みなさんこんにちは。
今回は、ヘブンリーブルーについてまとめていきたいと思います。
ヘブンリーブルーは西洋朝顔(ソライロアサガオ)の品種名です。
南米原産の本種は日本のアサガオと比較し開花期が長く、朝だけ咲きつける訳ではなく、条件が良ければ一日を通してその開花を続けます。
かなり丈夫な植物としても知られており、庭や花壇などの地植え・そして鉢やプランターの両者で栽培することが可能です。
今回は、ヘブンリーブルーについてのポイント、
以上10個の点についてお伝えします。
まずはヘブンリーブルーの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ヘブンリーブルーの育て方は?支柱は必要になるの?
ヘブンリーブルーは日本のアサガオより成長が旺盛であり、遥かに勝る成長速度でその“つる”を伸ばし続けます。
そのため支柱を始め、つるが巻きつけるようなネットなどは必需品となります。
ヘブンリーブルーは本来の生息域では、毎年花を咲かせる『宿根性植物』に分類されます。
しかし多くの地域では、冬季を乗り切る耐寒性を持たないため越冬が難しいため、日本国内では基本的に『一年性植物』となります。
因みに死滅しない耐寒性の下限は0℃になり、庭植えの際は冬季には鉢に植え替え、屋内育成に切り替えましょう。
通気性の良さ・日照量を多く求めるヘブンリーブルーは、風通しが良く日当たりの良い場所などに植え付けてください。
かなり丈夫であり半日陰でも枯れるようなことはありませんが、ヘブンリーブルー本来の花色や成長を見ることが難しくなります。
基本的にヘブンリーブルーは“樹勢の強いアサガオ”という認識で捉えると、その特徴が分かりやすいでしょう。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ヘブンリーブルーが好む環境についてお伝えします!
ヘブンリーブルーの育て方!環境はどうする?
ヘブンリーブルーは本来熱帯域に自生するので、20℃を超える気温下でのみ正常な発育を行います。
春ごろに種が発芽し爆発的な勢いで成長するのですが、冷え込みが始まる秋には全て枯れ落ちてしまいます。
耐寒の下限は0℃とされますが、これはあくまでヘブンリーブルーが辛うじて死滅しない気温に過ぎません。
20℃を下回る環境が続くと徐々に弱り枯死するので、少しでも長く楽しむ際は早めに屋内育成に切り替えてください。
ごく稀なケースですが、20℃以上の室内環境で継続栽培したり、丈夫な株は冬越しを行う場合もあります。
ヘブンリーブルーは熱帯域の植物らしく、日照量を強く好みます。
加えて風通しの良い通気性も好むので、この2つが揃うような環境下に置くか、植え付けるようにします。
稀に多年性に改良されたヘブンリーブルーの品種も出回るので、本種を長く楽しみたい方はこちらの品種の栽培をお勧めします。
次は、ヘブンリーブルーに適した用土についてお伝えします!
ヘブンリーブルーを育てる際の適した用土は何?
ヘブンリーブルーは保湿性と撥水性を持ち、肥沃な用土を好みます。
最も適しているのは市販品の「花と野菜の培養土」です。
ご自身で用土を作る場合は「赤玉土(小粒)」と「腐葉土」を、6:4の割合で混ぜ合わせた混合用土を用いてください。
次は、ヘブンリーブルーに必要な肥料についてお伝えします!
ヘブンリーブルーの育て方!肥料はどうする?追肥は必要なの?
ヘブンリーブルーに与える肥料は速効性液体肥料に限定してください。
与える時期は春から秋にかけての成長期で、目安としてはヘブンリーブルーの株元に2週間に一度ほど施す程度に留めましょう。
過剰に肥料を与えすぎると逆効果になり、花が咲かない・成長が止まる・立ち枯れしてしまうというケースもあります。
ヘブンリーブルーの状態をよく観察し、肥料を与え初めて弱るようでしたら、間隔を空けるか液体肥料を希釈するようにしてください。
では次は、ヘブンリーブルーの水やりポイントについてお伝えします!
ヘブンリーブルーを育てる際の水の量はどうする?
ヘブンリーブルーは多くの水分を求める植物です。
基本的な水やりは表土が乾いたら毎日一回行うようにします。
特に夏場の水分量が不足すると、蕾が開かず萎んだり歪な形の花になってしまうので、この時期は一日2回たっぷりの水やりを心がけてください。
以上で基本的なヘブンリーブルーの育て方については終わりです。
次はヘブンリーブルーの写真をお見せします!
ヘブンリーブルーの画像(写真)!色の特徴は?花の咲き方は?一年草なの?
上記画像は群生するヘブンリーブルーの花です。
ヘブンリーブルーの花は薄紫から濃い青色と、微かに異なる花色を持ちます。
夏場は“緑のカーテン”として使われることもあるほど増殖し、開花時期には最大100輪超の花をつける株もあるほどです。
日本のアサガオとは異なり、1箇所から複数の花をつけるという「多花性」という特徴を持ちます。
ヘブンリーブルーは「短日植物」という性質も併せ持ちます。
短日植物とは成長期に葉に当たる日の光から光合成をした栄養素を蓄え、その1〜2ヶ月後に遅れて開花させる一連の植物の総称です。
そのためつるがぐんぐんと育った後に、ヘブンリーブルーは開花期を迎えるのです。
この時期に自然光以外の光を当てると、ヘブンリーブルーの体内時計が狂ってしまい開花しないこともあるので気を付けてください。
残念ながらヘブンリーブルーは国内の冬季を乗り越えるほどの耐寒性を持ちません。
そのため冬季には枯れ果ててしまう「一年草」となってしまうのです。
越冬株も存在することはありますが、かなりのレアケースとなります。
次に、ヘブンリーブルーの開花時期や季節はいつ頃なのかについてお伝えします。
ヘブンリーブルーの開花時期や季節はいつ頃なの?
写真の様にガーデニング用の柵などに誘引すると、その花が非常に見栄えします。
ヘブンリーブルーの開花時期は8月の夏真っ只中から、霜がおり枯死する冬季直前まで断続的に続きます。
同じ西洋朝顔の仲間には、日本の気候に適した多年性の品種もあるので、長く楽しみたい場合はそちらも調べてみてはいかがでしょうか?
次に、ヘブンリーブルーの値段や販売価格はいくらぐらいなのかについてお伝えします。
ヘブンリーブルーの値段や販売価格はいくらぐらいなの?
画像がヘブンリーブルーの種子です。
ヘブンリーブルーの販売形態は、そのほとんどが種子であり苗の状態は少なくなります。
種子での販売は「種の粒数」に依存し、概ね150〜600円(1粒/10〜30円)ほどと、価格帯は幅広くなります。
種の個数・状態に強く寄与するようですね。
ヘブンリーブルーは苗状態での取り扱いは少ないですが、販売自体は稀に行われています。
初期苗はあまり扱わないようで、すぐにでも植え付けが行えるほどの株が約500〜900円の価格帯で販売されていました。
次に、ヘブンリーブルーの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方についてお伝えします。
ヘブンリーブルーの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
ヘブンリーブルーの苗は鉢植え・庭植え共に可能です。
ヘブンリーブルーを鉢植えする際の最大の注意点は、可能な限り大きな鉢を用意することです。
植え付け時期は冷え込みの強い冬季以外なら、いつでも可能となります。
まず鉢の直径が最低でも30cmあるものを用意し、そこに苗を植え付けてください。
鉢底の穴は園芸用のアミを使い用土の流失を抑えます。
その後、2〜3cmほどの深さに軽石を敷き詰め、用土を半分ほど充填します。
ヘブンリーブルーの苗についた古い土は根が傷つかない程度に取り除いた後に、鉢中央に置いて残りの用土を隙間なく入れてください。
植え付け後は鉢底から水が溢れ出るほど、初期の水やりを行いましょう。
ヘブンリーブルーを庭植えする場合は、植え付けの2〜3週間前に30〜40cmほどの穴を掘りつけ、石灰を撒き庭土を中和させておきます。
掘り出した庭土の30〜40%ほどを目安に、腐葉土もしくは堆肥のいずれかを混ぜ、更に土壌改良を行いましょう。
その後の植え付けは鉢植え時と同様に行ってください。
ヘブンリーブルーは一年草なので、植え替えの必要はありません。
もし越冬を狙いたい方は、外気温が20℃を下回らない内に、早めに屋内に取り込んでください。
次は、ヘブンリーブルーの鉢植えで育てる際のポイントについてお伝えします。
ヘブンリーブルーの鉢植えで育てる際のポイントは?ビオラやパンジーとの寄せ植えで映えるの?
前項でご説明したように、ヘブンリーブルーを鉢植えで育てる際は、可能な限り大きめの鉢を用意しましょう。
ヘブンリーブルーを植え付ける鉢は、大きければ大きいほど健やかに育ちます。
鉢の直径が最低30〜40cmほどと言いましたが、もちろんそれ以上の鉢を用意するに越したことはありません。
水分も非常に多く要求するので、前述のように鉢穴ネットの上に、厚めに軽石を敷き詰めることも大切です。
またヘブンリーブルーはつる状植物の一面も持つので、誘引するための支柱は必需品です。
できれば鉢を購入する際に、そのサイズに合うような利便性の良い支柱を同時購入すると、後々手間がかからないでしょう。
ヘブンリーブルーを始めとする朝鮮朝顔の仲間を育てる際に、最も言及されるのがその「毒性」です。
基本的には地中根が多い野菜類の傍には植え付けない方が良いとされますが、毒性は「幻覚作用」のみに限定されます。
ヘブンリーブルーのつる・葉・花・葉、そしてその種は強い幻覚物質を持ち、メキシコ先住民族の間では「幻覚剤」として使用された歴史があります。
とはいえ国内にも広く帰化しており、農家などには忌避される植物ですが、周辺の雑草などが枯死するケースはほぼ見られません。
寄せ植えの際は相性もありますので、表題の「ビオラ」「パンジー」に少しでも異変が見られたら、寄せ植えを中止するようにしましょう。
もちろん人間が口にすることは危険が伴うので、絶対に行わないでください。
ただ実際にはヘブンリーブルーと他の花との寄植えは、かなり頻繁に行われています。
ビオラ・パンジーとの寄植えの実績もあるので、問題は起きにくいでしょう。
ビオラはスミレ科スミレ属の植物であり、その小輪多花性種を園芸上パンジーと呼び、この2種は全くの同一植物です。
こちらもまた頭を悩ませるのが「有毒性植物」という点です。
確かに多くの花色を持つビオラ…そして花が小型化するパンジーとヘブンリーブルーの寄植えは、非常に見栄えがします。
ほとんどの園芸店で取り扱っている上に、安価なので真っ先に寄植え候補として上がることでしょう。
そしてこれら2種とヘブンリーブルーは問題が起きにくいと述べましたが、個人的に初めて育成する方は単体での植え付けを推奨します。
またビオラとパンジーはその開花時期が10月から翌年5月となり、ヘブンリーブルーとの開花時期と重なるのは1〜2ヶ月に限定されます。
その事も加味して、どうしてもこの3種が花をつける短期間の様子を見たい!そんな方に限定される寄植え方法となるでしょう。
次は、ヘブンリーブルーの摘心のやり方についてお伝えします。
ヘブンリーブルーの摘心のやり方は?花の咲き終わりや冬越しの前にするの?
ヘブンリーブルーは成長速度が非常に早いので、摘心は本葉が7〜8枚になったら随時行いましょう。
放っておくと“つる”があちこちに伸長し絡まり、収拾がつかなくなってしまいます。
開花期を終えたヘブンリーブルーは、冬季に向かい成長が著しく衰えるので、この時期の摘心は一切必要ありません。
摘心のやり方は種から二葉状に発芽し、しばらく経つと3枚目の葉を生やすので、この葉を第1の本葉として基準点にしてください。
その後ヘブンリーブルーが生やす第5・第6の本葉の上の茎を、適宜カットしましょう。
しばらく経つと本葉や双葉の付け根から「脇芽」が発生しますが、これを取り過ぎてしまうと株が弱り十分な花が咲きません。
脇芽の成長を促したのち、第3から第5の本葉の付け根から発生する脇芽の2〜4本を最低ラインとし、カットするに留めておきましょう。
それでは、ヘブンリーブルーの増やし方についてお伝えします!
ヘブンリーブルーの増やし方!種まき時期と種まきのポイントは?発芽までの日数はどれくらい?こぼれ種でも育つの?種の採取方法も!
ヘブンリーブルーの種まき時期は、5〜6月に適期を迎えます。
発芽の適温は20〜25℃なので、その気温をキープし、苗用ポットに1〜3粒ほど撒きつけてください。
用土は市販の「苗用培養土」が最も適しており、自作するのはかなり困難です。
この培養土は種まき前にスプレーなどで水分に晒し、軽く握り形が崩れない程度の状態にしておきます。
撒きつけ後は5mmほど浅く覆土し、十分に水やりを行うと、1週間ほどで発芽に至ります。
ヘブンリーブルーの種子の外殻は非常に固くなかなか発芽しにくい場合があるので、発根部などの重要器官を避けたカーブ状の部位に、軽く傷をつけてあげても良いでしょう。
水分を取り込みやすくなり、発芽率が上昇します。
開花後の秋から冬にかけて結実し種子をつけますが、こぼれ種では発芽気温に達することがなく、まず育ち切ることはありません。
その種の収集も開花後の状態をよく観察し、種子が見られたら指先などで少し触れるだけで、簡単に落実します。
開花期終盤の枯れかけの花に、予めきめの細かいネットなどを被せておくと、取りこぼしもなく収集に手間がかかりません。
それでは次に、ヘブンリーブルーの花が咲かない原因や葉が枯れる原因や蕾がつかない原因はなにかをお伝えします!
ヘブンリーブルーの花が咲かない原因や葉が枯れる原因や蕾がつかない原因はなに?アブラムシに注意?
ヘブンリーブルーに花や蕾がつかない場合はまず、肥料の量に着目してください。
実は施す液体肥料内には窒素分が多く、これを与え過ぎると茎葉・つるの成長に回り、逆に花が咲きにくくなってしまいます。
ヘブンリーブルーは施す肥料が少なめの方が開花時期は早まるので、まずは肥料の量を減らしてみましょう。
またヘブンリーブルーを始めとするアサガオの仲間は「短日植物」と呼ばれます。
短日植物は一日の日照量が少なくなったことを感知して、初めて開花の準備に入る植物です。
夜間の街灯や部屋の明かりなど、ヘブンリーブルーの体感日照量が長くなる場所で育てると、開花時期さえ逃してしまうことがあります。
そのため日の落ちる夜間は、人工的な光に当てないことが重要です。
葉が萎れたり枯れ落ちてしまう場合もまた、肥料の与え過ぎと水やりのタイミングが主要因です。
ヘブンリーブルーの育て方を調べると肥料の定期的な施肥を勧めていますが、過剰な施肥と水切れの相乗効果で、根そのものが脱水状態に陥ることがあります。
頻繁な施肥の弊害はもちろんですが、本来は用土が十分湿っていれば水やりは必要ない植物です。
葉が萎れ始めてから水やりを行っても構わないので、とにかく根株を大切に育成してください。
またヘブンリーブルーは表面に短毛を持たないため、アブラムシなどの害虫がつきやすい植物です。
花や茎からヘブンリーブルーを吸汁し弱らせるので、初期はガムテープなどで、多量についた場合は駆虫剤を用い速やかに駆除してください。
ただアブラムシが原因で花がつかないケースはごく少数なので、まずは害虫ではなく「水分量」「施肥量」に着目するようにしましょう。
最後に、ヘブンリーブルーの花言葉や学名や英語名はなにかをお伝えします!
ヘブンリーブルーの花言葉や学名や英語名はなに?
ヘブンリーブルーの花言葉は『愛着』です。
花言葉の由来は、国内のアサガオと異なり一日を通し花を咲きつけ、開花時期も秋頃まで長く続くことに因んでいるそうです。
ヘブンリーブルーの学名は「Ipomoea tricolor」英語名はカタカナ表記そのままの「Heavenly blue」となります。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
ヘブンリーブルーのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは10個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ヘブンリーブルーの育て方(環境、土、肥料、水やり)
つる状植物なので支柱を始め、つるが巻きつけるようなネットなどは必需品です。
20℃を下回る環境が続くと枯れてしまうので、屋内育成に切り替えましょう。
熱帯性植物なので強い日照量と風通しの良い通気性を好むので、この2つが揃うような環境下に植え付けるようにします。
用土は「花と野菜の培養土」もしくは「赤玉土(小粒)」「腐葉土」を6:4の割合で混ぜ合わせた混合用土を用いてください。
肥料を与える時期は春から秋にかけての成長期で、株元に2週間に一度ほど施す程度に留めましょう。
多くの水分を求める植物なので、基本的な水やりは表土が乾いたら毎日一回行うようにします。
特に夏場の水分量が不足すると、蕾が開かず萎んだり歪な形の花になってしまうので、この時期は一日2回たっぷりの水やりを心がけてください。
②ヘブンリーブルーの画像(写真)!色の特徴は?花の咲き方は?一年草なの?
ヘブンリーブルーの花は薄紫から濃い青色と、微かに異なる花色を持ちます。
開花時期には最大100輪超の花をつける株もあるほどです。
日本のアサガオとは異なり、1箇所から複数の花をつける「多花性」という特徴を持ちます。
成長期に葉に当たる日の光から光合成をした栄養素を蓄え、その1〜2ヶ月後に遅れて開花させる「短日植物」の面も持ちます。
国内の冬季を乗り越えるほどの耐寒性を持たないので、冬季には枯れ果ててしまう「一年草」となってしまいます。
③ヘブンリーブルーの開花時期や季節はいつ頃なの?
開花時期は8月の夏真っ只中から、初秋まで断続的に続きます。
④ヘブンリーブルーの値段や販売価格はいくらぐらいなの?
販売形態は、そのほとんどが種子であり苗の状態は少なくなります。
種子での販売は「種の粒数」に依存し、概ね150〜600円(1粒/10〜30円)ほどです。
苗状態での取り扱いは少ないですが、販売自体は稀に行われています。
初期苗はあまり扱わないようで、すぐ植え付けが行えるほどの株が約500〜900円の価格帯で販売されていました。
⑤ヘブンリーブルーの苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
ヘブンリーブルーの苗は鉢植え・庭植え共に可能です。
鉢植えする際は可能な限り大きな鉢を用意してください。
植え付け時期は冬季以外なら、いつでも可能です。
鉢の直径が最低でも30cmあるものを用意し、そこに苗を植え付けてください。
鉢底の穴は園芸用のアミを使い用土の流失を抑えます。
その後、2〜3cmほどの深さに軽石を敷き詰め、用土を半分ほど充填します。
苗についた古い土は根が傷つかない程度に取り除き、鉢中央に置いて残りの用土を隙間なく入れ込みます。
初期の水やりは鉢底から水が溢れ出るほど行ってください。
庭植えする場合は、植え付けの2〜3週間前に30〜40cmほどの穴を掘りつけ、石灰を撒き中和させておきます。
掘り出した庭土の30〜40%程度の腐葉土、もしくは堆肥を混ぜます。
その後の植え付けは鉢植え時と同様に行って構いません。
ヘブンリーブルーは一年草なので、植え替えの必要はありません。
⑥ヘブンリーブルーの鉢植えで育てる際のポイントは?ビオラやパンジーとの寄せ植えで映えるの?
ヘブンリーブルーを植え付ける鉢は、大きければ大きいほど育成がしやすくなります。
直径が最低30〜40cm以上の鉢に植え付けるようにしましょう。
誘引するための支柱が必須なので鉢の購入時に、サイズに合う利便性の良い支柱を同時購入すると手間が省けます。
つる・葉・花・葉、・種に強い幻覚物質を持つので、寄せ植えは慎重に行いましょう。
ビオラ・パンジーも毒性を持つので、寄せ植え時は頻繁な観察を要します。
ただ殆どのケースで問題はないようです。
多くの花色を持つビオラ…そして花が小型化するパンジーとヘブンリーブルーの寄植えは、非常に見栄えがします。
ただ開花時期の重複が1~2ヶ月ほどなので、短期間の同時開花に限定されるということを覚えておいてください。
⑦ヘブンリーブルーの摘心のやり方は?花の咲き終わりや冬越しの前にするの?
成長速度が非常に早いので、摘心は本葉が7〜8枚になったら随時行いましょう。
開花期を終えたヘブンリーブルーは成長が衰えるので、摘心は一切必要ありません。
種から二葉状に発芽し、しばらく経つと3枚目の葉を生やすので、この葉を第1の本葉として基準点にしてください。
その後は第5・第6の本葉の上の茎を、適宜カットします。
本葉や双葉の付け根から「脇芽」が発生し、これを取り過ぎてしまうと株が弱り十分な花が咲きません。
しばらく脇芽を成長させ、第3から第5の本葉の付け根から発生する脇芽の2〜4本を最低ラインとし、カットするに留めます。
⑧ヘブンリーブルーの増やし方!種まき時期と種まきのポイントは?発芽までの日数はどれくらい?こぼれ種でも育つの?種の採取方法も!
種まき時期は5〜6月ごろが適期となります。
温度を20〜25℃にキープし、苗用ポットに1〜3粒ほど撒きつけましょう。
用土は市販の「苗用培養土」を使用します。
培養土は予めスプレーなどで水分に湿らせ、軽く握って形が崩れない状態にしておきます。
撒きつけ後は5mmほど覆土し十分に水やりを行うと、1週間ほどで発芽に至ります。
種子の皮が分厚いので、発根部などの重要器官を避けたカーブ状の部位に軽く傷をつけると、水分を取り込みやすくなり発芽率が上昇します。
こぼれ種では発芽気温に達することがなく、育ち切ることはありません。
種はすぐに落ちてしまうので、開花期終盤に予めきめの細かいネットを被せておくと、楽に採取できます。
⑨ヘブンリーブルーの花が咲かない原因や葉が枯れる原因や蕾がつかない原因はなに?アブラムシに注意?
多量の肥料・自然光以外の光・頻繁な水やり、この3点が花が咲かない・枯れる要因です。
アブラムシが原因で花がつかないケースはかなり稀ですが、見つけ次第早急に駆除するに越したことはありません。
⑩ヘブンリーブルーの花言葉や学名や英語名はなに?
ヘブンリーブルーの花言葉は『愛着』です。
学名は「Ipomoea tricolor」英語名は「Heavenly blue」となります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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