みなさんこんにちは。
今回は、ショウブ(菖蒲)についてまとめていきたいと思います。
ショウブは、【ショウブ科ショウブ属】の【多年草】です。(※サトイモ科の分類にされることもある)
別名 は【ニオイ菖蒲】、【白菖(ハクショウ)】、【葉菖蒲(ハ菖蒲)】、【香り菖蒲(カオリ菖蒲)】です。
学名としては、【 Acorus calamus L. var. angustatus Bess.】になります。
今回は、ショウブ(菖蒲)についてのポイント、
以上17個の点についてお伝えします。
まずはショウブ(菖蒲)の育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ショウブ(菖蒲)の育て方(栽培)は?
ショウブは、日当たりの良さや十分な水が必要な植物です。
肥料も適量適切なものを用意する必要がります。
しかし、生育そのものは簡単ですので、実践してみてください。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ショウブ(菖蒲)が好む環境についてお伝えします!
ショウブ(菖蒲)の育て方(栽培)!環境はどうする?
ショウブは、【湿った環境】を好みます。(※水中で生育する必要はありません)
また、【日当たりの良い環境】の中で生育をしてあげてください。
また、【水切れ】はNGになりますので、乾燥は避けましょう。
次は、ショウブ(菖蒲)に適した用土についてお伝えします!
ショウブ(菖蒲)を育てる際の適した用土は何?
ショウブの用土は、田んぼの土がオススメです。(赤玉土でもOK)
湿った環境を好むので、田んぼの土が適しています。
水持ちのある土作りを意識しながら、育ててみてください。
次は、ショウブ(菖蒲)に必要な肥料についてお伝えします!
ショウブ(菖蒲)の育て方(栽培)!肥料はどうする?
ショウブの肥料は、【緩効性肥料】や【発酵済みの油かす】が適しています。
与える時期は、【開花後】になります。
では次は、ショウブ(菖蒲)の水やりポイントについてお伝えします!
ショウブ(菖蒲)を育てる際の水の量はどうする?
ショウブの水やりは、【桶やバケツそのままつける】といいでしょう。(鉢植えの場合)
しかし、水は古いものをいつまでも使用するのではなく、取替えが必要です。
水ごと取替えるのもいいですし、ホースを使い水を与えてあふれさせるやり方もいいでしょう。
いずれにしても、水腐れを防ぐ方法ですので、注意しておきましょう。
以上で基本的なショウブ(菖蒲)の育て方については終わりです。
次はショウブ(菖蒲)の写真をお見せします!
ショウブ(菖蒲)の画像(写真)!花の特徴は?見所(名所)はどこにあるの?
ショウブの花は、【薄黄緑色】をしています。(写真はハナショウブ)
根茎に関しては、横い太く伸びている節が特徴的で、数多くあります。
そして、節からひげ根が飛び出しているところもチェックしましょう。
また、根茎の頭部を見てみると、剣のように尖り、叢生(そうせい)しています。
そして、中心部を見てみると、太い葉脈が見えます。(→幅:1~2㎝、長さ:80㎝)
ショウブは花を咲かせますが、果実は実らせない特徴もあります。
次に、ショウブ(菖蒲)の開花時期をお伝えします!
ショウブ(菖蒲)の開花時期や季節はいつ頃なの?
ショウブの開花時期は、【5~7月】になります。
新緑の季節から夏に入ったころに花を咲かせてくれます。
ただ、花そのものは近くで見ないと分からないので、傍に行って観察してみるといいでしょう。
次は、ショウブ(菖蒲)の苗の販売場所をお伝えします!
ショウブ(菖蒲)の苗の販売場所は?通販で買える?値段(価格)はいくら位なの?
ショウブの購入については、楽天市場はいかがでしょうか?
例えば、【花の郷 滝谷花しょうぶ園からお届けする匂い菖蒲。ニオイショウブ(匂い菖蒲)1ポット。】があります。
こちらが、【価格 550円 (税込)】となっています。
他にもいろいろとありますので、チェックしてみてください。
それでは次に、ショウブ(菖蒲)の苗の植え付けや植え替えのポイントをお伝えします!
ショウブ(菖蒲)の苗の植え付けや植え替えのポイントは?
ショウブの植え付け時期は、【春、初夏、秋】になります。
植え付けに必要な用土は、【湿った環境】です。(水中で生育する必要はない)
また、乾燥はNGですので、土の状態を見ながら、水を与えるようにしましょう。
鉢植えをする場合には、【園芸用培養土】がいいでしょう。(市販販売)
そして、ショウブの植え替えのポイントに関しては、庭植えと鉢植えで違いがあります。
庭植えの植え替え目安は、【2~3年に1度】を目安になります。
鉢植えの場合には、【1~2年に1度】となります。
ただ、ショウブは、連作障害で株が弱くなる場合があります。→何年か同じところに植え続けると起こる現象
もし、同じところに植え替えをしたい場合には、【土壌改良剤】を使用することをオススメします。
ちなみに、株分けも同じタイミングで行うことになります。
次は、ショウブ(菖蒲)の鉢植え(プランター)で育てる際のポイントをお伝えします!
ショウブ(菖蒲)の鉢植え(プランター)で育てる際のポイントは?
ショウブの鉢植えは、【市販の園芸用培養土】を使用しての栽培で問題ありません。
土は、乾燥しすぎないように気をつける必要があります。
植え付け時期は、【春、初夏、秋】になります。
次に、ショウブ(菖蒲)の寄せ植えに合う植物をお伝えします!
ショウブ(菖蒲)の寄せ植えに合う植物はなにがあるの?
ショウブの寄せ植えのネタはそれぞれあると思います。
中には、【姫ギボウシ】、【苔】、【ショウブ】で寄せ植えを楽しんでいる人もいます。
一度、試してみてください。
次は、ショウブ(菖蒲)の剪定のポイントをお伝えします!
ショウブ(菖蒲)の剪定のポイントは?
ショウブの剪定については、情報がないのでハナショウブの剪定を参考にしてみてください。
花が咲いた後は、花を株元から刈るようにしてください。
花をそのままにすることで、種がついてしまい、株が貧弱化します。
または、花そのものが枯れることで、そこから全体的に枯れが生じてきます。
しかし、葉に関しては、切ることはNGとなります。
葉を取ってしまうと、翌年に花が咲きづらくなるからです。(葉は根っこに栄養分を与えるため)
それでは次に、ショウブ(菖蒲)の株分けのやり方をお伝えします!
ショウブ(菖蒲)の増やし方!株分けのやり方は?
ショウブの株分けの仕方の情報は乏しいものでしたので、ハナショウブの増やし方で試してみてください。
1、【花茎を切る→株元かた葉を約20㎝切り詰めていく→】
2、【地下茎は2~3篠を分けて株分けをする(鋏を使用)】
このような流れになりますので、参考にしてみてください。
次は、ショウブ(菖蒲)の種まき時期と種まきのポイントをお伝えします!
ショウブ(菖蒲)の種まき時期と種まきのポイントは?
ショウブの種まき時期は、【9~10月頃】になります。
手順はこちらです。↓
1、トレーを用意し、その上にティッシュ、または綿を敷いて水を含ませる
2、その上に種をまき、日当たりの良い環境で発芽を待つ
3、そして、発芽を確認したら、土に植え替えていく。(※受け皿には水が溜まるようにしておく)
以上、3つが手順になりますので、参考にしてみてください。
次に、ショウブ(菖蒲)のかかりうる病気の対策方法をお伝えします!
ショウブ(菖蒲)のかかりうる病気の対策方法は?
ショウブは基本的には、病気にはなりません。
ですが、害虫に気をつける必要があります。
それは、【ヨトウムシ】と【メイガ】で、5~6月の時期に被害を出してきます。
ヨトウムシは夜行性で動きますので、薬剤などで駆除してください。
ヨトウムシは葉っぱに卵(葉裏につく)があるので、葉ごと取り除いてあげるといいでしょう。(ふ化時も同様)
また、メイガの幼虫を見つけた場合にも、取り除いてください。
次は、ショウブ(菖蒲)の花が咲かない原因をお伝えします!
ショウブ(菖蒲)の花が咲かない原因は?
ショウブの枯れの原因は様々あります。
水不足や乾燥などが原因の1つとも考えられます。
しかし、ハナショウブの枯れの原因では、乾燥よりも【日照不足】の影響もあります。
また、水に浸りすぎることでも枯れの原因になり兼ねないので、この辺りも気をつけておくといいでしょう。
それでは次に、ショウブ(菖蒲)に似た花をお伝えします!
ショウブ(菖蒲)に似た花は何がある?
ショウブに似た花は、【あやめ】、【かきつばた(杜若)】があります。
しかし、いくら似て判別が難しいといっても、細かなところで違いはあるものです。
下記にて違いがありますので、確認してみてください。
次は、ショウブ(菖蒲)を頭に巻いたり菖蒲湯をするのはなぜかをお伝えします!
ショウブ(菖蒲)にまつわる行事!頭に巻いたり菖蒲湯をするのはなぜ?
ショウブは、端午の節句に菖蒲湯のお風呂に入る行事があります。(5月5日)
ショウブの葉や根をお風呂に入れて菖蒲湯を作っていきます。(年中行事:長いままや刻んで入れるなど、自由)
そして、菖蒲湯の起源は【中国】になります。
中国の風習の1つとして、5月に玄関にショウブを飾るというものがありました。
それと同時に、【蘭を入れる蘭湯】に入る:浴蘭節】という風習も根付いていたのです。
これらの理由は、【邪気を払い、身を清める】ことになります。
そして、この風習が日本に伝えられることで、習慣化していったのです。
しかし、日本には蘭が少ないことで、ショウブの仲間の【石菖蒲】を利用していたのです。
これが自然と【菖蒲湯】となって定着していったのです。
しかし、時が経ち、園芸用栽培で加速し、効能のレベルが高い【菖蒲、水菖蒲】に代わったのです。
これが、江戸時代になり、定着していくことになりました。
ショウブの葉が尖り、剣に見えることから【男の子には強くなってもらいたい】という意味が込められています。
ちなみに、【武士が戦の前に、菖蒲湯に入ることで、戦の勝利を願っていた】、という説もあります。
次に、ショウブ(菖蒲)の楽しみ方をお伝えします!
ショウブ(菖蒲)の楽しみ方!折り紙や生け花やアレンジメント、リースなど
ショウブは折り紙でも楽しむことができます。
手順については、実際に写真などを見た方が理解しやすいと思いますので、引用サイトを載せておきます。
【※引用:https://mono-siri.com/19061】
また、生け花としても楽しめますので、ここも手順などは参考にしてみてください。
【※引用:https://hoansan.exblog.jp/6205121/】
そして、アレンジメントなどもこちらのサイトを見れば、理解しやすいので、貼っておきます。
【※引用:https://www.hanadonya.com/magazine/hanarecipe/ukiuki/2263.html】
さまざまなショウブの楽しみ方がありますので、チェックしてみてください。
次は、ショウブ(菖蒲)の花言葉をお伝えします!
ショウブ(菖蒲)の花言葉はなに?英語やドイツ語で何という?いつの季語なの?
ショウブの花言葉は、【優しい心】【あなたを信じます】【忍耐】【あきらめ】です。
英名は、【sweet flag】で、ドイツ名では、【Iris】になります。
ショウブは、【端午の節句】の花で、【菖蒲】と書き、仲夏の季語とされています。(仲夏→陰暦の5月)
それでは最後に、ショウブ(菖蒲)の種類や品種をお伝えします!
ショウブ(菖蒲)の種類や品種は何があるの?アヤメやカキツバタ、花菖蒲との違いは何?
ショウブの仲間で、似ているものは3つあります。
それが、【花菖蒲】、【カキツバタ】、【アヤメ】です。
ショウブを入れたこの4つは、花色や葉が似ていることで、分からない人もいます。
それぞれ、特徴を紹介します!
~花菖蒲(はなしょうぶ)~
花菖蒲の花色は青紫色をしていますが、中心見ると黄色になっています。
~カキツバタ~
カキツバタの花色も紫色で、花菖蒲に似ていますが、花の中心は、白色になっています。
~アヤメ(綾目、文目)~
アヤメに関しては、花色も同じく青紫色ですが、付け根部分が、【白の網目状の線】が表れています。
これらの特徴を見て、観察すれば違いが分かってくると思います。
さらに、葉の状態でも違いがみられます。
花菖蒲の表面には、【葉脈が1筋あり、裏には2筋】入っています。
カキツバタの葉脈は、【目立たない】ことが特徴です。(よく見ると幅の広い葉脈アリ)
アヤメも【目立たない】ので分かりづらいですが、よく見れば細い葉脈をしています。
そして、生育環境も多少の違いが出てきますので紹介しておきます。
【ショウブ】、【花菖蒲】、 【カキツバタ】の3つは、湿地帯を好み成長していきます。(池や沼など)
しかし、アヤメに関しては、乾燥地帯で育ちますので、環境からの側面でも違いが見られます。(草原など)
以上、これらの違いを理解して、名前と重ねて見ると区別はできることでしょう。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
ショウブ(菖蒲)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは17個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ショウブ(菖蒲)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
ショウブは、【湿った環境】が必要ですが、水中で生育する必要はありません。
【日当たりの良い環境】が大切です。
【水切れ】はNGです。
②ショウブ(菖蒲)の画像(写真)!花の特徴は?見所(名所)はどこにあるの?
ショウブの用土は、田んぼの土がいいですが、赤玉土でも問題ありません。
湿った環境を好むので、田んぼの土が一番オススメです。
水持ちのある土作りを意識しましょう。
ショウブの肥料は、【緩効性肥料】や【発酵済みの油かす】がいいです。
与える時期は、【開花後】です。
ショウブの水やりは、鉢植えの場合、【桶やバケツそのままつける】といいです。
水は古いもの使い続けるのではなく、取替えが必要です。
水ごと取替えるのもいいですが、ホースを使い水で溢れさせることもいいでしょう。
いずれにしても、水腐れを防ぐ方法ですになります。
③ショウブ(菖蒲)の開花時期や季節はいつ頃なの?
ショウブの花は、【薄黄緑色】をしています。
根茎は、横い太く伸びている節が特徴的です。
節からひげ根が飛び出しています。
根茎の頭部を見てみると、叢生(そうせい)しています。(剣の形状)
中心部を見てみると、太い葉脈があります。(→幅:1~2㎝ 長さ:80㎝)
ショウブは果実は実らせません。
④ショウブ(菖蒲)の苗の販売場所は?通販で買える?値段(価格)はいくら位なの?
楽天市場などで購入を検討してみてください。
⑤ショウブ(菖蒲)の苗の植え付けや植え替えのポイントは?
ショウブのうえつけ時期は、【春、初夏、秋】です。
植え付けに必要な用土は、【湿った環境】になります。(水中で生育する必要はなし)
乾燥はNGですので、土の状態を見て、水を与えましょう。
鉢植えをする場合には、【園芸用培養土】がベストです。(市販にて販売)
庭植えの植え替え目安は、【2~3年に1度】になります。
鉢植えの場合は、【1~2年に1度】です。
ショウブは、連作障害で株が弱くなる場合があるので、数年、同じ場所に植え続けると起こります。
同じところに植え替えをしたい場合は、【土壌改良剤】を使用するといいでしょう。
株分けも同じタイミングで行います。
⑥ショウブ(菖蒲)の鉢植え(プランター)で育てる際のポイントは?
ショウブの鉢植えは、【市販の園芸用培養土】を使用しましょう。
土は、乾燥しすぎないように気をつけましょう。
植え付け時期は、【春、初夏、秋】です。
⑦ショウブ(菖蒲)の寄せ植えに合う植物はなにがあるの?
ショウブの寄せ植えは、【姫ギボウシ】、【苔】してみるといいでしょう。
⑧ショウブ(菖蒲)の剪定のポイントは?
~ハナショウブの例~
花が咲いた後は、花を株元から刈るようにします。
花をそのままにすると、種がつき、株が貧弱化します。
花そのものが枯れることで、全体的も枯れが発生します。
葉に関しては、切ることはNGです。
葉を取ると、翌年に花が咲きづらくなります。(葉は根っこに栄養分を与える)
⑨ショウブ(菖蒲)の増やし方!株分けのやり方は?
上記参照です。
⑩ショウブ(菖蒲)の種まき時期と種まきのポイントは?
ショウブの種まき時期は、【9~10月頃】です。
手順は上記を参考してください。
⑪ショウブ(菖蒲)のかかりうる病気の対策方法は?
ショウブは、病気にはなりません。
害虫の【ヨトウムシ】と【メイガ】には気をつけます。(5~6月の時期に被害)
ヨトウムシは夜行性で動くので、薬剤などで駆除します。
ヨトウムシは葉っぱに卵(葉裏につく)ので、葉ごと取り除きます。(ふ化時も同じ)
メイガの幼虫も、取り除いてください。
⑫ショウブ(菖蒲)の花が咲かない原因は?
ハナショウブでの原因にはなりますが、【日照不足】の場合があります。
⑬ショウブ(菖蒲)に似た花は何がある?
ショウブに似た花は、【あやめ】、【かきつばた(杜若)】です。
⑭ショウブ(菖蒲)にまつわる行事!頭に巻いたり菖蒲湯をするのはなぜ?
菖蒲湯の起源として、中国の【厄払いの風習】から日本に伝わりました。
⑮ショウブ(菖蒲)の楽しみ方!折り紙や生け花やアレンジメント、リースなど
上記に参考サイトを貼っておきますので、参考にしてみてください。
⑯ショウブ(菖蒲)の花言葉はなに?英語やドイツ語で何という?いつの季語なの?
ショウブの花言葉は、【優しい心】【あなたを信じます】【忍耐】【あきらめ】です。
英名は、【sweet flag】であり、ドイツ名では、【Iris】です。
ショウブは、【端午の節句】の花で、【菖蒲】となり、仲夏の季語とされます。(仲夏→陰暦の5月)
⑰ショウブ(菖蒲)の種類や品種は何があるの?アヤメやカキツバタ、花菖蒲との違いは何?
ショウブの仲間は、【花菖蒲】、【カキツバタ】、【アヤメ】になります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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