みなさんこんにちは。
今回は、ずいきについてまとめていきたいと思います。
サトイモやハスイモなどの葉柄部分をずいきと呼び、日本食では煮物・和え物・酢の物で食べられています。
ミネラル・タンパク質・炭水化物・脂肪を含んでおり、繊維質も多く安価で栄養素が多いので家庭の食卓でも目にしたことがある野菜ですね。
微量のサポニンを含み血中のコレステロールを分解する効果があるという説もあり、これからも注目されていく食品のひとつです。
アクも少なく柔らかくて美味しいのですが、育てるのに手間がかかるので数が少ないので高級食材として料亭に主に卸されています。
ずいきの皮をむいて乾燥させたものを「芋がら(または干しずいき)」と呼び、お湯で戻してから調理する保存食として利用されています。
今回は、ずいきについてのポイント、
以上7つの点についてお伝えします。
まずはずいきの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ずいきの育て方(栽培)は?
ずいきはサトイモの茎の部分なので、茎を長く育てるために日当たりが良すぎる場所は避けて育ててくださいね。
また、種芋をそのまま畑に植えるより、3月頃の種芋を植える際にポットに一度植えて苗にしましょう。
そして5月頃まで育てた苗を畑に植えることにより、綺麗にずいきを整列させる事が出来るので太さがそろいやすくなりますよ。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ずいきが好む環境についてお伝えします!
ずいきの育て方!環境はどうする?
ずいきは多潅水で育てると葉柄が長く柔らかくなり食べやすくなりますよ。
次は、ずいきに適した用土についてお伝えします!
ずいきを育てる際の適した用土は何?
ずいきは土が乾燥してしまうと育たなくなってしまうので、黒土など水持ちがよい土がおすすめです。
また、ずいきは連作するとネグサレセンチュウが発生しやすくなるので植える場所に気を付けてあげましょう。
水はけのよい場所では、梅雨明けに敷き藁やマルチなどをして乾燥を防いであげるものいいですよ。
次は、ずいきに必要な肥料についてお伝えします!
ずいきの育て方!肥料はどうする?
ずいきは植え付けの2週間前までに苦土石灰をまいてよく耕しておいてください。
そして、1週間前までに化成肥料と堆肥を全体にまいて耕し、畝を作ってあげて下さいね。
追肥は5月下旬と6月下旬に行ってあげましょう。
では次は、ずいきの水やりポイントについてお伝えします!
ずいきを育てる際の水の量はどうする?
ずいきは水切れを起こすと成長が悪くなってしまいます。
畑の場合、水やりを毎日する必要はありませんが土が適度に湿り気を持つように管理してあげましょう。
夏場など、ずいきの葉がしんなりしているのを見かけたら水やりをしてあげて下さいね。
以上で基本的なずいきの育て方については終わりです。
次はずいきの写真をお見せします!
ずいきの画像(写真)!特徴は?
よく市場で見られるずいき、赤ずいきです。
茎が赤いヤツガシラや海老芋の茎柄で、茎が赤いので赤ずいきと呼ばれています。
ずいきは初夏~夏にかけて収穫される夏野菜で、綺麗な薄紅色とお酢との相性が良いことから夏の食卓にぴったりです。
こちらはハス芋の茎である青ずいきです。
青ズイキは食用部分が緑色なのが特徴で、青ズイキの元となるハスイモは食用としては出回っていません。
こちらが芋がらと呼ばれる干しずいきです。
乾燥させて日持ちするようにされているので、スーパーなどでも乾物として売られているのを見かけることが出来ます。
次に、ずいきの開花時期をお伝えします!
ずいきの開花時期や季節はいつ頃なの?
ずいきは8月~9月に下の方から上に上にと花を咲かせますが、大株のずいきほど花を咲かせることが多いようです。
色は黄色が多いですが、品種によっては白い花を付けることもあります。
次は、ずいきの調理方法をお伝えします!
ずいきの調理方法は?アク抜きしないと喉が痛くなるの?
ずいきはあく抜きをした後、煮物・和え物・酢の物・酢味噌和え・けんちん汁・味噌汁などで美味しくいただくことが出来ます。
ずいきはできるだけ早くあく抜きをするのがいいのですが、すぐにあく抜きができない場合は新聞紙などに包んで冷暗所で保存してくださいね。
また、あく抜きをした後のずいきは冷凍保存が可能ですので、くっつかないようにして冷凍するといいですよ。
ずいきはアクが強い野菜なので、しっかりとあく抜きをしてから調理を始めてください。
アク抜きがしっかりできていないと、喉に刺さるようなイガイガとした痛みを感じます。
ずいきのアクは水に浸しておくくらいでは抜けないくらい強いので、はじめに皮をむく時に肌が弱い人は手袋をして剥くか、先に茹でてから皮むきをしてくださいね。
ずいきのあく抜きは、まず茹でる鍋の直径に合わせてズイキを適当な大きさに切り皮をむいて、酢を少し加えた水に1時間ほど浸しておきます。
その後、水ですすいだ後酢を少し加えたお湯でさっとゆで、水にさらした後絞って下さい。
味見をしてみてまだアクが残っていると感じたら、もう一度酢を加えたお湯で湯がいてくださいね。
他の方法としては、お酢と大根おろし、鷹の爪(あった方がいいですが、無くても大丈夫です)を入れて沸騰させたお湯に、皮をむいて30分ほど水にさらしたずいきを入れて茹でましょう。
ゆであがった後は水にさらし、水気を切ってから使ってくださいね。
食べてみてまだアクが残っているようなら、もう一度湯がいてください。
それでは次に、ずいきはあく抜きを失敗するとのどが痛くなるのかをお伝えします!
ずいきはあく抜きを失敗すると喉が痛くなるの?
ずいきのアクの主な成分はシュウ酸カルシウムといい針状の結晶の形をしています。
なのでアクが残っていると喉を刺激してえぐみを感じ、ビリビリと喉に針が刺さったような痛みを感じます。
喉がイガイガしたり、口からのどまでチクチクヒリヒリしたり、口中がしびれたりといった感じ方をする人もいますので、しっかりとあく抜きをしてから食べてくださいね。
もし味見をしてみてこのような症状が出たらあく抜きがきちんとできていない証拠なので、もう一度あく抜きをしてから調理してみてください。
次は、ずいきの販売価格をお伝えします!
ずいきの値段や販売価格はいくらぐらいするの?
ずいきは、種芋の状態だと1キロ大体1800円前後で購入することが出来ます。
食用の場合は、1パック400円前後で購入できますよ。
最後に、ずいきの種類をお伝えします!
ずいきの種類や品種は何があるの?
ズイキは各地域で特産品として様々な種類があります。
加賀の伝統野菜として有名な「赤ずいき」は加賀野菜として認定されていて、6月中旬~9月にかけて出回ります。
奈良の伝統野菜として有名な「軟白ずいき」は奈良の伝統野菜である大和野菜として認定されています。
えぐみの少ない唐芋系のズイキを小さいうちから新聞紙などで光を遮ることにより、あくが少なく柔らかい白いずいきとして成長させたものです。
三重の特産として有名な「安芸ずいき」は三重県で栽培されているヤツガシラのずいきで、6月中旬~8月末頃まで出回っています。
大阪府貝塚の特産として有名な「紅ずいき」は貝塚で作られているずいきで、葉茎の色が赤褐色であることから紅ずいきと呼ばれています。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
ずいきのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは7つありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ずいきの育て方(環境、土、肥料、水やり)
ずいきは多潅水で育てると葉柄が長く柔らかくなり食べやすくなりますよ。
ずいきは土が乾燥してしまうと育たなくなってしまうので、黒土など水持ちがよい土がおすすめです。
また、ずいきは連作するとネグサレセンチュウが発生しやすくなるので植える場所に気を付けてあげましょう。
ずいきは植え付けの2週間前までに苦土石灰をまいてよく耕し、1週間前までに化成肥料と堆肥を全体にまいて耕して畝を作ってあげましょう。
追肥は5月下旬と6月下旬に行ってあげましょう。
また、ずいきは水切れを起こすと成長が悪くなってしまいます。
畑の場合、水やりを毎日する必要はありませんが土が適度に湿り気を持つように管理してあげましょう。
夏場など、ずいきの葉がしんなりしているのを見かけたら水やりをしてあげて下さいね。
②ずいきの画像(写真)!特徴は?
よく市場で見られるずいき、赤ずいきです。
茎が赤いヤツガシラや海老芋の茎柄で、茎が赤いので赤ずいきと呼ばれています。
ずいきは初夏~夏にかけて収穫される夏野菜で、綺麗な薄紅色とお酢との相性が良いことから夏の食卓にぴったりです。
こちらはハス芋の茎である青ずいきです。
青ずいきは食用部分が緑色なのが特徴で、青ずいきの元となるハスイモは食用としては出回っていません。
③ずいきの開花時期や季節はいつ頃なの?
ずいきは8月~9月に下の方から上に植えにと花を咲かせますが、大株のずいきほど花を咲かせることが多いようです。
色は黄色が多いですが、品種によっては白い花を付けることもあります。
④ずいきの調理方法は?アク抜きしないと喉が痛くなるの?
ずいきはあく抜きをした後、煮物・和え物・酢の物・酢味噌和え・けんちん汁・味噌汁などで美味しくいただくことが出来ます。
ずいきはできるだけ早くあく抜きをするのがいいのですが、すぐにあく抜きができない場合は新聞紙などに包んで冷暗所で保存してくださいね。
また、あく抜きをした後のずいきは冷凍保存が可能ですので、くっつかないようにして冷凍するといいですよ。
ずいきはアクが強い野菜なので、しっかりとあく抜きをしてから調理を始めてください。
ずいきのアクは水に浸しておくくらいでは抜けないくらい強いので、はじめに皮をむく時に肌が弱い人は手袋をして剥くか、先に茹でてから皮むきをしてくださいね。
ずいきのあく抜きは、まず茹でる鍋の直径に合わせてずいきを適当な大きさに切り皮をむいて、酢を少し加えた水に1時間ほど浸しておきます。
その後、水ですすいだ後酢を少し加えたお湯でさっとゆで、水にさらした後絞って下さい。
味見をしてみてまだアクが残っていると感じたら、もう一度酢を加えたお湯で湯がいてくださいね。
他の方法としては、お酢と大根おろし、鷹の爪(あった方がいいですが、無くても大丈夫です)を入れて沸騰させたお湯に、皮をむいて30分ほど水にさらしたずいきを入れて茹でましょう。
ゆであがった後は水にさらし、水気を切ってから使ってくださいね。
食べてみてまだアクが残っているようなら、もう一度湯がいてください。
⑤ずいきはあく抜きを失敗すると喉が痛くなるの?
ずいきのアクの主な成分はシュウ酸カルシウムといい針状の結晶の形をしています。
なのでアクが残っていると喉を刺激してえぐみを感じ、ビリビリと喉に針が刺さったような痛みを感じます。
もし味見をしてみてこのような症状が出たらあく抜きがきちんとできていない証拠なので、もう一度あく抜きをしてから調理してみてください。
⑥ずいきの値段や販売価格はいくらぐらいするの?
ズイキは、種芋の状態だと1キロ大体1800円前後で購入することが出来ます。
食用の場合は、1パック400円前後で購入できますよ
⑦ずいきの種類や品種は何があるの?
ずいきには、「赤ずいき」「軟白ずいき」「安芸ずいき」「紅ずいき」などがあります。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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