みなさんこんにちは。
今回は、山吹(ヤマブキ)についてまとめていきたいと思います。
山吹(ヤマブキ)は「バラ科」「ヤマブキ属」の原産地が日本と中国の落葉の低木で、樹高は1~2mにもなります。
学名は「Kerria japonica」です。
山吹(ヤマブキ)の花の色は、黄色からオレンジ色に近い、いわゆる「ヤマブキイロ」と呼ばれています。
山吹(ヤマブキ)は、ヤマブキ属に分類されていのは「本種の山吹(ヤマブキ)」のみになるので、一属一種の花木で日本の原産種なのでとても育てやすいです。
今回は、山吹(ヤマブキ)についてのポイント、
以上11個の点についてお伝えします。
まずは山吹(ヤマブキ)の育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
山吹(ヤマブキ)の育て方は?
山吹(ヤマブキ)は、耐寒性・耐暑性がありますが日射しの強い場所は苦手です。強い日差しにあててしまうと花付きが悪くなります。
また、山吹(ヤマブキ)は乾燥に弱く、土が乾いてしまうと根付く前に枯れてしまうことがあるので水やりには注意してくださいね。
山吹(ヤマブキ)は、耐寒性があるので霜ににも強く、氷点下になっても防寒対策をする必要はないので安心してください。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、山吹(ヤマブキ)が好む環境についてお伝えします!
山吹(ヤマブキ)の育て方!環境はどうする?日陰でも育つの?
山吹(ヤマブキ)は、湿気を好んでいて、乾燥・西日も苦手です。
日当たりと水はけのよい場所で育ててあげましょう。
ですが、日当たりがずっと続くような場所に植えず、半日陰に植えるのもいいでしょう。
次は、山吹(ヤマブキ)に適した用土についてお伝えします!
山吹(ヤマブキ)を育てる際の適した用土は何?
山吹(ヤマブキ)は、有機質が多い土を好みます。有機質が少ないと生育が良くならなくなります。
赤玉土:腐葉土の8:2の割合で混ぜた土を使用しましょう。
山吹(ヤマブキ)は乾燥が苦手なため、少し湿り気のある土壌のほうがよく育ってくれます。
次は、山吹(ヤマブキ)に必要な肥料についてお伝えします!
山吹(ヤマブキ)の育て方!肥料はどうする?
山吹(ヤマブキ)の肥料は1月か2月に一度、油かす:骨粉を6:4に混ぜた有機肥料を株元に与えるか、緩効性化成肥料を与えましょう。
では次は、山吹(ヤマブキ)の水やりポイントについてお伝えします!
山吹(ヤマブキ)を育てる際の水の量はどうする?
山吹(ヤマブキ)は、春から秋は特に、表土が乾いたらたくさんと水を与えてください。
地植えの場合は根付いてしまえば、ほぼ降雨のみで育ちますが夏場の乾燥に注意しながら水やりをしましょう。
湿気のある場所に植えた場合は、根付いていればそれほど水を必要としません。
以上で基本的な山吹(ヤマブキ)の育て方については終わりです。
次は山吹(ヤマブキ)の写真をお見せします!
山吹(ヤマブキ)の花や実の画像(写真)!特徴は?
山吹(ヤマブキ)は「源氏物語」や「万葉集」に多く登場するほど昔から愛されていました。
和歌にも多く読まれてきたことで山吹(ヤマブキ)は、代表的な「春の季語」とされています。
また、「恋の花」として女性に多く親しまれていたようです。
「太田道灌(オオタドウカン)」という室町時代の扇谷上杉家の家宰である武将の話も有名で、「太田道灌と山吹の伝説」などと語り継がれています。気になる方は調べてみてくださいね。
山吹(ヤマブキ) の特徴は、葉は縁がギザギザで全体に毛が生えており、裏表で葉の色が違います。
表は濃い緑色で裏は薄い緑色をしています。枝は細く長く伸びていき、この枝先に向かって花が咲きます。
山吹(ヤマブキ)は花後に星形のようなヘタが残った後に実がなり、茶褐色に熟していきます。
ちなみに白山吹(シロヤマブキ)は、実が熟すと黒くなっていきます。
次に、山吹(ヤマブキ)の開花時期をお伝えします!
山吹(ヤマブキ)の開花時期(咲く時期)や季節はいつ頃なの?
山吹(ヤマブキ) の開花時期4月~5月で、枝の先に向かって重なるように鮮やかな色の花を咲かせます。
花の直径は2cm~3cmで、花弁は品種により、一重も八重咲もあります。
それでは次に、山吹(ヤマブキ)の苗の植え付けのやり方をお伝えします!
山吹(ヤマブキ)の苗の植え付けのやり方は?
山吹(ヤマブキ)の苗の植え付けの適期は、落葉した10月~12月か2月下旬~3月で、特に寒くなる季節は避けましょう。
山吹(ヤマブキ)を植えている鉢が根でいっぱいになったら、一回りから二回り大きな鉢に植え替えてあげてください。
深植えにならないよう、植え穴は浅く広く掘るようにしてください。
植え付け直後に水をたくさん与えて、株元に腐葉土などを被せて土を乾かさないようにしましょう。
次は、山吹(ヤマブキ)の鉢植え(盆栽)や庭植えで育てる際のポイントをお伝えします!
山吹(ヤマブキ)の鉢植え(盆栽)や庭植えで育てる際のポイントは?
山吹(ヤマブキ)は、新しい枝が次から次へと芽吹き、地下茎を伸ばしていくので余裕をもった場所に植えてあげてください。
山吹(ヤマブキ)を育てる際は、植えつけてから支柱を立てましょう。
次に、山吹(ヤマブキ)の剪定のポイントをお伝えします!
山吹(ヤマブキ)の剪定の時期やポイントは?
山吹(ヤマブキ)はあまり剪定は必要ありません。
ですが山吹(ヤマブキ)は1本の枝の寿命が短いので、植えてから何年か経つと古い枝が弱るので弱った枝の根元から10cmくらい残して切り、間引き剪定をしましょう。
剪定の適期は落葉期の11月~2月になります。
春から夏の間は枝を切らないようにして、刈り込み剪定は避しないようにしてください。
それでは次に、山吹(ヤマブキ)の増やし方をお伝えします!
山吹(ヤマブキ)の増やし方!挿し木や種まきのやり方は?
山吹(ヤマブキ)は、株分けと挿し木で増やします。
山吹(ヤマブキ)は、挿し木の適期が6月~7月なのですが、真夏と冬を避ければいつでも植えられます。
山吹(ヤマブキ)の挿し木のやり方は、新しく生えた枝を先端から5cm~15cmくらいに切り取り、水揚げをして、赤玉土(小粒)などの用土に挿しておきましょう。
次は、山吹(ヤマブキ)の害虫の対策法をお伝えします!
山吹(ヤマブキ)の害虫の対策方法は?
山吹(ヤマブキ)は、害虫の被害にあうことはああまりありませんが、ハダニとシロオビアワフキが発生することがあります。
ハダニは、水が苦手なので予防対策に、水やりをするときに葉裏まで水をかけてあげましょう。
それでもハダニがついてしまった場合は、早めに殺ダニ剤で駆除してください。
シロオビアワフキは、茎に卵を産み付けられるとそこから幼虫が生まれて植物の栄養を吸い取り成長します。
見つけ次第、ピンセットなどで取り除き駆除しましょう。
次に、山吹(ヤマブキ)に似た花をお伝えします!
山吹(ヤマブキ)に似た花は何がある?
「白山吹(シロヤマブキ)」という植物がよく山吹と間違われますが、シロヤマブキは「バラ科」「シロヤマブキ属」の花木で、「ヤマブキ属」の山吹と「シロヤマブキ属」の白山吹では別属になります。
白山吹(シロヤマブキ)はレッドリスト絶滅危惧IB類と指定されている貴重な花木です。
白山吹(シロヤマブキ)は、山吹に似ている花が白色に咲くのでこの名が付けられました。
見分け方は、山吹の花が5弁に対し、白山吹(シロヤマブキ)の花は4弁になります。
また、葉は白山吹(シロヤマブキ)の方が葉脈の皺が多いのが特徴です。
それでは次に、山吹(ヤマブキ)の花言葉をお伝えします!
山吹(ヤマブキ)の花言葉はなに?英語名ではなんていうの?
山吹(ヤマブキ)の花言葉は「気品」「崇高」「金運」「高貴」「ずっと待っていました」です。
「金運」は、重なるように咲く黄色い花の姿から名付けられました。
山吹(ヤマブキ)の英名は、「Kerria」「Japanese kerria」「Japanese rose」と呼ばれています。
最後に、山吹(ヤマブキ)の種類をお伝えします!
山吹(ヤマブキ)の種類や品種は何があるの?別名はなに?
山吹(ヤマブキ)の別名は、棣棠(ヤマブキ)・山振(ヤマブリ)・面影草(オモカゲグサ)・鏡草(カガミグサ)・ジャパニーズローズ
と色々あります。
山振(ヤマブリ)という呼び名は、細長くしなやかな枝が風に揺られてる様子から付けられ、日本の古語から「山振」と書きました。
山吹(ヤマブキ)の品種で「ヤエヤマブキ」と「フイリヤマブキ」があります。
「ヤエヤマブキ」は、「バラ目」「バラ科」「ヤマブキ属」の落葉低木で、漢字で「八重山吹」と書き、人によって品種改良されて誕生した八重咲きの園芸品種です。
学名は「Kerria japonica ‘Pleniflora’」です。
ヤエヤマブキは、樹高が2mくらいに成長するので山吹(ヤマブキ)よりも樹高が高くなり、株は直立しています。
八重咲き、または大きめの花が咲く品種ですが山吹(ヤマブキ)と違って実はならないのが特徴です。
「フイリヤマブキ」は、「バラ科」「ヤマブキ属」の落葉低木で、漢字で「斑入り山吹」と書き、一重咲きの花です。
学名は「Kerria japonica ‘Variegata’」です。
フイリヤマブキの葉は縁に白色の斑が入っているのが特徴で、樹高は1m~2mで山吹(ヤマブキ)と同じくらいの高さです。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
山吹(ヤマブキ)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは12個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①山吹(ヤマブキ)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
日当たりと水はけのよい場所で、赤玉土:腐葉土の8:2の割合で混ぜた土を使用し、肥料は1月か2月に一度、油かす:骨粉を6:4に混ぜた有機肥料を株元に与えるか、緩効性化成肥料を与えましょう。
水は、表土が乾いたらたくさんと与えてください.
②山吹(ヤマブキ)の花や実の画像(写真)!特徴は?
山吹(ヤマブキ) の特徴は、葉は縁がギザギザで全体に毛が生えており、裏表で葉の色が違います。
表は濃い緑色で裏は薄い緑色をしています。枝は細く長く伸びていき、この枝先に向かって花が咲きます。
花後に星形のようなヘタが残った後に実がなり、茶褐色に熟していきます。
③山吹(ヤマブキ)の開花時期(咲く時期)や季節はいつ頃なの?
開花時期4月~5月で、枝の先に向かって重なるように鮮やかな色の花を咲かせます。
④山吹(ヤマブキ)の苗の植え付けのやり方は?
落葉した10月~12月か2月下旬~3月で、鉢が根でいっぱいになったら、一回りから二回り大きな鉢に植え替えてあげてください。
深植えにならないよう、植え穴は浅く広く掘るようにして、
植え付け直後に水をたくさん与えて、株元に腐葉土などを被せて土を乾かさないようにしましょう。
⑤山吹(ヤマブキ)の鉢植え(盆栽)や庭植えで育てる際のポイントは?
新しい枝が次から次へと芽吹き、地下茎を伸ばしていくので余裕をもった場所に植えてあげてください。
植えつけてから支柱を立てましょう。
⑥山吹(ヤマブキ)の剪定の時期やポイントは?
剪定の適期は落葉期の11月~2月で、植えてから何年か経つと古い枝が弱るので弱った枝の根元から10cmくらい残して切り、間引き剪定をしましょう。
⑦山吹(ヤマブキ)の増やし方!挿し木や種まきのやり方は?
山吹(ヤマブキ)は、挿し木の適期が6月~7月で挿し木のやり方は、新しく生えた枝を先端から5cm~15cmくらいに切り取り、水揚げをして、赤玉土(小粒)などの用土に挿しておきましょう。
⑧山吹(ヤマブキ)の害虫の対策方法は?
ハダニは、水が苦手なので予防対策に、水やりをするときに葉裏まで水をかけてあげましょう。
それでもハダニがついてしまった場合は、早めに殺ダニ剤で駆除してください。
シロオビアワフキは、茎に卵を産み付けられるとそこから幼虫が生まれて植物の栄養を吸い取り成長します。
見つけ次第、ピンセットなどで取り除き駆除しましょう。
⑨山吹(ヤマブキ)に似た花は何がある?
「白山吹(シロヤマブキ)」という植物がよく山吹と間違われますが、シロヤマブキは「バラ科」「シロヤマブキ属」の花木で、「ヤマブキ属」の山吹と「シロヤマブキ属」の白山吹では別属になります。
⑩山吹(ヤマブキ)の花言葉はなに?英語名ではなんていうの?
山吹(ヤマブキ)の花言葉は「気品」「崇高」「金運」「高貴」「ずっと待っていました」。
英名は、「Kerria」「Japanese kerria」「Japanese rose」。
⑪山吹(ヤマブキ)の種類や品種は何があるの?別名はなに?
山吹(ヤマブキ)の別名は、棣棠(ヤマブキ)・山振(ヤマブリ)・面影草(オモカゲグサ)・鏡草(カガミグサ)・ジャパニーズローズです。
山吹(ヤマブキ)の品種で「ヤエヤマブキ」と「フイリヤマブキ」があります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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