みなさんこんにちは。
今回は、キバナシャクナゲについてまとめていきたいと思います。
国内の高山帯から亜高山帯上部に自生しているキバナシャクナゲは、低いもので10cmと小さい植物で幹が這うように横方向へと成長するので低くなります。
葉脈の細脈が窪んだ葉は革質で輪生状の枝先に密生するように生えてきます。
雌しべや花の中心は全体の花色よりも濃い黄色をしていますが、成長するにつれて朱色へと変化していきます。
今回は、キバナシャクナゲについてのポイント、
以上9つの点についてお伝えします。
まずはキバナシャクナゲの育て方についてお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
キバナシャクナゲの育て方は?
キバナシャクナゲは通常日当たりが良い環境での育成を行いますが、夏時期の高温と多湿には弱い植物ですので風通しの良い環境に移動してあげましょう。
梅雨時期になると雨の日が続き、直接雨に当たってしまうと枯れてしまいますので注意して管理してください。
植え替えの適時期は春時期の3月もしくは秋時期の9月となり、硬質鹿沼土や富士砂の等量混合土を使用してあげましょう。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、キバナシャクナゲが好む環境についてお伝えします!
キバナシャクナゲの育て方!環境はどうする?
キバナシャクナゲは東アジアの寒冷地に広く分布している植物で、国内では北海道から中部地方にかけて自生しています。
高山で自生するキバナシャクナゲは陽向地で見かけることができます。
キバナシャクナゲを育成する場合には半日陰地もしくは日陰地の環境で育成を行ってください。
耐寒性のあるキバナシャクナゲは寒さには強いのですが、耐乾性はない植物ですのでやや湿潤地の環境を好みます。
大気汚染に弱い品種ですので都会では栽培ができにくく花付きが悪いのでオススメしません。
次は、キバナシャクナゲに適した用土についてお伝えします!
キバナシャクナゲを育てる際の適した用土は何?
キバナシャクナゲは排水が良く適潤である環境を好みますので、水モチの良い用土を選んでください。
また、酸性の用土を好む植物ですので、培養土を混ぜ合わせて酸性の土壌にしてあげると良いでしょう。
アルカリ性の用土で育成を行うと弱ってしまい最悪枯れてしまいますので注意してください。
次は、キバナシャクナゲに必要な肥料についてお伝えします!
キバナシャクナゲの育て方!肥料はどうする?
キバナシャクナゲの肥料は根が定着後1年までの間は根やけを起こさないように肥料を控えてください。
活着して落ち着いた株は、液体肥料を10倍に薄めたものを水やりの代わりとして与えてあげましょう。
秋時期は、冬越しをするためにエネルギーを蓄える必要がありますので肥料をじゅうぶんにあげてください。
ただし真夏の暑い時期や開花前~開花時期に肥料は与えないようにしてください。
では次は、キバナシャクナゲの水やりポイントについてお伝えします!
キバナシャクナゲを育てる際の水の量はどうする?
キバナシャクナゲは水が切れてしまうと株が弱ってしまい最悪枯れることがあります。
ですので、植え付けは根は水を吸収しやすいように優しく広げて行い、植え付けを終えてからは水をたっぷり与えましょう。
夏場は用土が乾燥しやすくなりますので、朝方や夕方の温度が高くなる時間を避けて行ってください。
水やりを行うことで、葉水など害虫の駆除にも繋がります。
以上で基本的なキバナシャクナゲの育て方については終わりです。
次はキバナシャクナゲの写真をお見せします!
キバナシャクナゲの画像(写真)!
園芸としては庭木としても利用されているキバナシャクナゲは、薄い黄色が珍しい品種となります。
他のシャクナゲと比べてあまり存在感がある品種ではありませんが、様々な花色があり日本の気候に合っているので比較的栽培しやすいのが特徴です。
大雪山最高峰である旭岳山麓には、キバナシャクナゲの大群落ありとても美しく咲き誇っています。
キバナシャクナゲの写真はこちらになります。
次は、キバナシャクナゲの開花時期をお伝えします!
キバナシャクナゲの開花時期や季節はいつ頃なの?
キバナシャクナゲは濃い黄色ではなく、白に近いクリーム色のような黄みがかった花色であります。
シャクナゲの中でもキバナシャクナゲは高さ20~60cm程度と、小柄な植物となります。
空気がキレイなところを好む品種をなりますので都会で栽培をすると花があまり付かない場合もあります。
キバナシャクナゲの開花時期は、高山の場合は夏時期の6~7月頃となり、低地の場合では初夏の5月頃となります。
次は、キバナシャクナゲの苗の植え付けのポイントをお伝えします!
キバナシャクナゲの苗の植え付けのポイントは?
キバナシャクナゲの植え付けは早春か秋がおすすめです。
夏と冬はほとんど生長しないので、根が定着しにくくなります。
地植えをする場合の植え付ける場所としては、夏は水を吸わなくなるので、水の与え過ぎを避けるためにも直接雨の当たるところは避けたほうが良いでしょう。
次に、キバナシャクナゲの鉢植えや地植え(花壇)で育てる際のポイントをお伝えします!
キバナシャクナゲの鉢植えや地植え(花壇)で育てる際のポイントは?
水はけの良さは用土を変えるなど地植えより管理しやすいので、その点に注意しましょう。
キバナシャクナゲは生長が遅いので、植え付けてすぐに根詰まりを起こすことはありませんが、そのままにしておくと根詰まりを起こすので注意しましょう。
地植えをするときに気を付けるポイントは雨が直接当たらないことです。
水をあまり吸わなくなる夏に対応するためにも、雨が直接当たる場所は避けたほうが良いですね。
次は、キバナシャクナゲの増やし方をお伝えします!
キバナシャクナゲの増やし方!
キバナシャクナゲは移植を行うことが難しい植物となります。
増殖するには実生もしくは挿し木で行ってください。
とくに増殖は挿し木がオススメで、予め芽が最低でも2つある枝を選定して切り口を斜めにして切ってください。
切った枝は葉を5枚以外を取り除いて大きい葉があれば半分に切り、1日程度そのままにして切り口から水分を飛ばしてあげましょう。
赤玉土や鹿沼土に挿し穂を挿した後は日陰の環境に移動してください。
次に、キバナシャクナゲのかかりうる病気や害虫の対策方法をお伝えします!
キバナシャクナゲのかかりうる病気や害虫の対策方法は?
キバナシャクナゲは開花時期になると灰色かび病になることがありますので、発病してしまった場合はそのままにせず症状のある蕾や花を取り除きましょう。
暖かい時期になるとアブラムシが発生して若葉や新芽の吸汁をしていき株を弱らせていきますので、発見したらすぐに駆除してください。
ベニモンアオリンガはキバナシャクナゲの蕾や新芽を食害していきますので注意して見つけましたら早急に取り除いてください。
次は、キバナシャクナゲの花言葉をお伝えします!
キバナシャクナゲの花言葉はなに?
和名で黄花石楠花となるキバナシャクナゲは、その名ほどに黄色ではなく、クリーム色の花色をしております。
キバナシャクナゲなどのシャクナゲは漢字で石楠花となりますが、石楠とは中国でバラ科のオオカナメモチという名の生薬として利用される植物であり、
このオオカナメモチとシャクナゲを間違えて利用されたことが由来となります。
オオカナメモチと間違えて毒を持つシャクナゲの葉を煎じたものを口にした人が中毒症状を起こしてしまったことがあります。
キバナシャクナゲなどのシャクナゲの花言葉は毒を含むことから「危険」と付けられています。
最後に、キバナシャクナゲとハクサンシャクナゲの違いをお伝えします!
キバナシャクナゲとハクサンシャクナゲの違いはなに?
ハクサンシャクナゲは北海道や本州中部地方、四国などに分布する植物です。
花冠は白色をしており、淡緑色の斑点がありますが、花姿がキバナシャクナゲと似ています。
ハクサンシャクナゲとキバナシャクナゲは葉で見分けることができ、
キバナシャクナゲの葉は茎となだらかに繋がっていますが、ハクサンシャクナゲの葉は直角になっています。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
キバナシャクナゲのまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは9つありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①キバナシャクナゲの育て方(環境、土、肥料、水やり)
高山で自生するキバナシャクナゲは陽向地で見かけることができます。
キバナシャクナゲを育成する場合には半日陰地もしくは日陰地の環境で育成を行ってください。
耐寒性のあるキバナシャクナゲは寒さには強いのですが、耐乾性はない植物ですのでやや湿潤地の環境を好みます。
②キバナシャクナゲの画像(写真)!
園芸としては庭木としても利用されているキバナシャクナゲは、薄い黄色が珍しい品種となります
他のシャクナゲと比べてあまり存在感がある品種ではありませんが、様々な花色があり日本の気候に合っているので比較的栽培しやすいのが特徴です。
大雪山最高峰である旭岳山麓には、キバナシャクナゲの大群落ありとても美しく咲き誇っています。
③キバナシャクナゲの開花時期や季節はいつ頃なの?
シャクナゲの中でもキバナシャクナゲは高さ20~60cm程度と、小柄な植物となります。
空気がキレイなところを好む品種をなりますので都会で栽培をすると花があまり付かない場合もあります。
キバナシャクナゲの開花時期は、高山の場合は夏時期の6~7月頃となり、低地の場合では初夏の5月頃となります。
④キバナシャクナゲの苗の植え付けのポイントは?
キバナシャクナゲの植え付けは早春か秋がおすすめです。
夏と冬はほとんど生長しないので、根が定着しにくくなります。
地植えをする場合の植え付ける場所としては、夏は水を吸わなくなるので、
水の与え過ぎを避けるためにも直接雨の当たるところは避けたほうが良いでしょう。
⑤キバナシャクナゲの鉢植えや地植え(花壇)で育てる際のポイントは?
水はけの良さは用土を変えるなど地植えより管理しやすいので、その点に注意しましょう。
キバナシャクナゲは生長が遅いので、植え付けてすぐに根詰まりを起こすことはありませんが、そのままにしておくと根詰まりを起こすので注意しましょう。
地植えをするときに気を付けるポイントは雨が直接当たらないことです。
⑥キバナシャクナゲの増やし方!
キバナシャクナゲは移植を行うことが難しい植物となります。
増殖するには実生もしくは挿し木で行ってください。
とくに増殖は挿し木がオススメで、予め芽が最低でも2つある枝を選定して切り口を斜めにして切ってください。
⑧キバナシャクナゲの花言葉はなに?
和名で黄花石楠花となるキバナシャクナゲは、その名ほどに黄色ではなく、クリーム色の花色をしております。
キバナシャクナゲなどのシャクナゲは漢字で石楠花となりますが、石楠とは中国でバラ科のオオカナメモチという名の生薬として利用される植物でありますが、このオオカナメモチとシャクナゲを間違えて利用されたことが由来となります。
オオカナメモチと間違えて毒を持つシャクナゲの葉を煎じたものを口にした人が中毒症状を起こしてしまったことがあります。
キバナシャクナゲなどのシャクナゲの花言葉は毒を含むことから「危険」と付けられています。
⑨キバナシャクナゲとハクサンシャクナゲの違いはなに?
ハクサンシャクナゲは北海道や本州中部地方、四国などに分布する植物です。
花冠は白色をしており、淡緑色の斑点がありますが、花姿がキバナシャクナゲと似ています。
ハクサンシャクナゲとキバナシャクナゲは葉で見分けることができ、キバナシャクナゲの葉は茎となだらかに繋がっていますが、ハクサンシャクナゲの葉は直角になっています。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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