みなさんこんにちは。
今回は、ディアスキアについてまとめていきたいと思います。
ディアスキアは、ゴマノハグサ科ディアスキア属に属する植物です。
原産地は南アフリカで、環境さえ合えば良く育ちます。
一年草のタイプと多年草のタイプがあり、学名は「Diascia barberae」で、原種である一年草タイプの種類がそのまま学名となっています。
今回は、ディアスキアについてのポイント、
以上10個の点についてお伝えします。
まずはディアスキアの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ディアスキアの育て方は?
ディアスキアは、一年草のタイプと多年草のタイプがあります。
どちらも育て方は同じですが、多年草のタイプで育て方をしっかりとしていても枯れてしまうこともあります。
少し栽培は難しい植物ですが、多年草のタイプなら晩秋から冬にかけての花の少ない時期にもカラフルな花を付けてくれるので、観賞価値は十分でしょう。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ディアスキアが好む環境についてお伝えします!
ディアスキアの育て方!環境はどうする?
ディアスキアは、寒い地域では越冬が難しく、暑い地域では夏越しが難しい面があります。
基本的には、日当たりが良く水はけの良い場所で育てるのが適しています。
しかし、九州より南の地方の直射日光や、関東辺りの真夏の直射日光は嫌います。
また、マイナス5℃までの耐寒性はありますが、霜には弱く梅雨の長雨にも弱い面があります。
そのため、鉢植えで移動しながら育てるのが一番でしょう。
どうしても地植えにしたい場合は、半日陰の場所に植え付け、霜よけをしたり日よけをして対応してください。
次は、ディアスキアに適した用土についてお伝えします!
ディアスキアを育てる際の適した用土は何?
ディアスキアは、水はけの良い用土で育てましょう。
市販の花の培養土でも十分に育ちますが、パーライトを2割ほど混ぜて水はけを良くしてから使用してください。
自分で土を配合する場合は、赤玉土(小粒)5:腐葉土3酸度調整済みのピートモス2の割合が適しています。
また、地植えする場合は植え付ける2週間前に庭の土を苦土石灰で中和させてください。
水はけが悪い場合は、腐葉土を混ぜたり盛り土をしましょう。
次は、ディアスキアに必要な肥料についてお伝えします!
ディアスキアの育て方!肥料はどうする?
ディアスキアは、肥沃な土壌を好みます。
地植えする場合は、土を中和したあとに緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきましょう。
また、多年草のタイプものを地植えする場合は秋に緩効性化成肥料を追肥してください。
ディアスキアを鉢植えする場合は、夏場の追肥はやめましょう。
10月~4月の花期に緩効性の化成肥料を少しずつ施してください。
大量に肥料を与えると根が傷み、枯れることもありますが、花期は肥料が切れると花が付かなくなるので難しい面はあります。
株の様子をよく観ながら追肥するようにしましょう。
では次は、ディアスキアの水やりポイントについてお伝えします!
ディアスキアを育てる際の水の量はどうする?
ディアスキアは、乾燥気味に育てましょう。
地植えの場合は、ほぼ降雨のみで育ちますが乾燥が続く場合は水やりをしてください。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。
しかし、多湿を嫌うので鉢植えの場合も季節に合わせて水やりをする必要があります。
一番良い方法は、鉢の土の中に割りばしなどを入れて、乾燥状態を確認してから水やりをすると良いでしょう。
以上で基本的なディアスキアの育て方については終わりです。
次はディアスキアの写真をお見せします!
ディアスキアの画像(写真)!特徴は?
ディアスキアは、草丈10cm~40cmと品種により様々です。
花径は2cm~3cmほどで、花の形はゴマノハグサ科の植物に多く見られる独特な形をしています。
その形は、唇形と言って人が口を開いた時の唇のような形です。
上唇は4裂していますが、下唇は大きな1枚の花びらで構成されています。
下唇の背面には、2つの距(キョ)と呼ばれる突起があるのが特徴です。
この突起は中が空洞で袋状をしており、「ディアスキア」という名前はこの突起に由来しています。
「Diascia(ディアスキア)」の「dis」はギリシャ語で「2つ」という意味で、「askos」は「袋」を意味しています。
また、ディアスキアは花色も豊富でピンク色、白色、オレンジ色など様々です。
葉は心形~披針形で、縁に細かいギザギザがあり、対生しています。
種も多く付けるので、一年草のタイプでも種を採取しておけばまくことができます。
匍匐性の品種もあり、南アフリカに約70種が確認されていて観賞用に世界中で栽培され、園芸品種も様々なものが生まれています。
次に、ディアスキアの開花時期をお伝えします!
ディアスキアの開花時期や季節はいつ頃なの?
ディアスキアの開花時期は、4月~6月です。
また、多年草のタイプは10月~12月にも花を咲かせてくれます。
一年草のタイプでも多年草のタイプでも、年中緑色の葉色を保ってくれる常緑一年草、常緑多年草です。
次は、ディアスキアの苗の植え付けのポイントをお伝えします!
ディアスキアの苗の植え付けのポイントは?
ディアスキアの植え付けは、4月~5月又は10月~11月に行いましょう。
暑くなるにつれて成長が鈍るので、4月~5月に植え付ける場合はなるべく早めに植え付けてください。
また、10月~11月の植え付けは寒さが厳しくなる前に行い、霜に注意しましょう。
立性のディアスキアを鉢植えするのであれば、65cmプランターか10号鉢に5株を目安に植え付けてください。
匍匐性であれば、65cmプランターに3株が目安です。
ディアスキアは、そこまで大きくならないので見栄えよく植え付けるにはこのような目安になります。
それでは次に、ディアスキアの寄せ植えに合う植物をお伝えします!
ディアスキアの寄せ植えに合う植物はなにがあるの?
ディアスキアを寄せ植えする場合は、同じような環境を好み、同じゴマノハグサ科に属する宿根ネメシアと植え付けると良いでしょう。
宿根ネメシアは花数が少ないので、花数の多い一年草のタイプのネメシアもありますので、お好みに合わせてください。
しかし、ディアスキアは寄せ植えにも人気がありますが、蒸れに弱く灰色カビ病やウイルス病、アブラムシ、ハダニが発生することがあります。
寄せ植えにする際は、風通しがよい環境を作り、花後は花茎を株元から切り落としましょう。
とくにウイルス病にかかってしまったら、抜き取ることをおすすめします。
次は、ディアスキアの挿し木のやり方をお伝えします!
ディアスキアの増やし方!挿し木のやり方はどうするの?
ディアスキアの挿し木は、4月下旬~6月下旬又は9月上旬~10月上旬に行いましょう。
やり方は、新しく出た元気な新芽を7cm~10cmほどの長さに切り落とします。
切り落としたら1時間ほど水に挿して吸水させてください。
吸水させたら湿らせた挿し木用土に挿しましょう。
日陰で乾燥させないように管理してください。
また、ディアスキアは株分けでも増やせますので、株分けする場合は植え替えと同時に行いましょう。
植え替えや株分けも、挿し木と同時期に行えます。
次に、ディアスキアの種まき時期と種まきのポイントをお伝えします!
ディアスキアの種まき時期と種まきのポイントは?
ディアスキアの種まきは、9月~10月に行いましょう。
しかし、発芽温度は20℃前後なので霜が降りるような寒冷地の場合は、4月~5月に行ってください。
種まきは、播種箱に清潔な用土を入れ、種が重ならないようにばらまくようにまいてください。
覆土は2mmほどで十分です。
発芽まではジョウロや霧吹きなどで優しく水やりをするか、鉢の底から水を吸水できるように底面吸水で水を与えましょう。
乾かさないように管理し、本葉が2枚~3枚ほどになったらポットに移し、4枚~6枚ほどになったら植え付けたい場所へ植え付けましょう。
次は、ディアスキアの販売場所をお伝えします!
ディアスキアの販売場所は?通販で買えるの?
ディアスキアは、園芸店やインターネット通販で購入できます。
インターネットであれば楽天市場や、園芸店のオンラインショップで販売しています。
苗は1000円以内で購入できるものが多いので、たくさん購入して育てると見ごたえがあってよいでしょう。
それでは次に、ディアスキアの花言葉や和名をお伝えします!
ディアスキアの花言葉や和名はなに?
ディアスキアの花言葉は、「私を許して」です。
この花言葉の由来は、風に揺れて上を向いてい咲く小さな花姿が、許しを請いているように見えるからでしょうか。
また、ディアスキアは英語で「Twinspur」と呼ばれていて、和名はこれを訳した「ニカクソウ(二角草)」です。
それでは最後に、ディアスキアの種類や品種をお伝えします!
ディアスキアの種類や品種は何があるの?ダーラなど
ディアスキアは、南アフリカに約70種が確認されています。
多年草のタイプと一年草のタイプがありますが、一般的に流通しているのは多年草のタイプです。
多年草のタイプは「ディアスキア・インテゲリマ種」、「ディアスキア・リゲスケンス種」、「ディアスキア・モルテネンシス種」が主な種類となります。
(ディアスキア・インテゲリマ)
一年草のタイプは原種である「ディアスキア・バーベラエ種」が主な種類で、園芸品種も多く出回っています。
また、「ディアスキア・ダーラ」は花付きが良くなるよう品種改良された園芸品種です。
「ディアスキア・ダーラ・アップルブロッサム」や「ディアスキア・ダーラ・オレンジ」などの品種があります。
(ディアスキア・ダーラ・ピンク)
そして、「ディアスキア ・ディアモンテ・コーラル」は、半耐寒性多年草です。
(ディアスキア ・ディアモンテ・コーラル)
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
ディアスキアのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは10個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ディアスキアの育て方(環境、土、肥料、水やり)
ディアスキアは、寒い地域では越冬が難しく、暑い地域では夏越しが難しい面があります。
そのため、鉢植えで移動しながら育てるのが一番でしょう。
基本的には、日当たりが良く水はけの良い場所が適しています。
どうしても地植えにしたい場合は、半日陰の場所に植え付け、霜よけをしたり日よけをしたりして対応しましょう。
用土は、水はけの良い肥沃な用土で育ててください。
地植えの場合は、土を中和したあとに緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきましょう。
鉢植えの場合は、花期に緩効性の化成肥料を少しずつ施していきましょう。
また、水やりは乾燥気味に育てるように株の様子を見ながら行ってください。
②ディアスキアの画像(写真)!特徴は?
ディアスキアは、草丈が10cm~40cmと品種により様々です。
花径は2cm~3cmほどで、花の形は唇形と言って人が口を開いた時の唇のような形をしています。
上唇は4裂していますが、下唇は大きな1枚の花びらで構成されています。
下唇の背面には2つの距(キョ)と呼ばれる突起があります。
また、ディアスキアは花色も豊富でピンク色、白色、オレンジ色など様々です。
葉は心形~披針形で縁に細かいギザギザがあり、対生しています。
種も多く付けるので、一年草のタイプでも種を採取しておけばまくことができます。
③ディアスキアの開花時期や季節はいつ頃なの?
ディアスキアの開花時期は、4月~6月です。
また、多年草のタイプは10月~12月にも花を咲かせてくれます。
そして、年中緑色の葉色を保ってくれる常緑一年草、常緑多年草です。
④ディアスキアの苗の植え付けのポイントは?
ディアスキアの植え付けは、4月~5月又は10月~11月に行いましょう。
立性のディアスキアであれば、65cmプランターか10号鉢に5株を目安に植え付けてください。
匍匐性であれば、65cmプランターに3株が目安です。
⑤ディアスキアの寄せ植えに合う植物はなにがあるの?
ディアスキアは、同じような環境を好む宿根ネメシアと寄せ植えすると良いでしょう。
宿根ネメシアは花数が少ないので、花数の多い一年草のタイプのネメシアもありますので、お好みに合わせてください。
しかし、ディアスキアは蒸れに弱く、灰色カビ病やウイルス病、アブラムシが発生することがあります。
寄せ植えにする際は風通しがよい環境を作り、花ガラはこまめに摘み取りましょう。
⑥ディアスキアの増やし方!挿し木のやり方はどうするの?
ディアスキアの挿し木は、4月下旬~6月下旬又は9月上旬~10月上旬に行いましょう。
新しく出た元気な新芽を7cm~10cmほどの長さに切り落とします。
切り落としたら1時間ほど水に挿して吸水させてください。
吸水させたら湿らせた挿し木用土に挿しましょう。
日陰で乾燥させないように管理してください。
⑦ディアスキアの種まき時期と種まきのポイントは?
ディアスキアの種まきは、9月~10月に行いましょう。
しかし、発芽温度は20℃前後なので寒冷地の場合は、4月~5月に行ってください。
播種箱に清潔な用土を入れ、種が重ならないようにばらまくようにまいてください。
覆土は2mmほどで十分です。
発芽まではジョウロなどで優しく水やりをするか、底面吸水で水を与えましょう。
乾かさないように管理し、本葉が2枚~3枚ほどになったらポットに移してください。
⑧ディアスキアの販売場所は?通販で買えるの?
ディアスキアは、園芸店やインターネット通販で購入できます。
⑨ディアスキアの花言葉や和名はなに?
ディアスキアの花言葉は、「私を許して」です。
和名は「ニカクソウ(二角草)」です。
⑩ディアスキアの種類や品種は何があるの?ダーラなど
ディアスキアは、「ディアスキア・インテゲリマ種」・「ディアスキア・バーベラエ種」など南アフリカに約70種が確認されています。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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