みなさんこんにちは。
今回は、からし菜(からしな)についてまとめていきたいと思います。
からし菜は「アブラナ科」「アブラナ属」の中央アジア原産の野菜です。
学名は「Brassica juncea」と言います。
からし菜は別名「セイヨウカラシナ」とも呼ばれますが、セイヨウカラシナは明治以降に野生種のカラシナが帰化植物として入ってきたものです。
名前に「からし」と入っているように、葉を食べるとぴりっとした辛さを感じることができるので、最近はサラダで見かけることも多くなりました。
実は、皆さんおなじみの「高菜」や「ザーサイ」も実はからし菜の仲間なんですよ。
また、種子を原料として「和からし」や「マスタード(洋からし)」も作られています。
和からしとマスタードはどちらもからし菜の種子を使っていますが、使用している種類は違います。
葉や茎だけでなく種まで食べることができる万能なからし菜は、意外と身近な野菜なんですよ。
金澤の伝統野菜に認定されている「二塚からし菜」は、種の保存が必要な野菜として認定されています。
一度食べてみたいですね。
今回は、からし菜(からしな)についてのポイント、
以上12の点についてお伝えします。
まずはからし菜(からしな)の育て方からお伝えします!
目次(クリックで飛べます)
からし菜(からしな)の育て方(栽培)は?
からし菜は春植えと秋植えどちらでも栽培できますが、害虫の被害が少なくとう立ちしにくい秋植えがおすすめです。
育ちすぎると葉や茎が固くなってしまうので、収穫が遅れないように気を付けてくださいね。
ここからさらに詳しくお伝えします。
最初は、からし菜(からしな)が好む環境についてお伝えします!
からし菜(からしな)の育て方!環境はどうする?
からし菜の生育に適している温度は15度~20度ですが、寒さに強い植物なのでゆっくりですが真冬でも育ちます。
からし菜も他の植物と同様に、日当たりのよい風通しのよい場所で育ててあげましょう。
次は、からし菜(からしな)に適した用土についてお伝えします!
からし菜(からしな)を育てる際の適した用土は何?
からし菜をプランターで育てるときには、野菜用の土で育ててあげましょう。
畑などで栽培する時は、からし菜の種を植える2週間前までに土作りを済ませておいてくださいね。
からし菜用の用土を作るときは腐葉土3:赤玉土6:バーミキュライト1の割合で混ぜたものに、土10リットルに対して石灰と化成肥料ともに10gを混ぜ合わせたものなどがおすすめです。
次は、からし菜(からしな)に必要な肥料についてお伝えします!
からし菜(からしな)の育て方!肥料はどうする?
プランターでからし菜を育てている場合、本葉が3枚~4枚になった2回目の間引き以降、液体肥料を週1回程度葉の調子を見ながらあげましょう。
地植えでからし菜を育てている場合、収穫までの間に3回くらい化成肥料を30g程度葉の調子を見ながらあげてくださいね。
また、肥料のあげすぎはアブラムシなどが発生しやすくなるので注意してくださいね。
では次は、からし菜(からしな)の水やりポイントについてお伝えします!
からし菜(からしな)を育てる際の水の量はどうする?
からし菜は乾燥に弱いので、水やりはこまめに行ってあげてください。
発芽時や生育初期は特に乾燥には気を付けてあげましょう。
以上で基本的なからし菜(からしな)の育て方については終わりです。
次はからし菜(からしな)の写真をお見せします!
からし菜(からしな)の画像(写真)!
からし菜の葉っぱは大根の葉っぱと同じように深い切れ込みが入っています。
20㎝~25㎝くらいに育ったものが食べごろですよ!
アブラナ科のからし菜はアブラナ科特有の黄色い十字型の花を咲かせます。
同じアブラナ科の菜の花とは本当によく似た花を付けます。
次に、からし菜(からしな)の開花時期をお伝えします!
からし菜(からしな)の開花時期や季節はいつ頃なの?
からし菜は3月~5月が花の時期となります。
食用として流通しているからし菜の旬は12月~4月です。
自宅で育てているからし菜は、からし菜の背が25㎝~30㎝くらいに育ったら株元から根っこごと引き抜いて収穫しましょう。
収穫時期を過ぎてしまったからし菜はだんだんと葉も茎も固くなっていくので、サラダなどで食べるのであれば20㎝くらいのものが柔らかくておすすめです。
硬くなってしまったからし菜も煮物や鍋などで美味しくいただけますよ。
次は、からし菜(からしな)の水耕栽培のやり方をお伝えします!
からし菜(からしな)の水耕栽培のやり方は?
からし菜も他の水耕栽培の野菜と同様のやり方で育てることができます。
スポンジに切り込みをいれてその上にからし菜の種を置き、水溶液に浸してあげましょう。
種の間隔を詰めておいてしまった場合は、育ってきたら土壌栽培と同じように間引いてあげて下さいね。
水耕栽培で注意しないといけない点は、水やスポンジにカビが生えないように水溶液を交換したり循環させたりしてあげて下さい。
もう一点注意したいところは、からし菜の根も酸素がないと窒息してしまいます。
なので、根の一部を水面から出しておくか水中に酸素ポンプなどを置いて根に酸素を送ってあげましょう。
それでは次に、からし菜(からしな)の種まき時期をお伝えします!
からし菜(からしな)の種まき時期と種まきのポイントは?
からし菜は春植えと秋植えどちらでも育てることができますが、からし菜は寒さに強いので害虫が少ない秋植えがおすすめです。
プランターに種をまく場合は種を一粒ずつ1㎝間隔でまいてあげましょう。
この際、条間を10㎝くらい開けてあげるといいですよ。
地植えで育てる場合は条間20㎝で、深さ5㎜くらいの溝穴を付けて1㎝間隔で筋蒔きしてあげましょう。
種をまいた後は、からし菜の種が隠れるくらい軽く土を被せてあげましょう。
からし菜は乾燥に弱いので、プランターでも地植えでも種をまいた後は水をたっぷりとあげてください。
からし菜の芽が出てくるまでしっかりと水やりをしてくださいね。
次は、からし菜(からしな)のかかりうる病気や害虫の対策法をお伝えします!
からし菜(からしな)のかかりうる病気や害虫の対策方法は?
からし菜には「アブラムシ」「アオムシ」「カブラハバチ」「ヨトウムシ」「コナガ類」「ハイマダラメイガ」などの害虫が付きやすいので気を付けてあげましょう。
葉に穴があいていたり、食べられた形跡があれば見つけ次第市販の駆除剤で除去してくださいね。
害虫の予防として、木酢液をからし菜にまいてあげるのもいいですよ。
また、からし菜に発生しやすい病気は「立ち枯れ病」「白さび病」「菌核病」「黒腐病」「尻腐れ病」「苗立枯病」などです。
プランターで育てる場合は鉢底石などをしっかりと引いて排水がよくなるようにし、日当たりのよい風通しのいい場所で育ててあげましょう。
次に、からし菜(からしな)の間引きの方法をお伝えします!
からし菜(からしな)の間引きはどのようにすればいいの?
からし菜は大体3回間引いてあげるといいですよ。
1回目は本葉が1枚~2枚になり、隣り合う株の葉が目立ってきたときに間引きます。
2回目は本葉が3枚~4枚になった頃、3回目は本葉が6枚~7枚になったころが間引くタイミングです。
発育のよくないからし菜の株を中心に間引いてあげましょう。
この際、株ごと抜き取ると隣の株まで一緒に抜けてしまう可能性があるので、根元からハサミで切るといいですよ。
また、間引き菜もお吸い物や薬味として食べることができますよ。
それでは次に、からし菜(からしな)は栄養や効能があるのかをお伝えします!
からし菜(からしな)は栄養や効能があるの?食べ方(調理方法)は?
からし菜にはカロテンやビタミンC、カリウムにカルシウムを豊富に含む緑黄色野菜です。
葉や茎は、野菜炒めやおひたし・漬物・サラダ・和え物などで食べるのが一般的です。
また、からし菜の種は和からしの原料となります。
からし菜に含まれる辛み成分の「アリルイソチオシアネート」は抗菌作用があり、食欲を高めたりする効果もあるといわれています。
からし菜は「高血圧予防」「がん予防」「心筋梗塞予防」「脳梗塞予防」「動脈硬化予防」「貧血予防」「風邪予防」「骨粗しょう症」などの効果が期待できる野菜だそうです。
次に、からし菜(からしな)の値段をお伝えします!
からし菜(からしな)の値段はいくらぐらいなの?
からし菜の種は1袋大体200円くらいで買うことができます。
産地直送野菜として購入する場合は時期などによって変動しますが、1㎏1000円~2500円前後くらいで購入できます。
次は、からし菜(からしな)の花言葉をお伝えします!
からし菜(からしな)の花言葉はなに?
からし菜の花言葉は「無関心」「平静」「冷淡」です。
花言葉の由来は残念ながら見つけることができませんでした。
それでは次に、からし菜(からしな)とアブラナの違いをお伝えします!
からし菜(からしな)とアブラナの違いはなに?
からし菜とアブラナはそっくりに見えますが、「花の付き方」「花の形」「葉の付き方」「花の時期」によって区別することができます。
花の付き方の違いとして、アブラナは固まって花が咲きますが、からし菜は茎にぱらぱらと散らばって縦に咲きます。
花の形の違いとして、アブラナは「しっかりとした十字型」ですが、からし菜は「2枚ずつ組になった、Hに近い十字型」をしています。
葉の付き方の違いとして、アブラナは葉の付け根が耳型になり茎を抱き込んでいますが、からし菜は茎を抱き込まず木の枝のようについています。
花の時期は、からし菜の方がアブラナよりも最盛期を迎えるのが遅いのが特徴となっています。
最後に、からし菜(からしな)の種類をお伝えします!
からし菜(からしな)の種類や品種は何があるの?
一般的によく食べられるからし菜の仲間には「サラダからし菜」「マスタードグリーン」「レッドマスタード」「高菜」「博多蕾菜(つぼみな)」「わさび菜」「葉からし菜」「カツオナ」「セリフォン」などがあります。
他にもたくさんの種類や品種がありますよ。
それでは最後に、これまでのおさらいをしていきましょう。
からし菜(からしな)のまとめ!
いかがでしたでしょうか?今回お伝えした重要なポイントは12つありました。
覚えているでしょうか?1個ずつ振り返っていきましょう!
①からし菜(からしな)の育て方(環境、土、肥料、水やり)
からし菜は春植えと秋植えどちらでも栽培できますが、害虫の被害が少なくとう立ちしにくい秋植えがおすすめです。
からし菜の生育に適している温度は15度~20度ですが、寒さに強い植物なのでゆっくりですが真冬でも育ちます。
環境としては、からし菜も他の植物と同様に日当たりのよい風通しのよい場所で育ててあげましょう。
土に関しては、からし菜をプランターで育てるときには、野菜用の土がおすすめです。
土作りをする際は、からし菜の種を植える2週間前までに済ませておいてくださいね。
追肥ですが、プランターでからし菜を育てている場合は本葉が3枚~4枚になった2回目の間引き以降、液体肥料を週1回程度葉の調子を見ながらあげましょう。
地植えでからし菜を育てている場合、収穫までの間に3回くらい化成肥料を30g程度葉の調子を見ながらあげてくださいね。
また、肥料のあげすぎはアブラムシなどが発生しやすくなるので注意してくださいね。
そして、からし菜は乾燥に弱いので水やりはこまめに行ってあげてください。
発芽時や生育初期は特に乾燥には気を付けてあげましょう。
②からし菜(からしな)の画像(写真)!
からし菜の葉っぱは大根の葉っぱと同じように深い切れ込みが入っています。
20㎝~25㎝くらいに育ったものが食べごろですよ!
アブラナ科のからし菜はアブラナ科特有の黄色い十字型の花を咲かせます。
同じアブラナ科の菜の花とは本当によく似た花を付けます。
③からし菜(からしな)の開花時期や季節はいつ頃なの?
からし菜は3月~5月が花の時期となります。
食用として流通しているからし菜の旬は12月~4月です。
自宅で育てているからし菜は、からし菜の背が25㎝~30㎝くらいに育ったら株元から根っこごと引き抜いて収穫しましょう。
収穫時期を過ぎてしまったからし菜はだんだんと葉も茎も固くなっていくので、サラダなどで食べるのであれば20㎝くらいのものが柔らかくておすすめです。
④からし菜(からしな)の水耕栽培のやり方は?
からし菜も他の水耕栽培の野菜と同様のやり方で育てることができます。
スポンジに切り込みをいれてその上にからし菜の種を置き、水溶液に浸してあげましょう。
種の間隔を詰めておいてしまった場合は、育ってきたら土壌栽培と同じように間引いてあげて下さいね。
水耕栽培で注意しないといけない点は、水やスポンジにカビが生えないように水溶液を交換したり循環させたりしてあげて下さい。
もう一点注意したいところは、からし菜の根も酸素がないと窒息してしまいます。
なので、根の一部を水面から出しておくか水中に酸素ポンプなどを置いて根に酸素を送ってあげましょう。
⑤からし菜(からしな)の種まき時期と種まきのポイントは?
からし菜は春植えと秋植えどちらでも育てることができますが、からし菜は寒さに強いので害虫が少ない秋植えがおすすめです。
プランターに種をまく場合は種を一粒ずつ1㎝間隔でまいてあげましょう。
この際、条間を10㎝くらい開けてあげるといいですよ。
地植えで育てる場合は条間20㎝で、深さ5㎜くらいの溝穴を付けて1㎝間隔で筋蒔きしてあげましょう。
種をまいた後は、からし菜の種が隠れるくらい軽く土を被せてあげましょう。
からし菜は乾燥に弱いので、プランターでも地植えでも種をまいた後は水をたっぷりとあげてください。
からし菜の芽が出てくるまでしっかりと水やりをしてくださいね。
⑥からし菜(からしな)のかかりうる病気や害虫の対策方法は?
からし菜には「アブラムシ」「アオムシ」「カブラハバチ」「ヨトウムシ」「コナガ類」「ハイマダラメイガ」などの害虫が付きやすいので気を付けてあげましょう。
葉に穴があいていたり、食べられた形跡があれば見つけ次第市販の駆除剤で除去してくださいね。
害虫の予防として、木酢液をからし菜にまいてあげるのもいいですよ。
また、からし菜に発生しやすい病気は「立ち枯れ病」「白さび病」「菌核病」「黒腐病」「尻腐れ病」「苗立枯病」などです。
プランターで育てる場合は鉢底石などをしっかりと引いて排水がよくなるようにし、日当たりのよい風通しのいい場所で育ててあげましょう。
⑦からし菜(からしな)の間引きはどのようにすればいいの?
からし菜は大体3回間引いてあげるといいですよ。
1回目は本葉が1枚~2枚になり、隣り合う株の葉が目立ってきたときに間引きます。
2回目は本葉が3枚~4枚になった頃、3回目は本葉が6枚~7枚になったころが間引くタイミングです。
発育のよくないからし菜の株を中心に間引いてあげましょう。
この際、株ごと抜き取ると隣の株まで一緒に抜けてしまう可能性があるので、根元からハサミで切るといいですよ。
⑧からし菜(からしな)は栄養や効能があるの?食べ方(調理方法)は?
からし菜はカロテンやビタミンC、カリウムにカルシウムを豊富に含む緑黄色野菜です。
葉や茎は、野菜炒めやおひたし・漬物・サラダ・和え物などで食べるのが一般的です。
また、からし菜の種は和からしの原料となります。
からし菜に含まれる辛み成分の「アリルイソチオシアネート」は抗菌作用があり、食欲を高めたりする効果もあるといわれています。
からし菜は「高血圧予防」「がん予防」「心筋梗塞予防」「脳梗塞予防」「動脈硬化予防」「貧血予防」「風邪予防」「骨粗しょう症」などの効果が期待できる野菜だそうです。
⑨からし菜(からしな)の値段はいくらぐらいなの?
からし菜の種は1袋大体200円くらいで買うことができます。
産地直送野菜として購入する場合は時期などによって変動しますが、1㎏1000円~2500円前後くらいで購入できます。
⑩からし菜(からしな)の花言葉はなに?
からし菜の花言葉は「無関心」「平静」「冷淡」です。
⑪からし菜(からしな)とアブラナの違いはなに?
からし菜とアブラナはそっくりに見えますが、「花の付き方」「花の形」「葉の付き方」「花の時期」によって区別することができます。
花の付き方の違いとして、アブラナは固まって花が咲きますが、からし菜は茎にぱらぱらと散らばって縦に咲きます。
花の形の違いとして、アブラナは「しっかりとした十字型」ですが、からし菜は「2枚ずつ組になった、Hに近い十字型」をしています。
葉の付き方の違いとして、アブラナは葉の付け根が耳型になり茎を抱き込んでいますが、からし菜は茎を抱き込まず木の枝のようについています。
花の時期は、からし菜の方がアブラナよりも最盛期を迎えるのが遅いのが特徴となっています。
⑫からし菜(からしな)の種類や品種は何があるの?
一般的によく食べられるからし菜の仲間には「サラダからし菜」「マスタードグリーン」「レッドマスタード」「高菜」「博多蕾菜(つぼみな)」「わさび菜」「葉からし菜」「カツオナ」「セリフォン」などがあります。
他にもたくさんの種類や品種がありますよ。
それでは今回はこれで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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