の10月ごろです。

庭植えは、前述の腐葉土・堆肥を混ぜ合わせ撥水性を増した用土に、根株が納まる穴を掘り植え付けましょう。

その後は2〜3日ほど経過した後、たっぷり初期の水やりを行います。

一度根付いてしまえば、ほとんど水やりは必要とはしません。

鉢植えの場合、混合用土を十分充填させ、根株より一回り大きな鉢に植え付けます。

余りに大きすぎる鉢は、逆に成長を阻害するので気を付けてください。

 

⑥台湾椿(タイワンツバキ)の剪定(切り戻し)の時期とやり方は?

剪定(切り戻し)は開花後の3〜4月の初春が適期です。

なるべく細い枝を残す様にし、自然下の形に近づけるよう剪定(切り戻し)しましょう。

頂点付近を切り戻すことで、樹高が高くなりがちな台湾椿(タイワンツバキ)の高さを抑えることができます。

強剪定は株をかなり弱らせるため、その成長を抑えたい場合か、4〜5年に一度ほど行う程度にとどめましょう。

 

⑦台湾椿(タイワンツバキ)の花言葉や学名や英語名はなに?何日の誕生花なの?

花言葉は『理想の愛』です。

学名は「Gordonia axillaris」、英名も学名に準じた「Gordonia」が主に使われますが「Fried egg tree」と呼ばれることもあります。

調べた限りですが誕生花は存在しないようです。

 

⑧台湾椿(タイワンツバキ)の種類や品種は何があるの?コードニアなど!

ゴードニアは台湾椿(タイワンツバキ)の別称です。

その名を持つ種類は多数販売されていますが、特徴にほぼ変わりはありません。

流通している代表種は、北アメリカ原産の2種となり『ゴードニア・ラシアンサス』『ゴードニア・アクミナータ』と呼ばれています。

台湾椿(タイワンツバキ)とは異なり夏季に開花期を迎えます。

その花は白色で台湾椿(タイワンツバキ)の花との差異はありません。

ただ葉は光沢が少なく細身であり、その点が台湾椿(タイワンツバキ)との違いとなるでしょう。

ゴードニア・ラジアンサスの方が枝葉や花が小型であり、ゴードニア・アクミナータの方がより大型化します。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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