【ミミカキグサ(食虫植物)のまとめ!】育て方(植え替えや増やし方)と販売価格について等8個のポイント!








 

みなさんこんにちは。

今回は、ミミカキグサについてまとめていきたいと思います。

 

ミミカキグサは漢字で「耳掻草」と表記し、タヌキモ属の“食虫植物”です。

 

タヌキモ属の中でも水草として水中で育つものを「タヌキモ類」…そして地上で育つ種類を「ミミカキクサ類」と呼びます。

今回ご紹介する本種は後者の陸生植物に当たりますね。

 

ミミカキグサは世界中に分布しており、食虫植物の中では最も多い約200種類ほどが確認されています。

意外にも小ぶりで可愛らしい花をつけ、観賞用としても十分に見ごたえがある植物です。

 

今回は、ミミカキグサについてのポイント、

①ミミカキグサの育て方(環境、土、肥料、水やり)
②ミミカキグサの画像(写真)!捕虫嚢の特徴や捕虫(捕食)のやり方は?水中化したの?
③ミミカキグサの開花時期や季節はいつ頃?多年草なの?
④ミミカキグサの値段や販売価格はいくらぐらいなの?
⑤ミミカキグサの水耕栽培で育てる方法や苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
⑥ミミカキグサの増やし方!株分けや種まき時期と種まきのポイントは?発芽までの日数は?
⑦ミミカキグサの花言葉や英語名や漢字はなに?いつの誕生花なの?レッドデータに載っている?
⑧ミミカキグサの種類や品種は何があるの?リビダやクリオネやロンギフォリアやカリキフィダなど!

 

以上8個の点についてお伝えします。

まずはミミカキグサの育て方からお伝えします!

 

目次(クリックで飛べます)

ミミカキグサの育て方(栽培方法)は?冬越しはできるの?枯れる原因と対策方法は?

 

画像は湿地帯に自生するミミカキグサです。

 

ミミカキグサの国内種は本州以南に自生するので、それ以外の地域(※北海道など)では寒さ対策は必須です。

基本的に毎年花をつける『多年草』なので、外気温にさえ気をつければ全国どこでも冬超しは可能となります。

 

ミミカキグサの栽培ですが、基本的に耐寒性・耐暑性に乏しい部分があるので、極端な暑さ・寒さは避けて下さい。

 

食虫植物と聞くと何らかの昆虫などを与えなければいけないと思いますが、基本的に栽培の要は日照量となります

湿地帯など痩せた土壌に自生するので、あくまで食虫行為は栄養をカバーするために行う行為であり、日の光…そして風通しの良い環境下であれば問題なく育てることができます。

 

またミミカキグサは水田や湿地帯などが本来の自生地です。

 

用土や肥料も特別なものは必要なく、むしろ他の植物よりも簡素なもので充分栽培することができます。

ポットなどに植え付けプラ船などに水を張った『腰水栽培』がスタンダードな育てかたです。

 

ミミカキグサが枯れてしまう場合は「十分水に浸っていない」「日光に当てていない」「冬場と夏場の外気温」の3つが主要因です。

 

ミミカキグサを始めとする食虫植物は栄養が乏しい湿地帯の土壌に分布するので、その根から栄養素を吸収することが困難です。

そのため小型の虫などを捕獲し自身の栄養素にするのですが、栽培下では特に密生もしておらず日の光から光合成で栄養を作り出せるので、食虫行為をあえて促進する必要はありません。

 

また肥料過多・極端な夏冬の高温・低温も本来のミミカキグサの習性に反するので、避けるようにして下さい。

 

本来ミミカキグサは余り肥料を必要とはしません。

肥料については後述しますが、肥料過多は確実に『枯死』に繋がります。

更にミミカキグサは湿地帯や水田付近など、気温が安定した場所に分布します。

そのため気温の上下に十分配慮するようにして下さい。

 

ここからさらに詳しくお伝えします。

最初は、ミミカキグサが好む環境についてお伝えします!

 

ミミカキグサの育て方!生育環境はどうする?温度設定は?置き場所や日当たりはどうする?

 

ミミカキグサの栽培適温は20~28℃付近です。

前述の様に『真夏』『真冬』の外気にさらされると、呆気なく枯れてしまうので、この時期は無理せず屋内栽培に切り替えることをオススメします。

 

ミミカキグサの栽培の要はとにかく『日光』に当てること…そこにかかっています。

 

そのため太陽の出ている日中は常に日の当たる場所に置きつけてあげましょう。

日照量が少なくなると白くなり、呆気なく枯れ落ちるので注意して下さい。

 

次は、ミミカキグサに適した用土についてお伝えします!

 

ミミカキグサを育てる際の適した用土は何?ピートモスは必要なの?

 

ミミカキグサが欲する用土は水苔・弱酸性土です。

 

水苔はミミカキグサが欲する水分保持のために使い、そもそもの生息環境が弱酸性に傾きがちなので酸性よりの用土を使用しましょう。

赤玉土(小粒)や表題の『ピートモス』そして『鹿沼土』が最適ですが、そもそも貧相な土壌を好むので用土は単一で構いません。

必ずしも『ピートモス』である必要はありませんが、ピートモス単体の用土でも十分すぎるでしょう。

 

次は、ミミカキグサに必要な肥料についてお伝えします!

 

ミミカキグサの育て方!肥料はどうする?

 

ミミカキグサは大前提として肥料は全く必要としません。

 

よく食虫植物だから虫を与えなくては…と考える方も多いようですが、補虫行為はあくまで自然下の日照不足などをカバーする行為です。

そのため人工的な栽培下では虫の類を与える必要性は一切なく、逆に与えることでミミカキグサが弱る事があるので注意しましょう。

 

そしてミミカキグサが生息する湿地帯・水田地帯はそもそも半分水に浸かっている状態なので、栄養素は水に溶けだしています。

栽培下でもそれに倣い、肥料は一切与えないようにして下さい。

 

では次は、ミミカキグサの水やりポイントについてお伝えします!

 

ミミカキグサを育てる際の水の量はどうする?腰水は必要なの?

 

ミミカキグサは本来ジメジメとした土地、そして半水中化する傾向も持ちます。

 

そのため常に水に浸る形…『腰水』で必ず育成しましょう。

水切れもミミカキグサに取り命取りとなってしまうので、株ごとに鉢に入れ腰水に浸し栽培するのが大前提です。

 

以上で基本的なミミカキグサの育て方については終わりです。

次はミミカキグサの写真(画像)をお見せします!

 

ミミカキグサの画像(写真)!捕虫嚢の特徴や捕虫(捕食)のやり方は?水中化したの?

 

写真は水田に自生するミミカキグサです。

 

ミミカキグサは全世界に広く分布しており、特にアクアリウムなどで同属の「タヌキモ」がアマゾン自生の「水草」として販売されるほどです。

今回は国内、つまり日本に分布する「ミミカキグサ」について言及しましょう。

 

国内のミミカキグサは半水性の湿地帯植物であり、水中化することはできません。

 

あくまで湿った環境を強く好む食虫植物です。

同じ様な捕食形態を取る水草(完全水棲種)も国内種にあり「タヌキモ」として分けられています。

 

ミミカキグサやタヌキモは食虫植物ですが、他のモウセンゴケ・ハエトリソウ・ウツボカズラと並び大まかに4つの食虫形態があります。

 

この中でかろうじて『補虫嚢』と呼ばれる器官を持つのはミミカキグサとウツボカズラのみです。

ハエトリソウは葉と葉を素早く閉じ虫を挟み込む『閉じ込み式』そしてモウセンゴケは粘液のついた茎で虫が付いたら絡め捕る『粘着式』と呼ばれます。

 

そしてミミカキグサとウツボカズラの明確な差は『補虫嚢』の大きさと捕獲方法に他なりません。

 

ミミカキグサの補虫嚢は水中根に発生(地上根にも発生します)し、水中のミジンコなどの浮遊生物・湿地帯の微生物などを『吸い込んで捕える【吸い込み式】』と呼ばれます。

反対にウツボカズラは厳密に言えばその葉が進化した『補虫葉』と呼ばれ、獲物が消化液入りの穴に入るまで待つ『落とし込み式』と言われます。

 

ミミカキグサの補虫嚢は1mm足らずの大きさであり、肉眼ではほぼ確認することは不可能です。

 

ミミカキグサ補虫嚢の拡大画像です。

 

積極的に捕食するスタイルではなく、ミジンコなどの浮遊生物が補虫嚢に入ると即座に蓋をし消化してしまいます。

稀に茎や葉に補虫嚢が発生する事もあり、かなり微細な生物を捕獲するようですね。

補虫嚢内部の“消化液”と水分との浸透圧を利用し、その補虫嚢に微生物を捕食する事もあります。

ただ自然界でも捕食に至る事は稀であり、栽培下で食虫行為を助長する必要は一切ありません。

 

次は、ミミカキグサの開花時期や季節、多年草なのかについてお伝えします!

 

ミミカキグサの開花時期や季節はいつ頃?多年草なの?

 

画像の黄色みがかった花がミミカキグサの開花となります。

 

ミミカキグサは世界に約200種類にも上ります。

 

種類により多年草・一年草と様々ですが、日本に分布するミミカキグサは多年草です。

基本的に国内種は以下の3種類となります。

  • ヒメミミカキグサ(Utricularia nipponica
  • ホザキノミミカキグサ(Utricularia caerulea
  • ムラサキミミカキグサ(Utricularia uliginosa

これら全てのミミカキグサの開花時期は春から夏にかけての3~7月となります。

 

次に、ミミカキグサの値段や販売価格についてお伝えします!

 

ミミカキグサの値段や販売価格はいくらぐらいなの?

 

ミミカキグサは派手な外観の食虫植物の中でも、やや地味であり流通量も少なくなります。

 

値段・販売価格ですが、株の成長度合いに応じます。

基本的には500~1000円の間と考えてよいでしょう。

 

次は、ミミカキグサの水耕栽培で育てる方法や苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方についてお伝えします!

 

ミミカキグサの水耕栽培で育てる方法や苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?

 

写真を目安に一鉢ごとに株分けして下さい。

 

ミミカキグサを水耕栽培する際は、大きさに応じ数株ごとに鉢植えをして下さい。

 

基本的に培養土は水苔・鹿沼土・ピートモスの単一用土で構いません。

深皿に鉢の1/3ほど浸る腰水を張っても良いですが、複数鉢栽培する際はプラケースやプラ舟・発泡スチロールなどを加工して使用する事もできます。

この様に『水耕栽培』が基本栽培法になり、『水耕栽培』自体は全く困難ではありません。

 

ミミカキグサの植え付け・植え替えは、共に1年周期です。

 

種類や地域によりその“開花時期”は3~7月と幅広いのですが、基本的には開花の1か月前に行います。

方法ですがその根に目視できないほど微細な補虫嚢を持つので、根株はくれぐれも慎重に扱ってください。

その根や茎はかなり小型であり油断すると、直ぐに「ポッキリ」と行くのでそこには十分配慮しましょう。

 

次に、ミミカキグサの増やし方として株分けや種まき時期と種まきのポイントや発芽までの日数についてお伝えします!

 

ミミカキグサの増やし方!株分けや種まき時期と種まきのポイントは?発芽までの日数は?

 

ミミカキグサの種子です。

 

ミミカキグサの株分けは、植え付け・植え替え時に十分繁茂していたら行いましょう。

株分け自体は全く難しい作業ではなく、他の植物と同様に行いましょう。

 

ミミカキグサのもう一つの殖やし方として表題の『種まき』が挙げられます。

 

開花時期が終わり種子を手に入れられるようになれば、気温が上がる前の春先頃に幡種します。

ミミカキグサは種袋を持ち、その中身に複数の種を含むので指先で軽くすり潰すようにし種まきをして下さい。

種をまく培養土は苔玉などに使用する“ケト混合培養土”の様な泥質のものが適しています。

軽く覆土し待ち続けると気温の上昇に伴い発芽に至ります。

 

ミミカキグサが発芽に要する日数は気温の上昇に依存するので、具体的な発芽日数は外気温次第です。

 

次は、ミミカキグサの花言葉や英語名や漢字、いつの誕生花なのか、レッドデータに載っているかについてお伝えします!

 

ミミカキグサの花言葉や英語名や漢字はなに?いつの誕生花なの?レッドデータに載っている?

 

ミミカキグサの国内種は3種類に上りますが、その全てが『低懸念』にカテゴライズされます。

 

具体的には北海道・沖縄を除くほぼ全都府県で『絶滅危惧種Ⅱ類』以上に指定されています。

更に北は青森県、南は長崎県に及ぶ広範囲で絶滅寸前の『絶滅危惧Ⅰ類』そして残念ながら“東京都”・“神奈川県”では『絶滅種』…つまり完全絶滅しています。

 

ミミカキグサの花言葉は「疑惑」「夢より素敵な現実」です。

ちょうど開花時期の終わる、8月の誕生花に指定されてもいます。

 

ミミカキグサの漢字表記は“耳掻き草”・“耳掻草”であり、落下後“果実”を付けた茎の見た目が「ミミカキ」に似ていることが名前の由来です。

英名は学名そのままの『Utricularia bifida』と呼ばれる事が多く、学名以外ですと『species of bladderwort』と呼称されます。

ちなみに「bladderwort」はミミカキグサが属する「タヌキモ属」の英名です。

 

最後に、ミミカキグサの種類や品種、リビダやクリオネやロンギフォリアやカリキフィダなどをお伝えします!

 

ミミカキグサの種類や品種は何があるの?リビダやクリオネやロンギフォリアやカリキフィダなど!

 

先に述べましたがミミカキグサは全世界に200を超える種類が存在し、その生息域も多岐に渡ります。

 

全種が『湿生植物』に分類され熱帯・亜熱帯地方にその多くが見られます。

その中でも国内種3種に加え、メジャー種として表題のリビダ・クリオネ・ロンギフォリア・カリキフィダが挙げられます。

以下ミミカキグサの種類ごとに順番に説明していきましょう…

 

【国内種】

● ヒメミミカキグサ

ヒメミミカキグサの写真です。

 

ミミカキグサの仲間で最も小型種で高さは1~3cmほどとかなりの小型種。捕虫嚢は地下部に持ち、その葉は線形で全く目立ちません。

花は茎の頂に1~4個ほど咲き花色は淡い紫色で、距は前に突き出す野が特徴です。

開花時期は8~10月。東海地方に分布するミミカキグサです。

 

● ホザキノミミカキグサ

こちらがホザキノミミカキグサの画像です。

 

国内にも自生しますが、朝鮮・中国・インドになど広範囲に分布します。

白い地下茎を張り巡らし、そこに1mmほどの小型の補虫嚢を持つのが特徴です。

開花時期が6月~9月にかけて1本の花茎に複数の花を次々と咲きつけ、かなり巨大になり長いものでは約30cmほどにまで成長します。

 

● ムラサキミミカキグサ

画像がムラサキミミカキグサです。

 

ムラサキミミカキグサは北海道から九州の屋久島と、日本列島に広く分布するミミカキグサです。

湿地帯の泥中にか細い地下茎を持ち、地表部分の所々に3~6mmほどの小型のヘラ状の葉を付けます。

夏から秋にかけて高さ10cm程度までの花茎を形成し、小さな紫色の花を咲かせます。

 

【国外種】

● ミミカキグサ・リビダ

ミミカキグサ・リビダ種の画像となります。

 

中央アフリカ・メキシコ原産の完全熱帯種です。

完全に成長すると草丈60cmを超えるほどであり、栽培には30℃前後の環境を維持して下さい。

その他の基本栽培方法は他のミミカキグサ同様です。ただ生息地に合わせ日照量を強め・長時間照射した方が良いでしょう。

 

● ミミカキグサ・クリオネ

ミミカキグサ・クリオネの花の画像です。

 

原残地は南アフリカ一帯に及ぶ、熱帯性のミミカキグサとなります。

草丈はヒメミミカキグサと同じほど小型で約10cm、その紫色から白色の花が貝類のクリオネに相似していることから、この名が付きました。

この種も気温の高さに注意しなければいけませんが、開花時の花の形状から人気の高いミミカキグサです。

 

● ミミカキグサ・ロンギフォリア

ミミカキグサ・ロンギフォリアの花画像です。

 

ブラジル原産のミミカキグサとなります。和名の『大輪ミミカキグサ』が示すように、花長2.5cm、花径3~3.5 cmの大きな紫色の花を咲かせるのが特徴です。

草丈はかなりまちまちですが概ね10~40cm、葉長も12cm以上あり、葉形は細長いへら状を持ちます。

 

● ミミカキグサ・カリキフィダ

写真はミミカキグサ・カリキフィダの開花画像です。

 

南アメリカ大陸全域に自生するミミカキグサの一種です。

1枚の葉の直径が2cmほどになる中型のミミカキグサで、春から夏にかけて開花時期を迎えます。

高温多湿・日照量を強く好むので、栽培する際にはこの点に十分注意して下さい。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

ミミカキグサのまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは8個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①ミミカキグサの育て方(環境、土、肥料、水やり)

栽培適温は20~28℃付近です。

『真夏』『真冬』時は無理せず屋内栽培に切り替えましょう。

日光を好むので継続した日照量は不可欠です。

用土は水苔・弱酸性土・赤玉土(小粒)・ピートモス・鹿沼土が最適です。

肥料は全く必要としません。

基本的に水に浸る形…『腰水』で必ず育成しましょう。

水切れがない様に注意して下さい。

 

②ミミカキグサの画像(写真)!捕虫嚢の特徴や捕虫(捕食)のやり方は?水中化したの?

全世界に広く分布しており、日本に分布する「ミミカキグサ」は半水性の湿地帯植物であり、水中化することはできません。

あくまで湿った環境を強く好む食虫植物・湿生植物となります。

ミミカキグサは食虫植物ですが、食虫植物自体に大まかに分け4つの食虫形態があります。

この中でミミカキグサは『補虫嚢』と呼ばれる器官を持ちます。

ミミカキグサの補虫嚢は水中根に発生(地上根にも発生します)し、水中のミジンコなどの浮遊生物・湿地帯の微生物などを『吸い込んで捕える【吸い込み式】』と呼ばれます。

その補虫嚢は1mm足らずの大きさであり、肉眼ではほぼ確認することは不可能です。

積極的に捕食するスタイルではなく、ミジンコなどの浮遊生物が補虫嚢に入ると即座に蓋をし消化してしまいます。

稀に茎や葉に補虫嚢が発生する事もあり、かなり微細な生物を捕獲します。

 

③ミミカキグサの開花時期や季節はいつ頃?多年草なの?

種類により多年草・一年草と様々ですが、日本に分布するミミカキグサは多年草です。

国内種のミミカキグサの開花時期は春から夏にかけての3~7月となります。

 

④ミミカキグサの値段や販売価格はいくらぐらいなの?

余り市場に出回りませんが、基本的に500~1000円の値段が付きます。

 

⑤ミミカキグサの水耕栽培で育てる方法や苗の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?

水耕栽培する際は、まず数株ごとに鉢分けして下さい。

培養土は水苔・赤玉土・鹿沼土・ピートモスの単一用土で構いません。

深皿に鉢の1/3ほど浸る腰水を張り、そこに鉢を置き付けます。

ミミカキグサの基本栽培法は『水耕栽培』が基本になります。

植え付け・植え替えは1年周期で行いましょう。

基本的には開花の1か月前に行います。

方法ですがその根に目視できないほど微細な補虫嚢を持つので、根株はくれぐれも慎重に扱ってください。

その根や茎はかなり小型であり油断すると、直ぐに「ポッキリ」と行くのでそこには十分配慮しましょう。

 

⑥ミミカキグサの増やし方!株分けや種まき時期と種まきのポイントは?発芽までの日数は?

株分けは、植え付け・植え替え時に十分繁茂していたら行います。

全く難しい作業ではなく、他の植物と同様に行うことが可能です。

開花時期が終わり種子を手に入れられれば、気温が上がる前の春先頃に幡種します。

種袋を持ち、その中身に複数の種を含むので指先で軽くすり潰すようにし中の種子を出し、種まきをして下さい。

培養土はケト混合培養土の様な泥質のものが適します。

軽く覆土し常に湿らせておくと、気温の上昇に伴い発芽に至ります。

ミミカキグサが発芽に要する日数は気温の上昇に依存するので、具体的な発芽日数は外気温次第です。

 

⑦ミミカキグサの花言葉や英語名や漢字はなに?いつの誕生花なの?レッドデータに載っている?

ミミカキグサの国内種は3種類に上りますが、全てが『低懸念』にカテゴライズされます。

北海道・沖縄を除くほぼ全都府県で『絶滅危惧種Ⅱ類』以上に指定されている危機的状況です。

北は青森県、南は長崎県で絶滅寸前の『絶滅危惧Ⅰ類』そして東京都・神奈川県では完全絶滅しています。

ミミカキグサの花言葉は「疑惑」「夢より素敵な現実」です。

開花時期の終わる、8月の誕生花に指定されてもいます。

漢字表記は“耳掻き草”・“耳掻草”であり、落下後“果実”を付けた茎の見た目が「ミミカキ」に似ていることが名前の由来です。

英名は学名そのままの『Utricularia bifida』と呼ばれる事が多く、学名以外ですと『species of bladderwort』と呼称されます。

 

⑧ミミカキグサの種類や品種は何があるの?リビダやクリオネやロンギフォリアやカリキフィダなど!

ミミカキグサは全世界に200を超える種類が存在し、その生息域も多岐に渡ります。

国内種のヒメミミカキグサ・ホザキノミミカキグサ・ムラサキミミカキグサ、国外種のリビダ・クリオネ・ロンギフォリア・カリキフィダがメジャー種です。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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