みなさんこんにちは。
今回は、イワチドリについてまとめていきたいと思います。
イワチドリは、ラン科ヒナラン属に属する多年草です。
本州中部地方以西や四国の渓流沿いの岩場に自生しています。
千鳥に似た花の姿から「岩千鳥」の名前になったと言われています。
別名に「八千代(ヤチヨ)」があります。
自生地の生育環境の悪化や山野草ブームのあおりを受けてずいぶん少なくなってきています。
そこで現在は園芸品種が出てきて、いろいろな花の色や形となっています。
今回は、イワチドリについてのポイント、
以上11個の点についてお伝えします。
まずはイワチドリの育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
イワチドリの育て方(栽培方法)は?
イワチドリは、水を好む植物なので、冬以外は水が切れることのないように育てます。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、イワチドリが好む環境についてお伝えします!
イワチドリの育て方!環境はどうする?
イワチドリは、日当たりが良く、風通しが良い場所で育てます。
但し、梅雨明けしたら夏の間は半日蔭の場所に移動し、9月になり涼しくなってきたらまた日の当たる場所へ移動します。
冬は凍結しないように、寒風や霜に当たらない場所にします。
次は、イワチドリに適した用土についてお伝えします!
イワチドリを育てる際の適した用土は何?
イワチドリの用土は、赤玉土を4割、鹿沼土を3割、軽石を3割にして作ります。
市販の山野草用の土を使用しても構いません。
次は、イワチドリに必要な肥料についてお伝えします!
イワチドリの育て方!肥料はどうする?
イワチドリの肥料は、春と秋に1000分の1程度薄めた液体肥料を与えます。
では次は、イワチドリの水やりポイントについてお伝えします!
イワチドリを育てる際の水の量はどうする?
イワチドリの水やりは、芽が出始めたら芽に当たらないように根元にたっぷりと与えます。
夏は朝や夕方にして、高温多湿にならないように気をつけます。
冬は休眠中になるので、乾燥気味にするぐらい控えめに水やりをします。
以上で基本的なイワチドリの育て方については終わりです。
次はイワチドリの写真(画像)をお見せします!
イワチドリの画像(写真)!特徴は?
(Instagram ymmz246 様より)
イワチドリの草丈は、5~15㎝であまり高くなりません。
葉の長さは3~7㎝、楕円形で茎を抱いて1枚生えます。
5~10㎝の長い花茎を伸ばして、約1㎝の小さな薄物色の花を数輪咲かせます。
唇弁は大きく3つに避け、中裂片が2つに裂けています。
園芸品種により花の色は変わってきます。
秋になると葉は枯れてしまい、冬には葉がない状態になりますが、春になれば再び芽が出て成長を始めます。
次に、イワチドリの開花時期をお伝えします!
イワチドリの開花時期や季節はいつ頃なの?自生地はどこにあるの?
イワチドリの開花時期は、4月~5月の春です。
本州中部地方以西や四国の渓流沿いの岩場に自生していますが、数が少なくなっているので、自生地が特定されないように配慮されています。
次は、イワチドリの値段や販売価格をお伝えします!
イワチドリの値段や販売価格はいくらぐらいなの?
イワチドリは、園芸品種の球根が5球セット2500円程度で販売されています。
それでは次に、イワチドリの球根の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方をお伝えします!
イワチドリの球根の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
イワチドリの球根は2月~3月に植え付けます。
また株分けによる植え替えも2月~3月に行います。
植え替えは2、3年に1回するようにしましょう。
植え付けや植え替えの時には元肥は入れないようにします。
芽が出てから花が咲くまでは水やりはしっかりとします。
次は、イワチドリの盆栽や地植えや水耕栽培で育てる際のポイントをお伝えします!
イワチドリの盆栽や地植えや水耕栽培で育てる際のポイントは?
イワチドリを盆栽仕立てにする場合は、水苔を用土の上に敷いて深めの鉢に植えます。
地植えの場合は、冬は球根が凍ってしまう場合もあるので、秋に一旦掘り出して涼しい場所で春の植え付けまで保管します。
水耕栽培は腰水栽培という方法があります。
受け皿に水を入れて、鉢底を1㎝程度浸して栽培します。
芽が出てから秋までの栽培となります。
水は2、3日に1回は変えて、雑菌が発生しないように気をつけます。
イワチドリや土の状態を見ながら栽培し、異臭がしたり、葉が枯れてきたりと異常が見られたらすぐに腰水栽培はやめて、植え替えなどして健全な環境にしてあげます。
次に、イワチドリの寄せ植えに合う植物をお伝えします!
イワチドリの寄せ植えに合う植物はなにがあるの?
イワチドリの寄せ植えは、同じ頃に花が咲く、ルブラやイワギリソウなどがおすすめです。
ルブラはアネモネの仲間で素朴な赤い花が咲きます。
イワギリソウは、イワチドリと同じように岩場に咲く花で管理もしやすいでしょう。
またトキワシノブやタマシダなどのシダ類と植えて盆栽仕立てにしても趣きがあります。
次は、イワチドリの剪定(切り戻し)の時期とやり方をお伝えします!
イワチドリの剪定(切り戻し)の時期とやり方は?
イワチドリの剪定の時期は特にありませんが、葉が茂り過ぎて風通しが悪くなった時や枯れた葉が出てきた時には、剪定をしてすっきりとしてあげましょう。
それでは次に、イワチドリの増やし方をお伝えします!
イワチドリの増やし方!種まきや株分けの時期とやり方は?
イワチドリの種が採取できたら、秋に株元に蒔けば発芽することもあります。
一般的には株分けになる分球をして増やします。
分球は植え替えの時に行います。
球根を掘り出し、丁寧に一つずつ子球を剝がし取っていきます。
取り出した子球は、新しい鉢に植え付けていきます。
次は、イワチドリの花言葉をお伝えします!
イワチドリの花言葉はなに?
イワチドリの花言葉は、「生命力」、「可憐」、「健気」です。
岩場で咲くイワチドリにはぴったりの花言葉ですね。
それでは最後に、イワチドリの種類や品種をお伝えします!
イワチドリの種類や品種は何があるの?ウチョウランとの違いはなに?
イワチドリと同じヒナラン属には、「ヒナラン」や「コアニチドリ」、「エノモトチドリ」があります。
ヒナランは、本州の中部地方以西から九州にかけて自生している淡い赤紫色の小さな花です。
コアニチドリは、北海道から本州中部地方の岩場に自生している白やピンクの小さな花です。
エノモトチドリは、イワチドリとコアニチドリの栽培雑種です。
花付きが良く、桃紫色の花が毬のように丸く咲きます。
ウチョウランは、本州から九州にかけた日本と朝鮮半島に分布しています。
イワチドリと同じように渓流沿いの岩場に自生していますが、ずいぶんと少なくなってきています。
開花時期は5月~8月とイワチドリとは違います。
それでは、今回お伝えしたことをまとめていきましょう!
イワチドリのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは11個ありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①イワチドリの育て方(環境、土、肥料、水やり)
イワチドリは、日当たりが良く、風通しが良い場所で育てます。
用土は、赤玉土を4割。鹿沼土を3割、軽石を3割にして作ります。
肥料は、春と秋に1000分の1程度薄めた液体肥料を与えます。
水やりは、芽に当たらないように根元にたっぷりと与え、夏は朝や夕方にして、冬は控えめに水やりをします。
②イワチドリの画像(写真)!特徴は?
イワチドリの草丈は、5~15㎝です。
葉の長さは3~7㎝、楕円形で茎を抱いて1枚生えます。
5~10㎝の長い花茎を伸ばして、約1㎝の小さな薄物色の花を数輪咲かせます。
唇弁は大きく3つに避け、中裂片が2つに裂けています。
③イワチドリの開花時期や季節はいつ頃なの?自生地はどこにあるの?
イワチドリの開花時期は、4月~5月の春です。
④イワチドリの値段や販売価格はいくらぐらいなの?
イワチドリの開花時期は、4月~5月の春です。
⑤イワチドリの球根の植え付け(植え方)や植え替えの時期とやり方は?
イワチドリの球根は2月~3月に植え付けます。
また株分けによる植え替えも2月~3月に行います。
植え替えは2、3年に1回するようにしましょう。
⑥イワチドリの盆栽や地植えや水耕栽培で育てる際のポイントは?
イワチドリを盆栽仕立てにする場合は、水苔を用土の上に敷いて植えます。
水耕栽培は腰水栽培で、受け皿に水を入れて、鉢底を1㎝程度浸して栽培します。
⑦イワチドリの寄せ植えに合う植物はなにがあるの?
イワチドリの寄せ植えには、同じ頃に花が咲く山野草、またはシダ類がおすすめです。
⑧イワチドリの剪定(切り戻し)の時期とやり方は?
イワチドリの剪定は、葉が茂り、風通しが悪くなった時などにします。
⑨イワチドリの増やし方!種まきや株分けの時期とやり方は?
イワチドリは、採取した種を株元に蒔いて増やすこともできます。
一般的には、植え替え時に分球を行い、子球を取り、それを植え付けて増やします。
⑩イワチドリの花言葉はなに?
イワチドリの花言葉は、「生命力」、「可憐」、「健気」です。
⑪イワチドリの種類や品種は何があるの?ウチョウランとの違いはなに?
イワチドリと同じヒナラン属には、「ヒナラン」や「コアニチドリ」、「エノモトチドリ」があります。
ウチョウランとの違いは、自生している地域と開花時期です。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
「アイキャッチ画像 Instagram kokemaroon 様より」
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