みなさんこんにちは。
今回は、タチツボスミレについてまとめていきたいと思います。
タチツボスミレは「スミレ科」「スミレ属」の多年草で、標準和名をもつ別種の「スミレ」もありますが、日本でスミレといえばタチツボスミレを表すことが多いくらい身近に見られる花です。
北海道から沖縄まで、タチツボスミレは日本全土の日当たりのよい場所であればどこでも見ることができます。
タチツボスミレは丸い葉を持ち、立ち上がる茎が特徴的なスミレの仲間です。
学名は「Viola grypoceras」といいます。
今回は、タチツボスミレについてのポイント、
以上9つの点についてお伝えします。
まずはタチツボスミレの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
タチツボスミレの育て方は?
タチツボスミレは日本全国で見られるくらい環境に適応しやすい植物ですので簡単に育てることができます。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、タチツボスミレが好む環境についてお伝えします!
タチツボスミレの育て方!環境はどうする?
タチツボスミレは日当たりのいい場所を好みますので、日当たりのよい場所で育てましょう。
もし日当たりがきつすぎると感じたら、落葉樹の下や夏場に他の植物の陰になるような、1年を通して十分明るさが確保できる場所で育ててあげましょう。
次は、タチツボスミレに適した用土についてお伝えします!
タチツボスミレを育てる際の適した用土は何?
タチツボスミレは特に用土を選びませんが、栄養価の高い柔らかい土だと育ちが良くなります。
次は、タチツボスミレに必要な肥料についてお伝えします!
タチツボスミレの育て方!肥料はどうする?
タチツボスミレはを地植えで育てる際には特に肥料は必要ありません。
タチツボスミレの株の周りに9月~10月頃に緩効性肥料少しまいてあげる程度で大丈夫です。
鉢植えでタチツボスミレを育てる際は、液体肥料を薄めたものをあげてください。
では次は、タチツボスミレの水やりポイントについてお伝えします!
タチツボスミレを育てる際の水の量はどうする?
タチツボスミレを地植えで育てている場合、土がよっぽど乾燥しない限り水やりは必要ありません。
鉢植えでタチツボスミレを育てている場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。
以上で基本的なタチツボスミレの育て方については終わりです。
次はタチツボスミレの写真をお見せします!
タチツボスミレの画像(写真)!果実や葉っぱはどんな特徴があるの?
タチツボスミレは萼片の先が細くなっていて、淡い紫色の小さな花を咲かせます。
葉っぱの特徴として、タチツボスミレの葉っぱは薄いハート形のかわいい形をしています。
葉の柄の部分から出る小さな葉っぱの形が、櫛の歯のようにギザギザと深く切れ込んでいるのもタチツボスミレのポイントとなります。
ハート形の葉っぱの上に小さな鈴のようなものが乗っていたら、それはタチツボスミレの実です。
是非探してみてくださいね。
次に、タチツボスミレの開花時期をお伝えします!
タチツボスミレの開花時期や季節はいつ頃なの?
タチツボスミレは3月上旬~5月下旬に花の季節をむかえます。
花の季節までタチツボスミレは茎が短いので地面に這うように咲いていますが、花が終わると茎が立ち上がり、葉も茎につくように生えてくるので違った印象を持つかもしれませんね。
次は、タチツボスミレの苗の植え付けのポイントをお伝えします!
タチツボスミレの苗の植え付けのポイントは?
タチツボスミレの植え付けは夏の終わりから秋のはじめ、もしくは生育の始まる2月~3月におこなってください。
種まきや根伏せから育てたタチツボスミレの苗は成長に合わせて一回りずつ大きな鉢に植え替えてあげましょう。
タチツボスミレの苗をポットなどで購入した場合は、すぐに地面に植えるか大きめの鉢に植えてあげて下さいね。
それでは次に、タチツボスミレの種まき時期のポイントをお伝えします!
タチツボスミレの種まき時期と種まきのポイントは?
タチツボスミレも花が咲き終わって落ちた後に実がなり、種ができます。
始めタチツボスミレの実は下を向いていますが、上を向いてきたら成熟して種がはじける合図なので、袋などを被せて種を集めてください。
タチツボスミレの種は一度寒くならないと発芽しないので、1月から2月に蒔くのがおすすめです。
タチツボスミレの種をまいた後は、風に飛ばされてしまわないように薄く土を被せてあげましょう。
次は、タチツボスミレの鉢植えや地植えで育てる際のポイントをお伝えします!
タチツボスミレの鉢植え(プランター)や地植え(花壇)で育てる際のポイントは?
タチツボスミレを地植えで育てる際は、日当たりのよい場所を選んで植えてあげて下さいね。
鉢植えでタチツボスミレを育てるときは、特に土質に神経質になる必要はありませんが、栄養価の高い柔らかい土に植えてあげるとよく育ちます。
草花用の土や野菜用の土と腐葉土を混ぜたもの(7:3くらいの割合)などがおすすめです。
次に、タチツボスミレとアオイスミレやスミレサイシンとの見分け方をお伝えします!
タチツボスミレとアオイスミレやスミレサイシンとの見分け方は?
タチツボスミレの最大の特徴は托葉が櫛の歯上に切り込んでいるところです。
他にも、タチツボスミレの柱頭は曲がらずにまっすぐに伸びているのもポイントとなります。
アオイスミレの最大の特徴は花が3月~4月のと他のスミレよりも早く咲くところです。
他にも全体的に毛が多く、托葉は全体的に緑色で縁に毛が生えるところや、柱頭がかぎ状に曲がっているところ、花柄が短く葉の上に転がっているように咲くところなども見分けるポイントにしてください。
スミレサイシンの最大の特徴は、花も葉も他のスミレに比べると大きいところや、葉の先がとがったハート形であることです。
そしてスミレサイシンは花の時期はまだ基部が開ききっていないものが多いのも見分けるポイントにしてくださいね。
それでは次に、タチツボスミレの花言葉をお伝えします!
タチツボスミレの花言葉はなに?名前の由来はなに?
タチツボスミレの花言葉は「つつましい幸福」「小さな幸せ」です。
タチツボスミレの花が可憐に咲く様子からとられたそうです。
スミレの名前の由来は、大工さんの使っていた墨入れ(墨を入れていた壺)に花の形が似ているところから「スミイレ」と呼ばれていたのが「スミレ」に変わったといわれています。
タチツボスミレは漢字で書くと「立坪菫」や「立壺菫」と表すように、スミレの中でも花が終わった後茎が立ち上がるところから名付けられたようです。
最後に、タチツボスミレの種類や品種をお伝えします!
タチツボスミレの種類や品種は何があるの?
タチツボスミレには多くの変異種や近縁種があります。
例を挙げると、「コタチツボスミレ」「シチトウスミレ」「ツルタチツボスミレ」「ケタチツボスミレ」「ニオイタチツボスミレ」「ナガバタチツボスミレ」「ナガハシスミレ(別名テングスミレ)」「アイヌタチツボスミレ」「オオタチツボスミレ」「イソスミレ」「テリハタチツボスミレ」など他にもたくさんあり、複数混在していることも多いので区別するのは難しいそうです。
また、タチツボスミレは「太郎坊(たろぼう)」や「相撲取り花(すもとりばな)」とも呼ばれています。
タチツボスミレの茎を絡ませて、松葉相撲のように引っ張り合いをして遊んだことはありませんか?
あの遊びからこのような名前(あだ名?)が付けられたそうです。
タチツボスミレは花が咲いているときは全部の葉が地下茎から出ているように見えますが、花が咲き終わると茎が伸びて立ち上がり茎が太く、葉も大きくなります。
花が終わった後のタチツボスミレの茎が引っ張り合いして遊ぶのに手ごろでいい感じなんですね。
タチツボスミレは1994年に発売された430円切手にも描かれていた花なんですよ。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
タチツボスミレのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは9つありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①タチツボスミレの育て方(環境、土、肥料、水やり)
タチツボスミレは日当たりのいい場所を好みますので、日当たりのよい場所で育てましょう。
もし日当たりがきつすぎると感じたら、落葉樹の下や夏場に他の植物の陰になるような、1年を通して十分明るさが確保できる場所で育ててあげましょう。
用土については、タチツボスミレは特に用土を選びませんが、栄養価の高い柔らかい土だと育ちが良くなります。
肥料は、タチツボスミレを地植えで育てる際には特に肥料は必要ありません。
鉢植えでタチツボスミレを育てる際は、液体肥料を薄めたものをあげてください。
タチツボスミレを地植えで育てている場合、土がよっぽど乾燥しない限り水やりは必要ありません。
鉢植えでタチツボスミレを育てている場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。
②タチツボスミレの画像(写真)!果実や葉っぱはどんな特徴があるの?
タチツボスミレは萼片の先が細くなっていて、淡い紫色の小さな花を咲かせます。
③タチツボスミレの開花時期や季節はいつ頃なの?
タチツボスミレは3月上旬~5月下旬に花の季節をむかえます。
④タチツボスミレの苗の植え付けのポイントは?
タチツボスミレの植え付けは夏の終わりから秋のはじめ、もしくは生育の始まる2月~3月におこなってください。
種まきや根伏せから育てたタチツボスミレの苗は成長に合わせて一回りずつ大きな鉢に植え替えてあげましょう。
タチツボスミレの苗をポットなどで購入した場合は、すぐに地面に植えるか大きめの鉢に植えてあげて下さいね。
⑤タチツボスミレの種まき時期と種まきのポイントは?
タチツボスミレも花が咲き終わって落ちた後に実がなり、種ができます。
始めタチツボスミレの実は下を向いていますが、上を向いてきたら成熟して種がはじける合図なので、袋などを被せて種を集めてください。
タチツボスミレの種は一度寒くならないと発芽しないので、1月から2月に蒔くのがおすすめです。
タチツボスミレの種をまいた後は、風に飛ばされてしまわないように薄く土を被せてあげましょう。
⑥タチツボスミレの鉢植え(プランター)や地植え(花壇)で育てる際のポイントは?
タチツボスミレを地植えで育てる際は、日当たりのよい場所を選んで植えてあげて下さいね。
鉢植えでタチツボスミレを育てるときは、特に土質に神経質になる必要はありませんが、栄養価の高い柔らかい土に植えてあげるとよく育ちます。
草花用の土や野菜用の土と腐葉土を混ぜたもの(7:3くらいの割合)などがおすすめです。
⑦タチツボスミレとアオイスミレやスミレサイシンとの見分け方は?
タチツボスミレの最大の特徴は托葉が櫛の歯状に切り込んでいるところです。
他にも、タチツボスミレの柱頭はまっすぐに伸びているのもポイントとなります。
アオイスミレの最大の特徴は花が3月~4月のと他のスミレよりも早く咲くところです。
スミレサイシンの最大の特徴は、花も葉も他のスミレに比べると大きいところや、葉の先がとがったハート形であることです。
そして花の時期はまだ基部が開ききっていないものが多いのも見分けるポイントとしてくださいね。
⑧タチツボスミレの花言葉はなに?名前の由来はなに?
タチツボスミレの花言葉は「つつましい幸福」「小さな幸せ」です。
タチツボスミレの花が可憐に咲く様子からとられたそうです。
スミレの名前の由来は、大工さんの使っていた墨入れ(墨を入れていた壺)に花の形が似ているところから「スミイレ」と呼ばれていたのが「スミレ」に変わったといわれています。
タチツボスミレは漢字で書くと「立坪菫」や「立壺菫」と表すように、スミレの中でも花が終わった後茎が立ち上がるところから名付けられたようです。
⑨タチツボスミレの種類や品種は何があるの?
タチツボスミレには多くの変異種や近縁種があります。
例を挙げると、「コタチツボスミレ」「シチトウスミレ」「ツルタチツボスミレ」「ケタチツボスミレ」「ニオイタチツボスミレ」「ナガバタチツボスミレ」「ナガハシスミレ(別名テングスミレ)」「アイヌタチツボスミレ」「オオタチツボスミレ」「イオスミレ」「テリハタチツボスミレ」など他にもたくさんあり、複数混在していることも多いので区別するのは難しいそうです。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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