【温州みかんのまとめ!】育て方(鉢植えや挿し木)と種類品種等13個のポイント!








 

みなさんこんにちは。

今回は、温州みかんについてまとめていきたいと思います。

 

温州みかんはミカン科ミカン属非耐寒性常緑低木で、ミカンの中で日本で一番多く栽培されている品種です。

温州みかんは育てやすく、実の付きもいいので果樹初心者にもおすすめです。

 

収穫時期により早生種、普通種、晩生種の系統の品種があります。

 

今回は、温州みかんについてのポイント、

①温州みかんの育て方(環境、土、肥料、水やり)
②温州みかんの画像(写真)!花や葉っぱの特徴は?ジュースにして飲まれる?カロリーは高いの?視力向上や骨粗鬆症に効能があるの?
③温州みかんの旬の時期や収穫時期はいつ頃なの?食べ頃の見分け方は?生産地や原産地はどこ?収穫量はどれくらい?
④温州みかんの値段や販売価格はいくらぐらいなの?
⑤温州みかんの苗木の植え付け(植え方)や植え替え(移植)の時期とやり方は?
⑥温州みかんの鉢植えや地植えで庭木として育てる際のポイントは?摘果方法の方法は?
⑦温州みかんの手入れ!剪定(切り戻し)の時期とやり方は?
⑧温州みかんの増やし方!接ぎ木や挿し木(挿し芽)と種まき時期と種まきのポイントは?
⑨温州みかんのかかりうる病気や害虫の対策方法は?そうか病に注意?
⑩温州みかんの花が咲かない原因や実がならない原因と対策方法は?
⑪温州みかんの冬越しのやり方は?耐寒性はあるの?防寒対策はどうする?
⑫温州みかんの花言葉や学名や英語名はなに?読み方は?名前の由来はなに?
⑬温州みかんの種類や品種は何があるの?新品種はどれ?有田みかんや夏みかんやポンカンとの違いや見分け方(識別方法)はなに?

 

以上13個の点についてお伝えします。

まずは温州みかんの育て方からお伝えします!

 

目次(クリックで飛べます)

温州みかんの育て方(栽培方法)は?樹高はどれくらいの高さになるの?

 

温州みかんは育てやすく、病害虫の心配が少ないのが特徴です。

温州みかんを早く実を付けさせたければ、鉢植えで育てることをおすすめします。

 

日本では主に関東以南の暖地で栽培され、木の高さは4m程度で最大6mになります。

 

ここからさらに詳しくお伝えします。

最初は、温州みかんが好む環境についてお伝えします!

 

温州みかんの育て方!環境はどうする?日陰でも育つの?

 

温州みかんの生育は15~18℃が適温で、南向きで日当たりがよく、風当たりが弱い場所に置きます。

温州みかんは日当たりがよいと果実がおいしくなりますので、必ず日当たりのよい場所で育てましょう。

 

次は、温州みかんに適した用土についてお伝えします!

 

温州みかんを育てる際の適した用土は何?おすすめの培養土はある?

 

温州みかんは水はけがよい肥よくな用土を好み、赤土:腐葉土:赤玉土小粒を4:3:3を配合した用土を使用します。

地植えの場合は、植え付ける前の2月に大きな穴を掘って、堆肥と苦土石灰をよく混ぜて土づくりをしておきましょう。

 

おすすめは市販の果樹用培養土で、ピートモスやココピート主体の用土は使用を避けましょう

 

次は、温州みかんに必要な肥料についてお伝えします!

 

温州みかんの育て方!与える肥料の量と時期はどうする?追肥は必要なの?

 

温州みかんは肥料を適量与え、よほどやせた土壌でない限り、花が咲き始めるまでは肥料は控えめがいいでしょう。

温州みかんは成木の場合、樹1本あたり配合肥料(N:P:K=8:8:8など)を年間3kg程度を与えます。

 

生育に合わせ肥料を与え、幼木~2年目までは成木の3割程度・4年目は5割程度・8年目は7割程度とし、10年目からは全量与えます。

3月と10月の2回に分けて行い、春と秋に2:1の割合で、いずれも樹の状態を見ながら肥料を与えましょう。

 

例えば2年生以下の苗であれば、春に元肥として粒状肥料を1株あたり200g程度を、秋に追肥として100g程度を与えます。

葉が黄色くなるといった症状が出る場合は、肥料が足りていませんので、液体肥料を1000倍に薄めたものを2週に1回与えましょう。

 

鉢植えの場合はおおむね8号鉢で年間60g程度を目安に、3月に40gを施し、10月に20gとします。

果実がならなかった年は、追肥の量を控えるようにしましょう。

 

では次は、温州みかんの水やりポイントについてお伝えします!

 

温州みかんを育てる際の水の量はどうする?

 

4~9月頃は1日1回たっぷり水やりし、10~12月は乾燥気味に管理した方が果実は甘くなるので、土が乾いたら水やりします。

 

以上で基本的な温州みかんの育て方については終わりです。

次は温州みかんの写真(画像)をお見せします!

 

温州みかんの画像(写真)!花や葉っぱの特徴は?ジュースにして飲まれる?カロリーは高いの?視力向上や骨粗鬆症に効能があるの?

 

 

温州みかんは5月2~3週間、5枚の花弁と多数の雄しべを持つ花径3cmほどの白い花を、葉の脇や枝先に1個ずつ咲かせます。

柑橘類にある葉と茎の間にあるの翼葉がほとんどなく、長さ10~15cm幅5cmの切れ込みのない先のとがった卵状楕円形の葉を持ちます。

 

温州みかんはそのまま食べられますが、ジュースなど加工品にもされカロリーは100g中46kcalであまり高くありません

 

果肉に「β-クリプトキサンチン」が他の柑橘に比べて非常に多く含まれていて、この成分は骨粗しょう症の予防に効果があるという研究結果があります。

他にも発がん抑制効果・糖尿病に対する作用などにも効果があり、体の中ではビタミンAに変換される性質もあります。

 

ビタミンAが不足すると、目の網膜上で視神経に伝達する物質が不足し暗がりでの視力低下が知られていますが、直接視力向上とは関係ありません

 

次に、温州みかんの旬の時期や収穫時期、食べ頃の見分け方、生産地や原産地、収穫量についてお伝えします!

 

温州みかんの旬の時期や収穫時期はいつ頃なの?食べ頃の見分け方は?生産地や原産地はどこ?収穫量はどれくらい?

 

温州みかんの品種によって収穫時期が異なり9月下旬~12月で、秋から冬が旬の時期になっています。

木を植えつけてから収穫まで5~6年かかり、極早生は9月~・早生の場合は10月下旬~、通常は11月中旬頃から収穫を開始します。

 

原産地は鹿児島で、和歌山県・愛媛県・静岡県が代表的な産地となり、日本では主に関東以南の暖地で栽培されています。

基本的には樹上でしっかりと成熟させた方が甘みが出るので、オレンジ色にしっかりと色づいてから収穫します。

 

農林水産省の2021年予想生産量は、76万トンとされています。

 

それでは次は、温州みかんの値段や販売価格についてお伝えします!

 

温州みかんの値段や販売価格はいくらぐらいなの?

 

温州みかんの接ぎ木苗の販売が、インターネットで1,000円程度~販売されています。

 

次に、温州みかんの苗木の植え付け(植え方)や植え替え(移植)の時期とやり方についてお伝えします!

 

温州みかんの苗木の植え付け(植え方)や植え替え(移植)の時期とやり方は?

 

温州みかんの苗木の植え付け・植え付け適期は3月上旬~4月上旬で、鉢植えの場合は根詰まりや通気性をよくするため2~3年に1回植え替えが必要です。

鉢植えの場合、1年生の苗木は8号以上の大きさの鉢を使用します。

 

植え付ける際にできるだけ苗の根を広げて配置し、深植えしないように気をつけましょう。

 

苗木の高さを50cm程度まで切り詰め、支柱を挿しひもで結び留め、最後に十分に水やりを行ないます。

鉢植えの場合は鉢底にネットと鉢底石を入れ、苗木の根鉢を軽く崩して広げ、用土に植え付け、たっぷり水を与えます。

 

次は、温州みかんの鉢植えや地植えで庭木として育てる際のポイントや摘果方法の方法についてお伝えします!

 

温州みかんの鉢植えや地植えで庭木として育てる際のポイントは?摘果方法の方法は?

 

地植えの場合は日当たりと水はけがよく、風あたりが強すぎない場所に植え、ワラなどで株元をマルチングするとよいでしょう。

温州みかんは不作の年と豊作の年を交互に繰り返し、収穫した翌年は果実が付きにくくなるという「隔年結果」を引き起こしやすい植物です。

 

実った果実を全て成熟させると木に負担がかかるため、安定的に同じ大きさの果実を収穫するために「摘果」の作業が重要です。

 

7月に1カ所に集まっている真上を向いている・傷がついている・形がおかしい果実を優先して摘み取り、8月に仕上げ摘果を行います。

最終的に鉢植えなら枝に1~2個、地植えなら葉っぱ20枚に1個の割合で、一番色ツヤがよい果実1個を選んで残します。

 

それでは次に、温州みかんの手入れで剪定(切り戻し)の時期とやり方についてお伝えします!

 

温州みかんの手入れ!剪定(切り戻し)の時期とやり方は?

 

温州みかんは2月下旬~3月頃が剪定の適期で、新芽がつくられる前にすませておくと、実付きを心配する必要がなくなります。

常緑樹で一度にたくさんの枝を切ってしまうと極端に弱ってしまうので、一年で切る量は全体の3割以下に抑えます。

 

1~3年目の苗木は、病害虫の被害にあった枝、前年の秋に伸びた枝、充実していない枝などを切り詰めて内側まで日光が当たるように剪定します。

3本主枝で斜めにメインとなる枝を広げていくよう仕立てて、3本の主枝から枯れ枝やひ弱な小枝・込んだ枝・花芽のつきにくい秋枝などを剪定します。

 

前年に実を付けた枝は次の年は実をつけないので、切り落としリフレッシュさせましょう。

2~3年目の苗木の長い枝が主幹から伸びてくるので、この枝の真ん中の節目になっているところから切除し、適切な樹高に調節します。

 

次は、温州みかんの増やし方で接ぎ木や挿し木(挿し芽)と種まき時期と種まきのポイントについてお伝えします!

 

温州みかんの増やし方!接ぎ木や挿し木(挿し芽)と種まき時期と種まきのポイントは?

 

温州みかんの実には種が入っていないため、種まきで増やすことができず、挿し木や接ぎ木で増やします。

挿し木は3月下旬~4月中旬・8月下旬~9月上旬が適期で、若くて花の咲いていない温州みかんの枝を10cmほど用土に挿す方法です。

 

カットした枝の下葉を取り除き水持ちのよい土に挿し、水を切らさず直射日光の当たらない明るい半日陰の場所で発芽まで管理します。

接ぎ木は3月下旬~5月上旬が適期で、カラタチの木の幹の途中に切れ込みを入れ温州みかんの枝を繋げてそのまま大きくなるまで育てる方法です。

 

温州みかんの枝の切り口を斜めに入れ、カラタチの幹に差し込み、接ぎ木テープや癒合剤を使用して固定します。

芽の周辺部のみを穂木(ほぎ)にして枝や幹の途中につぐ「芽つぎ」でも殖やすことができ、8月下旬~9月上旬が適期です。

 

次は、温州みかんのかかりうる病気や害虫の対策方法、そうか病に注意についてお伝えします!

 

温州みかんのかかりうる病気や害虫の対策方法は?そうか病に注意?

 

温州みかんは病害虫に強いですが、カイガラムシやハダニといった害虫そうか病やかいよう病に注意が必要です。

ハダニは葉に水をかける葉水をかけると予防でき、ハダニの駆除にマシン油乳剤を使用する方法が効果的です。

 

枝葉が込み合い風通しが悪いと病害虫がつきやすくなるので、茂りすぎないよう間引き、こまめに観察して発見しだい駆除しましょう。

そうか病は「糸状菌」が原因で、葉などにあばた状の病斑が出来るのが特徴で、梅雨時や雨の多い初夏に発生しやすい病気です。

 

前年に発病した株が次年度の発生源になるので、発病した葉はなるべく剪定するようにし、6月の殺菌剤散布で予防します。

 

次は、温州みかんの花が咲かない原因や実がならない原因と対策方法についてお伝えします!

 

温州みかんの花が咲かない原因や実がならない原因と対策方法は?

 

温州みかんは、果実のならせすぎや日当たりの悪い場所・日陰での栽培、肥料不足では、枝が衰弱して花をつけることができません。

肥料は適切に与えることが必要ですが、花芽形成の1~2月までに肥料成分が多いと花芽ができず、花が咲きません。

 

1~3月に新梢の先端に花芽ができるので、込み合った枝を間引く程度にし、剪定で花芽をとらないようにしましょう。

害虫などの被害によっても枯れることがありますので、予防と見つけ次第早期駆除を行います。

 

「隔年結果」を引き起こすと実が付かないので、温州みかんに負担にならないよう摘果を行います。

追肥を与え、母枝の発生を促すため豊作年は強めに切り戻し、不作の年は剪定しないか間引く程度にして花芽を確保しておくと良いでしょう。

 

次に、温州みかんの冬越しのやり方や耐寒性、防寒対策についてお伝えします!

 

温州みかんの冬越しのやり方は?耐寒性はあるの?防寒対策はどうする?

 

温州みかんは耐寒性が高いものの、年の平均気温が15℃以上、かつ冬期に-5℃以下にならない環境が必要です。

関東以南では地植えも可能ですが、株の周りに敷きワラやバークチップ等で覆うマルチングをし、霜よけの資材で樹全体を直接覆いましょう。

 

特に幼木は耐寒性が低いので、1年生苗木を植えてから3~4年は防寒対策が必要です。

鉢植えの場合では、最低気温が氷点下になりそうなときは室内に取り込むようにします。

 

次に、温州みかんの花言葉や学名や英語名、読み方や名前の由来についてお伝えします!

 

温州みかんの花言葉や学名や英語名はなに?読み方は?名前の由来はなに?

 

温州みかんの花言葉は「純潔」「花嫁の喜び」「清純」、学名は「Citrus unshiu」、英語名は「Citrus unshiu」「satsuma」です。

「うんしゅうみかん」と読み、温州から入った種子を日本でまいてできた品種というのが名前の由来ですが、実際は温州から伝来してはいません。

 

みかんは「みかん」は蜜のように甘い柑橘という名前の由来があります。

 

最後に、温州みかんの種類や品種、新品種、有田みかんや夏みかんやポンカンとの違いや見分け方(識別方法)をお伝えします!

 

温州みかんの種類や品種は何があるの?新品種はどれ?有田みかんや夏みかんやポンカンとの違いや見分け方(識別方法)はなに?

 

ミカン属は日本国内では100種類以上の品種があり、品種によって収穫の速さ、果実の大きさや味などはさまざまです。

最近では極早生品種も登場し、早く収穫するので木の負担が軽く毎年果実のつきが良いのが特徴です。

 

温州みかんの新品種として「みはや」「ひめのか」などがあります。

有田みかんは温州みかんの一品種で、和歌山県を産地とした温州みかんの代表的なブランドのことです。

 

「ポンカン」はインドのスンダラ地方原産のミカンで、温州みかんよりは皮が硬く・果肉は柔らかく・酸味は少なく・甘さが濃い特徴があります。

 

「ナツミカン」は正式名称は「ナツダイダイ」で、夏が旬で新しい果実と古い果実が一緒にぶら下がることが名前の由来になっています。

ナツミカンはやや寒さに強く、果実が大きく皮も厚く、酸っぱい味で、葉が小さい品種です。

 

それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!

 

温州みかんのまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは13個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①温州みかんの育て方(環境、土、肥料、水やり)は

温州みかんは育てやすく、木の高さは4m程度で最大6mになります。

温州みかんは風当たりが弱い場所に置き、日当たりがよいと果実がおいしくなりますので、必ず日当たりのよい場所で育てましょう。

温州みかんは水はけがよい肥沃な用土を好み、おすすめは市販の果樹用培養土です。

温州みかんは成木の場合、肥料を年間3kg程度を与え、3月と10月に2:1の割合で2回に分けて追肥をします。

4~9月頃は1日1回たっぷり水やりし、10~12月は乾燥気味に管理した方が果実は甘くなるので、土が乾いたら水やりします。

 

②温州みかんの画像(写真)!花や葉っぱの特徴は?ジュースにして飲まれる?カロリーは高いの?視力向上や骨粗鬆症に効能があるの?

温州みかんは5枚の花弁と多数の雄しべを持つ花径3cmほどの白い花を咲かせ、翼葉がほとんどなく、先のとがった卵状楕円形の葉を持ちます。

温州みかんはそのまま食べられますが、ジュースなど加工品にもされ、カロリーは100g中46kcalであまり高くありません。

果肉に「β-クリプトキサンチン」が多く含まれていて、この成分は骨粗しょう症の予防に効果があり、直接視力向上とは関係ありません。

 

③温州みかんの旬の時期や収穫時期はいつ頃なの?食べ頃の見分け方は?生産地や原産地はどこ?収穫量はどれくらい?

温州みかんの品種によって収穫時期が異なり9月下旬~12月で、原産地は鹿児島で、和歌山県・愛媛県・静岡県が代表的な産地です。

オレンジ色にしっかりと色づいてから収穫し、農林水産省の2021年予想生産量は、76万トンとされています。

 

④温州みかんの値段や販売価格はいくらぐらいなの?

温州みかんの接ぎ木苗の販売が、インターネットで1,000円程度~販売されています。

 

⑤温州みかんの苗木の植え付け(植え方)や植え替え(移植)の時期とやり方は?

温州みかんの苗木の植え付け・植え付け適期は3月上旬~4月上旬で、2~3年に1回は植え替えが必要です。

植え付ける際にできるだけ苗の根を広げて深植えせず、苗木の高さを50cm程度まで切り詰め、支柱を立て水やりを行ないます。

8号以上の大きさの鉢底にネットと鉢底石を入れ、苗木の根鉢を軽く崩して広げて、苗を用土に植え付け、たっぷり水を与えます。

 

⑥温州みかんの鉢植えや地植えで庭木として育てる際のポイントは?摘果方法の方法は?

地植えの場合は日当たりと水はけがよく、風あたりが強すぎない場所に植え、ワラなどで株元をマルチングするとよいでしょう。

実った果実を全て成熟させると木に負担がかかるため、安定的に同じ大きさの果実を収穫するために「摘果」の作業が重要です。

最終的に鉢植えなら枝に1~2個、地植えなら葉っぱ20枚に1個の割合で、一番色ツヤがよい果実1個を選んで残します。

 

⑦温州みかんの手入れ!剪定(切り戻し)の時期とやり方は?

温州みかんは2月下旬~3月頃が剪定の適期で、一年で切る量は全体の3割以下に抑えます。

1~3年目の苗木は日光が当たるように剪定し、3本主枝で斜めにメインとなる枝を広げていくよう仕立てます。

2~3年目の苗木の長い枝が主幹から伸びてくるので、この枝の真ん中の節目になっているところから切除し、適切な樹高に調節します。

 

⑧温州みかんの増やし方!接ぎ木や挿し木(挿し芽)と種まき時期と種まきのポイントは?

温州みかんの実には種が入っていないため、種まきで増やすことができず、挿し木や接ぎ木で増やします。

挿し木は3月下旬~4月中旬・8月下旬~9月上旬が適期で、若くて花の咲いていない温州みかんの枝を10cmほど用土に挿す方法です。

接ぎ木は3月下旬~5月上旬が適期で、カラタチの木の幹の途中に切れ込みを入れ、温州みかんの枝を繋げてそのまま大きくなるまで育てる方法です。

 

⑨温州みかんのかかりうる病気や害虫の対策方法は?そうか病に注意?

温州みかんは病害虫に強いですが、カイガラムシやハダニといった害虫、そうか病やかいよう病に注意が必要です。

ハダニは葉に水をかける葉水をかけると予防でき、ハダニの駆除にマシン油乳剤を使用する方法が効果的です。

枝葉が込み合い風通しが悪いと病害虫がつきやすくなるので、茂りすぎないよう間引き、こまめに観察して発見しだい駆除しましょう。

そうか病は前年に発病した株が次年度の発生源になるので、発病した葉はなるべく剪定するようにし、6月の殺菌剤散布で予防します。

 

⑩温州みかんの花が咲かない原因や実がならない原因と対策方法は?

温州みかんは、果実のならせすぎや日当たりの悪い場所・日陰での栽培、肥料不足では、枝が衰弱して花をつけることができません。

肥料は適切に与えることが必要ですが、花芽形成の1~2月までに肥料成分が多いと花芽ができず、花が咲きません。

追肥を与え、母枝の発生を促すため豊作年は強めに切り戻し、不作の年は剪定しないか間引く程度にして花芽を確保しておきます。

 

⑪温州みかんの冬越しのやり方は?耐寒性はあるの?防寒対策はどうする?

温州みかんは耐寒性が比較的高いものの、関東以北の地植えは適さず、鉢植えで管理し冬は室内に取り込むようにします。

地植えの場合は株の周りに敷きワラやバークチップ等で覆うマルチングをし、霜よけの資材で樹全体を直接覆いましょう。

 

⑫温州みかんの花言葉や学名や英語名はなに?読み方は?名前の由来はなに?

温州みかんの花言葉は「純潔」「花嫁の喜び」「清純」、学名は「Citrus unshiu」、英語名は「Citrus unshiu」「satsuma」です。

「うんしゅうみかん」と読み、温州から入った種子を日本でまいてできた品種というのが名前の由来です。

 

⑬温州みかんの種類や品種は何があるの?新品種はどれ?有田みかんや夏みかんやポンカンとの違いや見分け方(識別方法)はなに?

温州みかんの新品種として、「みはや」「ひめのか」などがあります。

「有田みかん」は温州みかんの一品種で、和歌山県を産地とした温州みかんの代表的なブランドのことです。

「ポンカン」はインドのスンダラ地方原産のミカンで、温州みかんより皮が硬く・果肉は柔らかく・酸味は少なく・甘さが濃い特徴があります。

「ナツミカン」は夏が旬で、やや寒さに強く、果実が大きく皮も厚く、酸っぱい味で、葉が小さい品種です。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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