【ハンカチノキのまとめ!】育て方(剪定や挿し木)と花言葉等10個のポイント!








 

みなさんこんにちは。

今回は、ハンカチノキについてまとめていきたいと思います。

 

ハンカチノキは、ミズキ科ハンカチノキ属(ダヴィディア属)に属する落葉高木です。

(ハンカチノキ科で分類されることもあります。)

 

学名は「Davidia involucrata」で、1属1種です。

 

中国南西部が原産で、絶滅したと思われていたハンカチノキですが、19世紀後半に神父アルマン・ダヴィッドによって発見されました。

 

そのため、神父の名前にちなんだ「ダヴィディア」という属名で呼ばれることもあります。

神父アルマン・ダヴィッドは、ジャイアントパンダの発見者としても知られている人物です。

 

今回は、ハンカチノキについてのポイント、

①ハンカチノキの育て方(環境、土、肥料、水やり)
②ハンカチノキの画像(写真)!特徴は?種や花はどんな感じ?
③ハンカチノキの開花時期や季節はいつ頃なの?どんな香りなの?
④ハンカチノキの挿し木のやり方はどうするの?
⑤ハンカチノキの剪定のポイントは?
⑥ハンカチノキが咲かない!原因と対策は?
⑦ハンカチノキは食べられるの?
⑧ハンカチノキの販売場所は?どこで買える?値段はいくらくらいなの?
⑨ハンカチノキとコンロンカの違いはなに?
⑩ハンカチノキの花言葉はなに?名前の由来は?

 

以上10個の点についてお伝えします。

まずはハンカチノキの育て方からお伝えします!

 

目次(クリックで飛べます)

ハンカチノキの育て方は?

 

ハンカチノキは、ヨーロッパを中心に花木として親しまれていて、日本では平成になってから苗木が販売されるようになりました。

最近では、シンボルツリーとしても人気が出てきています。

 

北海道でも栽培が可能なほど耐寒性がありますが、寒くて強い北風や、西日による乾燥には弱い一面があります。

 

また、暑い場所では夏場に枯れることもありますので、植え付ける場所をしっかりと選ぶことがポイントです。

 

ここからさらに詳しくお伝えします。

最初は、ハンカチノキが好む環境についてお伝えします!

 

ハンカチノキの育て方!環境はどうする?

 

ハンカチノキは、日当たりの良い場所で育てましょう。

標高2000mほどの高さの場所が自生地なので、比較的寒い場所を好みます。

 

そのため、暑い場所での栽培はあまり適していませんが、土の通気性や水はけを良くし、夏場に蒸れないように工夫するようにしましょう。

 

次は、ハンカチノキに適した用土についてお伝えします!

 

ハンカチノキを育てる際の適した用土は何?

 

ハンカチノキは、保水性があり肥沃な用土を好みます。

 

暑い場所に植え付ける場合は、水はけが良く蒸れないようにすることが必要になりますが、その場合は乾燥に注意することが大切です。

土質は選ばないので、庭の土の状態に合わせた量の完熟腐葉土やパーク堆肥を混ぜてから植え付けてください。

 

次は、ハンカチノキに必要な肥料についてお伝えします!

 

ハンカチノキの育て方!肥料はどうする?

 

ハンカチノキには、植え付ける際にたっぷりと腐葉土や堆肥を混ぜておきましょう。

木が若い頃は追肥はいりませんが、成長が鈍くなったら1月~2月中旬ごろに有機質肥料を追肥をしてください。

 

では次は、ハンカチノキの水やりポイントについてお伝えします!

 

ハンカチノキを育てる際の水の量はどうする?

 

ハンカチノキは、乾燥を嫌うので水切れには十分注意してください。

そのため、植え付けてから2年以内の株には土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。

 

また、空気中が湿っている環境を好むので、木の周辺への水まきや葉水も行うと良いでしょう。

 

以上で基本的なハンカチノキの育て方については終わりです。

次はハンカチノキの写真をお見せします!

 

ハンカチノキの画像(写真)!特徴は?種や花はどんな感じ?

 

 

ハンカチノキは、樹高約15m~25mにも成長する落葉高木です。

 

葉はハート形~広卵形で紫蘇に似た形状をしていて、紙のような質感があります。

縁にギザギザがあり、新葉には赤紫色の模様が入るのが特徴です。

 

花は白い花だと思われがちですが、白いひらひらとしている部分は花ではなく苞です。

 

苞は、はじめは淡い緑色をしていますが徐々に白色になり、クリーム色から茶色になって脱落していきます。

 

2枚~3枚の苞は長さ7cm~20cm、幅3cm~10cmもあり、風に揺れる姿が特徴的です。

2枚の苞に包まれている花は、花びらがなく小さな花の集まり(花序)です。

 

結実せずに落ちてしまう花もあるようですが、結実すると長卵円形の直径1.5cm~2cmの実を付け、中に3個~5個の長い紡錘形の種が入っています。

 

実は、外側の皮は薄いですが内側の皮が厚く、皮をはいでも果肉を全て除去しないと発芽しないそうなので、種が自然と発芽することはほぼ無いそうです。

 

次に、ハンカチノキの開花時期をお伝えします!

 

ハンカチノキの開花時期や季節はいつ頃なの?どんな香りなの?

 

ハンカチノキの開花時期は、4月~5月です。

6月頃から実が目立つようになり、10月頃には茶色く熟して落葉後も木に残ります。

 

葉は、環境が良ければ実が熟す頃に黄色や赤色に美しく紅葉し、徐々に落葉します。

 

また、ハンカチノキの香りは「ガスが漏れたような香り」とも言われ、良い香りかどうか個人差が出る香りと言えるでしょう。

 

この香りの成分には、青葉アルコールという緑茶の香り成分が含まれています。

 

年齢を重ねるにつれて「良い香り」と感じてくるようですが、子どもははっきりと「臭い」と表現するそうです。

青葉アルコールの中には、アレロパシーという他の植物の成長を阻害する成分が含まれているので、ハンカチノキの木は自身の成長のためにこのような香りを持つのでしょう。

 

次は、ハンカチノキの挿し木のやり方をお伝えします!

 

ハンカチノキの挿し木のやり方はどうするの?

 

ハンカチノキの挿し木は、6月に行いましょう。

まず、その年に伸びた元気な枝を15cm~20cmほどの長さに斜めに切り落とします。

 

切り落としたら1時間ほど水に挿して吸水させてください。

吸水が終わったら発根促進剤を切り口に塗りましょう。

 

塗ったら、湿らせた挿し木用土に挿してたっぷりと水やりをして、透明のビニールで鉢ごと覆ってください。

 

明るい日陰で、乾燥させないように水やりをしながら育てましょう。

しかし、発根率は10%に満たないので挿し穂をたくさん用意して行ったほうが良いでしょう。

 

それでは次に、ハンカチノキの剪定のポイントをお伝えします!

 

ハンカチノキの剪定のポイントは?

 

 

ハンカチノキの剪定は、11月~2月頃の落葉期に行いましょう。

葉のある時期に剪定すると樹冠内の乾燥につながるので、適期に行ってください。

 

また、落葉期にはもう花芽が付いているので、花芽の付く短い枝は切り落とさないようにしてください。

 

長い枝や木の内側に向かって伸びている枝など、風通しの悪い状態になりそうな枝を中心に剪定します。

 

ハンカチノキは自然樹形のままで十分美しい木ですが、成長するとかなり大きくなります。

 

そのため、ある程度まで成長したら切り戻しをすると良いでしょう。

太い枝を剪定する場合は、癒合剤を切り口に塗って雑菌が入らないようにしてください。

 

次は、ハンカチノキが咲かない原因と対策をお伝えします!

 

ハンカチノキが咲かない!原因と対策は?

 

ハンカチノキは、10年以上の成木にならないと花が咲きません。

そのため、若い木の場合は花が咲くまで待ちましょう。

 

また、成木になってせっかく花芽が付いても、剪定を間違えて花芽を切ってしまっていることも考えられます。

 

短い枝は切り落とさないようにして、適期に剪定をすることが大切です。

 

次に、ハンカチノキは食べられるのかをお伝えします!

 

ハンカチノキは食べられるの?

 

 

ハンカチノキは食べられません。

鳥は好んで実を食べますが、人が食べると独特の渋味や苦味を感じるそうです。

 

次は、ハンカチノキの販売場所をお伝えします!

 

ハンカチノキの販売場所は?どこで買える?値段はいくらくらいなの?

 

ハンカチノキは、ホームセンターや園芸店、インターネット通販で購入できます。

値段は、約1000円のものから40000円もするものまで幅広いです。

 

ハンカチノキは、10年以上の成木にならないと花を付けないので大きな苗になればなるほど高値になります。

また、一切性の品種も販売されていますが、とても珍しいくあまり流通していないため、こちらも高値で販売されています。

 

次に、ハンカチノキとコンロンカの違いをお伝えします!

 

ハンカチノキとコンロンカの違いはなに?

 

(コンロンカ)

 

コンロンカは、アカネ科コンロンカ属に属する低木なのでハンカチノキとは全く違う樹木です。

コンロンカはハンカチノキと似ているため、流通名や通称が「ハンカチノキ」なので同じ植物だと誤解されることがあります。

 

コンロンカの花は、星型の黄色い花で萼苞の1枚が白色になるのが特徴です。

萼苞の1枚は、品種によっては白色ではなく赤色やピンク色のものもあります。

 

また、大きく育つハンカチノキに対してコンロンカは0.5m~2mにしかならない低木で、熱帯アフリカ、アジア、太平洋諸島が原産です。

 

そのため、日本では沖縄以外の地域での地植えには適しません。

 

鉢植えにすれば他の地域での栽培も可能ですが、冬場でも10℃以上の気温が必要になり、落葉もしません。

このようにコンロンカとハンカチノキは全く違う植物です。

 

それでは最後に、ハンカチノキの花言葉をお伝えします!

 

ハンカチノキの花言葉はなに?名前の由来は?

 

 

ハンカチノキの花言葉は、「清潔」です。

 

また、「ハンカチノキ」の名前の由来は、白い苞がハンカチのように見えることから名付けられたそうです。

このハンカチのような苞の姿から、「幽霊の木」という別名もありますが、英語名を直訳した「鳩の木」と呼ばれることもあります。

 

花言葉の「清潔」も、ハンカチを想像させる苞の姿から名付けられたのでしょう。

 

それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。

 

ハンカチノキのまとめ!

 

いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは10個ありました。

覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!

 

①ハンカチノキの育て方(環境、土、肥料、水やり)

ハンカチノキは、日当たりの良い場所で育てましょう。

保水性があり肥沃な用土木に植え付け、成長が鈍くなったら1月~2月中旬ごろに有機質肥料を追肥しましょう。

また、乾燥を嫌うので水切れには十分注意してください。

 

②ハンカチノキの画像(写真)!特徴は?種や花はどんな感じ?

ハンカチノキは、樹高約15m~25mにも成長する落葉高木です。

花は白い花だと思われがちですが、白いひらひらとしている部分は花ではなく苞です。

苞は、はじめは淡い緑色をしていますが徐々に白色になり、茶色になって脱落していきます。

2枚の苞に包まれている花は、花びらがなく小さな花の集まり(花序)です。

結実すると長卵円形の直径1.5cm~2cmの実を付け、中に3個~5個の長い紡錘形の種が入っています。

 

③ハンカチノキの開花時期や季節はいつ頃なの?どんな香りなの?

ハンカチノキの開花時期は、4月~5月です。

また、ハンカチノキの香りは良い香りかどうか個人差が出る香りと言えるでしょう。

 

④ハンカチノキの挿し木のやり方はどうするの?

ハンカチノキの挿し木は、6月に行いましょう。

まず、その年に伸びた元気な枝を15cm~20cmほどの長さに斜めに切り落とします。

切り落としたら1時間ほど水に挿して吸水させてください。

吸水が終わったら発根促進剤を切り口に塗りましょう。

湿らせた挿し木用土に挿して、透明のビニールで鉢ごと覆ってください。

明るい日陰で、乾燥させないように水やりをしながら育てましょう。

 

⑤ハンカチノキの剪定のポイントは?

ハンカチノキの剪定は、11月~2月頃の落葉期に行いましょう。

葉のある時期に剪定すると樹冠内の乾燥につながるので、適期に行ってください。

また、花芽の付く短い枝は切り落とさないようにしてください。

木の内側に向かって伸びている枝など、風通しの悪い状態になりそうな枝を中心に剪定します。

太い枝を剪定する場合は、癒合剤を切り口に塗って雑菌が入らないようにしてください。

 

⑥ハンカチノキが咲かない!原因と対策は?

ハンカチノキは、10年以上の成木にならないと花が咲きません。

また、剪定を間違えて花芽を切ってしまって花が咲かないこともあります。

短い枝は切り落とさないようにして、適期に剪定をしましょう。

 

⑦ハンカチノキは食べられるの?

ハンカチノキは食べられません。

 

⑧ハンカチノキの販売場所は?どこで買える?値段はいくらくらいなの?

ハンカチノキは、ホームセンターや園芸店、インターネット通販で購入できます。

値段は、約1000円のものから40000円もするものまで幅広いです。

 

⑨ハンカチノキとコンロンカの違いはなに?

コンロンカは、アカネ科コンロンカ属に属する低木です。

コンロンカは流通名や通称が「ハンカチノキ」なので、同じ植物だと誤解されることがあります。

コンロンカの花は、星型の黄色い花で萼苞の1枚が白色になるのが特徴です。

また、大きく育つハンカチノキに対してコンロンカは0.5m~2mにしかならない低木で、熱帯アフリカ、アジア、太平洋諸島が原産です。

 

⑩ハンカチノキの花言葉はなに?名前の由来は?

ハンカチノキの花言葉は、「清潔」です。

ハンカチノキの名前の由来は、白い苞がハンカチのように見えることから名付けられたそうです。

 

それでは今回はこれで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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