みなさんこんにちは。
今回は、柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)についてまとめていきたいと思います。
柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)はキツネノマゴ科ルイラソウ属の、半耐寒性常緑小低木の多年草です。
葉の縁がギザギザしていて、ヤナギの葉ににていることが名前の由来ですね。
原産国はメキシコで、熱帯アメリカ、アフリカなどにも分布する植物です。
今回は、柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)についてのポイント、
以上12個の点についてお伝えします。
まずは柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)の育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)の育て方は?
柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)は、暖かい地域が原産なので、日光のよく当たる場所を好みます。
原産国でも、日本でも水辺の近くに自生するようなので、水を好む特徴もあるようです。
しかし、とても強健なためコンクリートのすきまや、ちょっとした空き地でも丈夫に育ちます。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)が好む環境についてお伝えします!
柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)の育て方!環境はどうする?
柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)は、日当たりがよい場所を好みます。
日陰で育てると、茎が伸びる徒長(とちょう)を起こしますので、なるべくよく日の当たる場所で管理しましょう。
次は、柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)に適した用土についてお伝えします!
柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)を育てる際の適した用土は何?
柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)は特に土を選ばなくても育つ植物ですが、市販の草花用や山野草の用土を使うのがおすすめです。
地植えする場合は、植え付ける土地の土に腐葉土やバーク堆肥を3割ほど混ぜ込んでおくとよいでしょう。
次は、柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)に必要な肥料についてお伝えします!
柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)の育て方!肥料はどうする?
柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)は基本的には肥料は必要ありません。
鉢植の場合、花付きをよくしたいときは春と秋の生育時に、緩効性化成肥料を少量置き肥するていどで大丈夫です。
では次は、柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)の水やりポイントについてお伝えします!
柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)を育てる際の水の量はどうする?
柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)を地植えで栽培する場合は、水やりは降雨でしのげます。
日照りが続いて柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)がぐったりするようであれば、水やりしてください。
鉢植の場合は、用土が乾いたら鉢底から水があふれ出るくらいたっぷりと、水を与えましょう。
以上で基本的な柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)の育て方については終わりです。
次は柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)の写真(画像)をお見せします!
ヤナギバルイラソウの画像(写真)!果実や花の特徴は?外来種なの?
(インスタグラムjomesinyokohama様より引用)
ヤナギバルイラソウは花が終わると、長さ2.5cmくらい幅が0.3cm~0.4cmくらいの実ができます。
少し平べったい形をしていて、真ん中に縦に線があります。
これは、中に柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)の種のはいった鞘です。
種は蒴果(さくか)といって、熟すと少しの衝撃でパチンとはじけて周囲にばらまかれる仕組みになっている、自動散布植物です。
柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)は、一つの鞘のなかに0.2cmほどの平たく丸い種が20~30個入っています。
ヤナギバルイラソウの花は1日花で、朝早くに咲きだしお昼過ぎにはめしべを残して落ちてしまいます。
ヤナギバルイラソウの花弁は5枚で、和紙のようなシワがあるのが特徴です。
ヤナギバルイラソウは、自然に日本に持ち込まれた外来種です。
次に、柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)の開花時期や季節はいつ頃なのかについてお伝えします。
ヤナギバルイラソウの開花時期や季節はいつ頃なの?沖縄に自生しているの?
ヤナギバルイラソウの開花時期は、4月~10月ととても長く、1日花なのにもかかわらず毎日花を咲かせ続けます。
ヤナギバルイラソウは1970年代に自然に沖縄経由で、日本に持ちこまれたようです。
現在では、四国、九州、沖縄など暖かい地域で野生化し、雑草のように繁殖しています。
次に、ヤナギバルイラソウの値段や販売価格はいくらぐらいなのかについてお伝えします。
ヤナギバルイラソウの値段や販売価格はいくらぐらいなの?
ヤナギバルイラソウの種は400円前後、苗は大きさにもよりますが、2000円前後で購入できるようです。
しかし、植物専門サイトでもあまり扱いが多くないのは、園芸種というよりは雑草のようにあちこちに生えているからかもしれません。
次に、柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)の苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方についてお伝えします。
ヤナギバルイラソウの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
ヤナギバルイラソウの植え付けは、4月~5月の花が咲き始める頃にしましょう。
とはいえ、とても強健な植物なので、あまり神経質にならなくても大丈夫です。
鉢植はとても根張りをするため、毎年一回り大きな鉢に鉢底ネットと底石をいれて、株を置きすきまに用土を入れて植え替えをします。
地植えの場合は、あまりにも株が混みあって来たら掘り起こして、株分けをするのもよいですね。
次は、柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)の剪定(切り戻し)の時期とやり方についてお伝えします。
ヤナギバルイラソウの剪定(切り戻し)の時期とやり方は?
ヤナギバルイラソウは100cmほどまで成長する植物です。
株が多くなり過ぎたり、形が乱れてきたりしたら思い切って剪定(切り戻し)してください。
「大丈夫?」と思うくらい剪定(切り戻し)しても、脇からすぐに新しい芽が出てくるので大丈夫です。
時期は、開花している成長期であればいつでもよいでしょう。
次は、柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)の増やし方についてお伝えします。
ヤナギバルイラソウの増やし方!挿し木や種まき時期と種まきのポイントは?
ヤナギバルイラソウは挿し木で増やすよりも、株分けで増やす方が簡単です。
地植えでも鉢植えでも、株が混みあって来たら掘り返して、株分けをして別の場所へ植えるか新しい植木鉢に植え替えましょう。
種は、好光性のため撒いたら土をかぶせずに、霧吹きなどで優しく水やりしてください。
鉢底からの吸い上げで発芽するまで水やりしても、よいでしょう。
それでは、柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)の冬越しのやり方についてお伝えします!
ヤナギバルイラソウの冬越しのやり方は?耐寒性はあるの?
ヤナギバルイラソウは関東以西であれば、屋外での越冬は可能です。
寒冷地での栽培の場合は、植木鉢やプランターに移して、室内で管理しましょう。
それでは次に、柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)に似た花は何があるのかをお伝えします!
ヤナギバルイラソウに似た花は何がある?ムラサキルエリアとの違いはなに?
ヤナギバルイラソウに似た花は、「ムラサキルエリア」という植物があります。
科も属も同じで、花だけでは見分けがつきませんが、ヤナギバルイラソウの葉がヤナギのように長細いのにたいして、ムラサキルエリアの葉は楕円形なので、見分けがつきます。
繁殖力も、ヤナギバルイラソウほど強くないそうです。
それでは次に、柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)の駆除のやり方をお伝えします!
ヤナギバルイラソウの駆除のやり方は?おすすめの除草剤はどれ?
花がきれいなヤナギバルイラソウですが、実は環境省の生態系被害防止外来種リストに載っています。
生命力、繁殖力ともに非常に強く、軽い除草剤では駆除が難しいのが問題です。
地上部を刈り込んで、根だけの状態にして「ラウンドアップ」という強力な除草剤で駆除したという情報があります。
ヤナギバルイラソウは根が抜きにくく、根が生きていれば越冬もできるくらい強い植物のうえに、種は蒴果であちこちにばらまかれるため、一度植えると駆除が難しい植物でもあるのです。
栽培する場合は種ができる前に花をめしべごと切り取って種を作らせない、庭に直接植える場合は広がっていかないようにする、ご近所に種を飛ばさないようにするなど、工夫が必要ですね。
それでは次に、柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)の花言葉や和名や別名や学名はなにかをお伝えします!
ヤナギバルイラソウの花言葉や和名や別名や学名はなに?
ヤナギバルイラソウの花言葉は「正直」「魅惑」「愛らしさ」「勇気と力」です。
和名は「柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)」で別名を「ムラサキイロハナビ」「ヤナギバスズムシソウ」といいます。
「コモン・ルエリア」や「ルエリア・スクアローサ」というのもあります。
学名は「Ruellia brittoniana」ですね。
最後に、柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)の種類や品種は何があるのかをお伝えします!
ヤナギバルイラソウの種類や品種は何があるの?白色やピンク色の種類はなに?
ヤナギバルイラソウも属しているルイラソウ属は、250種類以上の品種があります。
ヤナギバルイラソウには、白い花がさいたりピンク色の花が咲いたりしますが、品種は同じです。
通常のヤナギバルイラソウ草丈が100cmほどまで成長するのに対して、園芸種で矮小性に仕上げられたサザンスターという品種は、30cmくらいの草丈です。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
柳葉ルイラ草(ヤナギバルイラソウ)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは12個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ヤナギバルイラソウの育て方(環境、土、肥料、水やり)
日当たりのよい場所で育てましょう。
用土は山野草や草花用で大丈夫です。
ヤナギバルイラソウは基本的には肥料入りませんが、花付きをよくするために緩効性化成肥料を春と秋に少量あたえるとよいでしょう。
鉢植の水やりは表面が乾いたらたっぷりと、地植えは降雨でしのげます。
②ヤナギバルイラソウの画像(写真)!果実や花の特徴は?外来種なの?
ヤナギバルイラソウの実は2.5cmくらいの平たい長細いもので、蒴果です。
花は紫色が多く、和紙のようなシワがあるのが特徴です。
ヤナギバルイラソウは外来種です。
③ヤナギバルイラソウの開花時期や季節はいつ頃なの?沖縄に自生しているの?
ヤナギバルイラソウの開花時期は4月~10月です。
九州、四国、沖縄などで自生し、野生化しています。
④ヤナギバルイラソウの値段や販売価格はいくらぐらいなの?
種は400円前後、苗は大きさにもよりますが2000円くらいですが、取り扱っているところは少ないでしょう。
⑤ヤナギバルイラソウの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
ヤナギバルイラソウの植え付けや植え替えは4月~5月が適期ですが、非常に丈夫な植物なので成長期である春~秋にかけてであれば、大丈夫です。
⑥ヤナギバルイラソウの剪定(切り戻し)の時期とやり方は?
ヤナギバルイラソウの株が大きくなりすぎたり、乱れたりしたら思い切って剪定(切り戻し)しましょう。
時期は成長期であれば、神経質になることはありません。
⑦ヤナギバルイラソウの増やし方!挿し木や種まき時期と種まきのポイントは?
ヤナギバルイラソウの増やし方は、挿し木よりも株分けが簡単なのでおすすめです。
種まきは春がおすすめで、種が好光性のため、土はかぶせず芽が出てくるまで水分を絶やさないようにしましょう。
⑧ヤナギバルイラソウの冬越しのやり方は?耐寒性はあるの?
ヤナギバルイラソウは冬になると地上部は枯れてしまいますが、根が生きていて春になると芽吹くので、関東以西であれば屋外でも越冬できます。
ある程度の耐寒性はありますが、寒冷地で心配の場合は、鉢やプランターに植え替えて霜や雪の当たらない場所で管理してください。
⑨ヤナギバルイラソウに似た花は何がある?ムラサキルエリアとの違いはなに?
ヤナギバルイラソウ似ているのはムラサキルエリアですが、花だけでは見分けがつきません。
葉がヤナギのように細いのがヤナギバルイラソウで、楕円形なのでムラサキルエリアです。
⑩ヤナギバルイラソウの駆除のやり方は?おすすめの除草剤はどれ?
ヤナギバルイラソウは、環境省の生態系被害防止外来種のリストに載っています。
根が残ると生き返るので、強め除草剤の「ラウンドアップ」などがおすすめです。
⑪ヤナギバルイラソウの花言葉や和名や別名や学名はなに?
ヤナギバルイラソウの花言葉は「正直」「魅惑」「愛らしさ」「勇気と力」です。
和名は「ヤナギバルイラソウ」で、別名は「ムラサキイロハナビ」や「ヤナギバスズムシソウ」、「コモン・ルエリア」や「ルエリア・スクアローサ」などがあります。
学名は「Ruellia brittoniana」です。
⑫ヤナギバルイラソウの種類や品種は何があるの?白色やピンク色の種類はなに?
ヤナギバルイラソウには白やピンクの花が咲くものがありますが、品種は同じです。
矮小性に品種改良された園芸種に、サザンスターという品種があります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
(アイキャッチ画像は、インスタグラム_t0_ma_様より引用)
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