みなさんこんにちは。
今回は、ブタクサについてまとめていきたいと思います。
ブタクサは、キク科ブタクサ属の一年草です。
北アメリカ原産で、南アメリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアの広い範囲に外来種として移入分布しています。
日本では、明治初期に渡来した帰化植物として、全国の河原や道端などに分布しています。
今回は、ブタクサについてのポイント、
以上9個の点についてお伝えします。
まずは、ブタクサの写真をお見せします!
目次(クリックで飛べます)
ブタクサの画像(写真)!アレルギー症状の特徴は?

ブタクサのアレルギー症状は、春の花粉症と同じく、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりが主な症状です。
そのほかに目・鼻・のどのかゆみなどがあります。
また、スギやヒノキと違い、ブタクサは草丈が低いため、花粉が遠くに飛ぶことはありません。
ブタクサが生えているところに近付かないことが、アレルギーへの一番の対策です。
次に、ブタクサの花粉の季節や開花時期をお伝えします!
ブタクサの花粉の季節や開花時期はいつ頃なの?いつからいつまで続くの?
秋になるとくしゃみや鼻水が止まらない…そんなあなた、それはブタクサ花粉症かもしれません。
春のスギ花粉ほど有名ではありませんが、秋の花粉症の原因として多いのが「ブタクサ」です。
本記事では、「ブタクサの花粉の季節はいつ?」「開花時期は?」「花粉の飛散はいつまで続くの?」といった疑問にわかりやすくお答えします。
ブタクサとは?秋の花粉症の代表的な原因植物
ブタクサは、キク科の一年草または多年草で、道端や空き地、河川敷などに多く自生しています。
特に都市部でもよく見かけるため、身近な花粉症の原因植物と言えるでしょう。
春の花粉症はスギやヒノキが原因ですが、秋の花粉症の主な原因はこのブタクサやヨモギ、カナムグラです。
ブタクサの開花時期はいつ?
ブタクサの開花時期は8月下旬から10月中旬ごろです。
地域差はありますが、一般的に以下のようなスケジュールで開花・花粉の飛散が進みます。
| 地域 | 開花時期 | 花粉飛散時期 |
| 北海道 | 8月中旬〜9月末 | 8月下旬〜9月末 |
| 東北・関東 | 8月下旬〜10月上旬 | 9月初旬〜10月中旬 |
| 関西・九州 | 8月中旬〜10月中旬 | 8月下旬〜10月中旬 |
ブタクサの花粉の季節はいつからいつまで?
● 花粉の飛散時期:8月下旬〜10月中旬
ブタクサの花粉は、8月下旬ごろから飛び始め、10月中旬ごろまで続くのが一般的です。
ピークは9月中旬〜下旬で、この時期は特に注意が必要です。
天候や気温にも左右されるため、残暑が厳しい年には10月下旬まで花粉が飛ぶこともあります。
ブタクサ花粉症の症状とは?
ブタクサ花粉によるアレルギー症状は、スギ花粉とよく似ています。
代表的な症状は以下の通り:
鼻水・鼻づまり
くしゃみ
目のかゆみ・充血
のどのイガイガ感
皮膚のかゆみや湿疹(人によっては)
風邪と間違いやすいため、症状が長引く場合は早めに耳鼻科などでアレルギー検査を受けましょう。
ブタクサ花粉を避けるための対策は?
ブタクサの花粉対策としては以下のような方法が効果的です:
花粉が多く飛ぶ晴れて乾燥した日中の外出を控える
帰宅時には服を払って花粉を家に持ち込まない
外出時はマスクやメガネを着用
空気清浄機を活用
花粉が付きやすい草むらには近づかない
ブタクサはスギやヒノキと違って低い場所に花粉がたまりやすいため、小さな子どもや犬の散歩などは特に注意が必要です。
次は、ブタクサの生息地やどんな場所に生えてるのかをお伝えします!
ブタクサの生息地やどんな場所に生えてるの?北海道や東京に多いの?
ブタクサは、畑地、樹園地、牧草地、河川敷、荒れ地、道ばたなどに自生する雑草です。
北海道では南西部に多く自生していて、東京でも各地で見られます。
秋になると悩まされる花粉症。
その原因のひとつが「ブタクサ」です。でも実際に、「ブタクサってどこに生えてるの?」「東京や北海道にも多いの?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
ブタクサの生息地や、どのような場所に多く見られるのか、そして地域別(特に北海道・東京)での分布の傾向について詳しく解説します。
主に花粉症の原因となるのは、「ブタクサ(Ambrosia artemisiifolia)」や「オオブタクサ(Ambrosia trifida)」です。いずれも秋に黄色い小さな花を咲かせ、微細な花粉を大量に飛ばします。
● ブタクサは「都市部」や「空き地」に多く自生
ブタクサは、他の植物に比べて環境への適応力が高く、以下のような場所に生えやすいです:
河川敷や川沿い
空き地や工事現場の跡地
道路の脇・中央分離帯
駅周辺や線路沿い
公園の隅や雑草が多い場所
畑の周辺や農道
特に「人の手があまり入っていない」「草刈りされにくい」エリアに好んで生育します。
● 日当たりがよく、土壌が乱された場所に出やすい
ブタクサは、日当たりが良くて土がむき出しになった場所に生えやすいという特徴があります。耕作放棄地や、都市の開発が一時停止しているような場所では特に注意が必要です。
● 北海道のブタクサの分布
北海道でも、ブタクサやオオブタクサは広く分布しています。特に以下のような場所で多く見られます:
札幌市周辺の河川敷(例:豊平川沿い)
空知地方や石狩地方の農地周辺
放置された原野や牧草地の周囲
北海道の冷涼な気候でもブタクサは十分に育ち、8月中旬ごろから花粉が飛散し始めます。他の地域よりやや早めにピークが来る傾向があります。
● 東京のブタクサの分布
東京ではブタクサが非常に多く自生しています。都市部でも見かけることが多く、特に以下のような場所で注意が必要です:
荒川や多摩川の河川敷
公園のフェンス沿いや草地(例:代々木公園、舎人公園など)
都内の空き地やマンション建設予定地
高架下や線路沿い
東京都内は「コンクリートジャングル」と思われがちですが、緑地や空き地が多い分、実はブタクサの温床になりやすい環境です。
それでは次に、ブタクサのアレルギーを抑える食べ物をお伝えします!
ブタクサのアレルギーを抑える食べ物はなにがあるの?
秋になると鼻水やくしゃみ、目のかゆみに悩まされる…そんな方は、ブタクサの花粉アレルギーかもしれません。
薬やマスクだけでなく、毎日の食事でも症状を軽くすることができるのをご存じですか?
花粉症対策になる食べ物は、乳酸菌や食物繊維、ビタミンDが含まれるものだと言われています。
ブタクサに限らず、花粉症対策に効果的な食事のポイントは以下の3つ:
抗炎症作用がある食材を摂る
腸内環境を整える
免疫バランスを調整する栄養素を取り入れる
具体的には、ヨーグルトやれんこん、青魚やチョコレート、梅干しなどが挙げられます。
① 発酵食品(腸内環境を整える)
納豆、味噌、ヨーグルト、キムチ、ぬか漬けなど
→ 腸は免疫の70%が集中する器官。腸内環境の改善=免疫バランスの調整につながる。
② 食物繊維を多く含む食材
ごぼう、れんこん、きのこ類、海藻、玄米など
→ 腸内の善玉菌を増やし、炎症を抑える働きをサポート。
③ オメガ3脂肪酸(抗炎症作用)
青魚(サバ、イワシ、サンマ)、亜麻仁油、えごま油など
→ アレルギー反応を起こす炎症物質(ロイコトリエンなど)を抑制する効果。
④ 抗酸化作用のあるビタミン・ポリフェノール類
ビタミンC:ブロッコリー、パプリカ、キウイ、いちご など
ビタミンE:ナッツ類、アボカド
ポリフェノール:緑茶、赤ワイン、ブルーベリー、玉ねぎ(ケルセチン)
→ 抗酸化作用により、アレルギー反応の悪化を防ぐ。
⑤ 乳酸菌・ビフィズス菌サプリも有効
食べ物からの摂取が難しい場合、**プロバイオティクス(乳酸菌)**のサプリメントも選択肢。
特に「L-92乳酸菌」「ビフィズス菌BB536」などがアレルギー症状軽減の研究例あり。
逆に避けたい食べ物は?
ブタクサアレルギーを持つ方が注意すべき「**交差反応(口腔アレルギー症候群)」もチェック。
メロン、スイカ、ズッキーニ、バナナなど
→ ブタクサの花粉と似たたんぱく質を含み、口のかゆみや喉の違和感が出ることがある
また、炎症を助長する可能性がある以下の食材はなるべく控えめに:
揚げ物・スナック菓子(リノール酸など)
添加物が多い加工食品
白砂糖・精製された炭水化物
次は、ブタクサとヨモギやキリンソウとの見分け方をお伝えします!
ブタクサとヨモギやキリンソウとの見分け方は?
ブタクサとヨモギの違いは、ブタクサは香りがありませんが、ヨモギには香りがあることです。
また、見た目の違いは葉の裏でチェックしましょう。
ブタクサは緑色をしていてスベスベしていますが、ヨモギの葉の裏は白く、産毛がたくさん生えているのが違いの1つです。
また、ブタクサの葉は掌状で3裂~5裂の切れ込みがあり、葉の形がクワに似ていますが、キリンソウの葉は肉厚で切れ込みはなく、葉の縁が中央から先端までギザギザとしています。
次に、ブタクサの除草(駆除)のやり方をお伝えします!
ブタクサの除草(駆除)のやり方は?おすすめの除草剤は?
● 手作業での抜き取り・刈り取り
ブタクサは1年草で、種子で広がります。種ができる前(=花穂が成熟・散布する前)に抜き取るのが基本です。
土から根ごと引き抜く、もしくは地表近くを鎌などで刈る方法が有効です。例えば、東京都小平市の案内では「種子散布を防ぐため、できる限り種子を付ける前に、抜き取りか刈り取りをしてください」と明記されています。
草丈が高く成長してしまうと、抜き取りも刈り取りも大変になります。あきる野市の案内でも「できるだけ小さいうちに除草すること」を推奨しています。
抜き取った後は、種が飛ばないようにビニール袋などに入れて密閉し、可燃ごみとして処分するか、天日にさらして枯らす処理を行うと良いです。
作業時には花粉によるアレルギーを防ぐために、マスク・手袋・長袖着用が推奨されています。
ブタクサは繁殖力が強く、近年では各地で増加傾向にあります。
● 刈り取り・草刈りのポイント
ブタクサは発芽→成長スピードが速いので、放置すると短期間で繁茂します。草刈りを年に複数回(理想は3回以上)行うことで種子散布を抑えるという記述もあります。
刈り取った後も、草の残渣(種子を含む花穂など)をその場に放置しないこと。種子がこぼれて翌年度も発生源になります。
土壌が硬くなっている、または草刈りが難しい場所では、次に紹介する除草剤併用を検討するのが実務的です。
● 除草剤の併用・適用
一定範囲でブタクサが広がっている場合、手作業だけでは追いつかないこともあります。そんなときは除草剤を「葉・茎処理型」または「土壌処理型」として使う選択肢があります。
ただし、庭・公共スペース・河川敷などで使う場合は、周囲の植物や生態系、流出の可能性、使用時期・法令・自治体ルールを確認してください。例:自治体によって「外来種として駆除を呼び掛けている」ことが明記されているケースあり。
● 駆除に適したタイミング
発芽直後〜成長初期:抜き取り・刈り取りしやすく、種子を作る前に除去できると翌年の発生が少なくなります。
花穂ができる前:種子散布を防ぐために最も重要な段階。花穂=種子が飛ぶ可能性のある時期なので、この前に処理を終えるのがベスト。
成長が進んだ後、草丈が高くなってしまった場合は刈り取り+除草剤併用などが検討されます。
②おすすめの除草剤(家庭用・一般用)
以下は除草剤の中で、家庭・庭・駐車場などでも手に入りやすいものです。
用途・範囲・安全管理(周囲植物・生態系・使用禁止場所)を確認のうえ使用してください。
それぞれ簡単に特徴を整理します:
ラウンドアップマックスロード:強力なグリホサート系除草剤で、根まで枯らすタイプとして定番。広範囲の除草を考えているなら候補になります。
ラウンドアップマックスロード500 ml:上記の試用・少量版。初めて使う人や狭い範囲向け。
カインズ そのまま使える除草剤 4L:家庭用・駐車場・庭向けで「そのまま使える」(希釈不要)タイプ。手軽さ重視ならこちら。
アースカマイラズ 草消滅 4.5L:こちらも家庭用の大容量。コストパフォーマンス重視の人に。
プリグロックスL:農園芸・業務用の広葉雑草型。庭の隅など広範囲にわたって除草したい場合。
ナブ乳剤 500 ml:やや専門的な商品。庭木の近くや他の植栽を傷めず雑草だけを駆除したい場面に検討可。
除草剤使用時の注意点
ラベルや登録用途を必ず確認。庭・公共地・近隣環境では使用制限がある場合があります。
散布前後の天候チェック:雨の直前・直後の散布は効果低下や流出リスクがあります。例として農薬「ボクサー」に使用上の注意が記載されています。
周囲の植物・植栽・水路・河川・動植物への影響に配慮。特に非選択性(どんな草でも枯らす)除草剤は慎重に扱う。
花粉症の原因植物であるため、除草作業時にも花粉が飛散する可能性あり。マスク・手袋・長袖着用が望ましい。
除草剤は「万能」ではありません。特に繁茂・根が深い雑草の場合、手作業+定期刈り+除草剤の併用が現実的です。
種子散布を防ぐため、「種がこぼれる前」「花穂が成熟する前」に除草を完了させることが重要です。
花粉対策には、近くに生えているブタクサを抜き取るか、刈り取るか、除草剤をまくかで対策しましょう。
ブタクサがすでに生えてしまった状況で除草剤を使う場合は、葉から吸収されて根まで除草する液体タイプのサンフーロンなどの除草剤がおすすめです。
次は、ブタクサを食べることはできるのかをお伝えします!
ブタクサを食べることはできるの?
ブタクサは、食べることもできますが、あまりおいしくないそうです。
茹でてお浸しにも出来るそうですが、春菊よりも苦味があり、食べずらいそうなので積極的に食べることはおすすめできません。
次に、ブタクサの花言葉や名前の由来をお伝えします!
ブタクサの花言葉や名前の由来はなに?学名(正式名称)や英語でなんていうの?
ブタクサの花言葉は、「よりを戻す」・「幸せな恋」です。
また、学名は「Ambrosia artemisiifolia L.」で、英語では「Ragweed」です。
それでは最後に、ブタクサの種類や品種をお伝えします!
ブタクサの種類や品種は何があるの?
ブタクサが属するブタクサ属には、ブタクサのほかに「オオブタクサ」が属しています。
オオブタクサは草丈がブタクサより高く、ブタクサが30cm~120cmなのに対し、オオブタクサは300cmにもなるそうです。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
ブタクサのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは9個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ブタクサの画像(写真)!アレルギー症状の特徴は?
ブタクサのアレルギー症状は、春の花粉症と同じく、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりが主な症状です。
そのほかに目・鼻・のどのかゆみなどがあります。
②ブタクサの花粉の季節や開花時期はいつ頃なの?いつからいつまで続くの?
ブタクサの開花時期は、7月~9月です。
ブタクサ花粉症の時期は7月頃からはじまり、8月頃には盛んになって10月までピークが続きます。
③ブタクサの生息地やどんな場所に生えてるの?北海道や東京に多いの?
ブタクサは、畑地、樹園地、牧草地、河川敷、荒れ地、道ばたなどに自生する雑草です。
北海道では南西部に多く自生していて、東京でも各地で見られます。
④ブタクサのアレルギーを抑える食べ物はなにがあるの?
ブタクサに限らず、花粉症対策になる食べ物は、乳酸菌や食物繊維、ビタミンDが含まれるものだと言われています。
具体的には、ヨーグルトやれんこん、青魚やチョコレート、梅干しなどが挙げられます。
⑤ブタクサとヨモギやキリンソウとの見分け方は?
ブタクサとヨモギの違いは、ブタクサは香りがありませんが、ヨモギには香りがあることです。
また、見た目の違いは葉の裏でチェックしましょう。
ブタクサは緑色をしていてスベスベしていますが、ヨモギの葉の裏は白く、産毛がたくさん生えているのが違いの1つです。
また、ブタクサの葉は掌状で3裂~5裂の切れ込みがあり、葉の形がクワに似ていますが、キリンソウの葉は肉厚で切れ込みはなく、葉の縁が中央から先端までギザギザとしています。
⑥ブタクサの除草(駆除)のやり方は?おすすめの除草剤は?
ブタクサは繁殖力が強く、近年では各地で増加傾向にあります。
花粉対策には、近くに生えているブタクサを抜き取るか、刈り取るか、除草剤をまくかで対策しましょう。
ブタクサがすでに生えてしまった状況で除草剤を使う場合は、葉から吸収されて根まで除草する液体タイプのサンフーロンなどの除草剤がおすすめです。
⑦ブタクサを食べることはできるの?
ブタクサは、食べることもできますが、あまりおいしくないそうです。
⑧ブタクサの花言葉や名前の由来はなに?学名(正式名称)や英語でなんていうの?
ブタクサの花言葉は、「よりを戻す」・「幸せな恋」です。
また、学名は「Ambrosia artemisiifolia L.」で、英語では「Ragweed」です。
⑨ブタクサの種類や品種は何があるの?
ブタクサが属するブタクサ属には、ブタクサのほかに「オオブタクサ」が属しています。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。





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