みなさんこんにちは。
今回は、ヒメジョオンについてまとめていきたいと思います。
ヒメジョオンは、北アメリカ原産で、キク科・ムカシヨモギ属の植物です。
学名はErigeron annuusで、漢字で書くと「姫女苑」になります。
1865年に日本に観賞用として持ち込まれ、今では日本全国に分布しています。
ヒメジョオンは、一・二年草ですが、非常に強い繫殖能力を持っています。
今回は、ヒメジョオンについてのポイント、
以上8つの点についてお伝えします。
まずはヒメジョオンの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ヒメジョオンの育て方は?
ヒメジョオンは、非常に繁殖力が強い、丈夫な植物です。
公園や道端でも自生しているくらいなので、育てるのも非常に簡単です。
ヒメジョオンは、1個体から47,000以上の種が取れ、その種の寿命は35年とかなり長いです。
ヒメジョオンを育てる際には、他の植物に影響を与えないように管理してあげましょう。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ヒメジョオンが好む環境についてお伝えします!
ヒメジョオンの育て方!環境はどうする?
ヒメジョオンは、どこでも自生する、「雑草」や「野草」と言われる植物です。
そのため、日陰でも日向でも、どこでも育ちます。
ヒメジョオンは、その育つ環境より、他の植物にとっての影響を考えなければならない植物です。
ヒメジョオンは、要注意外来生物に指定されています。
また、日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されているので、鉢植えにして育てた方が良いでしょう。
次は、ヒメジョオンに適した用土についてお伝えします!
ヒメジョオンを育てる際の適した用土は何?
ヒメジョオンは、日本中に自生しているので、どのような土地でも育ちます。
土を購入してくる場合は、植物用の培養土で十分です。
鉢植えにする場合は、水はけのよい土にしてあげると、より元気に育ちます。
次は、ヒメジョオンに必要な肥料についてお伝えします!
ヒメジョオンの育て方!肥料はどうする?
ヒメジョオンには、肥料を与える必要はないでしょう。
どんな土壌でも十分に育つので、手間のかからない植物です。
では次は、ヒメジョオンの水やりポイントについてお伝えします!
ヒメジョオンを育てる際の水の量はどうする?
ヒメジョオンを地植えする場合は、降雨で十分育ちます。
鉢植えで育てる場合は、土が乾いたらたっぷり水を与えてください。
以上で基本的なヒメジョオンの育て方については終わりです。
次はヒメジョオンの写真をお見せします!
ヒメジョオンの画像(写真)!ヒメジョオンの葉は特徴的なの?
ヒメジョオンは小さな花で、とてもきれいですね!
ヒメジョオンの葉は、茎につく葉は幅の狭い卵型で、互い違いに生えます。
また、葉先が尖り、裏には毛が生え、縁に粗いギザギザ(鋸歯)があるのが特徴的です。
次に、ヒメジョオンの生息地をお伝えします!
ヒメジョオンの生息地はどこ?
ヒメジョオンは、北アメリカ原産で、ヨーロッパやアジア諸国、日本全国でも生息しています。
低温地でも高温地でも自生する、丈夫な植物です。
また、ヒメジョオンは土壌環境に対する適応性が非常に高いです。
そのため、牧草地や畑、草原、山の中まで生息する場所を選ばないのが特徴です。
ヒメジョオンが、要注意外来生物な上に、日本の侵略的外来種ワースト100に選定されているのは当然なことでしょう。
次は、ヒメジョオンの開花時期をお伝えします!
ヒメジョオンの開花時期や季節はいつ頃なの?
ヒメジョオンの開花時期は土地により差はありますが、6月から10月くらいです。
花径が2cmほどで小さく、可愛らしいです。
また、花数が多いのもヒメジョオンの特徴で、群生しているととても美しい光景が見られます。
それでは次に、ヒメジョオンとハルジオンの違いをお伝えします!
ヒメジョオンとハルジオンの違い(見分け方)はなに?
ヒメジョオン(姫紫苑)とハルジオン(春紫苑)はとてもよく似ています。
ヒメジョオンは初夏から開花するのに対し、ハルジオンは春から開花します。
6月は同時に群生する時期なので、その時期に是非とも美しい光景を見てみたいですね。
ヒメジョオンとハルジオンの簡単な見分け方は、いくつかあります。
(ヒメジョオン)
ヒメジョオンの方がハルジオンより花びらが太く、主に白色で草丈も長いです。
ハルジオンの花は、白・ピンク・薄紫と固体によって様々です。
また、ヒメジョオンの方が蕾が上向きにつき、ハルジオンの蕾は下向きにつきます。
そして、ヒメジョオンは葉を茎にまっすぐにつけ、葉の裏に毛があります。
それに対してハルジオンは、茎が茎に絡まるようにつけ、無毛です。
ヒメジョオンの茎を切ると、白い髄が入っていますが、ハルジオンの茎には何も入っていないのも違いの1つです。
ヒメジョオンもハルジオンも、同じキク科・ムカシヨモギ属の植物ですので似ていますが、違いは明らかですね。
次は、ヒメジョオンに似た花をお伝えします!
ヒメジョオンに似た花は何がある?
ヒメジョオンは、ハルジオンとも似ていますが、他にも似ている花が2つあります。
ヘラバヒメジョオンとヤナギバヒメジョオンの2つもヒメジョオンによく似ています。
2つともヒメジョオンと同じ、キク科ムカシヨモギ属です。
ヘラバヒメジョオンは、葉は細く鋸歯が目立たずヘラ状です。
それに対しヒメジョオンは、やや卵型で鋸歯がはっきりしています。
ヤナギバヒメジョオンは、ヒメジョオンとヘラバヒメジョオンの自然雑種と言われています。
ヤナギバヒメジョオンは、葉は柳のような細いへら状で、わずかな鋸歯があります。
同じ科の同じ属で、繫殖能力も強いので、同じ場所に群生していることも多いようです。
見分けるのは大変ですが、それも楽しみの1つですね。
次は、ヒメジョオンの花言葉をお伝えします!
ヒメジョオンの花言葉はなに?名前の由来は?別名はあるの?
ヒメジョオンの花言葉は、「素朴で清楚」です。
ヒメジョオンの花は、ほとんどの個体が白色である見た目から、その花言葉が付けられたと言われています。
ヒメジョオン(姫女菀)の名前の由来は、「姫」は小さい、「女菀」は中国産の野草を意味します。
そのため、「小さい野草」という意味で名づけられたのでしょう。
また、本来は同属の春紫苑(ハルジオン)と同様に「紫苑(シオン)」が付いてもおかしくはありません。
付かなかった理由として諸説ありますが、別種の姫紫苑(ヒメシオン)と区別するために姫女菀(ヒメジョオン)になったという説があります。
ヒメジョオンの別名は、明治時代での呼び名であるヤナギバヒメギク(柳葉姫菊)です。
また、アメリカグサ、センソウグサ、サイゴウグサ、鉄道草(テツドウグサ)などの別名もあります。
最後に、ヒメジョオンの花粉でアレルギーになるのかをお伝えします!
ヒメジョオンの花粉でアレルギーになることがあるの?
ヒメジョオンは、キク科ムカシヨモギ属の植物です。
キク科には、ブタクサやヨモギといった、強いアレルギー反応を起こす植物が属しています。
また、ヒメジョオンと同じキク科ムカシヨモギ属のハルジオンには、中程度の花粉症症状が出ることが報告されています。
ヒメジョオンは、大量に花粉を飛散することは少ないですが、アレルギー反応を起こす場合もあるでしょう。
キク科の植物にアレルギーのある方は、ヒメジョオンを避けることをおすすめします。。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
ヒメジョオンのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8つありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ヒメジョオンの育て方(環境、土、肥料、水やり)
ヒメジョオンを育てる場合は、環境や土に気を使う必要はないでしょう。
また、ヒメジョオンを地植えする場合は、肥料は不要で降雨のみで育ちます。
②ヒメジョオンの画像(写真)!ヒメジョオンの葉は特徴的なの?
ヒメジョオンの葉は、茎につく葉は幅の狭い卵型で、互い違いに生えます。
また、葉先が尖り、裏には毛が生え、縁に粗いギザギザ(鋸歯)があり、特徴的です。
③ヒメジョオンの生息地はどこ?
ヒメジョオンは、北アメリカ原産で、ヨーロッパやアジア各国で見られます。
④ヒメジョオンの開花時期や季節はいつ頃なの?
ヒメジョオンの開花時期は、6月から10月です。
⑤ヒメジョオンとハルジオンの違い(見分け方)はなに?
ヒメジョオンは初夏から開花するのに対し、ハルジオンは春から開花します。
また、 ヒメジョオンは蕾が上向きで、茎の中は詰まっており、葉裏に毛が生えています。
ハルジョオンは、蕾が下向きで、茎中は中空で、葉裏に毛が無いのが特徴です。
⑥ヒメジョオンに似た花は何がある?
ヒメジョオンは、ハルジョオンに加え、ヘラバヒメジョオンとヤナギバヒメジョオンがよく似ています。
⑦ヒメジョオンの花言葉はなに?名前の由来は?別名はあるの?
ヒメジョオンの花言葉は、「素朴で清楚」です。
ヒメジョオン(姫路音)の名前の由来は諸説ありますが、「姫」は小さい、「女菀」は中国産の野草を意味します。
そのため、「小さい野草」という意味で名づけられたのでしょう。
ヒメジョオンの別名は、ヤナギバヒメギク(柳葉姫菊)、アメリカグサ、センソウグサ、サイゴウグサ、鉄道草(テツドウグサ)などがあります。
⑧ヒメジョオンの花粉でアレルギーになることがあるの?
ヒメジョオンは、キク科ムカシヨモギ属です。
キク科の植物にアレルギーがある方はアレルギー反応を起こす場合もあるでしょう。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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