みなさんこんにちは。
本日は、ツクシシャクナゲについてまとめていきたいと思います。
ツクシシャクナゲは、ツツジ科ツツジ属の常緑中木で本州紀伊半島以西や四国南部、九州の山地などの高山地帯に自生しています。
低木で育てやすい庭木としても人気です。
今回はツクシシャクナゲについてのポイント、
以上7つの点についてお伝えします。
まずはツクシシャクナゲの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
ツクシシャクナゲの育て方は?
ツクシシャクナゲは、耐寒性が強く耐暑性がやや弱いので西日の当たらない半日陰で育てましょう。
丁寧に手入れをしてあげればきれいなピンクや白の花を咲かせてくれます。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、ツクシシャクナゲが好む環境についてお伝えします!
ツクシシャクナゲの育て方!環境はどうする?
ツクシシャクナゲは、高山植物のため高温過湿を嫌います。
そのため、庭植えの場合3月中旬~10月までは半日陰の風通しの良い場所で育てましょう。
11月~3月上旬までは、寒風の当たらない日なたで乾燥を防ぐために株元に腐葉土などでマルチングしてあげましょう。
鉢植えで育てる場合は、朝日が当たる程度の涼しい場所に置き、夏場の直射日光には当てないようにしましょう。
次は、ツクシシャクナゲに適した用土についてお伝えします!
ツクシシャクナゲを育てる際の適した用土は何?
ツクシシャクナゲは、酸性土壌をよく好みます。
水はけ、水持ちの良い酸性土壌(pH5.0~6.0)を使いましょう。
庭植えの場合、腐根土に富んだ水はけの良い酸性土壌に植えます。
水はけが悪い場合は、床に大粒の軽石やスーパーライト5~10㎝を敷きこみます。
酸度調整ピートモスと腐葉土をすきこむと良いでしょう。
鉢植えの場合は、赤玉土(小粒)4:酸度末調整ピートモス3:鹿沼土(小粒)2:バーミュライト1の配合土に植えましょう。
または、市販の山野草培養土と赤玉土(小粒)の等量配合土でも良いでしょう。
次は、ツクシシャクナゲに必要な肥料についてお伝えします!
ツクシシャクナゲの育て方!肥料はどうする?
ツクシシャクナゲの肥料は、鉢植え・庭植えともに、4月上旬~6月の花が終わったらお礼肥をしましょう。
・有機質肥料(固形の油かすなど)
・緩効性性肥料(チッソN‐リン酸P‐カリK=10-10-10)
このどちらかを与えるのをおすすめします。
秋の涼しくなる9月下旬~10月と2月にも他寒肥として同じ肥料を施しましょう。
庭植えの場合は、樹冠(枝葉が茂っている部分)の外周部に浅く埋め込んでください。
では次は、ツクシシャクナゲの水やりポイントについてお伝えします!
ツクシシャクナゲを育てる際の水の量はどうする?
ツクシシャクナゲの水やりは、鉢植えの場合夏の高温期を除いては基本的に乾いたらたっぷりと水をあげましょう。
根が細く、極端な乾燥に弱いため夏は涼しい朝と夕方の2回水やりをし、冬に乾燥が続く場合は暖かい午前中に与えましょう。
この時、葉水も一緒に与えましょう。
庭植えの場合は、基本的には水やりは必要ありません。
ですが、夏の高温期には土が乾きすぎないよう朝か夕方にたっぷり水を与えましょう。
以上でツクシシャクナゲの基本的なの育て方については終わりです。
次はツクシシャクナゲの写真をお見せします!
ツクシシャクナゲの画像(写真)!
こちらがきれいに花を咲かせたツクシシャクナゲです。
葉は花の近くに大きく咲いていますね。
濃いピンクや薄いピンク、他にも白や黄色などのいろいろな花を見せてくれます。
ツクシシャクナゲは種類がたくさんあるので自分の好みの種類を咲かせてみると楽しいでしょう。
次にツクシシャクナゲの開花時期と季節をご紹介します。
ツクシシャクナゲの開花時期や季節はいつ頃なの?
ツクシシャクナゲの開花時期は4月~6月です。
春先にピンクや白などの花を咲かせてくれます。
桜などの時期が近いので夏ごろまで可愛らしい花が見れるのは嬉しいですね☆
次は、ツクシシャクナゲの苗植えのポイントを紹介していきます。
ツクシシャクナゲの苗の植え付けのポイントは?
ツクシシャクナゲの苗植えのポイントは、根鉢の土を1/3ほぐして底に鉢底石を敷き入れ深植えしないようにします。
たっぷりと水を与えて、1週間程度日の当たらない風通しの良い場所に置きましょう。
根に日が当たると生育障害を起こしてしまうことがあるので注意しましょう。
ツクシシャクナゲの根の上が見えるくらい浅く植え付けるのがポイントです。
植え付けから1年は肥料を与えないでください。
次はツクシシャクナゲの剪定のポイントを紹介していきます。
ツクシシャクナゲの剪定(切り戻し)のポイントは?
ツクシシャクナゲの剪定は強く行わなわないでください。
密集している枝・細い枝や生育の悪い枝・枯れ枝を枝が分岐しているところで切り戻しましょう。
花が終わったらすぐに花茎の基部から花がらを摘み取ってください。
3つの枝から1つだけを咲かせるようにして、他はすべて摘み取りましょう。
花をそのままにしておくと、果実(タネ)がつき新しい枝が伸びるのが遅れてしまうので必ず花が終わったらすぐにこの作業をしてください。
夏までに充実しなくなってしまうのでとても重要な作業です。
4月中旬~7月中旬には芽かきを行いましょう。
芽が5㎝くらいの時に芽を摘みましょう。
枝数が少ないため、剪定を行うと芽が伸びてこないことがあるので芽かきをして樹形を早めに整えてください。
春になり、1枝から1本しか新芽が伸びない場合は芽が柔らかいうちにかき取るとたくさんわき芽が出てきます。
次にツクシシャクナゲの花言葉と由来をご紹介します。
ツクシシャクナゲの花言葉はなに?
ツクシシャクナゲの花言葉は『威厳』『荘厳』です。
この2つはツクシシャクナゲが美しく豪華に咲き誇る姿が由来となっています。
また、「近寄りがたい」という意味も持っているのでプレゼントなどにはおすすめしません。
もう1つの『危険』という花言葉の由来はツクシシャクナゲの葉に毒があることやヒマラヤの高山地帯に生える植物なので採りにいくのに危険を伴うことからつけられました。
ツクシシャクナゲは『高嶺の花』を指す花でもあります。
次はツクシシャクナゲの販売価格についてみていきましょう。
ツクシシャクナゲの販売価格はいくらぐらい?
ツクシシャクナゲの販売価格は、3.5号~5号くらいの苗で1本1000円~2000円ほどで購入することが出来ます。
大株になると大体5~6万弱で購入が出来ます。
いくつかの種類を楽しみたい場合や、初心者は小株でも良いでしょう。
希少なものなどは特にお値段も上がってしまいますが珍しいシャクナゲが見たい上級者の方は挑戦してみましょう。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
ツクシシャクナゲのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは7つありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①ツクシシャクナゲの育て方(環境、土、肥料、水やり)
3月中旬~10月までは西日の当たらない半日陰で育てましょう。
高温過湿を嫌うため直射日光を避けてください。
11月~3月上旬は寒風の当たらない日なたで育てましょう。
ツクシシャクナゲは、酸性土壌を好むので水はけ・水持ちの良い酸性土壌を使いましょう。
ツクシシャクナゲの土の配合は、次のようにすると良いでしょう。
・赤玉土(小粒)4:酸度末調整ピートモス3:鹿沼土(小粒)2:バーミキュライト1
・市販の山野草培養土と赤玉土(小粒)の等量配合土を使用しましょう。
乾燥を防ぐため株元に腐葉土などでマルチングしてください。
ツクシシャクナゲの肥料は、4月中旬~6月の花が終わったらすぐにお礼肥をしましょう。
・有機質肥料(固形の油かすなど)
・緩効性化成肥料(チッソN-リン酸P-カリK=10-10-10)
この2つのどちらかを肥料として与えてください。
秋の涼しくなる9月下旬~10月や2月にも他寒肥として上記の肥料を与えましょう。
②ツクシシャクナゲの画像(写真)!
ツクシシャクナゲは、綺麗なピンク色の花を咲かせます。
③ツクシシャクナゲの開花時期や季節はいつ頃なの?
ツクシシャクナゲは春先から初夏の4月~6月頃まできれいな花を咲かせてくれます。
耐寒性が強く耐暑性がやや弱いので、夏の強い日光には当たらないように遮光しましょう。
④ツクシシャクナゲの苗の植え付けのポイントは?
ツクシシャクナゲの苗植えのポイントは、根鉢の土を1/3ほぐして鉢底石を入れて深植えしないようにしましょう。
根に日が当たると生育障害を引き起こす可能性もあるので必ず1週間は風の当たらない日陰に置き、たっぷりと水を与えましょう。
根の上が見えるくらい浅く植え不安定であれば支柱で支え、ツクシシャクナゲの植え付けから1年間は肥料を与えないでください。
⑤ツクシシャクナゲの剪定(切り戻し)のポイントは?
ツクシシャクナゲの剪定は強くは行わず、密集している枝・細い枝や生育の悪い枝・枯れ枝を枝が分岐している部分から切り戻しましょう。
花が終わったらすぐに花茎の基部から花がらを摘み取りましょう。
3つの枝から1つだけ花芽を残して後はすべて摘み取ってください。
花をそのままにしておくと果実(タネ)がつき、新しい枝が伸びるのが遅れてしまうので要注意です。
4月中旬~7月中旬に芽かきを行ってください。
ツクシシャクナゲの芽が5㎝くらいになったら芽を摘み取ってください。
枝数が少ないため、剪定を行うと芽が伸びないことがあるので注意しましょう。
春に1枝1本しか新芽が伸びない場合は芽が柔らかいうちにかき取るとたくさんわき芽がでます。
⑥ツクシシャクナゲの花言葉はなに?
ツクシシャクナゲの花言葉と由来はこちらです。
・『威厳』『荘厳』由来はツクシシャクナゲの美しく豪華に咲き誇る姿が由来です。
近寄りがたいという意味も持っているのでプレゼントはしないほうが良いでしょう。
・『危険』由来はツクシシャクナゲの葉に毒があることやヒマラヤ高山地帯に生えている植物のため採りに行くのに危険が伴うことからつけられました。
⑦ツクシシャクナゲの販売価格はいくらぐらい?
ツクシシャクナゲの販売価格は3.5号~5号1本1000円~2000円で購入が出来ます。
初心者は小株から挑戦してみてくださいね。
大株は5万~6万前後で、上級者向けの方におすすめです。
いかがでしたでしょうか?
ピンクや白、黄色などの花を咲かせてくれるツクシシャクナゲをぜひ育ててみてくださいね。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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